のほほん素材日和 ~草原と森のんびり生活~

みなと劉

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第三章 二人と一匹ののほほん生活

第49話: 次の目的地へ

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 駅前での散策を終えたフィオたちは、次の旅のステップを踏み出す準備を始めた。イマーシュがポケットから手書きのメモを取り出し、「次はシーレン駅だな」とフィオに告げた。シーレン駅は、豊かな湖が広がる景勝地で有名らしい。「湖かぁ、楽しみだね」とフィオが目を輝かせると、ポポも肩の上で元気に鳴き声をあげる。

 イマーシュは駅の窓口でチケットを購入するため列に並び、フィオはその間、ポポと一緒に駅構内の賑わいを眺めていた。駅にはさまざまな旅人が行き交い、大きな荷物を抱えた商人や、家族連れの観光客、地元の住民たちの姿が見受けられる。「こんなにたくさんの人が旅をしているんだね」と感心するフィオに、ポポが頷くように小さく動く。

 やがてイマーシュが戻ってきて、二人に「これが次の列車のチケットだ」と手渡した。「発車は15分後だ。ホームで待つぞ」と言われ、フィオとポポも彼に続いてホームへ向かう。

 ホームに着くと、列車を待つ人々がすでに並んでいた。風に揺れる駅の旗や、列車到着を知らせるスピーカーのアナウンスが旅の雰囲気を高めてくれる。フィオは「次の列車って、どんな車両なんだろう」と期待を込めて周囲を見回す。イマーシュは「たぶん、今まで乗ってきたのと大差ないだろうけど」と言いつつ、どこか楽しげだ。

 ポポはホームの端から顔を覗かせ、遠くのレールをじっと見つめている。「もしかして、列車が来るのを待ってるのかな?」とフィオが笑うと、イマーシュも「賢いリスだな」と頷いた。

 列車が到着する少し前、駅員がホームに現れ、列車の安全確認を始めた。その様子を眺めながら、フィオたちは「次はどんな景色が見られるんだろう」と胸を膨らませていた。

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