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第三章 二人と一匹ののほほん生活
第47話: 旅館を後にして
しおりを挟むビュッフェでの朝食を終えたフィオたちは部屋に戻り、荷物を最終的にまとめた。フィオは布団を畳みながら、「本当にいい旅館だったね。温泉もご飯も最高だった!」と満足げに言った。イマーシュは荷物を肩に掛けながら「だろう? この値段でここまで楽しめるのはなかなかないよ」と応じた。ポポは肩に乗ったまま「次はどこ行くの?」と言わんばかりにフィオを見つめている。
フローラ植物園を眺めながら、旅館の玄関を出た三人。清々しい朝の風が吹き、温泉街の静けさと朝の活気が交じり合う。フィオは深呼吸をしながら「いい天気だね。次はどこに行こうか?」とイマーシュに問いかけた。
イマーシュは地図を広げながら、「このまま町を少し歩いてみないか? フローラ駅周辺にもいくつか面白そうな店があるらしい」と提案する。フィオも「いいね、それならお土産も探したいし」と同意した。ポポは肩から飛び降りて地面を歩き始めたが、周囲の人々から興味深そうな視線を受けるたびに、再びフィオの肩へと飛び乗った。
温泉街の中心部を抜け、商店街に差し掛かると、色とりどりの旗や看板が目を引いた。焼き立てのパンを売る店や、地元の工芸品を扱う店が並び、賑やかな雰囲気が漂う。フィオは気になる店を見つけるたびに足を止め、イマーシュとポポと一緒に品物を眺めた。
「これ、かわいい!」とフィオが手に取ったのは、小さな花を模したガラス細工だった。イマーシュも「それいいな、記念に買っていこうか」と賛成し、店主との会話を楽しみながら購入を決めた。
次の目的地に向かう前に、三人は少しだけ街の雰囲気を楽しむことにした。地元の活気に触れながら、旅の楽しみがさらに深まっていくのを感じるフィオたちだった。
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