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47話

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と呂布が悩んでいると夏侯惇が答えを教えてくれた。
だが曹操の救出に向かった呂布と夏侯惇だったが、そこで夏侯惇と曹操を捕らえようとしてくる兵士達と遭遇 曹操を救出しながら呂布と夏侯惇は城内に入り曹操を探し始めた。だがそこには罠があって 地下牢には曹操の姿がなかったのである。そして呂布はある場所にたどり着く その場所こそ曹操の捕らえられている所だった だがそこで夏侯惇とはぐれてしまう だがしかし俺は焦らなかった なぜならここに曹操が来るのがわかっていたからだ。
なのであえて何もしないで待つことにした すると予想通り曹操がやって来た 俺は曹操に近づき 呂布は曹操と2人きりの状況を作り出し、話をはじめた
「呂布よ。今は我とお主の2人きり」
曹操は俺を壁に押し付けると俺の服をはだけさせて首筋に舌を這わす。
「んあ…」
呂布はその行為に耐えきれず喘ぎ声を出してしまい顔を赤らめるがそれでも冷静を保っていた。
「ほう、強がってるのか?どこまで持つかな?」
乳首をつまみながら器用に服を脱がす。「うぐぅ……やめろ」
と言いつつ体を委ねるように力を抜く ここでやっと曹操は動きを止め 呂布の身体をまさぐりはじめる まずは指先で撫ぜ回し 耳元で囁く
「ほら感じてるんだろう」
と それを受けて更に体を震わせる呂布を見て笑っている曹操。
「もう硬くしてるな……こっちは濡れてきてるな」
男の部分は勃起し始めて女の部分は濡れ始める。女の部分に指を入れてきた。曹操はそのまま手の動きをやめず 今度は胸への愛撫を始めてくる 2人の体はどんどん高まっていく……曹操は遂に呂布の中へ入ろうとしている そして曹操は自身のモノを当てた瞬間、勢いよく押し入れた
「やあ!…んあ…あ」
久しぶりの、行為に嬌声をあげる呂布。だがそんな事も気にせず突き続ける曹操。
次第に快感を覚えはじめ曹操を求めるように呂布の身体が反応していく。その変化を見抜いてか 曹操はさらに強く腰を打ち付け、果てた。呂布もまたイってしまった。曹操は呂布の中に欲を吐き出す。
衣服を整える2人。
そして戦略を話し合った。曹操はこの国のトップになりたい。俺は英雄でありたい そう願った曹操は俺に協力してくれないか?と言ったが俺はもちろん拒否した。曹操は自分の夢を諦めたのだ。だが俺はこの世界の人間ではない。なら俺は俺のしたいようにするだけだ と言って去っていったのだ。この時初めて自分の記憶を取り戻したことに気付いたが俺にはあまり関係ないので気にせずに
曹操との再会を果たすのを心待ちにしていたのであった。
俺のこの手で曹操を助けるためにだ。曹操と再び再会した時にはすでに曹操は捕まっていた そしてその曹操を見たときに曹操の記憶は取り戻したことを悟った。だが俺に気付いてない様子だった。
そこで曹操は俺に向かって話しかけたのだった。
曹操が俺の名前を呼ぶのと同時に俺は口を押さえた。なぜだ?俺はまだこの世界での名を知らないはずだ そう思いながらもこの世界での名前はなんだっけと思い浮かべていた そうだ 藤谷零児だ。だから名前が分かるわけない。だがどうして俺のことを知ってるのだろう。俺はこの世界の知り合いなんてほとんどいないはずなのに。だがその時思い出したことがあった 。曹操を助けた時の出来事だ。そういえばあの時の男は俺だったのだ。その時に初めて俺は自分から動いたのだ。つまりその時の事がどこかで知られてそれをたまたま曹操は覚えていたということだ。
