【完結】Transmigration『敵陣のトイレで愛を綴る〜生まれ変わっても永遠の愛を誓う』

すんも

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 久野は、気が付くと白い煙の中に立っていた。白い煙が徐々に薄れていく。

 目の前には、1人の少女が立っていた。そのとき久野の脳裏に、その少女が矢に撃ち抜かれるイメージが浮かんだ。久野の身体は勝手に反応し、気が付いた時には、その少女をかばっていた。

 迫り来る矢に、久野があきらめて目を閉じた瞬間「危ない!」と声が聞こえた。目を開けると、矢が目の前で止まっていた。その矢がぽとりと落ちると「抛筌斎(ほうせんさい)、怪我は無いか?」と男が駆け寄る

 『抛筌斎? そう言えば以前、そう呼ばれていた様な…… 前にもこれと同じようなことが……』と久野は考えていた。気が付くと久野の口が勝手に「吉法師(きっぽうし)か、助かった…」と答えていた。

 久野は少し思い出した『そうだ、俺は抛筌斎と名乗っていた…… まだ、この星に水と緑があふれ、世界には争いが絶えず混沌としていたころ……』

 その頃、天界では、ゼウスとルシファーがチャトランガ(チェスに似たボードゲーム)をしながら世界の争いを嘆いていた。

 ゼウスがサイコロを振りながら言う「人間同士争うのは構わないが、大地を汚すのは困ったもんだ」それに対しルシファーは「人間が増え過ぎるのも困りものですが…… 人間界にもゼウス様のように統率出来る者がいれば……」と答えた。

 するとゼウスはルシファーに「力を与えるに値する者を選び、これを授けるが良い」と言ってチャトランガの駒を3つ握り、ルシファーに渡した。

 その夜、今にも星が降ってきそうな平原で、抛筌斎、吉法師、羽柴(はしば)の3人は酒を酌み交わしていた。

 大人が両手を広げたくらいの幅の平らな石を囲むように3人は座っていた。幼馴染の3人は、毎晩のようにこの場所に集まっては、夢などを語っていたが、最近では、終わりの見えない戦に、疲れ果てていた。

 抛筌斎が「最近では、あんな小さな村まで襲うようになるなんて……」と言うと、羽柴が「女子供の見境なく皆殺しとは、全く許せん!」と言った。吉法師は「この戦争を終わらすだけの圧倒的な力が有れば……」と言った。

 久野は『この会話を覚えている……』と思った。そして久野は、抛筌斎でありながら、それを演じさせられているような変な気分だった。久野が『そうだ、このあと神の遣いと名乗る男が……』と思い出した。

 「その願いなら叶えられますよ!」と声がして、気付くと羽柴と吉法師の間に知らない男が座っていた。3人は咄嗟に後ろへ飛び退き刀に手を掛けた。男は「これはこれは驚かせてすみません、私、神の使いで参りましたルシファーと申します」と名乗った。

 ルシファーが「これでは話しも出来ない、その物騒な物を収めて頂きたいのですが……」と言うと、その男に敵意が無いのを感じ取り「神様の使いが何故こんなところへ?」と吉法師が尋ねた。

 「ゼウス様は、人々の長きに渡る争いに、大変嘆かれております。強いては、この争いに終止符を打つべく、あなた方が望む力を授けに参りました」とルシファーは言った。

 それは「この戦争を終わらせる程の力なのか? それ程の力とはいったい……?」と羽柴が聞くと、ルシファーは平らな石の上に、そっと手に握っていた物を置いて、こう言った「さぁ、手に取って力が欲しいと念じてください、あなた方の能力であればトリニティもきっと応えてくれるでしょう」と言った。

 3人は恐る恐るそれを手に取った。それから言われた通り『力が欲しい、この戦争を終わらせるだけの力が……』と強く念じた。すると目の前の大地に、大きな稲妻が3つ落ち、黒い煙が立ち込めた。

