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具体策
第52帖。お久し振りの若旦那と翁従者。(於都市国家ボードゥ)。
しおりを挟む都市国家ボードゥは四周を城壁で囲われた都市である。もともとはアトラス帝国時代(地球でいうローマ帝国時代)から都市国家であったこの都市は、帝国が滅んで後も衰退の波に呑まれることなく、どうにか今日まで生き残っていた。
その歴史と功績を認められ、10世紀では数少ない都市国家として貿易にいそしんでいた。
自衛の手段を持った都市は数少ない。古代ローマ時代にはありふれた存在が、10世紀には謎の建物として見る者、訪れる者の目を奪った。首を痛めるほど高い城壁も、100人単位の兵士が居住できる尖塔も、深い堀も、10世紀の科学力では作れなくなっていた。
アトラス帝国時代にはありふれていた都市は、今、誰ともなく「魔女の造りし都市」とウワサされている。自分たちの祖先が造ったとは露ほども考えず、ただ安直に、敬意と畏怖を込めてしばしばそう呼ばれた。
そんな都市国家ボードゥ市内の高級地区の一軒。低い壁と生け垣が巧みに目隠しとなっている家がある。ボードゥ商会の若旦那の家だ。控え目で、品がある造りだった。
若旦那は書斎で書類を眺めていた。そこにはボードゥの収支予想が書かれている。すでに聖ミカエル祭が過ぎ、あちこちの村々から税金代わりの農産物が都市国家に集まりつつあった。八百屋や肉屋の店頭には品数が増え、町は最も活気ある時期にさしかかっていた。
本当の収支は国家都市機密であるから発表されない。ただ見るものを豊かにする数字のみが広場に掲示される。
すなわちボードゥ市にとって都合の良い数字しか表に出ないため、やむなく商人たちは商品の流通量からおおよその出来高を予想し、一覧にまとめている。これを元に商人は新年度の商売を始める。今年が飢饉なのか豊作なのか。商人にとっては気が気でない時期だ。商機を逸してしまう。
若旦那の部屋には絨毯が布かれている。そのド真ん中には大きなテーブルが置かれ、書類や農産物が山積していた。壁際の本棚には、本がビッシリ。教会でも容易に貸したがらない本がたくさんあるだけで、この若旦那の力量と財力が一目で分かる。この部屋を訪れる者を圧倒するためだった。
「ふうっ」
若旦那は目頭を抑えた。疲れがたまっているようだった。椅子から降りて伸びをした。腰をひねる。バキバキと関節が鳴った。やはり疲れがたまっているようだ。
「お茶でも飲んで休憩しませんか」
しわがれた声。
翁従者である。10世紀の平均寿命(50歳)を10年も20年も超えて生きている。それなのに背は曲がらず、耳も遠くならず、顔のシワや白髪がなければ若旦那とタメを晴れる元気っぷりだ。
「ああ、もらおう」
ハーブ茶である。雑草のごとくどこにでも生え、いくらでも増えることで有名なハーブを、ただ白湯に沈めただけ。紅茶はまだない。
若旦那にとってハーブ茶は生まれる前から飲んでいる。おふくろの味だ。アルコール飲料がメインの食卓で、子供でも飲めるのがハーブ茶だった。ノンアルコールはハーブ茶か白湯くらいしかない。大人はワインやエールを飲むのが普通だった。
若旦那はアルコールが苦手だった。自室ではハーブ茶を飲むのが定例だった。
翁従者は尋ねた。
「いかがです。本年の出来高は」
「まあ例年通りか、やや上向きというところか」
「それはそれは。ここ数年ずっと上向きではありませんか」
「このところ暖かな気候になりつつあることと関連があるかもしれん。暖かければ小麦も家畜もよく育つ。冬も短くなるから人も生き延びやすい」
ローマ帝国が滅んだ原因の1つに、地球の寒冷化があった。それは中世の初め頃まで続き、それ以降、地球は逆に、徐々に暖かくなる。そのおかげで人類はルネサンスを迎え、現代を迎えられたとされる。そのまま寒冷化が進めば間違いなく人類は滅んでいた。