ならば何故俺の事を知っているかという疑問が生まれてくるがそれも解決した。曹操は言ったのだ 俺もお前のように異世界から来た、しかも俺と同じ転生者で前世は藤谷零児という名前だったと。そこで全てが繋がったのだ この世界に呼ばれた理由も、今までのことも、全て思い出したのだ。だが、まだ思い出していないことが1つあった 自分がこの世界に来た時に手に入れた能力のことである。それは俺の能力なのか?俺はまだ思い出せていない事が多くあるので今考えても仕方がないと思った。だが、今はそんな事よりも、俺のことを話してくれたという嬉しさで俺は満ち溢れていた。俺は曹操と一緒に城を抜け出し、仲間達を探しに出た。そしてそこで俺は仲間達の事を思い出した。俺には仲間がいる。みんないい奴らばかりだ。だがそこに行くまでの道中で敵兵に襲われたり 城を出た曹操を捕まえようとしたりしたのを曹操と協力してなんとか切り抜けた。だが、仲間達はどこにいるんだ?と考えていると、曹操は城から出た際に俺に地図を渡していて、その情報をもとに仲間を探しにいく そこには3つの町がある。だがそこへ向かう途中に森があった そこで俺たちは仲間とはぐれてしまう。だが俺は諦めなかった そこで仲間を見つけるための行動を起こした。
だが、そこには曹操のかつての軍師である荀イクが待ち構えていたのである 。
彼は俺に対して攻撃を仕掛けてきたのである。
そこで曹操と共闘して何とか凌ぐことができた。だがそこからが大変だった。
森の中での戦だったので木々のせいで思うように身動きが取れない。だから曹操が先陣切って敵陣を切り崩してくれるのをひたすら待っていると、後ろから弓矢が飛んできたのである。だがその矢は俺を狙ったものではなく敵の将と思われる男、韓信の頬の横を通って地面に刺さっていた。
それで気づいたのか その男が こちらへ向かって歩いてくる。
俺はその男の放つオーラのようなものを察してすぐに曹操を連れてその場を離れた それからしばらく歩いていると急に空を見上げ始める曹操。何かあるなと思っていたがそれを見て驚いたのだった。なぜなら、巨大なドラゴンのような化物が空中に現れたからだ。これはヤバい!と思いながら曹操を守るように前に立っていたがどうにもならない。このままだと確実に死ぬと思ったが運良く近くに隠れていた兵士がやってきて助けてくれようとしたが 逆にやられてしまった。その後曹操を逃がす事に集中していたが ついに曹操を守りきれずに曹操が逃げられないように腕を掴んだのがいけなく 兵士をやられて焦っているであろう曹操を追い詰めようとしてきたのだ。それに危機を感じたので 曹操だけでも逃げるように指示したが その言葉が裏目に出て 殺されそうになるがそこに呂布が現れ曹操を助け出す。
その瞬間 に俺の中で何かが変わったような気がするがそれよりも呂布との一騎打ちが始まり激闘を繰り広げていた お互いに譲らない一進一退の戦いが繰り広げられていると、上空にもう一人の武将が現れる だが曹操はそれを狙っていたかのようなタイミングで攻撃を仕掛け、その男の顔面を打ち抜いて一撃必殺を決めた 俺はそこでまた新たな力を解放できるのではないかと思うがなかなかそうはいかないらしい 。すると今度は 曹操のところに曹操の娘が現れたが 娘に手を貸そうとしていた曹操を止めようとして俺は斬られる。そしてその事に怒りを覚えた呂布が呂布と戦いを繰り広げた その結果呂布を倒し曹操を救出する。その後は 曹操が俺を庇って呂布の拳を食らい死んでしまったので仕方なく
蘇生魔法を使用して曹操を生き返らせる。
しかし曹操はその行為が気に入らないらしく怒った。それでも構わず曹操を助ける。
曹操が生きてればなんでもいいし俺は別にこの世界で死んだとしても何も問題はない だから俺は命を捨てる事なんて躊躇わない。
そして そのまま森を抜けて目的地に着くが そこは曹操軍の兵士たちが待ち構えていた。そして 曹操軍は俺を待ち伏せしていた。
この日、初めて俺が自分から動いた その時だ! 自分の身体の奥底にある 封印されていた力が一気に解き放たれた感覚になった。そして俺と曹操以外の人間は一瞬にして 俺の攻撃によって全滅させられた。その事実を確認した曹操は俺に問い掛けて来た
「お前は一体何者なんだ?何故これほどの力を持っている?」
俺は曹操の目を見た。この人は悪い人じゃないと何故か思った。そこで俺は正直に答えることにした 俺の前世の名前は藤谷零児 前世の世界の日本では学生であり 俺はいじめに遭ってたんだ。だから毎日憂鬱で、学校なんか行きたくなくていつも遅刻ギリギリの時間にしか家を出ていなかった その日は大雨が降っていて傘を差して登校していたが 俺は学校に忘れ物を取りに行きたかったのと少しでも雨宿りしようと思って近道を通るために 狭い路地に入った。だが 俺はそこでトラックに轢かれて死にかけた。だけど奇跡的に助かったんだ。ただ俺の人生はそこで終わりを迎え、 俺の転生したこの世界では俺には親がおらず孤児院で育った。最初は慣れなかった生活も今じゃだいぶ慣れて来て今では楽しく過ごしてるよ。前の世界の記憶だってしっかり覚えてるがあの時の出来事はあまり覚えてない
