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百ニ十七話

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最近異世界に召喚されたお兄さんは魔法使いの適正があったナイトである俺はそいつと一緒に旅をする
百二十七話
「……ぁ……ぁ……」
勇者は身体を痙攣させている。
「はぁ……はぁ……はぁ……」
ナイトは勇者の中から自分のものを引き抜く。
すると、そこから精液が流れ出した。
「ぁ……ぁ……」
「大丈夫か?」
「うん……」
「そうか……」
「ねぇ……ナイト……」
「どうした?」
「キスして欲しいなって思ってさ」
「そうか。なら、するぞ」
「うん」
勇者は目を瞑って唇を差し出す。
ナイトは勇者に口づけをした。
「ふぅ……」
「ありがと」
「ああ……」
「もう、終わりだよね?」
「そうだな」
「よかった」
身体を綺麗にしたあと
二人で食事を食べに出た。
「今日は何食べようかな」
「何にするんだ?」
「肉料理とか食べたいな」
「分かった。じゃあ、行こうぜ」
二人は店に入る。
注文を済ませて待っていると、店の外から悲鳴が聞こえた。
「キャー!」
どうやらチンピラが女の子にちょっかいを出しているようだ。
「助けないと!」
「待て!」
「どうして止めるんだ!ナイト!あの子を助けないと!」
「落ち着け!今行ったところで、俺たちには何も出来ないぞ」
「でも……」
「それに、よく考えてみろ。俺らは二人しかいないんだ。何かあったら」
うーんそうだなぁ。よし!決めた!
「僕が行ってくる!」
「え?お、おい!ちょっと待て!おい!……はぁ」
ナイトはため息をつく。
百二十七話完
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