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クラブ活動初日の最終日
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「さて、今日はクラブ活動初日の最終日になります、最終日なんでダンジョン攻略を忘れて自由行動にしようと思うんだけど、どうかな」
遊馬さんの提案に誰も反対しなかった。さて……俺は何をしようかな……
「太陽、昨日どうしたの……連絡なかったけど……」
優奈が昨日の事を聞いてくる……
「あっ、昨日はなんだかすぐに眠くなってな、すぐに睡眠モードに入っちゃったんだよ」
そう嘘をついてしまった……
「そうか、まあ、私も疲れてたから丁度良かったんだけどね」
優奈とそんな会話をしていると、真琴が近づいてきてこう聞いてきた。
「優奈、太陽、今日は何するんだ」
「特に決めてないけど……」
「だったら三人でオープンエリアに行かないか」
「あっそうか、俺たちってまだプライベートエリアから出た事なかったんだったよな」
オープンエリアにはメニュー画面から移動することができた……
「うわ~大都会だね……」
プライベートエリアとは違い、オープンエリアの拠点は大きな都市であった……他のプレイヤーと思われる人や、NPCなんかも沢山いる……
「何しようか」
真琴の問いに、優奈がこう答える。
「私、買い物したいな……ネットで買えるアバターって種類が少ないから……」
「そうだね、妙に露出の高いのばかりだしね……見てよ、これなんか横から見たら乳房が半分見えちゃうよ」
「ほう、どれどれ」
そう言って俺が覗き込むと、真琴は強烈なビンタでそれに応えた。
「そんなに堂々と見ないの!」
コソコソ見るのはいいんだ……
女の買い物は本当に長い……この都市には無数のアバターショップがあり、梯子してそれらの店を回っていた……
そんな買い物中に、兵司さんと咲良に偶然出会った。
「おっ三人とも買い物か」
兵司さんがそう声をかけてきた……
「そうです、兵司さんたちもですか」
「まあな、しかし、女の買い物に付き合うもんじゃねえな」
「ははっ……そうですね……」
「あら、兵司さん、そんな風に思ってたの?」
咲良がそんな兵司さんの言葉を指摘する。
「だってよ、同じような服、何時間も選んでて……あきねえか?」
「同じような服って……どれも全然違うでしょ、男って本当に大雑把よね、まあいいわ、この店は女三人で楽しく買い物するから、男二人は外で待ってたら?」
咲良がそう嫌味を言うが、それは助かるとばかりに兵司さんは了承した。
「太陽も、大変だな……俺なんて咲良一人にこの疲労感だぞ……二人なんて相手にしてられねえよ」
「まあ、確かに……」
「それより、太陽、お前、どっちと付き合ってんだ?」
「あ……真琴はただの幼馴染みです……付き合ってるのは優奈の方で……」
「そうかそうか、どっちもと仲良いから側から見ると分からなかったわ」
「それより兵司さんは咲良と付き合ってるんですか……」
俺は思い切ってそう聞いてみた。
「いや、付き合ってはないな……何だ、ほら、そう言うドライな関係だ」
「ドライって何ですか」
「まあ、セックスだけする関係だよ、体の相性はいいみたいだからな」
まさか兵司さんからそんな言葉が出てくるとは思ってなかったので驚いた……
「そうなんですね……あの咲良と……」
「何だ、咲良の体に興味あるのか?」
「そりゃ、あの鮎川咲良ですよ、興味ないわけないじゃないですか」
「そうか、だったら今度、面白いもん送ってやるよ」
「面白いもの?」
「まあ、その時まで楽しみにしてな」
そんな話を永遠していると、ようやく三人の買い物が終わったようで店から出てきた……兵司さんの言う面白いものが何か気になったけど、最後まで楽しみにしてろと教えてくれなかった……
遊馬さんの提案に誰も反対しなかった。さて……俺は何をしようかな……
「太陽、昨日どうしたの……連絡なかったけど……」
優奈が昨日の事を聞いてくる……
「あっ、昨日はなんだかすぐに眠くなってな、すぐに睡眠モードに入っちゃったんだよ」
そう嘘をついてしまった……
「そうか、まあ、私も疲れてたから丁度良かったんだけどね」
優奈とそんな会話をしていると、真琴が近づいてきてこう聞いてきた。
「優奈、太陽、今日は何するんだ」
「特に決めてないけど……」
「だったら三人でオープンエリアに行かないか」
「あっそうか、俺たちってまだプライベートエリアから出た事なかったんだったよな」
オープンエリアにはメニュー画面から移動することができた……
「うわ~大都会だね……」
プライベートエリアとは違い、オープンエリアの拠点は大きな都市であった……他のプレイヤーと思われる人や、NPCなんかも沢山いる……
「何しようか」
真琴の問いに、優奈がこう答える。
「私、買い物したいな……ネットで買えるアバターって種類が少ないから……」
「そうだね、妙に露出の高いのばかりだしね……見てよ、これなんか横から見たら乳房が半分見えちゃうよ」
「ほう、どれどれ」
そう言って俺が覗き込むと、真琴は強烈なビンタでそれに応えた。
「そんなに堂々と見ないの!」
コソコソ見るのはいいんだ……
女の買い物は本当に長い……この都市には無数のアバターショップがあり、梯子してそれらの店を回っていた……
そんな買い物中に、兵司さんと咲良に偶然出会った。
「おっ三人とも買い物か」
兵司さんがそう声をかけてきた……
「そうです、兵司さんたちもですか」
「まあな、しかし、女の買い物に付き合うもんじゃねえな」
「ははっ……そうですね……」
「あら、兵司さん、そんな風に思ってたの?」
咲良がそんな兵司さんの言葉を指摘する。
「だってよ、同じような服、何時間も選んでて……あきねえか?」
「同じような服って……どれも全然違うでしょ、男って本当に大雑把よね、まあいいわ、この店は女三人で楽しく買い物するから、男二人は外で待ってたら?」
咲良がそう嫌味を言うが、それは助かるとばかりに兵司さんは了承した。
「太陽も、大変だな……俺なんて咲良一人にこの疲労感だぞ……二人なんて相手にしてられねえよ」
「まあ、確かに……」
「それより、太陽、お前、どっちと付き合ってんだ?」
「あ……真琴はただの幼馴染みです……付き合ってるのは優奈の方で……」
「そうかそうか、どっちもと仲良いから側から見ると分からなかったわ」
「それより兵司さんは咲良と付き合ってるんですか……」
俺は思い切ってそう聞いてみた。
「いや、付き合ってはないな……何だ、ほら、そう言うドライな関係だ」
「ドライって何ですか」
「まあ、セックスだけする関係だよ、体の相性はいいみたいだからな」
まさか兵司さんからそんな言葉が出てくるとは思ってなかったので驚いた……
「そうなんですね……あの咲良と……」
「何だ、咲良の体に興味あるのか?」
「そりゃ、あの鮎川咲良ですよ、興味ないわけないじゃないですか」
「そうか、だったら今度、面白いもん送ってやるよ」
「面白いもの?」
「まあ、その時まで楽しみにしてな」
そんな話を永遠していると、ようやく三人の買い物が終わったようで店から出てきた……兵司さんの言う面白いものが何か気になったけど、最後まで楽しみにしてろと教えてくれなかった……
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