呂布として生きていた頃の事は全部覚えているがあの時は今みたいな力なんて持っていなかった。だから俺は俺が何故この世界にいるのか それは知らない だが俺には仲間がいる 仲間のために俺が出来ることがあればどんなことだってやる覚悟はあるつもりだ。だから俺はお前の味方につく 俺と一緒に行動すれば仲間を見つけれるかもしれないぞ 。
それが俺が伝えたくて話した 全てだ。
夏侯惇がやってきた。彼が曹操の息子なのかと聞いてみると違うそうだ。彼は曹操の部下で曹操と共に旅をしていたとのこと。その事を聞いていたのかどうかわからないが、俺の言葉を信じてくれたようで仲間になると言い出したのだ。彼の実力はかなり高く呂布と張遼に匹敵するほどの強さを誇る 俺達3人で曹操を探しに向かう事になった 。ちなみに、仲間になってからの俺の呼び方は呂布将軍 となった。それからすぐに森に入り仲間とはぐれてしまった その場所にたどり着いたのだが誰も見当たらない。そこで俺達は辺りを探して仲間を探すが見つからない。それから2日経ち、3日目の夜になり今日はこの場に止まることにした 3人とも もう疲れ切っていた。3日目になって俺は曹操のことを思い出す。曹操とはここで別れた。俺はまだ仲間のことが心配だったので探しに行く。と言ってその場を離れる。その後 しばらく歩いてると、俺達のところに来た森の近くの街道を通っていたと思われる一団と遭遇したがその中に俺達は 見知った顔を見つける それは 劉備玄徳だった 。俺達は劉備一行を襲おうとしてきた刺客と戦闘を開始した だが敵が強く俺一人だけではどうにもならない状況だった 。だが そこに俺を助けに現れた人物がいた。
彼こそが後の漢王朝の二代目皇帝である霊帝陛下の御代にて最強の武将の一人としてその名を轟かせた猛将"華雄"だ。その後の華雄は その強さを持って敵を蹴散らし、俺達に手を貸すという。華雄が加わった事で戦いのペースは格段に上がった。しかしそこで華雄がある提案をする 。それは俺達が董卓軍を裏切り 袁紹の陣営に加わることだ。そうする事で 董卓軍内部からもこちらの協力者を増やすことが出来る その案を聞き入れ俺達は袁紹に寝返ることを決めた。そこから俺達は一旦、曹操の元に帰り報告を行うと、 俺の話を聞いた曹操が呂布に質問してきた
「お前の言ってることは全て真実なのだな?」
呂布はそれに答える。嘘をつく意味などないとばかりに・ すると 曹操は何を考えたかは俺には全くわからなかったし、今でも曹操の考えがよくわからないままだ。それから曹操は俺について来いと言う。
呂布はその誘いに乗り曹操軍に仕官することを決意した。そして俺は 俺の新しい人生が始まる その予感があった。だが その予感はすぐに現実のものとなる。俺はこの時に確信していたんだ。これからも俺は数々の強敵に巡り合い戦う事になるだろうと その事に対して俺が思うことは ただ一つ。
必ず勝つ! 呂布は新たな人生を歩み始める 新たな仲間 新たに手に入れた能力 それらを使いこなし この先も勝ち続けなければならない。そして呂布奉先は新たな伝説を紡ぎ出す。
そんな呂布の物語が始まった
夏侯惇と呂布は合流した後再び仲間探しに向かった 。だが二人の行く場所は既に決まっていた。二人の目的はある女性を探し出すことにある それは韓当という名の女傑だ。彼女は三国志の時代でも特に有名な豪勇で大酒飲みで知られる。彼女もまた呂布と同じく、黄巾の乱での義勇軍に参加していたが その後は呂布と同じように行方がわからなくなった。そして今回の事件が起きたわけだ。二人はこの機会を逃す訳にはいかないと思ったのか行動を開始するのであった。
張遼が夏侯惇と呂布を発見するとそこにはもう一人 武将らしき人物が一緒にいた。張遼はその武将を見たことがなかった為少し驚いたがすぐに冷静さを取り戻し呂布の元へ近づいて行ったその時だった。突然、謎の女性が襲いかかってきたのだ。それもかなり強い その力はまるで計り知れないものを感じるほどだったが彼女の目的はおそらく自分達ではなく仲間の一人だと思われるからだと判断したのだろう。
