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七十五話

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最近異世界に召喚されたお兄さんは魔法使いの適正があったナイトである俺はそいつと一緒に旅をする
七十五話
「今日はここで休むとするか」
「そうだね」
「お客さん、食事はどうされますか?」
「お願いします」
「かしこまりました」
料理ができるまで部屋で過ごすことにした。
「お待たせしました」
運ばれてきたのは肉や野菜が入ったスープだった。
「美味しそうだね」
「そうだな」
「いただきます」
「ん、うまい」
「おいしいね」
「そうだな」
しばらく食べているとお腹いっぱいになった。
「ふぅ、満足したな」
「うん」
「じゃあ、寝るか」
「……あの…ね……ナイト」
「なんだ?」
「一緒に寝てもいい……?」
「いいけど」
「ほんと!?」
「ああ」
「やったー!」
布団に入ると勇者が抱きついてくる。
「おい」
「ちょっとだけ……だめ……?」
「仕方ないな」
顎をあげてナイトは勇者にキスをする。
「……ん…ちゅ…ぷ」
「……はぁ……はぁ……」
「続きはまた明日だ」
「…え?……やだ…して」
「我慢しろ」
「うぅ……」
七十五話完
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