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42話:のんびりする
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「ふわぁ~あぁ…うん~んぅ…もう朝かぁ…」
僕は窓から漏れる日を浴びて目が覚めた。
今日は目覚まし時計をセットしなかったんだよね。休みの日だし今日の予定は夜にアガットちゃんと配信することだけだからゆったりと眠りたかったんだ…
いつもは遅くても7時30分ぐらいには起きてるけど…
今は9時ぐらいかな…?
「……って11時…!?」
え…こんなに寝ちゃってたの初めてなんだけど…!
いつもは9時ぐらいに起きるのに…!!
あっ…そうだ、昨日雌黄との格闘ゲームの特訓を深夜までやってたからか…なら遅くても仕方ないね…
「ふぅ…なら朝ご飯…いやちょっと早いお昼ご飯…?でも食べてゆったりと小説でも読もうかな~」
僕はパジャマのまま階段を降りて洗面所に向かった。
やっぱり朝一番に顔を洗ってさっぱりするのが気持ちいいんだよね。
「あぁ~…冷たくて気持ちいい~…!」
「あら、るいちゃん起きてたのね。それにしても今日は起きるのが遅かったわね。昨日遅くまで何かしてたの?」
「っ!お母さん…うん、昨日は雌黄…Vtuber事務所の同期と一緒に格闘ゲームの練習をしていたんだよ。それで深夜までやってたんだ…」
お母さんが顔を洗っていた僕の後ろに立って心配そうな顔で話しかけて来た…
「真剣に取り組むのは良いことだけどやり過ぎには注意してねるいちゃん。それで倒れたりしたらだめよ!」
「うん、分かってるよ」
お母さんは優しいが少し心配しすぎな気もする…
まぁそれで倒れたりしたら流石に迷惑がかかるし明日からはもう少し早めに終わろうかな。
「あっ、あとご飯はラップに包んでテーブルに置いてあるから温めて食べてね。私はあーちゃんと買い物に出かけてくるから」
「は~い」
ちなみにあーちゃんは僕のお父さん、中村歩人の事なんだよね。
結婚してから20年以上経つけど今でも本当にラブラブなんだよね。
「るい、なんか欲しいお菓子でもあったら買ってくるぞ」
と、お母さん達のラブラブを想像してたらお父さんがお母さんの後ろから顔を出して僕に聞いてきた。
お父さんは厳つい顔して行動が可愛いからギャップがすごいんだよね…
「う~ん…今日は大丈夫だよ」
「……そうか……」
「あっ…やっぱりいるから!チョコが今日食べたいかな~…」
そんな悲しそうな顔したら申し訳なくなってきた…
「…っ!ならたくさん買ってきてあげるな」
お父さんは僕がチョコが欲しいと言った途端に満面の笑みになった…
顔が厳ついのに頭とお尻に犬の尻尾が見えるよ…
もう尻尾ブンブン振り回してるね…
「じゃああーちゃん行きましょ!」
「あぁ…るい、留守番気を付けるんだぞ。見知らぬ人が来たら出ちゃだめだからな」
「そんなの分かってるよ…行ってらっしゃい」
もう僕は16歳の高校2年生なのに今でもこんなに心配してさ…本当親子揃って心配症だよ…
じゃあ…ご飯でも食べよ…
―――――――――――――
「うわぁ…ボクキミ最高に面白かったなぁ…」
ご飯を食べた後、洗面所で歯をみがき服を着替えてから自分の部屋のベッドでくつろぎながら小説の「ボクとキミの9年の恋」を読んでいた…
めちゃくちゃ面白かったけど、今読み終わった章の次は最終章でさらにこれ以上盛り上がると思うから今日はもう読まない…
あえて来週までとっておいて来週にまたゆったりと楽しもう…
「う~ん、ボクキミよみ終わったしアニメでも観るかぁ」
そう言って僕はスマホで今気に入ってるアニメを選び視聴を始めた。
今日はもう後はアニメ祭りだ…!!
「………っ!!あれっ…!?寝てた僕…??」
気が付いたら僕はアニメを観ながら寝ていたみたいだ…
11時まで寝たのにまだ眠かったのか…
…というか今何時…!??
