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第二章〜勇者と魔王
勇者の実力とレベル
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今日は色々あったな
自宅に帰り夕飯を食べる。
今日のメニューはキムチ鍋だ。
鍋なんて1人で食べても味気ない。
大勢で食べてこその鍋料理だ。
大勢って2人しかいないだろって?
いるんだよ何故か…メイドさんと女王様が
ってか2人ともその格好のまま来たのかよ!
狭いアパートのリビングにはスウェット姿の男女1組と黒髪ロングjのメイドさん、そして金髪エルフの女王様…シュールな絵面だ。
まぁ賑やかでそんなに嫌な気はしない。
「女王という立場上このような食事は時初めてだが楽しいな」
「センパイ!この豚肉美味しいですね!白菜も甘くて最高です!」
「イチさん腕を上げましたね」
うん。悪くない食卓だ。みんなの感想が素直に嬉しい。
「「ご馳走様でした」」
女王様とレナさんにはお帰りいただく。
そしてお風呂に入り就寝。
目が覚めるとそこはいつもの異世界だ。
今日は思いっきりダンジョン攻略したいな。
魔王が現れた影響も何か無いか調査したい。
カランカラン
お客さんかな?
そこには茶髪のショートヘアをしたボーイッシュな女の子が立っていた。
「こんにちは!ちょっと見せてもらっていいですか?」
革鎧に身を包んだ活発な女の子は店内を物色する。
店内に並んだ武器をしばらく眺めると、ある商品の前で立ち止まる。
アダマンタイト製の大剣だ。とてもじゃないが彼女が扱えるモノには見えない。
「いいですねコレ!頑丈そうでです!」
彼女は身の丈ほどある大剣をまるで棒切れの様に片手で軽々と持ち上げる。
「ちょっと試しに振ってもいいですか?」
彼女は庭に出て軽く素振りをする。
ブオッ!ブオッ!
彼女が持つ大剣は風を巻き起こしながら目の前を上下する。
「うんうん!全力で振っても壊れませんね!コレ下さい!」
彼女はそのままダンジョン攻略に向かうという。
防具は必要ないそうだ。いくら本人がそう言おうが見た目は小さな女の子だ。俺も同行させてもらうよう頼み込んだ。
ダンジョンに入ると早速、小熊の様な見た目のモンスターが現れた。
モンスターは全速力で女の子に噛みつこうと飛びかかる。
女の子は全く慌てる事なく自身の左腕を差し出す。
「なっっ!?」
モンスターは躊躇せずその左腕に噛み付く。
「大丈夫ですよ。このくらいじゃ私に傷をつけることは出来ませんよ。私勇者ですから」
勇者はモンスターが噛みついたままの左腕を天に向かって振り上げ、涼しげな表情をしながら高速で振り下ろす。
モンスターは簡単に振り解かれ、そのまま地面に叩きつけられる。
地面をバウンドし空中に浮き上がったモンスターは勇者に平手で叩かれると近くにあった岩に叩きつけられ絶命する。
時間にして数秒。
これが勇者。
「やった!初めてモンスターを倒しました!」
……は?なんだって?初めてモンスターを倒した?
「なぁ今まで誰かと戦った経験は?どうやってそこまで強くなれたんだ?」
「え?戦いの経験?ありませんよ。武術の心得も全くありませんよ」
これは勇者の称号の力か?もしくは勇者はステータスの初期値が規格外に高いのか?
「なぁ。君は強くなるためにこのダンジョンにモンスターを倒しに来たんだよな?」
「え?モンスターを倒すと強くなれるんですか?」
なんてことだ。この世界には恐らくレベルという概念が無いのだろう。
確かに…モンスターを倒すだけで強くなれるなんておかしな話だ。
それができるんなら強くなるためにみんなモンスター狩りに出るだろう。
しかし俺はモンスターを倒すことによって確実に強くなっている。
俺は一体何者なんだ?
その後も勇者は大剣を振り回しその周囲はモンスターの死骸の山が築かれていった。
「いや~良い経験になりました。話に聞くのと実際に潜ってみるのは違いますね!とりあえず今日はこの辺にして、次回ちゃんと準備をして挑戦しますね!」
まるでピクニック気分だな。
最初はこの世界を救う勇者が単独で動いていることを不思議に思ったがコイツはお供が必要じゃ無いんだ。
お供がいるとうっかり殺しかねないんだ。
そんなやつ誰も近づきたくない。
ただ危うい存在であることも確かだ。
勇者は決して絶対の正義では無い。
元はただの人間だ。
人は間違うこともあるし、その時それを正す仲間がいる。
勇者パーティーだ。
彼女がもし間違った判断をした場合
それを正せるやつはいるのだろうか
自宅に帰り夕飯を食べる。
今日のメニューはキムチ鍋だ。
鍋なんて1人で食べても味気ない。
大勢で食べてこその鍋料理だ。
大勢って2人しかいないだろって?
