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11.どうぞ召し上がれ
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11.どうぞ召し上がれ
結局、ピンクのスライムに戻ってからも、ボクは魔王城に住みつき、セバスさんのお世話する庭の木陰を好んで、まったり過ごした。
言葉は通じなくなったけど、ボクのポヨポヨする姿を見かけるたびに、ヴィル様やセバスさん、それにお城で働くみんなが、声をかけてきてくれる。
ボクはただぷるぷるとしているだけだったけど、なーんにも考えない日々も楽しかった。
そうして、夏の日差しが和らぎ、朝晩も過ごしやすくなって、いよいよお庭の葉っぱが色づく秋がやってきた。
「はぁ……。坊っちゃまは、ジェリー様を呪術の供物にでもされるおつもりでしょうか……」
お月様が二つ並ぶ日を今日か明日かと待ち侘びるヴィル様が作った、祭壇みたいな場所に鎮座させられたボクを、セバスさんが助け出してくれる。
「セバス! 月が二つ並んだぞ! ……あっ、クッションからなぜジェリーを下ろしてるんだっ」
バルコニーに出て空を見上げていたヴィル様が、部屋に駆け込みながら、セバスさんに抱っこされているボクを見て指を指す。
「それより、月が並んだのでしたら、ジェリー様に何か食べさせませんと。イチャイチャが冬に持ち越しになりますぞ」
セバスさんの指摘に、ヴィル様はハッとすると、慌ててボクの前におやつを並べ始めた。
「さ、ジェリー。好きなものを用意したぞ。どれを食べようか。やっぱりジェリーか?」
優しく聞いてくるヴィル様にボクは体をポヨンっと跳ねさせると、真っ直ぐ彼の胸に飛び込む。その様子を見て、セバスさんがホッホッと笑う。
「ジェリー様は、坊っちゃまをご所望でしたな」
ボクのアプローチに赤面するヴィル様を見届けて、セバスさんはお邪魔とばかりにさっさと退室していく。
「こ、こらっ、ジェリー……、そんなに近くで見るんじゃない!」
二人きりになった部屋で、ボクはヴィル様がベッドの上で一人で右手を動かす姿を、彼の太ももの上に乗って見つめる。
最初は戸惑っていたヴィル様も、徐々に肉棒が熱を持ち勃ち上がり始めると、目を瞑って集中して息を弾ませていく。
「……クッ」
そうして、短く息を詰め勢いよく飛び散った飛沫が、ピンクの球体のボクに掛けられ、染み込むように馴染んでいくと……。
……ポン!
「ッ……ヴィル様ぁ!」
ボクは目の前にあった、熱を放ったばかりのヴィル様のヴィル様に、頬を激しく擦り寄せしがみついた。
「うわーんッ。ヴィル様ぁ!」
久々にヴィル様の名前を声に出せた喜びもあって、ボクの暴走は止まらない。
ヴィル様がいつかしてくれた、テイマーがするモフ吸いを、ボクはヴィル様の股間で、茂みに顔を埋めて思い切り吸い上げてみる。
「ジェリーっ、どこで何やって……!」
「なんか、香ばしー。スハスハ」
「感想を言わなくていい!」
いつまでも股にしがみ付いたままの全裸のボクの身体を、ヴィル様にグイっと起こされると、困り顔なのに愛しげに見つめてくる薄青色の優しい瞳と、視線が交わった。
見つめ合ったまま二人の距離がどんどん近づく。
もうぶつかるー、ってところでヴィル様が目を閉じたから、ボクもマネして閉じると、まぶたが閉じたのと同じくらいそっと、音もなく、優しく、ボクの唇にヴィル様の唇が重なった。
「……んっ、んうーっ、……アッ、あぁん!」
優しかったのは最初だけで、口の中にヴィル様の舌が入ってくるのと同時に、ヴィル様の手がボクの乳首を摘んで捏ねて、容赦なく一気に煽ってくる。
「よかった。ジェリーの身体も俺を覚えててくれた」
「やぁ、んッ。ソコ、それぇ……!」
「ん、大好きだよな」
「んっ、ンッ。す、すきぃ……!」
「あぁ。今夜は、好きなトコロ、もっと増やすぞ」
そう言ってヴィル様は、サイドチェストから取り出した小瓶のフタを、歯で噛んでキュポッと開けると、中のオイルをボクの腰に垂らしてくる。
