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帰宅
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クラブ活動二日目も終わり、俺たちはログアウトした……色々あったので疲れたな……結局、最終日の夜の優奈の不在だった理由もわからなかったし……
「真琴、優奈、帰ろうぜ」
そう声をかけた。
「ごめん、太陽、ちょっと明日の準備を手伝うことになってるの、先に帰ってて」
優奈がそう返事をする……明日の準備とは……ちょっとわからなかったけど、まあ、そんなこともあるのかと思った。
「あっ私もちょっと用事、ごめん、今日は一人で帰って」
真琴にも断られ、仕方ないので俺は一人で帰宅することになった……
家に帰ると、何気なく真琴の部屋を眺めていた……真琴とは幼馴染で家が隣、しかも真琴の部屋と俺の部屋はすぐそこなので様子がすぐわかる……
家でスマホをいじったり、本を読んだりして過ごしていたのだが、真琴が帰ってきた気配がしない……何やってるんだアイツ……
真琴が帰ってきたのは夜遅くであった……今まで何やってたんだろ……ちょっと声をかけてみることにした。
「真琴、真琴」
そう言うと、真琴の部屋の窓が開いた。
「どうしたの、太陽」
「こんな時間まで何してたんだ?」
「あっ、用事も終わって帰ろうと思ったんだけど、中学の時の同級生とあってね、久しぶりだからファミレスで長時間話しちゃったの」
「そうか……中学の同級生なら俺も知ってる奴かな」
「いや、太陽は知らないよ、2年の時の同級生だから、クラス別だったでしょ」
「確かにそれなら知らないかもな……まあ、いいや、早く寝ろよ」
「うん、わかってる」
真琴はそう言うと窓を閉めた……
そうだ、優奈に連絡してみよう……そう思ってチャットでメッセージを送るが全然既読にならない……何かあったのかな……いつもならこの時間ならすぐに返信が来るのに……まあ、風呂でも入ってるんだろ……俺は気にしないで寝ることにした……
次の日の放課後……今日こそは一番乗りしてやると息巻いていた……だけど、こんな時には本当に何かある……クラスで学園祭の話になったのだけど、それが長引いてしまって……結局は30分も遅れてしまった……まあ、今回は俺だけではなく、クラスメイトの真琴も一緒ではあるが……
クラブ室に入ると、SVRの起動状況を見た……何人かはすでにログインしているようだったけど……
「二人、まだきてないようね……」
真琴がそう言う……確かにSVR端末が4台空いていた……
ゴトッ……クラブ室の奥から音がした……誰だろ……俺と真琴は様子を見に行った……クラブ室の奥は休憩室になっていて、休むことができるんだけど、まだ使用したことはなかった……休憩室のドアをゆっくり開く……
「あっ、太陽くん、丁度よかった、ちょっと手伝ってくれるか」
そこにいたのは遊馬さんだった……それに優奈も……二人とも何かの荷物を持っていた……
「どうしたんですか、あっそっち持ちますよ」
「ああ、助かるよ」
「これはなんですか?」
「あっこれは小型の冷蔵庫だよ、ここも充実させたくて買ったんだよ」
「そうなんですか」
どうやら冷蔵庫を設置していたみたいだ……確かに休憩室に冷蔵庫があったら嬉しいけど……
「よし、本当に助かったよ……本当は兵司と二人で運ぶ予定だったんだけど、アイツどうやら忘れてアーヴェルワールドに入っちゃったみたいでね、それで女の子だけど優奈に手伝ってもらってたんだ」
そう言うことか……二人でこんな部屋で何してたのか一瞬心配したけど、納得である……
「真琴、優奈、帰ろうぜ」
そう声をかけた。
「ごめん、太陽、ちょっと明日の準備を手伝うことになってるの、先に帰ってて」
優奈がそう返事をする……明日の準備とは……ちょっとわからなかったけど、まあ、そんなこともあるのかと思った。
「あっ私もちょっと用事、ごめん、今日は一人で帰って」
真琴にも断られ、仕方ないので俺は一人で帰宅することになった……
家に帰ると、何気なく真琴の部屋を眺めていた……真琴とは幼馴染で家が隣、しかも真琴の部屋と俺の部屋はすぐそこなので様子がすぐわかる……
家でスマホをいじったり、本を読んだりして過ごしていたのだが、真琴が帰ってきた気配がしない……何やってるんだアイツ……
真琴が帰ってきたのは夜遅くであった……今まで何やってたんだろ……ちょっと声をかけてみることにした。
「真琴、真琴」
そう言うと、真琴の部屋の窓が開いた。
「どうしたの、太陽」
「こんな時間まで何してたんだ?」
「あっ、用事も終わって帰ろうと思ったんだけど、中学の時の同級生とあってね、久しぶりだからファミレスで長時間話しちゃったの」
「そうか……中学の同級生なら俺も知ってる奴かな」
「いや、太陽は知らないよ、2年の時の同級生だから、クラス別だったでしょ」
「確かにそれなら知らないかもな……まあ、いいや、早く寝ろよ」
「うん、わかってる」
真琴はそう言うと窓を閉めた……
そうだ、優奈に連絡してみよう……そう思ってチャットでメッセージを送るが全然既読にならない……何かあったのかな……いつもならこの時間ならすぐに返信が来るのに……まあ、風呂でも入ってるんだろ……俺は気にしないで寝ることにした……
次の日の放課後……今日こそは一番乗りしてやると息巻いていた……だけど、こんな時には本当に何かある……クラスで学園祭の話になったのだけど、それが長引いてしまって……結局は30分も遅れてしまった……まあ、今回は俺だけではなく、クラスメイトの真琴も一緒ではあるが……
クラブ室に入ると、SVRの起動状況を見た……何人かはすでにログインしているようだったけど……
「二人、まだきてないようね……」
真琴がそう言う……確かにSVR端末が4台空いていた……
ゴトッ……クラブ室の奥から音がした……誰だろ……俺と真琴は様子を見に行った……クラブ室の奥は休憩室になっていて、休むことができるんだけど、まだ使用したことはなかった……休憩室のドアをゆっくり開く……
「あっ、太陽くん、丁度よかった、ちょっと手伝ってくれるか」
そこにいたのは遊馬さんだった……それに優奈も……二人とも何かの荷物を持っていた……
「どうしたんですか、あっそっち持ちますよ」
「ああ、助かるよ」
「これはなんですか?」
「あっこれは小型の冷蔵庫だよ、ここも充実させたくて買ったんだよ」
「そうなんですか」
どうやら冷蔵庫を設置していたみたいだ……確かに休憩室に冷蔵庫があったら嬉しいけど……
「よし、本当に助かったよ……本当は兵司と二人で運ぶ予定だったんだけど、アイツどうやら忘れてアーヴェルワールドに入っちゃったみたいでね、それで女の子だけど優奈に手伝ってもらってたんだ」
そう言うことか……二人でこんな部屋で何してたのか一瞬心配したけど、納得である……
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