ただ、最近では暖まり過ぎて地球温暖化などと言われるが。
10世紀頃はこの寒冷化が弱まり始めた時期であった。農作物が徐々に豊富になりつつある時代に、彼らは生きていた。
「喜ぶべきことですね」
「まったく」
「若。勇者殿との約束はいつ果たすのです?」
「燕麦の件か。時期が悪かった。勇者殿とお会いしたのが聖ミカエル祭の前後だったろう。馬車にしても荷台にしても保有数は限度があるし、先約もある。小麦とライ麦はちゃんと発送できたかな」
「はい。手はず通りに。護衛もちゃんと付けております」
聖ミカエル祭(9月29日)からクリスマスまでの間に小麦とライ麦を蒔くことになっている。収穫が終わってすぐ次の穀物をまかねば食べ物がなくなる。豊富になりつつある時代であったが、まだまだ過酷な時代だ。
「余った駄馬と荷台は何頭あるかな。燕麦を王都へ発送したい」
「勇者殿にですね。心得ております。予備も動員して5台分の余裕がありますゆえ、燕麦を枝付きのまま発送いたしましょう」
その答えに若旦那は満足そうであった。
翁従者はやや不満気である。
「なぜ不満そうだ」と、若旦那はハーブ茶を飲む手を休めた。
「燕麦の代金はいかがしますか」
「勇者殿と約束したのだ。無料で良い」
「本当によろしいので」
「構わんよ。燕麦が食料や馬草に適するかやってくれるのだ。情報料としては安い」
「なるほど。自分で試すのではなく勇者殿に任せるのですね」
「そうとも。これで燕麦が有益であると分かれば、その情報とともに付近の農民に売って回る。いや農民では利益が低いな。地主に売ろうじゃないか」
「勇者殿に今売って、即座に蒔いたとしても、結果が出るのは春以降ですか」
「そうなるだろう」
あくまでも商人である機があれば話に乗る。燕麦にしても有用性は期待していたが、何分にも若旦那は商人。燕麦をまく理由がない。ボードゥ商会の若旦那が燕麦を蒔いたとなれば、たちまち市場から燕麦が消えるだろう。
金に詳しい商人は無駄なことをしない。自分が儲かる可能性をちょっとでも増やすため、若旦那は悠太郎の思惑を利用した。そして図らずもそれはウィン・ウィンの関係に落ち着こうとしている。
若旦那は悠太郎に燕麦を売る。成功すれば投機先にし、失敗すれば別の土地で試すのみだ。いかに救国の英雄とはいっても、ストイックな関係であった。
そうではあっても若旦那は悠太郎に一目置いていた。
燕麦の件だけではない。建白書の一項目。国内発布と同時に若旦那はその写本を手に入れ、熟読していた。
「しかし勇者殿はやるね。街道の整備か……。我々商人としてはありがたい話だ。しかし反発もあるだろう」
中世の道路は商業を促すものではなかった。また人々の往来を容易ならしめるものでもなかった。
3頭の馬が並んで歩ければ、それはもう立派な道路とみなされた。あるいは「新郎新婦の馬車が、葬式の馬車とすれ違えたならば」一等級の道路と言われた。
現代でいえば片道1車線の道路が該当するだろう。今の田舎道が当時の主要幹線道路であった。
当時の道路は晴れの日だけ通行するのが普通だった。舗装などされていない。冬や雨期、雨の日にはグズグズになって、荷馬車は容易に転覆する。
1414年、教皇ヨハネス23世がコンスタンツの公会議に赴いたとき、重い幌馬車が泥土にはまり転覆し、ぬかるみに放り出されたことがある。彼はヤケを起こし「悪魔のおかげで我ここに倒る」と叫んだ。
イングランドでも旅行中の死者の記録が非常に多い。これは野盗に襲われたのではなく、劣悪な道路で馬車が転覆し、下敷きになったり、水中に投げ出されて死んだのである。15世紀においてさえそれが普通であった。
このため同時期のドイツでは遺産の5ないし10パーセントを道路修繕のための税金として徴集された。婚約するときも同じ名目で徴税されている。
