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そんなことを思っているうちに気持ちが落ち着くことができた。
なので彼女に大丈夫だと告げる。
すると、彼女はホッと息を吐き出すと安堵したような表情を見せた。
(本当に可愛い人だよな……ほんと天使みたいで、もう抱きしめたくなってしまうくらいだ)
心の中で思った瞬間、自分の考えがおかしくて苦笑する。
(まったく何を考えているんだよ……相手は先輩だぞ? それに今は二人きりではないしな。しっかりしないと)
「えっと、今日はどこに行きますか?」
とりあえず当初の目的通り買い物をするべく歩き出すことにしたのだが、その道中ずっと彼女のことが気になって仕方がなかった。
隣にいるせいもあると思うがそれだけじゃない気がする。ただ単に一緒に歩いているだけで緊張してしまうのだ。そのせいなのか自然体になれないといった感じである。しかし一方で彼女からはなんとなくではあるが俺に対する好意的な感情を感じることができたのも事実だった。なのでそれが嬉しくもありつつ、なんとも言えない複雑な気分になってしまうのであった。
その後、無事にプレゼントを購入することができ、さらには夕飯を奢ってもらうことになったのだが、どうにも素直に感謝することができない。むしろ何か裏があるのではないかと疑いたくなってくるほどに。
だってそうだろう? 出会ってまだ日も浅いのにこんなことしてくれるはずがないのだ。それなのに、どうしてか断ることができずに受け入れてしまっている。
そして結局、その晩は彼女と一緒に食事を楽しむことになり帰宅したのは夜遅くになってからのことであった。
しかし、その時も俺は彼女の行動が気になっていた。
(いったいこの人はどういうつもりなんだろう? ただ親切にしてもらっただけでは説明できないほどのお礼だと思うんだけど……)
いくら考えたところで結論が出ることはなく、その日は悶々としながら過ごすことになってしまったのであった。
翌日の昼休みのこと。教室内で友人たちと話をしていた時だった。ふと耳に入ってきた噂話があった。それはある男子生徒が上級生に絡まれていたところを一人の女子生徒に助けられたというものだ。なんでも、その子は助けてくれたお礼としてその男を強引にファミレスに連れ込んだらしい。しかもそこは昨日の俺と真宮さんが訪れた店だったのだ。
その話を聞いた時、俺は驚きとともに妙な違和感を覚えた。なぜだろうかと考えてみたのだが、その答えはすぐに見つかった。それは、もしそれが真実ならば俺はその光景を見たことがあるということになるからだ。
なので確認のため詳しく訊いてみることにした。そしてわかったことはやはり俺の記憶にある出来事と同一であったということだ。ということはつまり……
「まさか……」
俺は一つの仮説を立てた。もしかすると、真宮さんが言っていた【一緒に遊びに行こう】という提案の真意とは俺にこれを見せようとしていたのではないか、と。そして、あの時の態度や今日の昼の噂話からも察することができる。
おそらく彼女は俺に【俺が彼女に惚れているという事実】を伝えようとしているのだ。
だからわざわざこうして回りくどい方法で。そして俺に好意があることを仄めかすことで。そしてそれを直接言うのでは面白くないという判断をしたんだろう。
「だとしたらまずいな」
非常にまずい展開だった。今はまだなんとか抑えることができているが、もしも告白してフラれでもしてしまったら……きっと暴走することだろう。
それだけは避けなければ……どうにかして回避しなければ!
