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第7話 もしかして彼は龍殺しなのかも。
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* * * * * *
目の前で黒龍が蹴り飛ばされた。
その後を追って、突如現れた青年がこの場から姿を消した。
「今、何が起きて……」
治癒師の少女がぺたりと尻餅をつきながら、呆気に取られた様子でそう零す。
頭が追いつかない。
あれは一体、誰だったのだろう。
周りには、共に行動していたメンバーがいる。
そして自分と同じように、黒龍が飛ばされた方向を見て驚いている。
けれど彼女たちも正確に事情を把握できていない様だった。
遠くから龍の咆哮が鳴り響く。
「う”……」
大気を震わせるほどの轟き。
直後、衝撃波のようなものを肌で感じた。
ぶつかっている……。
何かと何かが、遠くの方で。
「わ、私、行ってきます!」
「あ、ちょっと!?」
治癒師の少女は、仲間の驚く声を聞きながら、立ち上がって山を駆けてゆく。
戦っているのだ。
龍と誰かが。
彼は武器は持ってはいなかったように思える。
自分が見たのは、黒龍を蹴り飛ばしている彼の姿。
武器もなしに龍と対峙するというのは、信じられない光景だ。
目を疑ったけれど、実際にこの目で見たのだ。
「ぐ……!!」
程なくして、力と力がぶつかっている地点に到達した。
瞬間、熱風が肌を撫で、思わず目を閉じた。
ここは、熱い……。
山が、燃えている。
爆ぜる爆炎。揺れる陽炎。ジリジリと焼ける音。
恐らく、龍のブレスがすでに何度か吐かれたのだろう。何かが焼けるような焦げ臭さを感じる。
その中で、彼は龍と対峙していた。
(あの人だ……)
傾いている山の斜面。
黒龍が右から尾を凄まじい勢いでスイングしていた。それに合わせ、右方向からの拳を繰り出している彼。
そして、ぶつかる。
衝撃が発生し、距離をとる両方。
そして再びぶつかりあう。
……ありえない。
丸腰で龍と渡り合っている。
黒龍の全身を覆っている鱗は、相当に頑丈なはずだ。
そこらに転がっている鉱石などとは比べ物にならない。
そんな龍の物理攻撃を、素手での物理攻撃で弾いている。ありえない。
そして彼はその拳で龍のアギトを殴り抜くと、龍を吹き飛ばしていた。
陽炎が揺れるこの場から、少し離れた場所へと強制的な移動される。
木々を背中で薙ぎ倒しながら、徐々に勢いを殺し、そして倒れるように黒龍はなんとか地に足をつけた。
そして、巨体の黒龍は向かい合う。
追ってきた、己よりも数十倍ほど小さな、たった一人の人間と。
『小癪なッ、人間風情が武器も持たず、我と互角とはッ……』
(き、聞こえる……。龍の声が……)
その声には苛立ちに満ちていた。
『人間とは我の玩具でなければならぬッ。貴様らの悲鳴は我の娯楽。貴様らの恐怖は我の楽しみ。しかし貴様は、選ばれし龍族であるこの我と互角などとッ。巫山戯ているッ』
咆哮を上げた龍が両翼を広げ、目の前にいる人物に飛びかかる。
『グガァ!』
けれど、それを躱し、すれ違いざまに尻尾を両手で掴んだ彼が、そのまま龍を背負い投げた。
地面に叩きつけられた龍が呻き声をあげる。
(つ、強い……)
地面にクレーターができていた。
投げ飛ばした本人は余裕がありそうだった。
『ぐッ。ここまで、我と互角にやりあうとは……ッ』
認められない。認めたくないと言ったように、上下の牙を噛み締めながら、龍が立ち上がる。
けれど。
(互角じゃない……)
少女から見ても、実力の差が一目瞭然だ。
龍は自分に言い聞かせるように、『互角』だという言葉を使っているが、格上だ。彼の方が。
そして、彼が言う。
「龍を相手にするのは、半年ぶりだ。今までで5体倒してきた。つまり、お前を倒せば6体目というわけだ」
(あ、あの人、5体も倒してるの!?)
