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89 異世界の驚異を退ける
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グラウディウスは相変わらず後ろをついておいでおかげで2対の背が丸出しのあまりしょうもない雰所みたいにかたぞっていたりする。
「アキトは今後主神としてどうするんだ?」
ユウキが聞いてくる。
「僕はまだ、主神ってのがよく分かりません。それに急遽仲間となったルクスを部下もいない独立早々あまりいいのとは思いませんし……」
(主ってのも大変だろうし……そもそも僕は神なんて器じゃないよ)
「アキト……俺はもう既に眷属だ……今更だろ?それに俺はリクセル様の眷属としてこの世界にやってきた。なら俺もこの世界において『ナナシ』と名乗っていた時に一緒に居たあの少女の元に帰りたい」
アナベルが言う。
そしてルシフェルが言った。
「アキトよ今後ともよろしく頼むぞ」
「僕もです!!アキト様がいなければ僕は生きては行けません」
(僕って愛されてるな)
「なら決まったも同然!俺もアキト!お前について行くぞ」
ユウキが万遍の笑みで言うので顔を真っ赤にしてしまった。
「顔が赤いぞ?どうした??」
ユウキがアキトの顔をじろじろと笑みを浮かべながら覗き込む。
「もうやめてくださいよ。揶揄うのは」
みなで笑って今日は異世界の驚異から世界を守ったんだと実感したアキトたちであった。
異世界からの驚異を退けて
1週間ほどたった頃
冒険者の店にひとつの依頼が舞い込む。
その日、朝からアキトはグラウディウスとユウキを連れて冒険者の店で依頼掲示板を見に来ていた。
「アキト様、これなんてどうでしょう?」
「どれどれ『ラチリ基地の調査探索』あっそれなんかいいかも面白そうじゃない」
これで決定しようと思っていたら食事をしていた野次馬の話である 。
『どうやらあの冒険者たち、また変な事やるみたい』
という声である。
「(また?)」
とアキトが疑問を抱いている中グラウディウスの一言だ
「あいつらの事はほっときますか」
という言葉に少し考え事をする
(まあ今は……確かにそうかもしれないけど)
『ラチリ基地の調査探索』
か確かにちょっと興味あるなと思うアキトはグラウディウスに
「この依頼書を受付で受理してもらって」
と手渡す。
「はい、行ってきますからお2人は椅子に腰かけていてください」
2人は近くにあった椅子に腰かけてしばし待つことに。
ユウキがアキトに
「なあ?アキト……お前ってさ……グラウディウスと付き合ってんじゃん」
「そ、そうですけど」
「あいつって優しい?」
「……う、うん」
顔を少し赤らめてアキトは言う。
「そっか……なあ?……俺とまたいい事したい?」
「!?……な、何言って」
こんなやり取りを2人でしていたらグラウディウスが戻ってきた。
「受理されましたので『ラチリ基地の調査探索』に向かいましょう……あれ?アキト様……なんか顔が赤いようですが」
「!な、なんでもない!……さっさと『ラチリ基地の調査探索』にいこう!」
「??」
(そうだ『ラチリ基地』について教えて欲しい)
『(はい、『ラチリ基地』は、ラリアン国から北へ進んだ『モルダリオの関所』を抜けた先にあるラチリ国にある基地ですね)』
(前線基地?)
『(いえ、現在は『廃墟』と、なってるらしいです。その関連で冒険者の店で調査依頼が来ていたということです)』
(なるほど)
今回の依頼はアキト、ユウキ、グラウディウス、リクセルで行くことにする。
4人は『廃墟』であるラチリ基地へと向かう。
まずは、ラリアン国の北『モルダリオの関所』に向かうことにした。
街道を北へと進む。
途中で休憩を挟みお昼には、街道脇にある小さな森で休憩を取ることになった。
来る途中で魔物を討伐していたのでこれを食材にユウキさんが料理してくれることになった。
「先程、ラビッタとグランドボアを討伐したわけだからそれを使って料理するぞ」
「ユウキさんって料理出来るんですか?」
「あたぼうよ!俺は料理が大好きなんだぜ!ルシフェル様の舌も唸らせたんだぜ」
魔力コンロに火をつけて
料理を、開始するユウキ。
「(なんかすごいね)」
ユウキの料理風景を見ながらアキトが言うのだった。
そして出来上がる『モルタデ』という料理であった。
しかもその味の絶品や否や皆が舌鼓を打つのであった。
(『モルタデ』ってどんなお料理なんだろ?)
『(『モルタデ』はですね。『牛』や『鶏』そして野菜など色々な食材を入れて作るスープでとても美味しいです!しかも今回はユウキ様特産の調味料 、塩を贅沢につかったものとの事)!』
1人1人に手渡す。
アキトもリクセルと一緒に食べるのだったが、とても美味しかった!
(これは……絶……品だ!)
と内心思うのだった
(なんか僕まで料理ができるようになった気もします!?不思議だ!)
そんな感想を抱きながらこの異世界に来て初めてユウキの料理を食べる。
ピコン
『スキル〈料理人〉を修得しました!!』
アキトに新たに《料理職人》《調理職人》をゲットしたのでした!