「というわけで協力してくれ!」
俺は放課後になるとすぐさま行動を開始した。
もちろん協力者を得るためである。そしてその人物というのは、
「えっと……それはいいんだけどさ。一つ質問してもいいかな?」
「なんだ? 遠慮せずに聞いてくれて構わないよ?」
「う、うん。じゃあ聞くけどさ……何で僕の部屋に来てるの?」
「そんなの決まっているじゃないか! 君に協力してもらうためだよ! 一輝クン!!」
彼の名は橘優斗。友人の一人だ。
そして俺は今から彼をデートに誘うつもりでいる。理由は、
「なぁ……好きな子とのデートの約束を取り付けるためにはどうすればいいんだ?」
「えぇっ!? ちょ、ちょっと待ってよ! 急にそんなこと言われても困るってば!! てか、そもそも僕は彼女いないからそんなの知る訳ないじゃん!!!って、ああもう勝手に部屋に上がって来ようとしないでってば! せめてちゃんと説明をしてよ!」
「おっと、そういえばそうだな。すまない。焦り過ぎてしまったようだ。つい興奮してしまったんだよ。実はかくかくじかじかということがあったからね」
「うん、まぁだいたいの事情は理解できた。だから僕としても全力でサポートさせていただきますとも。ただ……本当にうまくいくのかい?」
心配そうな表情を浮かべながら訊いてくる彼。どうやらかなり不安を感じさせてしまっていたみたいだ。
なので安心させるためにしっかりとフォローを入れる。
「大丈夫。俺を信じてくれ。それとこれは俺と君の仲だからこそ頼むことなんだ。だから、どうか引き受けてほしい」
頭を下げお願いをする。
そう、彼に協力を仰ぐのには大きな理由があるのだ。
その理由というのが、
『女の子と二人きりになれるシチュエーションを演出してほしい』
というものだ。
なので、その手の専門家でもあるであろう彼との協力は不可欠だったのである。
しかし当然ながらそれだけではとても難しいことである。なぜなら相手は学校の先輩であり、加えて有名人だ。当然、彼女と親しい間柄にある者は多く、その中には彼女を狙おうと考えている者もいることだろう。そして、それは男だけに限った話ではないのだ。女性であっても彼女のことをよく思っていなくてもおかしくはない。むしろその可能性の方が高いとすら言えるだろう。
そこで役に立つのが彼の存在なのだ。彼が一緒なら誰も文句を言う者はいなくなる。
なにしろ彼はこの学校で数少ない真宮さんのファン倶楽部のメンバーであり、かつ会長という立場にいる人間なのだ。
つまりファンクラブにおける最大の抑止力となっている人物であると言えるだろう。そして、その影響力の強さゆえに、もし仮に問題が起きそうになってもすぐに解決できるはずだし、最悪何かしらの名目で強制的に退出させることもできるだろう。
要するに俺にとって都合の良い状況を作ってもらえる可能性が高いということだ。
だからこそ頼んでいるという訳である。
それに今回の作戦は失敗のできない重要なもの。万全の状態で挑みたいと思っている。
なので絶対に成功させたかったのだ。
そんな思いがありながらも数分程待っていると、
「わかった。そういうことなら協力するよ。僕も真宮先輩には幸せになってもらいたいと常々思っていたから。それが親友のためになるのであれば是非とも尽力させていただくつもりだよ」
快く了承してくれた。俺はホッと胸を撫で下ろす。これでとりあえず第一関門は突破した。あとはいかにスムーズに事を運べるかにかかってくるだろう。
「よし。そうと決まれば善は急げ。早速だけど、明日の朝七時に駅前で待ち合わせということでいいかな?」
俺は確認を取る。
「うん。了解。それじゃあ明日よろしくね!」
なので彼女に大丈夫だと告げる。
すると、彼女はホッと息を吐き出すと安堵したような表情を見せた。
(本当に可愛い人だよな……ほんと天使みたいで、もう抱きしめたくなってしまうくらいだ)
心の中で思った瞬間、自分の考えがおかしくて苦笑する。
(まったく何を考えているんだよ……相手は先輩だぞ? それに今は二人きりではないしな。しっかりしないと)
「えっと、今日はどこに行きますか?」
とりあえず当初の目的通り買い物をするべく歩き出すことにしたのだが、その道中ずっと彼女のことが気になって仕方がなかった。
隣にいるせいもあると思うがそれだけじゃない気がする。ただ単に一緒に歩いているだけで緊張してしまうのだ。そのせいなのか自然体になれないといった感じである。しかし一方で彼女からはなんとなくではあるが俺に対する好意的な感情を感じることができたのも事実だった。なのでそれが嬉しくもありつつ、なんとも言えない複雑な気分になってしまうのであった。
その後、無事にプレゼントを購入することができ、さらには夕飯を奢ってもらうことになったのだが、どうにも素直に感謝することができない。むしろ何か裏があるのではないかと疑いたくなってくるほどに。
だってそうだろう? 出会ってまだ日も浅いのにこんなことしてくれるはずがないのだ。それなのに、どうしてか断ることができずに受け入れてしまっている。
そして結局、その晩は彼女と一緒に食事を楽しむことになり帰宅したのは夜遅くになってからのことであった。
しかし、その時も俺は彼女の行動が気になっていた。
(いったいこの人はどういうつもりなんだろう? ただ親切にしてもらっただけでは説明できないほどのお礼だと思うんだけど……)
いくら考えたところで結論が出ることはなく、その日は悶々としながら過ごすことになってしまったのであった。
翌日の昼休みのこと。教室内で友人たちと話をしていた時だった。ふと耳に入ってきた噂話があった。それはある男子生徒が上級生に絡まれていたところを一人の女子生徒に助けられたというものだ。なんでも、その子は助けてくれたお礼としてその男を強引にファミレスに連れ込んだらしい。しかもそこは昨日の俺と真宮さんが訪れた店だったのだ。
その話を聞いた時、俺は驚きとともに妙な違和感を覚えた。なぜだろうかと考えてみたのだが、その答えはすぐに見つかった。それは、もしそれが真実ならば俺はその光景を見たことがあるということになるからだ。
なので確認のため詳しく訊いてみることにした。そしてわかったことはやはり俺の記憶にある出来事と同一であったということだ。ということはつまり……
「まさか……」
俺は一つの仮説を立てた。もしかすると、真宮さんが言っていた【一緒に遊びに行こう】という提案の真意とは俺にこれを見せようとしていたのではないか、と。そして、あの時の態度や今日の昼の噂話からも察することができる。
おそらく彼女は俺に【俺が彼女に惚れているという事実】を伝えようとしているのだ。
だからわざわざこうして回りくどい方法で。そして俺に好意があることを仄めかすことで。そしてそれを直接言うのでは面白くないという判断をしたんだろう。
「だとしたらまずいな」
非常にまずい展開だった。今はまだなんとか抑えることができているが、もしも告白してフラれでもしてしまったら……きっと暴走することだろう。
それだけは避けなければ……どうにかして回避しなければ!
