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傲慢
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武は幻想忍者奏(げんそうにんじゃかなで)の最新DVDを買いに、吉祥寺にある漫じゃらげに向かっていた。駅へ向かう途中、異魔人が「近くで悪意の気配を感じる!」と言った。武が辺りを見回し「何処にも化け物なんて……」と言うと、異魔人は「いや! 確かに感じる! あのビルからだ!」と言った。すると道路を挟んで向かいのビルから悲鳴をあげながら慌てた様子で我先にと逃げ出す大人達の姿があった。
そのビルの一室では、株式会社シグマ家具の株主総会が行われていた。シグマ家具は会長の長田昌博(ながたまさひろ)が一代で築き上げた会社で、2年前から息子の健太郎が社長として会社を引継いでいた。昌博は自分の思い通りに行かないと気が済まない性格の為、昌博が社長だったころは息子の健太郎も口答えする様な事は無かった。健太郎は大学で経済を学び、昌博の古いやり方では生き残って行けないと考えていた。
一戦を退き会長となっても経営に口を出す昌博に、健太郎はついに「最近では外資系企業の参入も有って、父さんの時代とは違うんだ! 父さんの方針では……」と思いをぶつけた。すると昌博は「シグマは少々高くても固定客に品質の良い長持ちする物を提供する事で今迄やってきたんだ! 何を今更変える必要があるんだ!」と言った。
健太郎は「もう物を大事に使い続ける時代じゃなく、使い捨ての時代なんだよ! 引越しやレイアウトを変える度に買い替える人が増えてるんだよ!」と言った。昌博は「いや! シグマの品質の良さを理解してくれる人がいるはずだ!」と言った。健太郎が「お金を出してでも良い物を探す人は、海外のブランドやデザイナーの物を求めるし、使い捨てなら多少品質が悪くても価格の安い方を選ぶ時代なんだよ!」と言うと、昌博は「いや! シグマの家具は職人さんが丁寧に作り上げてるんだ! お前は何も分かってない!」と言った。
健太郎が「分かって無いのは父さんの方だ!」と言うと、昌博は「もうお前には任せておけない!」と言った。健太郎が「任せておけないって……」と言うと、昌博は「お前には社長を務めてもらう!」と言った。健太郎が「会社は株も公開して父さんの物じゃないんだから、そんな勝手が許される訳無いでしょう」と言うと、昌博は「だったら、どちらが正しいか株主に決めてもらおう!」と言った。
昌博はシグマ家具を一緒に築いて来た昌博の頼みなら断れない役員を集め記者会見を開き、社員は昌博を支持していると、正義は自分にあるのだと株主に対しアピールをした。昌博と健太郎は各々の経営方針と計画を打ち出し株主総会へと挑む事となった。
2時間程前「これより株主総会を開催致します」との議長の言葉で舞台の幕が切って落とされた。議長が「議案として、長田健太郎氏の社長職を継続して任せるか、退任して頂き長田昌博氏を社長職に迎えるかについて審議願いたいと思います」と言った。そして議長は「これより長田健太郎氏に今後の経営方針について説明頂き、その後に長田昌博氏から同様に説明を頂き、どちらに会社の運営を任せるかの審議に移りたいと思います」と言って健太郎を見ると「それでは長田健太郎様お願いいたします」と言った。
健太郎が壇上に立ち「それではお手元に配られている資料を御覧下さい……」と言った。健太郎が30分程、後に昌博が30分程のプレゼンを終えて株主の判断に委ねる事となった。結果を待つ間、会場では「株の30%を保有する三友物産がどちらを支持するかな?」とか「会長の昌博が勝つんじゃないかって評判だけど、どちらだと思う?」等と言った会話が聞こえて来た。
暫くすると議長が戻り、会場に「どうやら結果が出たみたいだな……」と声が漏れ緊張が走った。議長が「それでは結果が出ましたので発表させて頂きます」と言うと会場が静まり返った。議長が「審議の結果、継続して長田健太郎氏に社長の任に着いて頂く事となりました」と言った。会場がどよめき、会長を推した役員からは「社長に反旗を翻した俺はどうなるんだ……」との声が聞こえた。
