異世界お料理探訪譚~魔獣引き連れて失礼します~

みなと劉

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12 スイーツパラダイスと結婚前提の婚約

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そんなことを考えながらメニューを見ていくすると
俺はあるものを見つけたその名はモンブラン
これしかないと思い店員さんを呼び注文をした
そして運ばれてくるまでに 俺はオーディン様に質問をしてみたなぜ俺なんかと一緒に行動をしてくれているのかとすると オーディン様は
いつもは一人なのだがたまには誰かと共に行動するのも良いものだと思っておったのだが
ちょうどお主に会ったからじゃと答えてくれた
そして俺はさらに聞いてみるどうしてそこまでしてくれるのですか?
すると
オーディン様はこう答えた我はな、神として皆を導く存在であらねばならん 
しかしな人と接することはあまりなかったんじゃ 
だから人とどのように接すれば良いのか分からぬ 
じゃが、ユウキ殿を見ていて少し羨ましいとも思ったのじゃ 
だからじゃと言ってくれた。
俺は嬉しく思いながらオーディン様にお礼を言った
そしてケーキが運ばれてくる
ロキとオーディンは目をきらきらさせる
「さあ、食べましょうか」
オーディン様とロキさんの二人がとても美味しそうに食べる姿を見て俺は微笑ましく思っていた 
オーディン様が俺に話しかけてきた 
どうしたんですかと聞くと 
オーディン様はこのあと少し付き合ってくれないかと言われたので 
俺はもちろんと答えた
そのあとはオーディン様と色々な場所に行った 
アクセサリーショップ 
これはオーディン様が行きたいと言った場所だ 
他には服屋さん 
これは俺の行きたいところだった
そして最後に行ったのは喫茶店だった 
ここはオーディン様がよく来ているところで紅茶が旨いと評判である
そしてオーディン様が頼んだのはフルーツタルト
そして俺が頼んだのはアップルパイどちらも絶品であった
そして会計の際オーディン様は少し待っていてくれ
そう言い残してどこかへ行ってしまった 数分後オーディン様は戻ってきた
その手には箱を持っていたその中身はなんと指輪が入っていた 
これには驚いた 
オーディン様が言うにこの指輪を身に着けてほしいとのことだった 
俺はもちろんですと言い早速左手の薬指にはめた 
するとオーディン様はその指輪について説明してくれた 
それは結婚指輪というものらしく 
それをお互いが身につけることで永遠の愛が続くという言い伝えがあるそうだ 
なのでこれからもよろしくお願いしますねと 
俺はそう答えた 
するとオーディン様はこちらこそと返してくれた 
こうして俺たちのデートは終わった 
また二人で出かけたいなと思った 
ちなみに帰りはユニコーンに乗って帰った 
そして次の日 
俺はギルドに顔を出していた
というのも依頼を達成したことを報告するためだ 
受付嬢に話したところすぐに報酬を渡された 
そして オーディン様との約束の時間が迫っていたので 俺はオーディン様の元へと向かった 
宿屋の前に着くとそこには既にオーディン様がいた
では行くとしようかと言われて 
俺はオーディン様とともに目的の店へと向かっていった そして着いた先は昨日も行ったケーキ屋さん 
ここでオーディン様が食べたかったものを食べるのだ
昨日はロキさんとも一緒だったから仕方ないか
そして注文をし終えてから 
オーディン様が俺に話しかけてきた 
「そういえば お主は何故冒険者になったんじゃ?たしか異世界転生をしたんじゃったな」
俺は
はいと答えてから
なぜ冒険者にとなった理由を話し始めた それは元の世界でいじめにあっていたことや友達と呼べる人がいなかったこと
そして家族からも見放されたことなどを 全て包み隠さず話した
すると
オーディン様は悲しそうな顔をしていた そして俺は話を続けるそして気づいたら自殺をしていたでも死んでからわかったことがたくさんあったまず
自分がいかに愚かな人間だったかということだそして
もう一つ
自分を変えたいという気持ちが芽生えたことだから今度生まれ変わった時はもっと強くなりたいと強く願って
俺はこの世界にやってきた そして オーディン様ともまさか門開いたら
会えると思わないじゃないですか
運命感じましたと話した
そしたら
オーディン様は顔を赤らめてしまい俯いてしまう

「これが俺のこの世界へ転生までの話です」
するとオーディン様は何かを考えるような素振りを見せながら
お主に一つ頼みがあると言ってきた その頼みとは
この世界を救ってほしいということだった
「そういえば最初に会ったときにも同じことを言ってましたね」
「うむ!それなのだがな」
なんでも
最近になって魔物の活動が活発になっているらしいしかもしれないらしい 魔王の復活の兆しもあるとのことだ
だけど俺の知ってる限りだとその魔王は俺をこの世界へ転生させた神様の可能性が大いにありうる
俺は当然の如く引き受けることにした
オーディン様はありがとう我が君なんていうから
「それはどっちかというと俺の台詞のような」
「まあ良いではないか!ほらほら
紅茶にあうケーキをまだまだ頼むぞ!」
えええ!
「まだ頼むんです?」
「当たり前であろう!絶品なのじゃからな!」
こうして
まだまだオーディン様による
スイーツパラダイスが続きます
俺、甘いものは苦手だぁ!
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