「というわけで協力してくれ!」
俺は放課後になるとすぐさま行動を開始した。
もちろん協力者を得るためである。そしてその人物というのは、
「えっと……それはいいんだけどさ。一つ質問してもいいかな?」
「なんだ? 遠慮せずに聞いてくれて構わないよ?」
「う、うん。じゃあ聞くけどさ……何で僕の部屋に来てるの?」
「そんなの決まっているじゃないか! 君に協力してもらうためだよ! 一輝クン!!」
彼の名は橘優斗。友人の一人だ。
そして俺は今から彼をデートに誘うつもりでいる。理由は、
「なぁ……好きな子とのデートの約束を取り付けるためにはどうすればいいんだ?」
「えぇっ!? ちょ、ちょっと待ってよ! 急にそんなこと言われても困るってば!! てか、そもそも僕は彼女いないからそんなの知る訳ないじゃん!!!って、ああもう勝手に部屋に上がって来ようとしないでってば! せめてちゃんと説明をしてよ!」
「おっと、そういえばそうだな。すまない。焦り過ぎてしまったようだ。つい興奮してしまったんだよ。実はかくかくじかじかということがあったからね」
「うん、まぁだいたいの事情は理解できた。だから僕としても全力でサポートさせていただきますとも。ただ……本当にうまくいくのかい?」
心配そうな表情を浮かべながら訊いてくる彼。どうやらかなり不安を感じさせてしまっていたみたいだ。
なので安心させるためにしっかりとフォローを入れる。
「大丈夫。俺を信じてくれ。それとこれは俺と君の仲だからこそ頼むことなんだ。だから、どうか引き受けてほしい」
頭を下げお願いをする。
そう、彼に協力を仰ぐのには大きな理由があるのだ。
その理由というのが、
『女の子と二人きりになれるシチュエーションを演出してほしい』
というものだ。
なので、その手の専門家でもあるであろう彼との協力は不可欠だったのである。
しかし当然ながらそれだけではとても難しいことである。なぜなら相手は学校の先輩であり、加えて有名人だ。当然、彼女と親しい間柄にある者は多く、その中には彼女を狙おうと考えている者もいることだろう。そして、それは男だけに限った話ではないのだ。女性であっても彼女のことをよく思っていなくてもおかしくはない。むしろその可能性の方が高いとすら言えるだろう。
そこで役に立つのが彼の存在なのだ。彼が一緒なら誰も文句を言う者はいなくなる。
なにしろ彼はこの学校で数少ない真宮さんのファン倶楽部のメンバーであり、かつ会長という立場にいる人間なのだ。
つまりファンクラブにおける最大の抑止力となっている人物であると言えるだろう。そして、その影響力の強さゆえに、もし仮に問題が起きそうになってもすぐに解決できるはずだし、最悪何かしらの名目で強制的に退出させることもできるだろう。
要するに俺にとって都合の良い状況を作ってもらえる可能性が高いということだ。
だからこそ頼んでいるという訳である。
それに今回の作戦は失敗のできない重要なもの。万全の状態で挑みたいと思っている。
なので絶対に成功させたかったのだ。
そんな思いがありながらも数分程待っていると、
「わかった。そういうことなら協力するよ。僕も真宮先輩には幸せになってもらいたいと常々思っていたから。それが親友のためになるのであれば是非とも尽力させていただくつもりだよ」
快く了承してくれた。俺はホッと胸を撫で下ろす。これでとりあえず第一関門は突破した。あとはいかにスムーズに事を運べるかにかかってくるだろう。
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俺は確認を取る。
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ありがとうございます💞
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