信じられない。
そして。
まさかーーと思った。
まさか、もしその話が本当なのだとしたら、彼は他国で龍殺しを達成したことで有名になった、かの有名な龍殺しドラゴンスレイヤーではないだろうか!?
噂は王国にまで伝わってきていた。
単騎で、龍殺しを成し遂げた者がいると。そして、倒した龍の素材を加工して、その身に纏っていると。
龍を倒し、糧にして、さらに龍を求める。
それが龍殺しドラゴンスレイヤー。
「だったら、あの人も、もしかしたら国王様の勅命を受けてこの山に来たのかも……」
自分たちがこの山に黒龍討伐に来たのと同じように。
彼もそうなのかもしれない。
依頼達成の暁には、莫大な報酬も約束されている。
否。
理由なんてないのかもしれない、
なぜなら龍殺しは、龍を殺すために生まれ、龍を殺すことだけを生き甲斐にしている、ストイックな存在なのだから。
ーー龍は俺の獲物だ。俺以外はすっこんでろーー
だったら、これほど心強い存在はいない。
「でも、あれ……? ドラゴンスレイヤーさんは、この前3体目の龍を倒したって噂になってました……」
今、この場で黒龍と渡り合っている彼は、過去に5体倒しているという。
つまり、2体多い……。
……彼はドラゴンスレイヤーではないのかもしれない。
謎は深まるばかりである。
けれど、今は考えている場合ではない。
(回復の準備をしておかないと……)
少女は近くの木陰に身を潜めながら、杖に魔力をこめ始めた。
彼に何かがあった際には、自分が彼を癒す。それが治癒魔法が使える、自分にできることなのだから。
だが、その心配は杞憂に終わる事になる。
『ぐはぁ……!』
彼の姿が一瞬消えた。かと思ったら龍の懐に潜り、その腹部を拳で貫いていた。
龍が吼える。
そして痛みに耐えながらも、翼を大きく広げると、その内側から紫色の粉を撒き散らした。鱗粉だ。ひと目見て分かる。あれは毒だ。
『苦しみぬき、そして死ねッ』
龍の腹部にいた彼は回避が間に合わず、その鱗粉を全身に受けていた。けれど、その状態で再び黒龍の腹部に拳を放っていた。
一旦、右肘を後ろに引いて、そのままズドン、と。
『うぐッ! だが、鱗粉が回ればこっちのものだッ』
「残念なお知らせだ。俺の呼吸器と肺と内臓は優秀なものでね。この鱗粉も、すぐに浄化してしまうだろう」
『なにッ』
彼は鱗粉が舞う中にありながら、躊躇うことなく呼吸をして、酸素を体内に取り込んでいた。実際には、そうしている様に見えた。龍の腹部辺りは鱗粉によって紫色の霧がかかっているから、よく見えない。けれど、余裕そうな声が龍の腹部から聞こえてくる。
そして。
鈍い衝撃音がしたかと思うと、龍が空へと打ち上げられていた。
鱗粉が晴れる。そこにあったのは、黒龍を蹴り上げた彼の姿。
瞬間、彼の姿が消えていた。次に彼が現れたのは、空中。龍が打ち上げられている直線上に、先回りしていた。
そして組んだ両手の拳を、彼はやってきた黒龍の頭部に向かってそのまま加減することなく振り下ろしていた。
結果、呻き声をあげて、地面へと急降下する黒龍。
落下地点にあったのは、いつの間にか用意されていたへし折られた木の先端。
まるで針のように鋭く尖ったその場所に、龍が串刺しになる光景が容易に想像できた。
『ぐッ、だが無駄だッ! 我が鱗は強靭だッ!』
故に、貫かれることなどない。
そう言っていた龍だったのだが……、
グサリ、と。
綺麗に串刺しになっていた。
龍の自慢の鱗には、全体的にヒビが入っていたのだ。
(そうか……! 素手で攻撃してた時に、鱗にあらかじめダメージを与えてたんだ……!)