行政が街道整備を望み、旅行者もまた望んだ。教皇さえ望んだというのになぜ街道は15世紀になってもなお劣悪であったのか。
それは馬屋と鍛冶屋、それに宿屋のせいであった。道路が劣悪で馬車が失われると、馬屋と鍛冶屋は喜んでこれを修理して代金をもらった。その間、旅行者は近くの宿屋に宿泊せざるを得なかった。
そればかりかその土地の主でさえ、道路の劣悪さを歓迎した。車軸が折れたり馬車が転覆した場合、荷物が土につく。土地に触れたものは全て領主のもの、という概念があった。いかに上が望んでも下が望まねば、改革は遅々として進まない。
「街道整備が進めば彼らは大反発するでしょうね。食い扶持がなくなるのです」
「絶対反対するだろう。彼らは何世代もそうやって生きて来たんだ。それに税関の関係もある。ボードゥから王都まで直線道路が存在しないのも、そのせいだ」
「曲線道路のせいで距離が3倍に伸びているのですよ。非効率です」
その3倍の曲線道路に税関が何十と設置され、地元の重要な収入源となっていた。地元民の生きる糧であった。
そしてその税関のせいで商品は値上がりせざるを得なかった。当時ドイツでは商品価格の50から70パーセントが税関での課税のためであったというから、恐るべき数字だ。
「もし直線道路が出来、税関がなくなれば、品物をもっと迅速かつ安価で王都へ輸送できますな」
「誰もがそう願っているさ。だが出来なかった。たとえ王でさえも」
「しかし勇者殿はそれをやろうとしております」
「商人たちは諸手を上げて賛成するだろう。しかし地元はどうかな」
これからの王の出方次第であると若旦那は思う。懐柔策をしっかりやらねば反発の炎は燃え盛り、やがて王の首へと向かうだろう。
だが逆に成功すれば、王は商人たちのハートをキャッチ! 十国での名は多いに上がるし、国外からモノが流れ込む。商人にとっては投機のチャンスが訪れるのだ。
若旦那は翁従者に尋ねる。
「ぼくの予定で空きはあるかな」
「王都へ行くのですか」
「そうだ。街道整備の話を勇者殿と直接してみたい」
「分かりました。若、出来うるならば整備のコースに希望を出したいのですね」
若旦那はニヤリと笑った。
街道整備が成れば、街道沿いにはやがて宿場町が生まれるだろう。人の往来が激しく、よってモノの流通も大。ここに拠点を構えられたならば莫大な利益を生む。
現代でも道路が出来るときその土地は値上がりする。高速道路が走るときもそうだし、リニア新幹線の駅舎を長野県が必至に誘致したのもそうした理由だ。
街道から外れればサビれることは必定。しかし街道で商売できればぬれ手に粟。
若旦那は、あわよくば悠太郎から大路のコースを聞き出すつもりでいた。そのキッカケとするための燕麦でもあった。まさしくタダの雑草たる燕麦が、恐るべき価値を持ち出したのだ。そのためであれば馬車5台分の代金など屁にも等しい。
「しかし若。街道整備の資金は一体どこから出ているのでしょうか」
「ウワサでは王領で金鉱が発見されたそうだ。それに勇者殿は沿岸部の出身で、塩の国家専売制を検討しているらしい」
「なんと。タイミングが良いですなあ。勇者殿は強運の持ち主です」
「そう! 運だよ。それは望んでも手に入らん。まったく運命だ」
この時点では新貨幣への切替はまだ若旦那の耳には入っていない。若旦那たちもまた、悠太郎の資金源が金鉱と塩によるものであると錯覚した。喜ぶべき誤算であった。
ただ財政官や農政官、紋章院長と違い、彼らの思考はその先に向かった。翁従者は新たにハーブ茶を注ぎながら、ふと尋ねる。
「勇者殿は最後には何をなさるおつもりでしょう。王陛下に奏上したという建白書。第1次であると聞いております」
「そうだ。つまり続きがある。最後にはこの十国をどこへ連れてゆくつもりなのか、ぼくも気になる。一体全体どこへ……」
