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日常、そして進歩。
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まだ冬の寒さが消えぬ朝。スズメの鳴き声が窓越しにくぐもって聞こえる。
「そろそろ起きなさい」
階段の下から母が呼びかける。
嫌だ。まだ眠い。
「あと何分?」
いつも通りのやり取りだ。
母が起こしに来、私が時間を聞く。
「そうね、30分ってところねぇ」
それはまずい。
母は昔から時間の計算に狂いがない。
「カズハ、急いで支度しなさい。」
「はーい…」
ホントはすごく休みたいが今日だけは何があっても休むなと言われたのでそうも行かない。
短い髪にクシを通し、ピンでサクッと前髪を留める。
久しぶりの制服が堅苦しく、首を絞める。
「おはよ。」
まだ眠たげな声で呟く。
「カズハ、朝ゴハン食べられないわよ」
「別にいいよ。学校でなんか食べとく。」
重々しいカバンを背負い、重々しい一歩を踏み出した。
「そろそろ起きなさい」
階段の下から母が呼びかける。
嫌だ。まだ眠い。
「あと何分?」
いつも通りのやり取りだ。
母が起こしに来、私が時間を聞く。
「そうね、30分ってところねぇ」
それはまずい。
母は昔から時間の計算に狂いがない。
「カズハ、急いで支度しなさい。」
「はーい…」
ホントはすごく休みたいが今日だけは何があっても休むなと言われたのでそうも行かない。
短い髪にクシを通し、ピンでサクッと前髪を留める。
久しぶりの制服が堅苦しく、首を絞める。
「おはよ。」
まだ眠たげな声で呟く。
「カズハ、朝ゴハン食べられないわよ」
「別にいいよ。学校でなんか食べとく。」
重々しいカバンを背負い、重々しい一歩を踏み出した。
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