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六十三話

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最近異世界に召喚されたお兄さんは魔法使いの適正があったナイトである俺はそいつと一緒に旅をする
六十三話 前回までの流れ 賢者タイムに入った二人は後処理をして眠りにつく。そして朝になり
「おはよう」
「ああ、おはよう」
「昨日はよく眠れた?」
「眠れた!」
今日はアスレスト平原という場所でワプスという魔物を倒すことが目的だ。
「じゃあ出発するか」
「うん」
アスレスト平原に着いた二人は早速狩りを始める。
「よし、僕が魔法を使うから君は攻撃して」
「了解」
勇者は詠唱を開始する。
「闇の精霊よ我が声に耳を傾けよ…汝が統べる闇の力を我に与えたまえ…そして闇なる槍を!」
するとナイトの周りに黒いモヤが現れて形を変えていく
「ダークランス!!」
巨大な漆黒の槍がワプスを貫き絶命させた。
「やったね」
「ああ、この調子でどんどん狩ろうぜ」
それから数時間後
「これで最後かな?」
「そうだな」
最後の一匹を倒し終えると辺り一面が血の海になっていた。
「これはまずいな」
「そうだね、一旦引き返そう」
「そうだな」
急いで街へ戻りギルドへ向かう。
「すみません、依頼完了の報告に来たんですけど」
「はい、わかりました。」
受付嬢は書類を確認するとハンコを押して報酬を渡す。
「こちら報酬です。」
「ありがとうございます」
「ではまた何かあればよろしくお願いします」
「はい、それじゃ失礼します」
宿に戻る途中
「ねぇ?この後どうする?」
「腹が減ったから食事」
「そうだね」
「どこ行くか」
「う~ん」
「とりあえず飯屋行くぞ」
「わかった」
適当に見つけた店に入り注文する。
「はいよ」
運ばれてきた料理を食べながら会話をする。
「明日は何しようか?」
「どうするかな…まあ明日考えようか」
六十三話完
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