若旦那は曇りガラスを通して、抜けるように青い空を見上げた。雲の一片もない晴れやかな空に、冬鳥が移動を始めていた。
◆
若旦那は午前の仕事を終え、昼食のため食堂に向かう。風は弱まったが、寒い。間もなく冬だ。寒く、憂鬱で、凍死や餓えの時期だ。
食堂は台所と併設されている。朝、昼、晩のいずれもここで摂ることにしている。
朝食はたいていパンをワイン流し込むだけで終わる。朝から火を使う食事はなかなか難しい。火を熾すのは時間のかかる作業だった。
台所からは豚を焼く匂いがただよって来る。おそらく豚の丸焼きだろう。内蔵を取り出し、ハーブなどの香草で臭みを消し、串刺しにして焼く。ロースト・ポークとでも言うべきものだ。
暖炉横の囲炉裏では大釜が鉄鎖に吊るされ炎に炙られていた。スープだ。焼いた豚肉とタマネギ、エンドウ豆を煮込み、コショウだけで味付けされている。
食卓の上にはお盆のようなものがゴトリと置かれた。大きさも見た目も色も木製のお盆そのものだが、これは昨日焼きしめたパンである。用途はもちろんお盆で、この上にロースト・ポーク、焼いたパンが置かれる。
つまりはお盆と皿を兼ねた食器だ。くぼみがあって、ここにはバターとハチミツが置かれた。食べ終わったあとこのパンは裏口から捨てられ、ルンペンたちの食料となる。リサイクルが行き届いていると同時に、貧しい者たちへの喜捨を兼ねていた。
若旦那が席に着くと、翁従者はその下座に腰を下ろす。
すると従者たちがテキパキと食事の準備をするのだった。テーブルの上に食事が置かれた。スープからは湯気が立ち上っている。木製グラスにワインが注がれる。
「若」と翁従者は言った。「それは今年の新ワインです。ご賞味ください」
若旦那は笑った。
この時代、ワインとは単なる飲み物だ。産地や年代を気にする者など誰もいない。要するに飲めれば何だって良いのだ。
翁従者がワインを高級品扱いする言い方をしたので、若旦那は覚えず苦笑したのだった。
「いや、ぼくはハーブ茶をもらおうか。ワインはどうも好かない」
「エールもありますが」
「ハーブ茶を」
テーブルにハーブ茶が置かれ、食事が始まった。
エールは大麦、小麦、燕麦から作られる飲料で、主として従者たちの飲み物だ。貯蔵してある穀物で作られるのが一般的だった。
食事の作法が固まるのは、もう少し後の時代になる。例えばテーブルクロスの登場や、その広げ方。肉の切り方。料理を出す順番、置く位置、配膳の方法。
貨幣経済と同じく10世紀はこのあたりが未熟で、従って若旦那も翁従者も気ままに食事を進めた。
もくもくと飯を食う2人。会話はない。食事は静かに行う、というのが彼らのモットーだった。
ドンジョンでの宴会。騎士たちがやたら騒ぎ、彼らはそれを苦手そうに見ていた。
「若」
「ん?」
「城では我々と食事時間が異なるそうですな」
「そうなのか」
「はい。朝10時から正午頃にかけて昼食をとるようです」
当時、「時」という概念はない。分かりやすい言い方をするとそうなるのだ。
若旦那はうなずく。
「聞いたよ。何度も招待されたことがある。あれは疲れるよ。コースを2つも3つも繰り返すのだ。同じ内容だから飽きる」
「経験済みですか。羨ましいですなあ」
「最後のコースだけ違ったな。デザートが振る舞われた」
「ほう!」と翁従者は興味を持った。「どのような」
「甘いものが好きだったな。翁は。ナッツ、チーズ、焼き菓子だった。それに香料入りのワイン」
「ナッツにチーズ。いいですなあ」
「それさえも山のように出て来るのだ。最後には飽きてしまうよ」
「いずれにしても良い話です。勇者殿との会食でもそうなるのでしょうか」
たぶんね、と若旦那はつぶやいた。
それから2人はまた黙り、もくもくと食べる。そして食べ終わった。軽い休息を挟み、午後の仕事が始まる。
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