なるほど、だからか。
……と感動する少女。
いや、素手で龍の鱗にダメージを与えられる前提がおかしい……。
少女は我に返り、混乱しながらその事実に怯えてしまった。
そうして龍は活動を停止し、ぐったりと木に刺さった状態で、まるで飾られるように動かなくなったのだった。
目の前で黒龍が蹴り飛ばされた。
その後を追って、突如現れた青年がこの場から姿を消した。
「今、何が起きて……」
治癒師の少女がぺたりと尻餅をつきながら、呆気に取られた様子でそう零す。
頭が追いつかない。
あれは一体、誰だったのだろう。
周りには、共に行動していたメンバーがいる。
そして自分と同じように、黒龍が飛ばされた方向を見て驚いている。
けれど彼女たちも正確に事情を把握できていない様だった。
遠くから龍の咆哮が鳴り響く。
「う”……」
大気を震わせるほどの轟き。
直後、衝撃波のようなものを肌で感じた。
ぶつかっている……。
何かと何かが、遠くの方で。
「わ、私、行ってきます!」
「あ、ちょっと!?」
治癒師の少女は、仲間の驚く声を聞きながら、立ち上がって山を駆けてゆく。
戦っているのだ。
龍と誰かが。
彼は武器は持ってはいなかったように思える。
自分が見たのは、黒龍を蹴り飛ばしている彼の姿。
武器もなしに龍と対峙するというのは、信じられない光景だ。
目を疑ったけれど、実際にこの目で見たのだ。
「ぐ……!!」
程なくして、力と力がぶつかっている地点に到達した。
瞬間、熱風が肌を撫で、思わず目を閉じた。
ここは、熱い……。
山が、燃えている。
爆ぜる爆炎。揺れる陽炎。ジリジリと焼ける音。
恐らく、龍のブレスがすでに何度か吐かれたのだろう。何かが焼けるような焦げ臭さを感じる。
その中で、彼は龍と対峙していた。
(あの人だ……)
傾いている山の斜面。
黒龍が右から尾を凄まじい勢いでスイングしていた。それに合わせ、右方向からの拳を繰り出している彼。
そして、ぶつかる。
衝撃が発生し、距離をとる両方。
そして再びぶつかりあう。
……ありえない。
丸腰で龍と渡り合っている。
黒龍の全身を覆っている鱗は、相当に頑丈なはずだ。
そこらに転がっている鉱石などとは比べ物にならない。
そんな龍の物理攻撃を、素手での物理攻撃で弾いている。ありえない。
そして彼はその拳で龍のアギトを殴り抜くと、龍を吹き飛ばしていた。
陽炎が揺れるこの場から、少し離れた場所へと強制的な移動される。
木々を背中で薙ぎ倒しながら、徐々に勢いを殺し、そして倒れるように黒龍はなんとか地に足をつけた。
そして、巨体の黒龍は向かい合う。
追ってきた、己よりも数十倍ほど小さな、たった一人の人間と。
『小癪なッ、人間風情が武器も持たず、我と互角とはッ……』
(き、聞こえる……。龍の声が……)
その声には苛立ちに満ちていた。
『人間とは我の玩具でなければならぬッ。貴様らの悲鳴は我の娯楽。貴様らの恐怖は我の楽しみ。しかし貴様は、選ばれし龍族であるこの我と互角などとッ。巫山戯ているッ』
咆哮を上げた龍が両翼を広げ、目の前にいる人物に飛びかかる。
『グガァ!』
けれど、それを躱し、すれ違いざまに尻尾を両手で掴んだ彼が、そのまま龍を背負い投げた。
地面に叩きつけられた龍が呻き声をあげる。
(つ、強い……)
地面にクレーターができていた。
投げ飛ばした本人は余裕がありそうだった。
『ぐッ。ここまで、我と互角にやりあうとは……ッ』
認められない。認めたくないと言ったように、上下の牙を噛み締めながら、龍が立ち上がる。
けれど。
(互角じゃない……)
少女から見ても、実力の差が一目瞭然だ。
龍は自分に言い聞かせるように、『互角』だという言葉を使っているが、格上だ。彼の方が。
そして、彼が言う。
「龍を相手にするのは、半年ぶりだ。今までで5体倒してきた。つまり、お前を倒せば6体目というわけだ」
(あ、あの人、5体も倒してるの!?)