まず彼女を足止めして 他の2人を先に向かわせることにしたようだ。だが簡単に倒されるようなことはなく激しい攻防戦を繰り広げる中張遼の予想通り、もう一人の人物は仲間を探すためこの場を離れて行き残った者同士の戦いで勝負を決めることになるのだった。
呂布がその女の相手をしていたが思ったよりも強く苦戦する 。
だが それでも少しずつではあるが相手にダメージを与え続けていたがここで問題が発生した。実はあの時に、仲間達も襲撃されていたようで、その場に駆けつけて来たが、 敵の数が思ったよりも多かった。そこで俺は張飛に加勢するように言い向かわせた。
それから俺達は一度退却をし、作戦を考えることになった。
それからしばらくして俺達は、奇襲をかける為に準備を整えるが、ここで曹操が現れ俺達に指示を出す。内容は簡単なもので敵の本拠地まで潜入するというものだが正直 このメンバーで大丈夫なのか疑問が浮かぶ。だが俺達はこの話に乗るしかないと思い俺が志願し承諾を得ることができた。だが この時俺は嫌な胸騒ぎを覚えていた それは今までの経験則によるものかもしれない 何が起こるのか想像出来ない不安を抱えながら行動を始める 。だが敵の居城に潜入してみると罠ばかりでまともに進むことすらできなかった。だが その中で唯一 突破できた道がありそこを突き進んでいく その奥には1人の少女がいたがそこに待っていたのは巨大な壁が立ち塞がっていたのだ。俺達はなんとか 攻撃を防ぎ反撃を繰り出すことに成功した これで終わりだと思いたかったがここで思いもよらない事が起きた。なんと少女の攻撃はあまりにも大きく俺達は一瞬にして吹っ飛ばされてしまうのだった。
俺が起き上がる前に曹操は俺に逃げるよう指示しその場を離れた。
その後ろ姿を見ながらも俺は何も出来ず意識を失うだけだった。
目が覚めると俺は牢獄にいた。しかも周りには武装した兵がいた為逃げ出すことは不可能だった。曹操に助けてもらえなければ間違いなく殺されていたことだろう。しかしここでさらに状況が悪化する出来事が起きる 呂布は捕まったままの状態が続く中で曹操軍の精鋭達と戦うことになるのだがここでもやはり実力差は圧倒的であり手加減されながらも呂布軍は劣勢に立たされている時だった そこへ突如として乱入者が現れたのだが呂布にとってみればとても見覚えのある顔だったため呂布はすぐに警戒心を解きその人物の元へと向かった。一方その頃、曹操軍が戦っている場所では呂布軍とは真逆で苦戦を強いられる展開になっていた。
だが この戦いの最中に現れた人物によって状況は一変して一騎当千の強さを見せつけ一気に形成は逆転していく。そして最後に立っていた人物は夏侯惇の前に立ちはだかるがその正体は俺にとっては意外な人物であったのだ。呂布と合流した際にいた謎に包まれる少女だ。なぜ彼女がここに来たのか そしてこれから先どうするつもりなのだろうか? それはまた後々判明していくことになるが、現時点でわかってる範囲で言うと彼女の存在は俺にとっても曹操や呂布軍、そして天下にも影響することになる これから一体どうなるのかさっぱり検討がつかない 。
董卓軍との戦いの後 、呂布はある事を考えていた。そう、このままの状態で良いわけがない もっと自分が強くなる必要があるのではないのかという事に気づいたのだ。それに今は、董卓を倒した事により勢力争いが起こっており群雄割拠となっている時代でもあるため力をつけなくては他のものに足元をすくわれかねない と考えた。
そのためにまず、今現在どのような勢力が動いているのかを把握するために曹操から情報を貰うことにした。曹操の話によると現状では、袁紹が有力視されておりその下についた武将は数は少ないもののその強さは本物であるという。しかし他にも優秀な将は多くいるため誰が次の王となるかはまだわかっていないようだ。
そこで俺はとりあえず曹操に俺もそっちの仲間に入れてくれと言ってみた所意外とあっさり受け入れてくれた。ただ俺が加わるからといって別に優遇してくれるというわけでもないみたいだったが。まあそれは仕方のないことだと思っている。呂布奉先として生きることにしたからだ。それからしばらくは、訓練に励んだりした。といっても実戦形式のものではなく基本の動きの鍛錬などだけだが。そんなある日、呂布の元に訪問者が訪れた。訪ねてきたのは、あの時の女だ、女の名は夏侯淵と言った。呂布のところへ来ると彼女はこう言った
