【完結】こちらダンジョン前雑貨店〜お客様は神様、勇者様、魔王様〜

はれはる

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第一章〜異世界転移と雑貨屋開店〜

狩に行こうぜ!

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何てこった…単にめちゃめちゃ硬い金属位にしか考えていなかったが、結構やばい素材なのか?扱いには充分気をつけるようにエオルに伝えておこう。

「しかし泉は本当に博識だな。見直したよ。」

「もっと褒めて貰ってもいいですよ~」

今日は楽しかったな。学生の頃を思い出す。また遊びに来よう。
帰りにまた例の怪しい質屋に寄る。今回は絶対ついて行くと離れなかったので泉も一緒だ。

「わ~。すごい雰囲気ありますね。お化けか妖怪でも出そうで素敵です!」

中に入ると前回と同じ老婆が出迎える。バッグの中から金鉱石と宝石を取り出し渡すと現金一括で800万円渡される。
もちろん泉には見えないよう取引を終える。バレると色々面倒だからな。

泉は店内のに並ぶ不思議な商品にを眺めるのに夢中だ。

「お嬢ちゃん。何か気にいるものはあったかい?気に入ったものがあったら遠慮なく彼氏の買ってもらいな。今ならきっと何でも買ってくれるよ。」

何言ってるんだこの婆さんは…

そういえば前回は店と婆さんの怪し過ぎる雰囲気に気圧されて店内をちゃんと見てなかったな。
なになに?望み通りの夢を見ることができる香炉、魔除けのペンダント、幸運のバングル、賢者の杖、天翔るあまかける金靴、惚れ薬。
なんて胡散臭い品揃えだ。
デザインが結構お洒落なのがなんかムカつく。

「へ~センパイ!この惚れ薬買って下さいよ~。試しにセンパイに使ってみてもいいですか?」

それを聞いて買ってやると思うのか?

店内にある商品を物色しているとある物が目につく。
全長20cm位の魔法の杖ワンドだ握り拳2つ分位か?ポケットにも収まりそうなサイズ。柄はミスリルか?燃えるような真紅の赤い宝石と美しい装飾が刻まれたいる。何となく泉に似合いそうだなと思い手に取った。

今日一日楽しい時間を過ごすことが出来たお礼だ。かなり高額だったが泉も飛び跳ねるほど喜んでくれたのでよしとしよう。


「センパイ!明日もお休みですよね?実は私も何ですよ~。もし良かったら今日買ったゲームをセンパイの家で一緒にやりませんか?」

おい…なぜ俺の休みを把握している…
ん~正直今日ゲームショップで対戦した時の感想はすごく楽しかった。
しかも泉が買ったゲームは仲間と一緒にモンスターを狩るというゲーム。俺が学生の頃ハマって何百時間とやり込んだゲームだ。

よし!やるか!

途中お菓子と飲み物を買い込んで帰宅。

「へ~意外と綺麗なんですね。男の一人暮らしってもっと散らかってるものかと思ってました。」

おい。なんでいきなりベッドの下を覗き見てるんだ?エロ本なんてないぞ?いつの時代だよ。というかそんなに屈んだらパンツ見えるぞ。

「とりあえず何かご飯作って下さいよ~。」

朝漬け込んでおいた鶏肉を冷蔵庫から取り出し唐揚げにする。その隣の鍋で根菜と豆腐の味噌汁を作る。
いい香りがしてきた!揚げ具合も完璧だな!
早速テーブルに運ぶと泉がお行儀良く正座で待機していた。

「わ~いい匂いですね!早く食べましょうよ!」

手を合わせて下さい!いただきます!

「ん~この唐揚げジューシーで最高です!ビールありませんか?」

普段酒は飲まないがたまにはいいだろう。冷蔵庫に入れったぱなしにしていた頂き物のビールを出す。

「お!中々いいやつ出しますね!それでは!カンパーイ!」

あっという間に完食し軽くシャワーを浴びる。泉は買い物中に手に入れたスウェットを着ていた。コイツ最初からうちに泊まる気で嫌がったな?

ゲームを立ち上げいざ狩に向かう。時間はかかるが一つ一つ素材を集め、どんな武器を作るか?防具は何にするか?スキルはどれを優先させるかを考える時間が楽しい。

俺が好きで使っているのは槍と銃を組み合わせたような武器だ。
正直人気の無い武器だが浪漫はある!せっかくのゲームの世界だ!
効率よりも自分の好きなものを使いたい。

ちなみに泉は弓だ中々渋いチョイスだな。これまたそこまで人気のある武器では無いが結構カッコいいデザインが多いんだよな。

俺が近接でモンスターに張り付き、泉がサポートする。

「センパイ!罠仕掛けましたよ罠!」
「ちょっと!私の近くで砲撃しないで下さいよ!」
「何で私に向かって肥やしを投げるんですか!?」

いや~楽しいな!

「ところでセンパイ。センパイのおとも何なんですか?」

ん?生肉と焦げ肉か?かわいいだろ?

「センパイってネーミングセンス皆無ですね…」

失敬な!何言ってるんだ!こんなにかわいいのに!

明日が休みなことをいいことに狩は日付が変わっても続いた。

「あ~あ~いいな~。センパイはこんな冒険をリアルで体験しているんですよね~」

そう言われてもな。確かに泉を連れて行けたならめちゃめちゃ喜んでくれていただろう。だが俺以外の人間を連れて行けるか分からない。条件も原理もさっぱりだ。

「ずるいですよ~。も~今日はとことん付き合ってもらいますからね!」

臨むところだ!今日は寝かさないぞ!
…ん?なんか誤解を生みそうな言い回しだな。そんな気は全然ないぞ。

そして狩は続く…二人が寝落ちするまで
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