 少しづつ煙が引いていくと、煙の中に黒い巨大な影が現れた。やがて、その巨大な影が姿を現した。

 それは、頭が鳥の形をし背中に羽を生やした大きな物体を中心に、左に虎の様な頭の物、右に牙を生やした亀の様な物だった。

 3人は、あまりの大きさにがくぜんとしたが、それらは全く動き出す様子がない。そして3人の手元にあったはずの物が無くなっていた。「ん? トリニティは?」手元を見ると、手首に龍の形をした腕輪が巻きついていた。その身体は金色に輝き、目は碧い宝石のように見えた。

 その龍がスルスルと動くと、手首に噛みついた。すると龍の碧かった目は真紅に染まった。ルシファーは「トリニティが、あなた方の血を吸うことで能力を測り、従うか否かを決めます。認められれば、あなた方の手足となり思うがままに動くでしょう」と言った。

 吉法師が「もし認めなければ……?」と聞くと「それは聞かない方が良い…… まぁ、あなた方ほどの能力があれば大丈夫でしょう」とルシファーは言うと一瞬にして姿を消した。次の瞬間、3人は大きな物体に吸い込まれ、気が付くと大きな物体の中にいた。

 『これがトリニティの力、こんな巨大な物体に地球上にある兵器で太刀打ちできるのか?』と久野は思った。

 3人はいきなり大きな力を手に入れ戸惑っていた。吉法師が「さて、この力どのように使えば良いものか……?」と言った。羽柴が「国王に相談してみるか!?」と言うと、抛筌斎は「あの方に相談したら、間違えなくこの力を使って西の国も北の国も攻め入るだろう…… もしそうなったら、どれだけの犠牲者が出るか……」と言った。

 羽柴が「最も犠牲の出ない方法か……」と言うと、吉法師が「それであれば我ら3人で、この南の国の国王を説き伏せるしかあるまい!」と言った。すると抛筌斎が「戦好きなあの方が停戦を申し出ても素直に納得されるか…… もしあの方が納得しても西と北の国の国王が停戦を受け入れるとは……」と言った。

 羽柴が「だったら何も国王にお願いする必要無いではないか!? 国王を従わせれば良い、我らにはそれだけの力があるのだから!」と言った。すると吉法師が「だったら西と吉の国王も、この力を使って従わせれば良い!我ら3人で、この3つの国を1つの国に統一し、それを治めれば良いではないか!」と言った。

 吉法師が「その覚悟はあるか!?」と言うと、羽柴は「その話し乗った!」と言った。抛筌斎は「それで戦争が無くなるのであれば…… ただし犠牲は最小限で、国王とも出来る限り話し合いで頼む!」と言った。すると吉法師が「じゃぁ決まりだな!」と言った。

 それから数日が経ち…… 抛筌斎は南の国の国王のもとへと向かった。狩りに山へ出掛けていた国王の前に、鳥のような頭をした巨大な物が舞い降りた。国王は「何だこの化けものは!」と驚いた。するとその化けものから、すうっと抛筌斎が降り立った。国王が「何だ、抛筌斎では無いか! 何の用だ!」と言った。抛筌斎が「王様に折り入ってご相談が……」と言うと、国王は「何だ相談とは、申してみよ!」と言った。

 抛筌斎が「相談と言うのは、この南の国を私に譲り国王を退いて頂きたいのですが……」と言うと、国王は「何を馬鹿なことを!」と怒りをあらわにした。国王が「そんな冗談を言ってないで、早くこの化けものをどかせ!」と言うと、抛筌斎が「冗談ではありません! それにこれは化けものではなく神から授かった力にございます」と言った。

 国王が「そんな話し受け入れられるか!」と言うと、抛筌斎は「承諾して頂けないのであれば、この場で王様を殺すしかありません」と言った。国王が「私を脅すつもりか!」と言うと、抛筌斎は「脅しではありません、出来れば私は王様を殺したくない……」と言った。

 国王が「それで、この国を譲って私はどうなる……?」と言うと、抛筌斎は「貴方には知恵と人望がある。私達としては、国を治める手伝いをお願いしたいと考えております」と言った。

