そして彼らは伝説へ―異世界転移英雄譚―

長月十六夜

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第1章 幕引きは唐突に

それぞれの夜更け

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「美兎、梢はどう?」

 悟志の問いに、美兎は小声で答えた。

「落ち着いてはいるんだけど……今日はこのまま休ませてあげた方がいいかな。大分疲れてるみたいだから」

「そう……村から飛び出した時はどうなるかと思ったけど」

「あの丘の坂道に戻れば、元の世界に帰れるかもしれないって思ったみたい」

 悟志と美兎は村を出て行こうとする梢を何とか引き留めて、とある民家に連れ帰った。そこは梢と美兎の休所を提供してくれる一家の居宅であり、夫婦二人暮らしの小さな平屋だった。

 素朴で質素な内装だが、この村ではどの家でも似たような造りであるという。踏みならされた土間の室内に、石組みの炉からパチパチと炭の爆ぜる音が心地よく響き、自然の温かな光が室内を優しく照らしていた。

 メーネの語った話を大方受け入れ始めていた美兎は半ば諦観し、半ば覚悟していた。

 きっと自分達は望まれてこの世界にやってきて、為すべきことを為さなければ帰ることは出来ないのだろう。メーネだけでなく、こうして村の人々の歓待と助力を受けている現状が、自分達の担うべき責務の存在を暗に示唆している。梢もそれに気づいているからこそ、がむしゃらに元の世界へ戻ろうとしたのではないか。降って湧いた異世界の柵から逃れるために、無謀でしかない行動を起こしたのではないか。その心の葛藤をおもんぱかると、美兎は胸が締め付けられる思いを感じた。

「コズも悪気はなかったと思う。でも、色んな事で混乱しちゃって、メーネにも辛く当たっちゃって……きっとそのことも後悔してる」

「うん、分かってるよ。言い方はともかく、梢の感じたことは僕も理解できるから……。美兎も今日はここで休ませてもらうんだよね? なら、梢も安心できると思う」

「そう……かな。私、いつだってあんまり役に立ってないから」

 乾いた声で微笑しながら、美兎はテーブルを挟んで悟志の対面の席に腰を下ろす。

 結局、梢の気持ちを推し量るまでは出来ても、その不安や葛藤に共感し、慰めることは出来なかった。いつだって自分は、相手の気持ちを理解しようとするだけで、寄り添うことが出来ない。一歩引いて、遠巻きに眺めるだけだ。私は相手を慮った。それだけで満足している自分がいる。傍観しているのに、自分が傷つかない姑息さだけは弁えていて、嫌気が差す。

 悟志は身を乗り出すようにして美兎の自嘲を強く否定した。

「そんなことないよ。絶対ない。美兎はいつだってみんなのことを気にかけてくれているじゃないか。
 ほら、去年のクリスマス、梢と鷹介が大喧嘩したの、覚えてる? その後みんなで無事にイルミネーションも見に行けたのだって、美兎が二人の間に入ってくれたおかげだろ。僕だけじゃない、みんな美兎の気遣いにいつも感謝してるんだよ」

 力説する悟志に、美兎は面食らった。と同時に、悟志の熱の籠った真摯な言葉が、鎌首をもたげていた苦悩を思いがけず振り払ってくれたことにも驚いていた。

「あ、ありがとう。何だか照れるね」

 頬を桜色に上気させて、困ったように笑う美兎を見て、悟志は思わず熱弁を振るっていた自分に気付く。美兎を直視できず、悟志は気恥ずかしそうに視線をテーブルに落とした。

 遠巻きに二人の様子を窺っていた家主夫婦――バルウィンとレニが恐る恐る二人に近寄った。

「あの……ミトさん、コズエさんの具合はいかがでしょうか」

 豊かな赤毛と奥床しさを感じさせる立ち居振る舞いの女性――レニは、梢を案じて浮かない表情を見せる。美兎が慌てて立ち上がった。

「レニさん、心配かけてごめんなさい。大分疲れているみたいで……今日はこのまま休ませたいんですが」

 梢が引き籠る部屋を振り返り、レニは不安げな眼差しで見つめる。歳の頃は三十台と見受けられるレニだが、深い憂いに翳る横顔は、長い年月を悲哀とともに過ごしてきたかのような切なさを感じさせる。