「つ、冷た……」
ゆっくりと垂れ広がる、トロリとした冷たい感触に戸惑うボクの腰を掴んだヴィル様が、軽いものを持ち上げるくらい簡単に、クルンとボクの体勢を変えて、うつ伏せで腰を突き上げさせた格好にしてしまう。
「ああ、こんな奥まったところなのに、ピンク色が他より少し濃いだけなんて……。俺はどうして今まで見つけようとしなかったんだろう……」
ヴィル様はうっとりとそう囁いて、丸見えのボクのお尻にオイルを落とすと、それを塗り伸ばすように、丸い双丘を大きな手のひらで撫で回してきた。
「ん、ンンンッ……んぁっ」
オイルの滑りを使って、お尻の形にそって滑らかに動く手が、二つの谷間に来ると、ヴィル様の右手の五本の指が、ボクの蕾にさわりと順番に当たってきて、思わず声を漏らしてしまう。
そんなボクを面白がって、ヴィル様は蕾に両手の指先を次々にどんどん当ててきて、お尻を撫でていた手は、今はずっと蕾の場所で留まって、その周りを撫でたり、突いたり、擦ったり、時にはヒダを伸ばしたり、と飽きる事なく弄り続けてきた。
「ヴィ、ルさま、なんで、ソコばっかり触るの……?」
「んー……。俺を早く知ってもらうため、かなぁ」
ボクの質問に優しい声で答えてくれたから、怖くはないけど、でもなんか怖い。
そんな不安を感じるのは、なぜだろう。
「ボクもう、ヴィル様のこと……知ってるよ?」
自分のお尻が邪魔で、顔の見えないヴィル様の方へ向いて、ボクはお尻を揺らして伝える。
そんなボクにヴィル様の声と手つきは、ますます優しさを増した。
「もっと、もっと……、ジェリーの深いところで俺を知って欲しいし、俺もジェリーを知りたいんだ」
「もっと……深い?」
「うん。例えば、この奥、とか?」
「んあっ」
ヴィル様の指が、オイルでほぐれ始めたボクの蕾に、つぷりと沈む。
結局、ピンクのスライムに戻ってからも、ボクは魔王城に住みつき、セバスさんのお世話する庭の木陰を好んで、まったり過ごした。
言葉は通じなくなったけど、ボクのポヨポヨする姿を見かけるたびに、ヴィル様やセバスさん、それにお城で働くみんなが、声をかけてきてくれる。
ボクはただぷるぷるとしているだけだったけど、なーんにも考えない日々も楽しかった。
そうして、夏の日差しが和らぎ、朝晩も過ごしやすくなって、いよいよお庭の葉っぱが色づく秋がやってきた。
「はぁ……。坊っちゃまは、ジェリー様を呪術の供物にでもされるおつもりでしょうか……」
お月様が二つ並ぶ日を今日か明日かと待ち侘びるヴィル様が作った、祭壇みたいな場所に鎮座させられたボクを、セバスさんが助け出してくれる。
「セバス! 月が二つ並んだぞ! ……あっ、クッションからなぜジェリーを下ろしてるんだっ」
バルコニーに出て空を見上げていたヴィル様が、部屋に駆け込みながら、セバスさんに抱っこされているボクを見て指を指す。
「それより、月が並んだのでしたら、ジェリー様に何か食べさせませんと。イチャイチャが冬に持ち越しになりますぞ」
セバスさんの指摘に、ヴィル様はハッとすると、慌ててボクの前におやつを並べ始めた。
「さ、ジェリー。好きなものを用意したぞ。どれを食べようか。やっぱりジェリーか?」
優しく聞いてくるヴィル様にボクは体をポヨンっと跳ねさせると、真っ直ぐ彼の胸に飛び込む。その様子を見て、セバスさんがホッホッと笑う。
「ジェリー様は、坊っちゃまをご所望でしたな」
ボクのアプローチに赤面するヴィル様を見届けて、セバスさんはお邪魔とばかりにさっさと退室していく。
「こ、こらっ、ジェリー……、そんなに近くで見るんじゃない!」
二人きりになった部屋で、ボクはヴィル様がベッドの上で一人で右手を動かす姿を、彼の太ももの上に乗って見つめる。
最初は戸惑っていたヴィル様も、徐々に肉棒が熱を持ち勃ち上がり始めると、目を瞑って集中して息を弾ませていく。
「……クッ」
そうして、短く息を詰め勢いよく飛び散った飛沫が、ピンクの球体のボクに掛けられ、染み込むように馴染んでいくと……。
……ポン!