…ってまだ18時か…焦った…コラボ時間は21時だから大丈夫だ。
初配信の時みたいに配信時間ぎりぎりまで寝落ちしちゃってたのかと思った…
「るいちゃんご飯出来たわよ~!」
下からお母さんの声が聞こえてきた。
じゃあ…ご飯食べに行くか…
僕は窓から漏れる日を浴びて目が覚めた。
今日は目覚まし時計をセットしなかったんだよね。休みの日だし今日の予定は夜にアガットちゃんと配信することだけだからゆったりと眠りたかったんだ…
いつもは遅くても7時30分ぐらいには起きてるけど…
今は9時ぐらいかな…?
「……って11時…!?」
え…こんなに寝ちゃってたの初めてなんだけど…!
いつもは9時ぐらいに起きるのに…!!
あっ…そうだ、昨日雌黄との格闘ゲームの特訓を深夜までやってたからか…なら遅くても仕方ないね…
「ふぅ…なら朝ご飯…いやちょっと早いお昼ご飯…?でも食べてゆったりと小説でも読もうかな~」
僕はパジャマのまま階段を降りて洗面所に向かった。
やっぱり朝一番に顔を洗ってさっぱりするのが気持ちいいんだよね。
「あぁ~…冷たくて気持ちいい~…!」
「あら、るいちゃん起きてたのね。それにしても今日は起きるのが遅かったわね。昨日遅くまで何かしてたの?」
「っ!お母さん…うん、昨日は雌黄…Vtuber事務所の同期と一緒に格闘ゲームの練習をしていたんだよ。それで深夜までやってたんだ…」
お母さんが顔を洗っていた僕の後ろに立って心配そうな顔で話しかけて来た…
「真剣に取り組むのは良いことだけどやり過ぎには注意してねるいちゃん。それで倒れたりしたらだめよ!」
「うん、分かってるよ」
お母さんは優しいが少し心配しすぎな気もする…
まぁそれで倒れたりしたら流石に迷惑がかかるし明日からはもう少し早めに終わろうかな。
「あっ、あとご飯はラップに包んでテーブルに置いてあるから温めて食べてね。私はあーちゃんと買い物に出かけてくるから」
「は~い」
ちなみにあーちゃんは僕のお父さん、中村歩人の事なんだよね。
結婚してから20年以上経つけど今でも本当にラブラブなんだよね。
「るい、なんか欲しいお菓子でもあったら買ってくるぞ」
と、お母さん達のラブラブを想像してたらお父さんがお母さんの後ろから顔を出して僕に聞いてきた。
お父さんは厳つい顔して行動が可愛いからギャップがすごいんだよね…
「う~ん…今日は大丈夫だよ」
「……そうか……」
「あっ…やっぱりいるから!チョコが今日食べたいかな~…」
そんな悲しそうな顔したら申し訳なくなってきた…
「…っ!ならたくさん買ってきてあげるな」
お父さんは僕がチョコが欲しいと言った途端に満面の笑みになった…
顔が厳ついのに頭とお尻に犬の尻尾が見えるよ…
もう尻尾ブンブン振り回してるね…
「じゃああーちゃん行きましょ!」
「あぁ…るい、留守番気を付けるんだぞ。見知らぬ人が来たら出ちゃだめだからな」
「そんなの分かってるよ…行ってらっしゃい」
もう僕は16歳の高校2年生なのに今でもこんなに心配してさ…本当親子揃って心配症だよ…
じゃあ…ご飯でも食べよ…
―――――――――――――
「うわぁ…ボクキミ最高に面白かったなぁ…」
ご飯を食べた後、洗面所で歯をみがき服を着替えてから自分の部屋のベッドでくつろぎながら小説の「ボクとキミの9年の恋」を読んでいた…
めちゃくちゃ面白かったけど、今読み終わった章の次は最終章でさらにこれ以上盛り上がると思うから今日はもう読まない…
あえて来週までとっておいて来週にまたゆったりと楽しもう…
「う~ん、ボクキミよみ終わったしアニメでも観るかぁ」
そう言って僕はスマホで今気に入ってるアニメを選び視聴を始めた。
今日はもう後はアニメ祭りだ…!!
「………っ!!あれっ…!?寝てた僕…??」
気が付いたら僕はアニメを観ながら寝ていたみたいだ…
11時まで寝たのにまだ眠かったのか…
…というか今何時…!??
…ってまだ18時か…焦った…コラボ時間は21時だから大丈夫だ。
初配信の時みたいに配信時間ぎりぎりまで寝落ちしちゃってたのかと思った…
「るいちゃんご飯出来たわよ~!」
下からお母さんの声が聞こえてきた。
じゃあ…ご飯食べに行くか…
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