「ゴブリンに襲われたとお聞きしました。皆さんのご心労も当然です。お力になれず、申し訳なく思っています」

「いえ、そんな……」

 レニの悄然とした様子に、美兎も言葉が続かなかった。突然やってきた異世界人の自分達にこうも心を砕いてくれるレニに対して親愛の気持ちも芽生え始めていたし、それ故に、沈痛な面持ちのレニに心を痛めざるを得なかった。

 俯く妻の肩を抱いて、バルウィンも沈鬱な面持ちで梢の休所を見やる。豪放な性格だが思慮深さも持ち合わせるバルウィンは、やがて気を取り直したように控えめな笑顔で美兎と悟志に向き直る。

「お二人とも、お食事はいかがです?」

 美兎と悟志は顔を見合わせた。レニを気遣っての提案だと気付いた美兎は快諾したが、悟志は固辞した。彼は梢と美兎の様子を窺うために訪れただけだからだ。

「遠慮なさらずに。タボアとコニーには私から伝えておきますから」

 タボアとコニーは悟志が逗留とうりゅうする家の家主夫婦である。この小さな村では誰もが顔見知りで、気心の知れた間柄であった。

 善は急げとばかりに、バルウィンはレニに食事の用意を託し、自らは友人宅へ向かって出て行ってしまった。

 なし崩し的に引き止められ、食卓を囲む運びとなった悟志は、対面に座る美兎に苦笑を見せた。気の置けない友人が相席してくれることにホッとした美兎は、口元を緩める。

「そうだ、みんなに渡しそびれてたんだ。はい、今日撮った集合写真」

 悟志はジャケットの内ポケットから現像した写真の束を取り出し、そのうちの一枚を美兎に手渡した。

 夕焼けの優しい橙色に薄い藍色が混じり始めた空の下、学園祭用のデコレーションを施された校舎を背景に、幼馴染九人が笑顔で写真に収まっている。

 弾ける笑顔、澄ました笑顔、溌溂とした笑顔、ぎこちない笑顔……個性豊かな友人達の表情を見て、美兎は柔和な笑みを浮かべた。

「綺麗に撮れてる。悟志君は写真の才能があるよね。こんなに綺麗に撮れるなんて、すごいよ」

 屈託ない笑顔と賞賛の言葉に、悟志の心は舞い上がっていた。嬉しさのあまり、柄にもなく叫びたくなる衝動を必死に押し留めていたほどである。

 写真の良さは被写体への思い入れがあればこそであると悟志は考えている。幼馴染達への思い入れが強いからこそ、集合写真は誰が見ても“良い写真”だと感じるだろう。

 だがそれ以上に、悟志の美兎に対する思い入れは比にならないくらい強く、また意味合いも異なる。写真の束には、期せずして美兎をメインに映した写真が何枚もあることは彼だけの秘密だが、そのどれもが異彩を放っていた。誰が見ても――それこそ旧知の仲でなくとも、彼の美兎に対する明確な恋心を感じ取ることができるだろう。

 有頂天な心持ちからくる表情のにやつきを悟られまいと、顔を背けながら悟志は焼き増ししていたもう一枚の集合写真を写真の束から引き抜いた。

「も、もう一枚渡しておくね。落ち着いたら、梢に渡してくれないかな」

「わかった。きっとコズも喜ぶと思う」

 尚も愛おしそうに写真を眺める美兎の姿を、悟志も幸福に満ち足りた笑顔で見つめていた。



 満天の星が散りばめられた夜空は、地表に向かうにつれて薄青から濃紺のグラデーションを描く。穏やかな月光は、遠くに見える山の稜線や森林の輪郭を浮き彫りにしていた。

 蒼白く仄かに照らし出される無憂の天蓋ペール・ヴェールと、月光を照り返して煌めく広大な湖の水面を、涼風はスマートフォン越しに眺めていた。葦に似た植物が群生する水辺にシャッター音が控えめに響き、異世界の耽美たんびな夜の風景が筐体の記憶領域に保存される。

「SNSに上げたらバズりそうだね」

 背後からかけられた軽口に、涼風は驚いて振り向いた。

「――びっくりした。驚かさないでよ颯磨」

「ごめんごめん。休むんじゃなかったの?」

「何だか眠れなくて……疲れてるはずなのにね」

 颯磨は涼風の横に並び、その横顔を盗み見た。涼風の疲労の色は如実に見て取れた。

「実は俺もへとへとなのに、全然寝付けなくてさ。受け入れてくれる家族――タボアさんとコニーさんっていう夫婦なんだけど、これが気は良いけど騒がしくて。まさかエーリッヒの言う御休所とやらが、それぞれ俺達を受け入れてくれるホストファミリーの家だとは思わなかったよ。そっちはどう? 馴染めそう?」