いるんだよ何故か…メイドさんと女王様が
ってか2人ともその格好のまま来たのかよ!
狭いアパートのリビングにはスウェット姿の男女1組と黒髪ロングjのメイドさん、そして金髪エルフの女王様…シュールな絵面だ。
まぁ賑やかでそんなに嫌な気はしない。
「女王という立場上このような食事は時初めてだが楽しいな」
「センパイ!この豚肉美味しいですね!白菜も甘くて最高です!」
「イチさん腕を上げましたね」
うん。悪くない食卓だ。みんなの感想が素直に嬉しい。
「「ご馳走様でした」」
女王様とレナさんにはお帰りいただく。
そしてお風呂に入り就寝。
目が覚めるとそこはいつもの異世界だ。
今日は思いっきりダンジョン攻略したいな。
魔王が現れた影響も何か無いか調査したい。
カランカラン
お客さんかな?
そこには茶髪のショートヘアをしたボーイッシュな女の子が立っていた。
「こんにちは!ちょっと見せてもらっていいですか?」
革鎧に身を包んだ活発な女の子は店内を物色する。
店内に並んだ武器をしばらく眺めると、ある商品の前で立ち止まる。
アダマンタイト製の大剣だ。とてもじゃないが彼女が扱えるモノには見えない。
「いいですねコレ!頑丈そうでです!」
彼女は身の丈ほどある大剣をまるで棒切れの様に片手で軽々と持ち上げる。
「ちょっと試しに振ってもいいですか?」
彼女は庭に出て軽く素振りをする。
ブオッ!ブオッ!
彼女が持つ大剣は風を巻き起こしながら目の前を上下する。
「うんうん!全力で振っても壊れませんね!コレ下さい!」
彼女はそのままダンジョン攻略に向かうという。
防具は必要ないそうだ。いくら本人がそう言おうが見た目は小さな女の子だ。俺も同行させてもらうよう頼み込んだ。
ダンジョンに入ると早速、小熊の様な見た目のモンスターが現れた。
モンスターは全速力で女の子に噛みつこうと飛びかかる。
女の子は全く慌てる事なく自身の左腕を差し出す。
「なっっ!?」
モンスターは躊躇せずその左腕に噛み付く。
「大丈夫ですよ。このくらいじゃ私に傷をつけることは出来ませんよ。私勇者ですから」
勇者はモンスターが噛みついたままの左腕を天に向かって振り上げ、涼しげな表情をしながら高速で振り下ろす。
モンスターは簡単に振り解かれ、そのまま地面に叩きつけられる。
地面をバウンドし空中に浮き上がったモンスターは勇者に平手で叩かれると近くにあった岩に叩きつけられ絶命する。
時間にして数秒。
これが勇者。
「やった!初めてモンスターを倒しました!」
……は?なんだって?初めてモンスターを倒した?
「なぁ今まで誰かと戦った経験は?どうやってそこまで強くなれたんだ?」
「え?戦いの経験?ありませんよ。武術の心得も全くありませんよ」
これは勇者の称号の力か?もしくは勇者はステータスの初期値が規格外に高いのか?
「なぁ。君は強くなるためにこのダンジョンにモンスターを倒しに来たんだよな?」
「え?モンスターを倒すと強くなれるんですか?」
なんてことだ。この世界には恐らくレベルという概念が無いのだろう。
確かに…モンスターを倒すだけで強くなれるなんておかしな話だ。
それができるんなら強くなるためにみんなモンスター狩りに出るだろう。
しかし俺はモンスターを倒すことによって確実に強くなっている。
俺は一体何者なんだ?
その後も勇者は大剣を振り回しその周囲はモンスターの死骸の山が築かれていった。
「いや~良い経験になりました。話に聞くのと実際に潜ってみるのは違いますね!とりあえず今日はこの辺にして、次回ちゃんと準備をして挑戦しますね!」
まるでピクニック気分だな。
最初はこの世界を救う勇者が単独で動いていることを不思議に思ったがコイツはお供が必要じゃ無いんだ。
お供がいるとうっかり殺しかねないんだ。
そんなやつ誰も近づきたくない。
ただ危うい存在であることも確かだ。
勇者は決して絶対の正義では無い。
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