異世界で気づけば世界最強になっていた

みなと劉

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82 ユウキと主神

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「そ、そうなんですね……あの……ひとつ聞きたいのですが
ユウキさんはなんでこの500年
この世界『アドクリフ』に居なかったのです?」
「それか……俺は『エドフェルム』の神になっているからだよ」
「え?『エドフェルム』ってたしかアーガス様が言っていた魔界エドフェルム?」
「そう……魔界『エドフェルム』俺はそこの神様なんだよ……500年前から」
「そうだったのですね。それでこの世界には主神がいないと」
すると
「いや……居るはいるんだよ」
「居るはいる??」
(意味がわからない)
「『オーディン様』がね。」
(たしか前の主神様……だったか
オーディン様について教えて欲しい)
『(はい、オーディン様はルシフェル・ラファーガ様の弟君になる方でユウキ様が主神となる前主神をされておりました。)』
『(ユウキ様の事をとても可愛がられていて。)』
「いまはオーディン様は?」
「『天界』に戻っている。そっちが今大変らしくてな
その話はもうやめにして今日は泊まっていくか?前までルドガー達が住んでいた部屋があってな空き部屋になってるんだ泊まるならそこを2人で使うといい
お前ら付き合ってるんだろ?」
グラウディウスとアキトは驚く
「「え!?」」
「お前たちのさっきのセックスみたら気づくと思うけど」
「まあ、俺とルシフェル様も似たようなもんだし……ね?ルシフェル様」
「そうだな……ユウキ」
抱き合う2人にアキトとグラウディウスは真っ赤になる。
(こんなにも素直に抱き合える2人に……なんて素晴らしいんだ)
そんな2人を微笑ましく見守るアキト
「……あ、じゃあお言葉に甘えるとします」
「うん。部屋は2階上がって1番奥の部屋だよ
お風呂も使っていいからね」
ルシフェルが ユウキに問う
「一緒に入るか?ユウキよ」
「……はい♡」
もう……2人ともラブラブなんだ。
(羨ましい……でも)
(こんな2人が僕は……大好き)
とアキトは思ったのであった。
翌朝
服を着替えてアイテムボックスを整理して
1階にグラウディウスと降りると
いい匂いがしてきていた。
(あ、いい匂いする……それに……お味噌汁の匂いもする)
「おはよう!アキト……ご飯用意できてるぞ」
そこには
『ご飯』『納豆』『秋刀魚の塩焼き』『お豆腐』『お味噌汁』だったのだ。
ぱぁ!っと笑顔になるアキト
ピコン
『アキト様の好物の3種のご飯』
「うぉぉ……お米が食べたくて仕方なかったので……」
そして2人は席に座りルシフェルさんとグラウディウスも座る。
(やっぱりルシフェルさんの隣は僕でその反対側にユウキさん達かな?)
と思っていると
「……あ……」
グラウディウスと向き合って座る形であった。
「やっぱさ……俺たち夫夫とお前たち夫夫」
「まって!僕たちはまだ結婚してません」
「そうなのか?……恋人でいいか?」
「は……はい。(いつかは結婚したいけど)」
「で、向き合って座るのがいいと思ってな……さあ、冷めないうちにどうぞ」
ぱくっ
(お、お、美味しい!!)
ピコン
『アキト様の大好きな日本の味』を取得しました。
「お!喜んでるねぇ」
とルシフェルさんの向かいに座るユウキさん(僕の隣)に頭を撫でられ、さらに嬉しくなりながらご飯を食べたのであった。
1階にいるランドルフに餌を与えつつ2階の部屋に戻り身支度する。
(さて、今日は冒険者の店で依頼掲示板を見に行くとするか
そういやなんでユウキさん和食作れるんだ?)
疑問点があるがそこは依頼掲示板を見て
今日やることを終えてから訊いてみることにするかと思ったアキトであった。

「おはようございます!」
「あ、アキトさんおはようございます。今日は?」
「依頼掲示板を見に来たよ。」
そして、奥の依頼掲示板を確認する。
(うーんと……薬草採取に……鉱石採取……木材調達……お?……これは)
1つの依頼に目が行く
『急募・ダンジョンに向かった行方不明の冒険者を救助、又は捜索を求む!』
(これは)
と受付カウンターに行き依頼申請をする。
「これ受けるよ」
すると
「はい、わかりました!ではこちらの『緊急クエスト』になります
ご準備が出来ましたらお願いします!」
グラウディウスとエルメゾ殿、ユウキさん、ルシフェルさんに連絡を入れて
詳細を伝える。
「今回の依頼の特徴を教えて」
「はい。今回ダンジョンに向かった冒険者が未だに帰ってこなくて困っています」
「名前は?」
「えーと、ルドガーさんとゴードンさんです」
(ん?ルドガーさんとゴードンさん?聞いたことあるような?
ま、いっか)
すこしして
全員集合してくれた。
「準備整ったよ!」
「はい!では、緊急クエスト開始です!」
依頼書にあった
ダンジョンは
『紺碧の洞窟』という場所らしい。
その名を口にしたらユウキさんとルシフェルさんが
「「あそこか」」
「知ってるんですか?」
「800年かもう少し前に依頼で行った場所だ……大体の場所はわかるからテレポートで移動するぞ」
ユウキさんのテレポートで『紺碧の洞窟』へ移動する。
(テレポートの座標登録をしておこう)
ピコン
『テレポート座標登録完了』
「お、おい?アキト……いま何を」
ユウキが何か気づいて口を開く
グラウディウスが
「はあ……また……貴方様は」
「え?……ユウキさんのテレポートを座標登録しただけですが…………あ」
ユウキはぽかーんとしている。
「お前……一体何もんだよ!?」
ユウキは驚きを隠せない。
エルメゾも驚きを隠せない。
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