「うん。マイノアさんっていって、顔がちょっと怖くてぶっきら棒なんだけど、優しい人。奥さんのデルマさんも穏やかで、子ども五人の大家族はとっても賑やかだし、居心地は悪くないわ。詩音と柚希も一緒だしね」

「意外だな。涼風はそういうの、苦手だと思ってた」

「元の世界じゃ絶対なかったことでしょうね。でも、案外楽しい。人と話したり、大勢に囲まれて生活したりするのって、良いものね。ここにやって来て心細いから、余計そう感じるのかもしれないけど」

 涼風はしゃがみ込みながら、再びスマートフォンの画角に、幻想的な色合いを帯びた湖面と夜空を捉える。

「元の世界との唯一の繋がりが、こんな電気仕掛けの機械だなんて、ちょっと味気ないよね」

 颯磨の皮肉めいた呟きに、涼風は苦笑した。

「ほとんどの機能が使えないけど、こうやって写真は撮れるから嬉しい。こうしてると、元の世界での日常を思い出して安心できるんでしょうね。
 でも、当たり前のことで気付かなかったけど、みんなと繋がれないって、すごく不安。急に一人ぼっちになってしまったかのような気分。機械一つ機能しなくなっただけでこんなに心許なく感じるなんて……」

 珍しく多弁な涼風が颯磨は気掛かりだった。普段は黙していても存在感を感じさせる友人が、儚げで、殊更必死に自分の存在を訴えているかのような印象を受けたからだ。眼を放してしまったら、涼風は音もなく消え入ってしまうのではないか。荒唐無稽な与太話だが、颯磨は空恐ろしさを感じずにはいられなかった。つい数時間前なら荒唐無稽な妄想でしかない異世界がこうして存在しているのだから、尚更気が気でなかった。

「無理もないよ。俺達の世界のほとんどは、コイツの中にあった」

 涼風を気に掛けながら、颯磨はコミュニケーションアプリを起動した。登録されているユーザー名をスクロールし、任意のユーザーを選択してテキストチャット画面を表示する。つい先日、連絡を取り合った同級生だったため、画面にはお互いの発言内容が記録されている。

 颯磨は適当な文章を打って、送信した。しかし、程なくして送信できなかったというエラーメッセージが返信されてくる。

 百人近い友人や知り合いとの人脈を可視化し、交流の痕跡を記録するそれは、まさしく颯磨の生きていた世界そのものだった。その思い出は決して脳内の妄想や夢ではない。この小さな四角い機械の中に、電子信号として確かに記録されているのだ。言わばそれは颯磨の生存証明である。スマートフォンで連絡が取れなくなった時、誰もが颯磨の安否を心配するだろうし、もし万が一命を落としたのなら、スマートフォンの記録が彼の生前の人格を偲ばせる拠り所となるはずだ。

「スマホの電池が尽きたとき、俺達は本当の意味で元の世界への帰り方を見失うのかもなぁ」

 涼風は悪戯っぽい笑みを浮かべた。

「颯磨にしては珍しく感傷的。しかもちょっと意味深」

「揶揄うなよ」

 珍しく恥ずかしがる颯磨を、涼風は写真に収める。

「無駄に電力を消費しない方がいいと思うけど」

「充電器持ってるからご心配なく」

 撮影した写真を見てケラケラと笑い、涼風は無憂の天蓋ペール・ヴェールに彩られた夜空に視線を戻した。

「地球にもこんな綺麗な景色、あったのかしら」

 颯磨も涼風に倣って、夜空を見上げる。

「もしかしたら俺達が知らなかっただけなのかも。で、ここは実は地球でしたってオチがつく」

 そうだったらいいのにね、と涼風は生返事で返した。

「――私達、元の世界に戻れると思う?」

「来た道があるんだから、戻る道もあるんじゃないかな。とりあえず、当面はそれを探すことを目標にしたらどうだろう。戦い云々は、とりあえず置いといて」

「……そうね、それがいいかも」

 尚も不安に翳る涼風の横顔を見て、颯磨はお道化た調子で身体を伸ばした。

「涼風のスマホが電池切れになる前に、元の世界に戻る方法を見つけないとな」

 悲観ばかりでは気が滅入る。上辺だけの楽観とはいえ、口にしてみれば案外、気持ちが楽になるものだと颯磨は感じた。

 穏やかな笑顔で夜空を見上げる友人を、涼風も柔和な笑みで見つめていた。
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