議長が「それでは長田健太郎氏よりご挨拶を……」と言い掛けた時、昌博が三友物産の代表に駆け寄り「私を支持してくれたんじゃ無いんですか!?」と言った。三友物産の代表は「会長とは付き合いも長い、人柄も理解しているが……」と言った。昌博が「先日の接待で、私を支持すると……」と言うと、三友物産の代表は「貴方は視野が狭過ぎる、投資する立場としては健太郎氏を選択せざるを得ない! それに……」と言った。昌博が「それに? 何ですか!?」と言うと、三友物産の代表は「大袈裟に記者会見なんてやってないで…… こんな事に時間と経費を費やす位なら親子で話し合って、もっと経費に力を注いで頂きたい!」と言った。すると昌博が「シグマ家具は俺の会社だ! 俺の言う事が全てだ! お前らは俺の言う事だけ聞いていれば良いんだ!」と言うと、昌博の体がモコモコと膨らみライオンの化け物へと変化した。
会場はパニックで騒然となり、皆が我先にと出口へと押し寄せた。押し倒された人を踏み潰して逃げ惑う人々の悲鳴が会場に響いた。武は逃げる人々を避けながら会場の入り口まで来ると踏み潰された人を見つけ「大丈夫ですか!?」と声を掛けるがぐったりして動かない。武は倒れている人を抱き起こし、半ば引きずる様にして廊下へ出すと携帯を取り出し救急車を呼んだ。
武は救急車の手配を終え会場へと飛び込むと、ライオンの姿をした化け物と目が合った。化け物は武が目に入っても気にせず、何かを探している様に見えた。異魔人は化け物を確認すると「武! aliveに変身だ!」と言った。武が「imageing alive(イメージング アライブ)」と叫ぶと、ユニコーンが現れた。武はユニコーンの角から放たれた光に包まれると、次の瞬間aliveに変身した。異魔人が「何だ!? そのイメージングアライブって言うのは?」と言うと、武は「変身の掛け声」と言った。異魔人が「そんな掛け声なんて無くても……」と言うと、武は「無言で変身なんて味気ないじゃん! やっぱヒーローとして掛け声が有った方がカッコイイだろ!」と言った。
武と異魔人がくだらない話をしている間に、化け物は壇上へと上がって行った。すると壇上に置かれた演台の下に隠れていた健太郎が飛び出した。化け物は「そんな所に隠れていたのか!」と言って健太郎に襲いかかろうとした瞬間、aliveのキックが炸裂した。化け物は「邪魔をするな!」と言ってaliveに襲い掛かり、化け物とaliveの格闘が始まった。ここからはお決まりのパターンで化け物との格闘を繰り広げ、化け物が怯んだ瞬間「wrath of heaven(ラス オブヘブン)」と叫びながら必殺技を放つと化け物は光りに包まれ、次の瞬間細かい光りの泡が宙を舞い、その光の中から昌博の姿が現れた。
そのビルの一室では、株式会社シグマ家具の株主総会が行われていた。シグマ家具は会長の長田昌博(ながたまさひろ)が一代で築き上げた会社で、2年前から息子の健太郎が社長として会社を引継いでいた。昌博は自分の思い通りに行かないと気が済まない性格の為、昌博が社長だったころは息子の健太郎も口答えする様な事は無かった。健太郎は大学で経済を学び、昌博の古いやり方では生き残って行けないと考えていた。
一戦を退き会長となっても経営に口を出す昌博に、健太郎はついに「最近では外資系企業の参入も有って、父さんの時代とは違うんだ! 父さんの方針では……」と思いをぶつけた。すると昌博は「シグマは少々高くても固定客に品質の良い長持ちする物を提供する事で今迄やってきたんだ! 何を今更変える必要があるんだ!」と言った。
健太郎は「もう物を大事に使い続ける時代じゃなく、使い捨ての時代なんだよ! 引越しやレイアウトを変える度に買い替える人が増えてるんだよ!」と言った。昌博は「いや! シグマの品質の良さを理解してくれる人がいるはずだ!」と言った。健太郎が「お金を出してでも良い物を探す人は、海外のブランドやデザイナーの物を求めるし、使い捨てなら多少品質が悪くても価格の安い方を選ぶ時代なんだよ!」と言うと、昌博は「いや! シグマの家具は職人さんが丁寧に作り上げてるんだ! お前は何も分かってない!」と言った。
健太郎が「分かって無いのは父さんの方だ!」と言うと、昌博は「もうお前には任せておけない!」と言った。健太郎が「任せておけないって……」と言うと、昌博は「お前には社長を務めてもらう!」と言った。健太郎が「会社は株も公開して父さんの物じゃないんだから、そんな勝手が許される訳無いでしょう」と言うと、昌博は「だったら、どちらが正しいか株主に決めてもらおう!」と言った。