 国王が「私達とは?」と言うと、抛筌斎は「いまごろ神から授かった力を従えて、吉法師は西の国、羽柴は北の国へ到着し、国王との交渉をしているかと……」と言った。国王が「あの者達が…… それで勝算はあるのか!?」と聞くと、抛筌斎は再び鳥の頭をした巨大な物に乗り込むと、国王の前に竜巻を起こして見せた。国王は「戦いを挑んでも犠牲を出すだけか…… 従うしかなさそうだな」と言った。

 そのころ羽柴は北の国の城の前に、亀の頭をした巨大な物を降ろしていた。羽柴は「国王に話しがあって参った!お目通り願いたい!」と言った。国王は家臣に止められるのを無視してテラスに姿を現わすと「何者だ! 何の用があって来た!」と言った。羽柴は「南の国の羽柴と申す、この国を頂きに参った!」と言った。

 国王が「そんな化けもので脅されたところで、そうやすやすとこの国を渡せるものか!」と言った。羽柴は「犠牲は出したくない! おとなしく降参してくれ!」と言うと、国王は「そんな化けものに屈する私ではない!」と言った。羽柴は亀の頭をした巨大な物から光輝く矢を放ち「これでも戦いますか?」と遠くにある岩山を破壊した。

 国王はしばらく言葉を失っていたが、やっとの思いで口を開くと「お前の力は分かった、抵抗しても無駄のようだな…… 私の命はくれてやる! その代わり他の者達の命は助けてくれ」と言った。それを聞いた家臣達は、国王を庇うように羽柴の前に立ちはだかった。

 羽柴は「私は王様の命をもらいに来た訳ではない、我らがこの国を治め戦争を無くすために来た!」と言うと、国王は「戦争をしなければ、水が土に留まらず作物の育たないこの国の者達は生きてゆけぬ!」と言った。

 羽柴が「それなら恐らく解決策はある!」と言うと、国王は「それは誠か!?」と言った。羽柴が「この国の土地は、土の下が軽石のような物だろう、そうであれば土の下に綿を敷き詰めれば良い!」と言った。国王は「そんな方法で…… それが誠であれば救われる! それならもう思い残すことはない、さぁ好きにしろ!」と言った。

 羽柴が「先ほども申しましたが、王様を殺しに来た訳ではありません。王様は民からも家臣からも信頼がある、私達がこの国を治めるのを手伝って欲しい。これからこの国の土地に作物が育つよう民を指揮して頂きたい」と言った。国王は「私もこの国の土地に作物が育つのをこの目で見たい! 是非手伝わせてくれ! 私からも頼む!」と言った。

 そのころ吉法師は西の国の城の前に虎の頭をした巨大な物で降り立った。吉法師が「王様に話しがあって参った!王様に……」と言うと、虎の頭をした巨大な物の足元から「うわぁ~ 逃げろ~ !」と声が聞こえたかと思うと、城にいた家臣達が我れ先にと城の入り口から走り去って行った。

 吉法師は改めて「王様はおらぬか!? 王様にお目通り願いたい!」と言ったが、城からは何の反応も無かった。しばらく沈黙が続き…… 吉法師は「王の居場所を知ってる者は誰かおらぬのか!?」と言うが、更に沈黙は続く。

 痺れを切らした吉法師は「誰も残っておらぬか!」と言って、虎の頭をした巨大な物が城の上の部分を引きちぎった。すると大きな部屋の隅の方で頭を抱え怯えている人物がいた。大きな虎の頭がその人物に近づくと、影に気付いたその人物は上を見上げ、巨大な虎の目と視線が合うと「うわ!」と言って驚いた。

 その人物に吉法師が「お前が王様か?」と聞くと、その人物は自分の顔を指差すと焦ったような表情で、顔の前で手を横に振った。
吉法師が「じゃぁ~ いったい王様は何処に居るんだ!」と言うと、虎の頭をした巨大な物が手にしていた城の上の部分を握りつぶした。それを見た部屋の隅に居た人物は、怯えながら一方を指差した。

 その人物の指差す方をたどると、部屋の中央にある長いテーブルがあり、そのテーブルの上には煌びやかな食器や、ロウソク立てに豪華そうな料理の品々が並んでいた。吉法師が「これを食えと!?」と言って、指を指した人物を見ると、また慌てた表情で顔の前で手を横に振った。

