異世界でラブコメしたりギルド登録したり別の人になったり!?

みなと劉

文字の大きさ
74 / 161

74話

しおりを挟む
(まずい……これは流石にもし死んでたら、 絶対にアイツがキレ…….そうじゃなくても心配してくる……
そうなったらとてつもなくウザイだろうな……
だが今の俺でも、あの女神が言ってたことを信じられるか?
……そうだ なら……信じ……られねぇ……じゃあ……信じる……訳ないだ……ろ……それに……まだ……生きてたいしな……)
そこで真司が見たものは今まで真司にとって信じられなかった
ものばかりだったのかもしれない
自分が死を悟ってしまいそうになった時に
自分を助けようとしてくれている存在がいたということだけでも、彼にとっては凄くうれしかったことだから
この気持ちがあったからこそ彼(真司)は最後まで自分の力を使うことができたというのもあるが。
それを知る者は誰もいない。
なぜなら真司本人も知らないから、この先知ることもないであろう この力を知ってしまったことで起こる出来事や、彼の周りの環境の変化などを……。
~次の日の朝~
目が覚めた俺がベッドの上で考えていたことは一つ これから自分は何をすべきかだ そもそもこの世界にきた理由が、 妹を守ること
らしいのでその為にも俺は生きなければならない
(つまり生きるために必要なものは全て必要、ということか?)
と考え、ふとあることに気づく
「そういえば俺、昨日風呂に入らなかったような……うん、考えないようにしよう!だって俺18歳だし だからセフr……」
(お兄ちゃんキモっ!!何言いだすかと思えば18歳で変態とかどんだけ頭おかしいんだろう?)
などと妹の冷たい目線を受けながらもなんとかその場を取り繕うとしたところ(無理矢理だが仕方ないだろう?)
扉の方からもぞもぞと誰かが出て来る音が聞こえる
(誰だこんな朝っぱらからのんきに人の家の中に侵入しようとして来た野郎は。
よし殺す!今すぐにな!←お前は殺人鬼になるのか?)
などと考えているうちに音の主が姿を現す
現れたその姿は女神の姿だった
彼女は真奈ではない
なぜ彼女ではなく女神なの?
と思う方がいるかもしれないが今は気にしないでほしい
決して彼女の方が出番的に少なかったと嘆いている訳ではない
断じてない!
きっと。
ともかく真司はまだ状況を全く理解できていない
(どうなっているんだ?俺は確か異界に来ていたはず、そしてあの時助けてくれた人物の顔を見た時にある疑問を抱くはずだった筈なんだが何故か忘れちまった。)
(しかしここで一番問題なのはどうしてあそこからあの女が出て来たかということだ……あれ、なんか寒気がしてきたのだが気のせいだよ……ね?)
まあいいとりあえず質問するか。
よし言うぞ。
さぁいざ参る。
「おはようございます、天宮様 今日も1日目がいいお天気になりそうですよね。あっところでいきなりなんですけど、もしかしてなんだけど貴方の考えてること当てましょうか?」
と言って微笑む
(は?)
と真顔で言う
続けて彼女が喋りはじめる。
真「えー、もしかしてとは思いますが私が神様だということについてお疑いになっていませんかー?」
とまるで考えていることがわかっているかのような発言をする
そして更に続けてこう言った
「実は私 、 あなたのいた世界を管理している神の1人なのです!
因みに名前はミラと言いまして」
などと言ったのを聞き終わるよりも早く真司は
神に対して怒涛の反論を繰り広げていた それを遮りながらさらに続ける。
彼女の話を聞く限りでは、やはり真治の考えていることが正しいようだ。
どうやら彼は異世界に行ってしまったらしい。
それもどう見ても現代とは全く別物の世界へ。
そして彼が元いた世界の時間では、ちょうど彼が失踪してから5ヶ月が経過しようとしているらしい。
真『ってことは俺はもう既に死んでしまっているということになるのだろうか?そしてこいつは一体どうすれば俺のことを元の場所に戻せると言うのだろう?』
と思っていたその時。
真治の頭に突如激痛と眩しい光が訪れる。
真治が気絶しているうちにどうやらいつのまにやらのんびりと話を進めてしまっていたみたいで、 その証拠にほんの数秒前までいた場所には、誰も居なくなってしまっていた……
それからしばらくしてようやく目を覚ました彼はあることに気づいた
それは、なんとも不思議な感覚であった いつものように学校に登校しようとしてドアを開けた瞬間突然視界が歪み始めてしまったのだ 最初は何が起こったのかわからずパニックに陥っていたが落ち着いて冷静になった時にはもうすでに何も見えなくなっていた……
そうして次に気づいたときには真っ白な空間の中にいて真司が立っている所からは、かなり離れたところには見覚えのある人が立っていた。
(おい嘘だろ?まさか……そんな訳……)
と思いながらも少しずつ足を進めていく。すると向こうもこちらに気づいて走り寄ってくる。
(なんであいつがここに?そんなわけがない、だがもしそうなのだとしたら……?)
どんどん近づいてくる距離
だが、その距離は一向に縮まる気配はない なぜなら
相手は走っているからだ だが真悟はそれでも諦めることなく追いかけた そして遂に追いつき、手が届くところまで近づいた瞬間思わず声を上げてしまった
何故ならそこには彼が求めていたものがそこにあったからなのだ
(おいマジかよ……これじゃ俺がバカみたいじゃないか!それにしても相変わらずこいつはかなりの美少女だぜ でも、 これで少しはこの現実を受け入れることができそうだな、でも俺の頭がおかしい訳じゃないんだったら……まさか……)
と真悟が思っていた時にふと横を見ると先ほどまでは確かにいなかったはずの少女がいた
(まじですか!?)
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる

仙道
ファンタジー
 気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。  この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。  俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。  オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。  腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。  俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。  こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。 12/23 HOT男性向け1位

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。

40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです

カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私 とうとうキレてしまいました なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが 飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした…… スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます

【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~

シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。 木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。 しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。 そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。 【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】

男女比1:15の貞操逆転世界で高校生活(婚活)

大寒波
恋愛
日本で生活していた前世の記憶を持つ主人公、七瀬達也が日本によく似た貞操逆転世界に転生し、高校生活を楽しみながら婚活を頑張るお話。 この世界の法律では、男性は二十歳までに5人と結婚をしなければならない。(高校卒業時点は3人) そんな法律があるなら、もういっそのこと高校在学中に5人と結婚しよう!となるのが今作の主人公である達也だ! この世界の経済は基本的に女性のみで回っており、男性に求められることといえば子種、遺伝子だ。 前世の影響かはわからないが、日本屈指のHENTAIである達也は運よく遺伝子も最高ランクになった。 顔もイケメン!遺伝子も優秀!貴重な男!…と、驕らずに自分と関わった女性には少しでも幸せな気持ちを分かち合えるように努力しようと決意する。 どうせなら、WIN-WINの関係でありたいよね! そうして、別居婚が主流なこの世界では珍しいみんなと同居することを、いや。ハーレムを目標に個性豊かなヒロイン達と織り成す学園ラブコメディがいま始まる! 主人公の通う学校では、少し貞操逆転の要素薄いかもです。男女比に寄っています。 外はその限りではありません。 カクヨムでも投稿しております。

男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。

カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。 今年のメインイベントは受験、 あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。 だがそんな彼は飛行機が苦手だった。 電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?! あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな? 急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。 さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?! 変なレアスキルや神具、 八百万(やおよろず)の神の加護。 レアチート盛りだくさん?! 半ばあたりシリアス 後半ざまぁ。 訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前 お腹がすいた時に食べたい食べ物など 思いついた名前とかをもじり、 なんとか、名前決めてます。     *** お名前使用してもいいよ💕っていう 心優しい方、教えて下さい🥺 悪役には使わないようにします、たぶん。 ちょっとオネェだったり、 アレ…だったりする程度です😁 すでに、使用オッケーしてくださった心優しい 皆様ありがとうございます😘 読んでくださる方や応援してくださる全てに めっちゃ感謝を込めて💕 ありがとうございます💞

処理中です...