「ッ……ヴィル様ぁ!」
ボクは目の前にあった、熱を放ったばかりのヴィル様のヴィル様に、頬を激しく擦り寄せしがみついた。
「うわーんッ。ヴィル様ぁ!」
久々にヴィル様の名前を声に出せた喜びもあって、ボクの暴走は止まらない。
ヴィル様がいつかしてくれた、テイマーがするモフ吸いを、ボクはヴィル様の股間で、茂みに顔を埋めて思い切り吸い上げてみる。
「ジェリーっ、どこで何やって……!」
「なんか、香ばしー。スハスハ」
「感想を言わなくていい!」
いつまでも股にしがみ付いたままの全裸のボクの身体を、ヴィル様にグイっと起こされると、困り顔なのに愛しげに見つめてくる薄青色の優しい瞳と、視線が交わった。
見つめ合ったまま二人の距離がどんどん近づく。
もうぶつかるー、ってところでヴィル様が目を閉じたから、ボクもマネして閉じると、まぶたが閉じたのと同じくらいそっと、音もなく、優しく、ボクの唇にヴィル様の唇が重なった。
「……んっ、んうーっ、……アッ、あぁん!」
優しかったのは最初だけで、口の中にヴィル様の舌が入ってくるのと同時に、ヴィル様の手がボクの乳首を摘んで捏ねて、容赦なく一気に煽ってくる。
「よかった。ジェリーの身体も俺を覚えててくれた」
「やぁ、んッ。ソコ、それぇ……!」
「ん、大好きだよな」
「んっ、ンッ。す、すきぃ……!」
「あぁ。今夜は、好きなトコロ、もっと増やすぞ」
そう言ってヴィル様は、サイドチェストから取り出した小瓶のフタを、歯で噛んでキュポッと開けると、中のオイルをボクの腰に垂らしてくる。
「つ、冷た……」
ゆっくりと垂れ広がる、トロリとした冷たい感触に戸惑うボクの腰を掴んだヴィル様が、軽いものを持ち上げるくらい簡単に、クルンとボクの体勢を変えて、うつ伏せで腰を突き上げさせた格好にしてしまう。
「ああ、こんな奥まったところなのに、ピンク色が他より少し濃いだけなんて……。俺はどうして今まで見つけようとしなかったんだろう……」
ヴィル様はうっとりとそう囁いて、丸見えのボクのお尻にオイルを落とすと、それを塗り伸ばすように、丸い双丘を大きな手のひらで撫で回してきた。
「ん、ンンンッ……んぁっ」
オイルの滑りを使って、お尻の形にそって滑らかに動く手が、二つの谷間に来ると、ヴィル様の右手の五本の指が、ボクの蕾にさわりと順番に当たってきて、思わず声を漏らしてしまう。
そんなボクを面白がって、ヴィル様は蕾に両手の指先を次々にどんどん当ててきて、お尻を撫でていた手は、今はずっと蕾の場所で留まって、その周りを撫でたり、突いたり、擦ったり、時にはヒダを伸ばしたり、と飽きる事なく弄り続けてきた。
「ヴィ、ルさま、なんで、ソコばっかり触るの……?」
「んー……。俺を早く知ってもらうため、かなぁ」
ボクの質問に優しい声で答えてくれたから、怖くはないけど、でもなんか怖い。
そんな不安を感じるのは、なぜだろう。
「ボクもう、ヴィル様のこと……知ってるよ?」
自分のお尻が邪魔で、顔の見えないヴィル様の方へ向いて、ボクはお尻を揺らして伝える。
そんなボクにヴィル様の声と手つきは、ますます優しさを増した。
「もっと、もっと……、ジェリーの深いところで俺を知って欲しいし、俺もジェリーを知りたいんだ」
「もっと……深い?」
「うん。例えば、この奥、とか?」
「んあっ」
ヴィル様の指が、オイルでほぐれ始めたボクの蕾に、つぷりと沈む。
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