「お前とはいずれ戦うと思っていた。だから今日来た」
と。彼女は曹操と同じで戦闘を好むタイプの人間で好敵手が欲しいのだという。
なので彼女の中では俺は合格点に達していたのだと。ちなみにだが 彼女と夏侯惇との関係についても知っているらしい。
夏侯惇は元々 彼女の部下で共に黄巾党と戦っていたのだが途中で賊に落ちてしまったため 、やむなく離れることになった。
だが彼女としては今でも気にはかけているのだそうだ。その話を聞いた俺は彼女のことを少し誤解していたのではないかと感じた。
確かに戦いを好みはするが根っからの悪人であるはずもなく本当はいい奴だったのではないかと 。呂布はそのように考えていたら いきなり呂布に襲い掛かってきたため慌てて避ける。その後も何度も仕掛けてくるが呂布は全て避け続けたがやがて限界がきてしまいそのまま尻餅をつく形で倒れてしまった。呂布は何とか立ち上がると今度は彼女に攻撃を仕掛けようとするがやはりまだ力が戻っていないせいもありすぐに押し倒されてしまう。するとそこで誰かがやって来た。やってきたのは曹操と曹操の部下の夏侯惇だ。
そこで曹操は呂布に向かって何かを言うが、呂律が回っておらずよく聞き取れなかった。その後呂布は意識を失い倒れ込む。それから曹操は倒れた呂布を連れて帰って行った。その翌日 も曹操と曹操の家臣達の姿はあった。しかも全員無傷でだ。呂布に襲いかかった時にはかなりの激戦が繰り広げられたはずだったが やはりそこは曹操の強さを実感する事になった。こうして呂布はしばらく眠りについた 呂布との戦いで深手を負った曹操であったが驚異的な生命力でなんとか生き延びる事ができた。そして意識が戻った後 彼はすぐさまある決断をしたのだが、その話を聞こうとする者は誰一人いなかった。それは彼が病にかかり余命幾ばくもない事が発覚したからである。
だがそれでも構わず曹操は話すことにする。なぜならそれが彼の意思なのだから……曹操の話では近日中に呂布との再戦をする事が目的だという事を話してきた。呂布と再び剣を交えることこそが自分の最後にふさわしいと決めたらしくその時は、夏侯惇や典韋なども呼んでおくと言っていた。しかし この提案に皆 難色を示したが、曹操だけは絶対にやめる事はなかった そんな曹操に対して誰もが諦めていたが呂布本人だけは何も知らなかった 。数日後ついに曹操と呂布の2人は対決することになった 。しかし曹操と呂布の力の差は明白で勝負にならないような展開だった。それに加えて曹操にはもう時間が残されていない事も知っていたため、焦りもあってかなり不利な状態で戦っていた 。
しかも曹操の配下達は誰も止めに来ないばかりか手助けもしない始末だ。しかしそんな中で、曹操は驚くべきことを起こす なんと自らの首を切り落としたのだった 。これにより曹操は完全に息絶えたが同時に曹操の手にあったはずの天下も失われていたのであった。さらにこの時 董卓軍残党達が各地で挙兵し曹操軍と対立を始めたため戦況は一気に泥沼化してしまった。そのためもはやこの戦いは呂布個人の力だけでどうにかできる範囲を超えており曹操軍も徐々に押されていき、とうとう曹操軍の主力は敗走することになってしまった 。

その知らせを聞いた俺は 急いで曹操の元へ駆けつけた 、だがそこにはすでに事切れて既に事切れている曹操と夏侯惇の姿があった。だがそこにいた夏侯惇の顔からは悲しみが消えていなかったことから、恐らく曹操の最後の願いを聞いてきたのだろうと予想がついた 。
夏侯惇から詳しい話を聞くと どうやら、自分が敗れた場合には曹操の命を助けてほしいと言われていたらしいのだ。
その為、もし自分が負ければ、曹操と心中しようと考えてたようだったのだ。
また俺とも戦う事になっていたようだが俺が目覚めた後はどうやら体調が悪くなり寝込んでいたらしいとのこと 、俺が呂布だとわかった時は、驚いた様子を見せ、また自分と戦いたいという様な発言をしていたがさすがに大罪人である董卓に仕えていた武将なだけあって呂布に敵意を見せることはなく大人しくその場を離れて行った 。

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