 吉法師は苛立ちながら「この下に何かあるのか!?」と言って、虎の頭をした巨大な物が、そのテーブルをひょいと摘み上げると、その下には頭を抱え丸くなっている人物が居た。吉法師が「お前が王様か!」と言うと、その人物はゆっくりと顔を上げ、虎の頭を見ると「あぁ! 私が王だ! 別に隠れていた訳では無いぞ! 頭を打って気絶していただけだ!」と言った。それを聞いていた部屋の隅に居た人物は首を横に振っていた。

 テーブルの下に居た人物が立ち上がった姿は、煌びやかな衣装を身に纏い頭には沢山の宝石が散りばめられた冠をかぶっていた。吉法師は、こいつが王に違いないと確信し「お前が王様で間違いないな! 私は南の国の抛筌斎と申す、この国を……」と言うと、国王は「欲しい物は何でもやる!だから命だけは助けてくれ!」と言った。

 抛筌斎は『この王様、噂以上だな……』と思った。羽柴と吉法師の3人で、国王を従わせ3つの国を統一したあと、それまでの国王をどうするかとの話しになった。そのとき抛筌斎は「南の国王は戦で成り上がった人物だが、家臣の信頼は厚く知恵がある。話せば国のために力を貸してくれると思うのだが……」と言った。羽柴が「そうだな!」と言うと、吉法師は「そうなるよう、王様に話してみよう!」と言った。

 吉法師が「北の国王はどうする?」と言うと、羽柴は「北の国王は、家臣にも民にも評判が良いと聞いてるが……」と言った。吉法師が「だったら何故戦争なんて……」と言うと、羽柴は「あそこの土地は作物が育ち難い上に、西の国からは水を堰き止められているから……」と言った。抛筌斎は「だったら西の国をまとめるには欲しい人物だな……」と言った。吉法師も「話しの出来る人物であれば良いが……」と言った。羽柴は「じゃぁ力を貸してくれるよう話してみるか!」と言った。

 抛筌斎が「残るは西の国か…… あまり良い噂は聞かないが……」と言うと、羽柴が「かなりの贅沢好きらしいな……」と言った。すると吉法師が「民から税を絞り取って、国王は贅沢三昧と聞いている」と言った。抛筌斎が「そんな人物では民の信頼なんてものは無いな!」と言うと、羽柴が「北の国王には遺恨が残ると思うし、実物が余程の人物でない限り国のためになるとは思えんな……」と言った。抛筌斎は「会って確認するしかないな!」と言った。

 吉法師は「貴方とは話すまでも無い…… 命だけは助けてやる、いま直ぐにこの場を立ち去れ!」と言った。国王が「はい! いま直ぐに!」と立ち去ろうとすると、吉法師は「その冠は、この国の民の物だ! 置いて行け!」と言った。国王は冠を頭から外し静かに床に置くと、一目散に走って逃げて行った。

 「抛筌斎様、起きてください」と言われ、抛筌斎が目を覚ますと大きな木に寄りかかり座っていた。「少し風も冷たくなってきましたし、そろそろ帰りましょう」声の方を振り向くと、何処と無く晴夏に似た雰囲気の女性が目に映った。それは妻の妙樹(みょうき)だった。

 「すまない、いつの間にか寝てしまったようだ」と抛筌斎は言った。その時久野は、とても満ち足りた気持ちだった。

 「戦争は?」と抛筌斎が聞くと「何を寝ぼけているんですか、貴方のお陰で戦争は終わったじゃないですか。今も貴方達のお陰で、こうして平和に暮らせてるじゃないですか」と首を傾げながら妙樹は答えた。

 戦争は終わり10年が過ぎようとしていた。頭が鳥の形をした物は朱雀と呼ばれ抛筌斎が、虎のような頭の物は白虎と呼ばれ吉法師が、牙を生やした亀の様な物は玄武と呼ばれ羽柴が従えていた。また戦争が起きないように、抛筌斎は南を、吉法師は西を、羽柴は北を見据えていた。
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