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水中
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僕が小さい頃は良く両親にプールに連れて行ってもらった。
ただ、僕自身は泳ぐ事が嫌いだった為あまり楽しいとは思わなかったのだが、唯一好きだったものがある。
それがウォータースライダーである。
流れるように滑り降りるとまるで空を飛んでいるかのように感じる事が出来るからだ。
なので小さい頃の僕は何度も滑る事を繰り返したものだ。
……そしてある時だっただろうか?
ふとした好奇心から僕は大きくて長い筒のようなトンネル状のものを潜ってみる事にしたのだ。
当然、そんなものは一人用ではなく何人かで滑るものだったが 僕は一人でその筒に入ってしまったのだ。
……しばらく経って、流石に息苦しいと感じ始めたので僕は出口に向かって泳ぎ始める。
するとどうしたことか?一向に進まないのである。まるで底なし沼にはまったかのような錯覚に陥る。
必死に手足を動かすが状況は変わらない……。
僕はパニックに陥りそうになるが
「あ……」という声が頭上から聞こえる。
僕は上を見上げるとそこにあったのは天井だけだった。
「なんで?」
そう呟いてもう一度下に顔を向けると そこには……僕の姿が映っているのに気づいた。
(そっか僕はあのあと死んだのか)
ただ、僕自身は泳ぐ事が嫌いだった為あまり楽しいとは思わなかったのだが、唯一好きだったものがある。
それがウォータースライダーである。
流れるように滑り降りるとまるで空を飛んでいるかのように感じる事が出来るからだ。
なので小さい頃の僕は何度も滑る事を繰り返したものだ。
……そしてある時だっただろうか?
ふとした好奇心から僕は大きくて長い筒のようなトンネル状のものを潜ってみる事にしたのだ。
当然、そんなものは一人用ではなく何人かで滑るものだったが 僕は一人でその筒に入ってしまったのだ。
……しばらく経って、流石に息苦しいと感じ始めたので僕は出口に向かって泳ぎ始める。
するとどうしたことか?一向に進まないのである。まるで底なし沼にはまったかのような錯覚に陥る。
必死に手足を動かすが状況は変わらない……。
僕はパニックに陥りそうになるが
「あ……」という声が頭上から聞こえる。
僕は上を見上げるとそこにあったのは天井だけだった。
「なんで?」
そう呟いてもう一度下に顔を向けると そこには……僕の姿が映っているのに気づいた。
(そっか僕はあのあと死んだのか)
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