信じられない。
そして。
まさかーーと思った。
まさか、もしその話が本当なのだとしたら、彼は他国で龍殺しを達成したことで有名になった、かの有名な龍殺しドラゴンスレイヤーではないだろうか!?
噂は王国にまで伝わってきていた。
単騎で、龍殺しを成し遂げた者がいると。そして、倒した龍の素材を加工して、その身に纏っていると。
龍を倒し、糧にして、さらに龍を求める。
それが龍殺しドラゴンスレイヤー。
「だったら、あの人も、もしかしたら国王様の勅命を受けてこの山に来たのかも……」
自分たちがこの山に黒龍討伐に来たのと同じように。
彼もそうなのかもしれない。
依頼達成の暁には、莫大な報酬も約束されている。
否。
理由なんてないのかもしれない、
なぜなら龍殺しは、龍を殺すために生まれ、龍を殺すことだけを生き甲斐にしている、ストイックな存在なのだから。
ーー龍は俺の獲物だ。俺以外はすっこんでろーー
だったら、これほど心強い存在はいない。
「でも、あれ……? ドラゴンスレイヤーさんは、この前3体目の龍を倒したって噂になってました……」
今、この場で黒龍と渡り合っている彼は、過去に5体倒しているという。
つまり、2体多い……。
……彼はドラゴンスレイヤーではないのかもしれない。
謎は深まるばかりである。
けれど、今は考えている場合ではない。
(回復の準備をしておかないと……)
少女は近くの木陰に身を潜めながら、杖に魔力をこめ始めた。
彼に何かがあった際には、自分が彼を癒す。それが治癒魔法が使える、自分にできることなのだから。
だが、その心配は杞憂に終わる事になる。
『ぐはぁ……!』
彼の姿が一瞬消えた。かと思ったら龍の懐に潜り、その腹部を拳で貫いていた。
龍が吼える。
そして痛みに耐えながらも、翼を大きく広げると、その内側から紫色の粉を撒き散らした。鱗粉だ。ひと目見て分かる。あれは毒だ。
『苦しみぬき、そして死ねッ』
龍の腹部にいた彼は回避が間に合わず、その鱗粉を全身に受けていた。けれど、その状態で再び黒龍の腹部に拳を放っていた。
一旦、右肘を後ろに引いて、そのままズドン、と。
『うぐッ! だが、鱗粉が回ればこっちのものだッ』
「残念なお知らせだ。俺の呼吸器と肺と内臓は優秀なものでね。この鱗粉も、すぐに浄化してしまうだろう」
『なにッ』
彼は鱗粉が舞う中にありながら、躊躇うことなく呼吸をして、酸素を体内に取り込んでいた。実際には、そうしている様に見えた。龍の腹部辺りは鱗粉によって紫色の霧がかかっているから、よく見えない。けれど、余裕そうな声が龍の腹部から聞こえてくる。
そして。
鈍い衝撃音がしたかと思うと、龍が空へと打ち上げられていた。
鱗粉が晴れる。そこにあったのは、黒龍を蹴り上げた彼の姿。
瞬間、彼の姿が消えていた。次に彼が現れたのは、空中。龍が打ち上げられている直線上に、先回りしていた。
そして組んだ両手の拳を、彼はやってきた黒龍の頭部に向かってそのまま加減することなく振り下ろしていた。
結果、呻き声をあげて、地面へと急降下する黒龍。
落下地点にあったのは、いつの間にか用意されていたへし折られた木の先端。
まるで針のように鋭く尖ったその場所に、龍が串刺しになる光景が容易に想像できた。
『ぐッ、だが無駄だッ! 我が鱗は強靭だッ!』
故に、貫かれることなどない。
そう言っていた龍だったのだが……、
グサリ、と。
綺麗に串刺しになっていた。
龍の自慢の鱗には、全体的にヒビが入っていたのだ。
(そうか……! 素手で攻撃してた時に、鱗にあらかじめダメージを与えてたんだ……!)
なるほど、だからか。
……と感動する少女。
いや、素手で龍の鱗にダメージを与えられる前提がおかしい……。
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