昼食を終えたら再び街道を走りモルダリオへ その後、モルダリオで2時間ほど休みまた『ナキの森』へと入ることにする。
(今日はここで泊るか)
そして野営の準備を済ませてテントを張るのだった。
(あれ?ユウキさんは1人にさせた方がいいのかな……いやそれはダメだなうん。だってなんか危ない人にしか見えない)
リクセルはグラウディウスと同じテントに入ることになった。
アキトはユウキと同じテントに入ることになった。
「アキトは今後主神としてどうするんだ?」
ユウキが聞いてくる。
「僕はまだ、主神ってのがよく分かりません。それに急遽仲間となったルクスを部下もいない独立早々あまりいいのとは思いませんし……」
(主ってのも大変だろうし……そもそも僕は神なんて器じゃないよ)
「アキト……俺はもう既に眷属だ……今更だろ?それに俺はリクセル様の眷属としてこの世界にやってきた。なら俺もこの世界において『ナナシ』と名乗っていた時に一緒に居たあの少女の元に帰りたい」
アナベルが言う。
そしてルシフェルが言った。
「アキトよ今後ともよろしく頼むぞ」
「僕もです!!アキト様がいなければ僕は生きては行けません」
(僕って愛されてるな)
「なら決まったも同然!俺もアキト!お前について行くぞ」
ユウキが万遍の笑みで言うので顔を真っ赤にしてしまった。
「顔が赤いぞ?どうした??」
ユウキがアキトの顔をじろじろと笑みを浮かべながら覗き込む。
「もうやめてくださいよ。揶揄うのは」
みなで笑って今日は異世界の驚異から世界を守ったんだと実感したアキトたちであった。
異世界からの驚異を退けて
1週間ほどたった頃
冒険者の店にひとつの依頼が舞い込む。
その日、朝からアキトはグラウディウスとユウキを連れて冒険者の店で依頼掲示板を見に来ていた。
「アキト様、これなんてどうでしょう?」
「どれどれ『ラチリ基地の調査探索』あっそれなんかいいかも面白そうじゃない」
これで決定しようと思っていたら食事をしていた野次馬の話である 。
『どうやらあの冒険者たち、また変な事やるみたい』
という声である。
「(また?)」
とアキトが疑問を抱いている中グラウディウスの一言だ
「あいつらの事はほっときますか」
という言葉に少し考え事をする
(まあ今は……確かにそうかもしれないけど)
『ラチリ基地の調査探索』
か確かにちょっと興味あるなと思うアキトはグラウディウスに
「この依頼書を受付で受理してもらって」
と手渡す。
「はい、行ってきますからお2人は椅子に腰かけていてください」
2人は近くにあった椅子に腰かけてしばし待つことに。
ユウキがアキトに
「なあ?アキト……お前ってさ……グラウディウスと付き合ってんじゃん」
「そ、そうですけど」
「あいつって優しい?」
「……う、うん」
顔を少し赤らめてアキトは言う。
「そっか……なあ?……俺とまたいい事したい?」
「!?……な、何言って」
こんなやり取りを2人でしていたらグラウディウスが戻ってきた。
「受理されましたので『ラチリ基地の調査探索』に向かいましょう……あれ?アキト様……なんか顔が赤いようですが」
「!な、なんでもない!……さっさと『ラチリ基地の調査探索』にいこう!」
「??」
(そうだ『ラチリ基地』について教えて欲しい)
『(はい、『ラチリ基地』は、ラリアン国から北へ進んだ『モルダリオの関所』を抜けた先にあるラチリ国にある基地ですね)』
(前線基地?)
『(いえ、現在は『廃墟』と、なってるらしいです。その関連で冒険者の店で調査依頼が来ていたということです)』
(なるほど)
今回の依頼はアキト、ユウキ、グラウディウス、リクセルで行くことにする。
4人は『廃墟』であるラチリ基地へと向かう。
まずは、ラリアン国の北『モルダリオの関所』に向かうことにした。
街道を北へと進む。
途中で休憩を挟みお昼には、街道脇にある小さな森で休憩を取ることになった。
来る途中で魔物を討伐していたのでこれを食材にユウキさんが料理してくれることになった。
「先程、ラビッタとグランドボアを討伐したわけだからそれを使って料理するぞ」
「ユウキさんって料理出来るんですか?」
「あたぼうよ!俺は料理が大好きなんだぜ!ルシフェル様の舌も唸らせたんだぜ」
魔力コンロに火をつけて
料理を、開始するユウキ。
「(なんかすごいね)」
ユウキの料理風景を見ながらアキトが言うのだった。
そして出来上がる『モルタデ』という料理であった。
しかもその味の絶品や否や皆が舌鼓を打つのであった。
(『モルタデ』ってどんなお料理なんだろ?)
『(『モルタデ』はですね。『牛』や『鶏』そして野菜など色々な食材を入れて作るスープでとても美味しいです!しかも今回はユウキ様特産の調味料 、塩を贅沢につかったものとの事)!』
1人1人に手渡す。
アキトもリクセルと一緒に食べるのだったが、とても美味しかった!
(これは……絶……品だ!)
と内心思うのだった
(なんか僕まで料理ができるようになった気もします!?不思議だ!)
そんな感想を抱きながらこの異世界に来て初めてユウキの料理を食べる。
ピコン
『スキル〈料理人〉を修得しました!!』
アキトに新たに《料理職人》《調理職人》をゲットしたのでした!
昼食を終えたら再び街道を走りモルダリオへ その後、モルダリオで2時間ほど休みまた『ナキの森』へと入ることにする。
(今日はここで泊るか)
そして野営の準備を済ませてテントを張るのだった。
(あれ?ユウキさんは1人にさせた方がいいのかな……いやそれはダメだなうん。だってなんか危ない人にしか見えない)
リクセルはグラウディウスと同じテントに入ることになった。
アキトはユウキと同じテントに入ることになった。
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