浮気したあいつを綺麗さっぱり捨ててみた

塩澤

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《新島side》

真っ暗な部屋の中で、ソファに体育座りで座っている人影があった。俺の家にいてくれた。良かった。

俺は、昨日陸人の部屋で陸人の帰りをずっと待っていたけれど、結局帰ってくることはなく、一旦、佐藤が部屋から帰ってくれたか見るために1度家に帰った。そして、眠れぬ夜を過ごし、そのまま出社して、今に至る。

『陸人…?』

「あ…悟。」

何か、分からないけれど、陸人から醸し出される雰囲気が今までと違うのは分かった。

『陸人、昨日どこ行ってたの?…あ、いや、それより、話し…』

「悟…。悟。ごめんなさい、本当にごめんなさい。ごめ…。本当にごめん。」

わけが分からなかった。本当にわけが分からなかった。昨日の誤解も解けていない。それに謝らなければいけないのは俺の方だ。

『陸人は何も悪くない。全部全部俺が悪かったんだ。陸人、本当にごめん、話を聞いて欲しい。』

陸人はポロポロと涙を流していた。
俺は陸人の気持ちを傷つけた。
いくらあれがだったとしても俺があの現場を見れば浮気に見えてしまう。

『陸人、一旦落ち着いて、話そう』

そっと抱きしめようとすると、陸人は大きくその腕を払って、俺に土下座した。











「ごめんなさい。僕、昨日の夜、仁くんと浮気しました」

本当に何を言われてるのか分からなくなった。
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