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釈放
しおりを挟む異魔人が「やったな!」と言うと武の変身が解けた。武は「でも何で異魔人が……」と聞いた時、目の前に宇宙船が現れ一本の光りが地上を指した。光りが消えると、そこにはカイルの姿があった。
カイルは和也へと近づき首に手をやると「無事の様だな」と言った。異魔人は「言った通りだろ」とカイルに向かって言った。武は訳が解らず「何でジャスティスまで……」と言った。
カイルは「あれから異魔人は裁判で、事情を考慮しても星を半焼させた罪は重いとして有罪になったのだが……」と言った。すると異魔人が「事情聴取の時に力を使わなければ見付かる事も無かったのに何故力を使ったのかと聞かれて、夜の公園で起きた事を話したら武に事実確認が必要だって事になってな」と言った。
カイルが「もし異魔人の話しが本当であれば、悪意に対して地球人では対抗する術が無いので武君に事実確認にとこちらに向かう途中、異魔人が逃げ出したものだから……」と言った。異魔人は「逃げたつもりは無かったのだが、長い間武と一緒に居たせいか武の危険を感じて夢中で…… まさか悪意まで居るとは思わなかったが」と言った。
カイルは「先程の戦いを見て、逃げ出したのでは無い事も事実確認する迄も無く他に悪意が潜んでいる事も分かった」と言った。異魔人は「俺の言った通り地球人のイマジネーションは凄いだろ! あの異空忍者兜を創ったんだから!」と言った。カイルは「そうだな! 一応危険が無いか確認させて貰ったが、あれは面白かった……」と嬉しそうに言った。それから顔を赤くして「ゴホン」と咳払いをしてから「化け物になった人間を殺さずに、悪意だけを倒すとは本当に凄い、ジャスティスと言えど悪意だけと言うのは無理があるからな」とカイルは言った。
カイルは「事実確認が出来たところで武君にお願いが有るんだが……」と言った。武が「何ですか?」と言うと、カイルは「我々では悪意を倒す為に地球人の命を犠牲にしなければならない、だから我々に代わって悪意と戦ってくれないか?」と言った。武が「でも僕だけの力では……」と言うと、カイルは「仮釈放の条件として、もちろん異魔人にも協力して貰う」と言った。
武は「僕は本物のヒーローになれるのは嬉しいけど、異魔人はそれで良いの?」と言った。異魔人は「俺には帰る場所も無いし、武と一緒に居ればヒーロー物が見れるしな」と言った。カイルが「では改めて異魔人の監視役も含めてお願いしたい」と言うと、武は「はい!」と元気に返事をした。カイルが「武君には危険な任務となるが、頑張ってくれ!」と言うと、異魔人は「俺が着いているから大丈夫だ!」と言った。武は異魔人に「一緒に頑張ろうね!」と言った。こうして異魔人と武のヒーロー伝説が始まった。
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