秘め事は放課後に

碧川雨衣

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足舐めと報酬

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詩織は優しい微笑みを浮かべながら柔らかそうなソファへと須藤を誘導した。
「今日は私の足、好きにしていいよ♡いっぱい味わいなさい?」
「ぁ..ありがとうございます!!あぁ詩織様..」
須藤は擦り寄り床に跪き、詩織のすらりとした足を大切なものを扱うようにして手に取ると、クンクンと紺色のソックスに鼻を擦り付けて美しい詩織の一日分の酸っぱい足の汗を含んだ湿り気のあるところを見つけ、はぁはぁと息を切らせながら鼻腔いっぱいに匂いを吸い込み続けた。

「本当変態なんだから」
そう言われるとますます須藤の息は上がっていき、顔を右往左往させ夢中で匂いを嗅いでいると、泣き声のような喘ぎと共に何かを懇願するような目で詩織を仰ぎ見ている。
「いいわよ、靴下、早く脱がせて」
それは許可を得るための合図だったようで、須藤は片方の足づつ持ち上げ、傷をつけないよう丁寧に詩織の足からソックスを脱がせた。

透き通るように白い右足を手に取り、目を瞑り愛しそうに触れ、舌を出しその細い足首を丁寧に舐め堪能すると、足の裏に舌を這わせ、足の指一本一本を口に含んでは、それを綺麗にするように隅々まで丹念に舐め上げている。

じゅぷっ じゅぷっ 
「あぁん..須藤くん..。上手、とても上手になったね。ぁんっ..素敵、須藤くん..ほら、今日はスリスリもしていいのよ♡」
褒められ、時々しかさせてもらえない足への頬ずりを許され、興奮した須藤は詩織の足を夢中で自らの顔に押し付けながら小さな奇声を何度も上げていた。

舌を伸ばし可憐な足の人差し指と中指の間を美味しい飴を味わうようにゆっくりと舐めていると、詩織の唇から悩ましい溜息がこぼれた。
「んはぁん..覚えたの?私の感じるところ。すごく気持ちいい..。お利口さんね、ご褒美欲しい?あれが欲しい?変態くん?」
変態くんと呼ばれた須藤の顔は、悦びに顔を歪ませたように見え、はぁぁぁ..と言葉にならない声を出して、だらしなく口を半開きにしてそれを求めているようであった。

「ほらお口あけて、いっぱい飲みなさい?変態くん」
顎を優しくつままれ、詩織の美しい顔を仰ぎ見ていると、その赤くぽってりとした唇からねっとりと透明な唾液が垂らされ、須藤はそれを余すことなく受け取るよう喉を天井へと向け、やっと水にありつけた人間の如く夢中ではぁはぁと舌を突き出し、とろりと伸びる粘液を絡みつけながら恍惚とした表情をみせている。
「美味しい?」
「はぁい..はあぁぁ!ぁあ姫様..美味しいです美味しいですっ..」
「舌出して、もっと!」
次々に溢れ滴る詩織の甘い唾液を無我夢中で舌に絡めては、何度も味わうようにしてゴクリゴクリと喉の奥へと流し込んでいた。

「あら?ねぇどこ触ってるの?調子にのって、いけないよね?」
詩織は思わず熱く勃起しきったものに手を触れてしまった須藤の頬をつねった。
「また触ったらおしまいにするわよ」
「ごめんなさいぃ!!はい..でも...もう我慢できそうにありません姫様ぁ..」
「できるできる。もうちょっと頑張ったら、あ・れ♡してあげる」
跪いている須藤に顔を近づけて頬を撫でると、耳の淵にチュッと口づけ、吐息交じりの声で囁いた。
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