扉の向こうは異世界だった。 〜灯花のはちゃめちゃ冒険譚〜

第2章 リリースカウト編

9 エディsaid 久シブリニヤラカシタ…

ここはパソコンの中。アプリやファイルが所狭しと並んでいます。

「ほんとロイのやつ…ボクがパソコンで背が伸びないからって自慢して！はぁーむかつく」
ボクの名前は、エディ・エルフィー。リリーの愛用パソコンだ。まぁ自我いしがあるけど…

今日は散々だ。

朝起きてリリーの朝ごはん作ろうとしたら、冷蔵庫が壊れてて中身を移動させて、代わりのものを用意しなきゃいけなかったし、

洗濯しようとしたら、ポケットにティッシュ入ってて、もういっかい洗わなきゃいけなくなるし、

洗濯干し終わって、リリー見ながらリラックスしてたら、広告メールが10通くらい来るし、

夜ご飯の買い物しに、市場に行こうとしたら、カイさんからメール。
しかも内容がサプライズのためのよくわからんプログラムの作成！
リリーと協力してプログラムを作成しながら、ドローンで買い物。

帰って来たら、ロイが絡んでくるし！
トマトひっくり返したら腐っててリリーの好物のラザニアが作れなくなったし
唯一のいい事はホワイトクリームがあってシチューに変更できた位だよ！



「本当に今日は散々だ！」　ダッン


ピロピープスプスパラピロポ



「やばい設定アプリをぶっ壊しちゃった！なんか煙が！」








ドォォォォン…










「イタタタ。何ガ起キタ？」

(ン？痛イ？)

「オイ！痛ミガアル？！ボクハパソコンナハズ！」

「腕ガアル？？？体温…35、5………脈みゃくハ推定60…………」

「ボク人ニ変身シテル？ナンデナンデ？イヤ多分原因げんいんハボクが設定アプリヲ、ブッ壊シチャッタカラ……ソレデ、アプリガバグヲ起コシタト予想サレル……」








「………」









ふわっ



「ア、シチュー！リリーニ運ンデアゲナイト！」