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第三章 二人と一匹ののほほん生活
第15話: 森の散策と素材集め
しおりを挟む翌朝、目を覚ましたフィオは窓から差し込む柔らかな朝日を感じながら、イマーシュとポポと共に出かける準備を始めた。今日も天気は良さそうで、森へ行くには絶好の日だった。
「さて、今日は森に行って素材集めをしようか。」
イマーシュが朝食を済ませ、食器を片付けながら言った。
「ポポも元気そうだし、きっと楽しい一日になるだろうな。」
フィオは笑顔で頷いた。
「うん、あの森にはいろんな素材があるから、今日もいろいろ集めようね。」
朝食を終えた三人は、早速家を出て森へ向かうことにした。近くの森は、様々な薬草や珍しい木の実、そして時折見かける珍しい動物たちで知られている。そのため、フィオたちはいつも持ち帰る素材の種類が多く、毎回新しい発見があった。
「今日はどんな素材を見つけられるかな?」とフィオがワクワクしながら言った。
「今回は特にこの草を探してるんだ。」
イマーシュがポーチから取り出した小さな地図を見せると、そこには特定の薬草の場所が示されていた。
「これがあれば、色々な薬を作ることができる。お前も手伝ってくれよ。」
ポポはその話を聞いて、嬉しそうに前を走り出した。彼は森の中でも素早く走り回ることが得意で、草むらをかき分けながらすぐに消えてしまった。
「ポポ、またどこかに行っちゃうんだから。」
フィオは少し困り顔で言うと、イマーシュは笑って言った。
「まあ、あいつが楽しんでいるならいいさ。」
二人はポポを追いかけながら、森の深い部分に向かって進んでいった。木々の間から光が差し込む中、静かな森の空気が二人を包み込み、まるで時間が止まったかのような心地よい空間が広がっていた。
「ここならいい素材が集まりそうだな。」
イマーシュが言うと、フィオも周囲を見渡した。草や木の実が豊かに育ち、さまざまな香りが漂ってくる。
「こっちの茂みにも何かあるかも。」
フィオは言うと、その方向に歩き始めた。イマーシュも後に続く。
数時間の間に、二人は必要な素材をたくさん集めることができた。薬草、果実、そして珍しいキノコまで。ポポも元気に駆け回りながら、途中で見つけた小さな木の実を二人に持ってきた。
「ありがとう、ポポ!」
フィオが笑いかけると、ポポは嬉しそうに尾を振った。彼の顔には、どこか誇らしげな表情が浮かんでいる。
「さて、そろそろ帰ろうか。」
イマーシュが集めた素材を確認しながら言った。
「今日はたくさんのものを集めたな。これでしばらくは困らないだろう。」
三人は満足げに森を後にし、家へ向かって歩き出した。今日の冒険もまた、心地よい思い出として彼らの心に刻まれていくのだった。
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