昌博はシグマ家具を一緒に築いて来た昌博の頼みなら断れない役員を集め記者会見を開き、社員は昌博を支持していると、正義は自分にあるのだと株主に対しアピールをした。昌博と健太郎は各々の経営方針と計画を打ち出し株主総会へと挑む事となった。
2時間程前「これより株主総会を開催致します」との議長の言葉で舞台の幕が切って落とされた。議長が「議案として、長田健太郎氏の社長職を継続して任せるか、退任して頂き長田昌博氏を社長職に迎えるかについて審議願いたいと思います」と言った。そして議長は「これより長田健太郎氏に今後の経営方針について説明頂き、その後に長田昌博氏から同様に説明を頂き、どちらに会社の運営を任せるかの審議に移りたいと思います」と言って健太郎を見ると「それでは長田健太郎様お願いいたします」と言った。
健太郎が壇上に立ち「それではお手元に配られている資料を御覧下さい……」と言った。健太郎が30分程、後に昌博が30分程のプレゼンを終えて株主の判断に委ねる事となった。結果を待つ間、会場では「株の30%を保有する三友物産がどちらを支持するかな?」とか「会長の昌博が勝つんじゃないかって評判だけど、どちらだと思う?」等と言った会話が聞こえて来た。
暫くすると議長が戻り、会場に「どうやら結果が出たみたいだな……」と声が漏れ緊張が走った。議長が「それでは結果が出ましたので発表させて頂きます」と言うと会場が静まり返った。議長が「審議の結果、継続して長田健太郎氏に社長の任に着いて頂く事となりました」と言った。会場がどよめき、会長を推した役員からは「社長に反旗を翻した俺はどうなるんだ……」との声が聞こえた。
議長が「それでは長田健太郎氏よりご挨拶を……」と言い掛けた時、昌博が三友物産の代表に駆け寄り「私を支持してくれたんじゃ無いんですか!?」と言った。三友物産の代表は「会長とは付き合いも長い、人柄も理解しているが……」と言った。昌博が「先日の接待で、私を支持すると……」と言うと、三友物産の代表は「貴方は視野が狭過ぎる、投資する立場としては健太郎氏を選択せざるを得ない! それに……」と言った。昌博が「それに? 何ですか!?」と言うと、三友物産の代表は「大袈裟に記者会見なんてやってないで…… こんな事に時間と経費を費やす位なら親子で話し合って、もっと経費に力を注いで頂きたい!」と言った。すると昌博が「シグマ家具は俺の会社だ! 俺の言う事が全てだ! お前らは俺の言う事だけ聞いていれば良いんだ!」と言うと、昌博の体がモコモコと膨らみライオンの化け物へと変化した。
会場はパニックで騒然となり、皆が我先にと出口へと押し寄せた。押し倒された人を踏み潰して逃げ惑う人々の悲鳴が会場に響いた。武は逃げる人々を避けながら会場の入り口まで来ると踏み潰された人を見つけ「大丈夫ですか!?」と声を掛けるがぐったりして動かない。武は倒れている人を抱き起こし、半ば引きずる様にして廊下へ出すと携帯を取り出し救急車を呼んだ。
武は救急車の手配を終え会場へと飛び込むと、ライオンの姿をした化け物と目が合った。化け物は武が目に入っても気にせず、何かを探している様に見えた。異魔人は化け物を確認すると「武! aliveに変身だ!」と言った。武が「imageing alive(イメージング アライブ)」と叫ぶと、ユニコーンが現れた。武はユニコーンの角から放たれた光に包まれると、次の瞬間aliveに変身した。異魔人が「何だ!? そのイメージングアライブって言うのは?」と言うと、武は「変身の掛け声」と言った。異魔人が「そんな掛け声なんて無くても……」と言うと、武は「無言で変身なんて味気ないじゃん! やっぱヒーローとして掛け声が有った方がカッコイイだろ!」と言った。
武と異魔人がくだらない話をしている間に、化け物は壇上へと上がって行った。すると壇上に置かれた演台の下に隠れていた健太郎が飛び出した。化け物は「そんな所に隠れていたのか!」と言って健太郎に襲いかかろうとした瞬間、aliveのキックが炸裂した。化け物は「邪魔をするな!」と言ってaliveに襲い掛かり、化け物とaliveの格闘が始まった。ここからはお決まりのパターンで化け物との格闘を繰り広げ、化け物が怯んだ瞬間「wrath of heaven(ラス オブヘブン)」と叫びながら必殺技を放つと化け物は光りに包まれ、次の瞬間細かい光りの泡が宙を舞い、その光の中から昌博の姿が現れた。
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