上 下
21 / 181

ニ十一話

しおりを挟む
最近異世界に召喚されたお兄さんは魔法使いの適正があったナイトである俺はそいつと一緒に旅をする 
ニ十一話
ぶっ飛んだ大賢者は壁に激突した
「ぐはぁ!」
「はぁはぁ、どうだ?まだやるかい?」
「ぐぬぬぬ……覚えておれよ!」
そう言いながら大賢者はどこかに消えていった。
「ふう~、なんとかなったな」
「ええ、なんとかなりましたね」
「それにしても、あの大賢者は一体何が目的なんだ?」
「そうですね、世界を支配とか言っていましたが、そんなことできるはずありませんよね」
「確かにそうだよな、でも、もしかすると本当にやろうとしていたかもしれないぞ?」
「え?」
「いや、だってさ、大賢者は闇の衣っていうものを身につけていただろう?」
「ええ、身につけていましたが」
「あれはおそらく禁断魔法の一種だと思うんだ」
「なるほど!そういうことでしたか!」
「うん!だからもしかしたら大賢者は本気だったかもしれない」
「そうなんですか!?」
「まあ、あくまで推測だけどな」
「た、確かにそうかもしれませんね……」
「まあとにかく今は先に進もう!」
「はい!」
こうして二人はまた新たなる場所に向かった。
二十一話完
しおりを挟む

処理中です...