異世界でラブコメしたりギルド登録したり別の人になったり!?

みなと劉

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98話

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しかし今回新たに入った情報で、そこに大量の血痕が確認されたらしく、恐らくそこで何かがあったと考えられる。そのため今から向かうわけだが、今回はあくまで調査だけを行う予定で本格的な戦闘になるかどうかは現段階では分からない。まあ、なるとは思うけど……それから程なくして到着したが、特にこれといったものは無かった。
やはり今回の話はデマだったのかもしれない……
そんなことを考えていたその時だった。突然背後から大きな音と共に地響きが起きた。慌てて振り向くとそこには信じられないような光景が広がっていた。何と地面の下からもくもくと黒煙が出てきているのだ。それだけでなく地中からは無数のモンスターが次々と出てきていた。しかも、それだけではない。
さらに、奥には見慣れたモンスターとは明らかに違う、禍々しいオーラを放っている謎のモンスターまで出現したではないか。これは一刻も早く撤退しなければならない。
「全員撤退!急いで!!」
そう言うと私たちは全速力で走り始めた。しかし奴らはそれを許してはくれなかった。私の仲間が足を掴まれ地面に引き摺り下ろされる。それを助けようと、他のメンバーが応戦するが、相手も強く中々攻撃を当てられない。
このままでは全滅は必至だと思った私は意を決して攻撃を仕掛けた。
しかし、結果は予想外なものだった。私の渾身の一撃が直撃すると相手の体がまるで粘土のようにぐにゃりと歪んだのだ。その後も何度も同じ攻撃を繰り出すが一向にダメージが通っている様子はない。
ならばと魔法による攻撃に切り替えた。炎の上級魔法の『煉獄』を使うがこれもあまり効いているようには見えない。しかし、全く効果がないと言うわけではなく多少は効いてるようで、動きが鈍っているように見えるので、その間に逃げることにしよう。
幸いにも足止めをしていたおかげで距離を取ることに成功している。なのですぐに転移魔法を使って逃げようとした時だった。
突如、足元から凄まじい衝撃波が発生した。それによりバランスを崩した私に巨大な影が迫ってくる。
そして次の瞬間、強烈な痛みが体を襲い視界が暗転した。
~side:end~
あれから1週間程が経った。その間俺はずっと訓練をしていた。
優斗と一緒に。
何故一緒にかというと、優斗の戦闘スタイルが接近戦だからだ。
俺は遠距離タイプなので、優斗と特訓することによってお互いを高め合おうという算段なのだ。
それにしてもあいつ……
弱すぎる!!! まず、剣筋がめちゃくちゃ。
正直下手すぎて話にならない。それに、防御が全くできていないのでこちらの攻撃は全てクリーンヒットする。
なので、必然的に回復係の俺が怪我をした優斗の手当をするということになる。
「お前さぁ、もうちょっとどうにかならないのか?」
俺は、いつものように手当をしながらそう言った。
「しょうがねえじゃん!俺そういうセンスねえんだもん!」
「威張って言う事じゃねえよ。大体お前、俺より才能あるんだし、ちゃんとすればもっと上目指せるはずだろ?それに……」
俺は、言葉を止めてこう続けた。
「お前は、俺のライバルなんだろ?」
そう言い放つと少し優斗は驚いた表情をしていたが、すぐ笑顔になると「おう!」と言ってきた。
「なら頑張れよ」
そう言って俺達は、今日も朝の訓練を終えたのであった。
「ただいま~」
家に帰ると早速ギルドへ向かうことにした。
依頼を達成報告をするために。
ちなみに今日は、ギルドマスターと会うことになっている。
なんでもギルドからの依頼があるらしくそれを頼まれるのだ。
ギルドに到着すると、俺は早速受付へと向かった。
「こんにちは。依頼の報告に来たのですが」
「桐谷さん、お疲れ様です。依頼の方確認させていただきますね」
しばらく待つと手続きが完了したのでお金を受け取る。
その金額を見て思わず笑みを浮かべてしまった。というのもこの前よりも桁違いに多いからだ。やはり、あのモンスターの素材は高く売れるのだろう。
その日はそのまま家に戻り、翌日に備えたのだった。
~side:アイリス~……うっ……ここはどこだろうか。
目が覚めると見慣れない天井が見えた。辺りを見回すとそこが宿の一室だということが分かりホッとした。どうやら命は助かったようだ。しかし一体誰が助けてくれたのだろうか。疑問に思っていると、扉の開く音がしたのでそちらを見るとそこに立っていたのはなんとあの謎の存在だった。まさか……こいつが!?しかしなぜここに? そんなことを考えているとその謎の存在は口を開いた。
「お目覚めですか。よかった……目を覚まさなかったらどうしようかと思いましたよ」
そう言ってきたのでとりあえず話を合わせることにする。
「えぇ……なんとか生きてはいますが。それであなたは一体……?」
私がそう聞くと少し悩んだ後に、こう答えた。
「私は、レイスといいます。あなたの敵ではありませんのでご安心ください。それと、あなたを襲った者たちについては私に任せてください。必ず始末しますので」
そう言うとそのまま出て行こうとするので慌てて呼び止めた。
「待って下さい。どうして、そこまでしてくれるんですか?そもそもなぜあそこに居たのかも気になります。何か知ってるんですよね?」
私が問い詰めると彼女は振り返り少し悲しげな顔をして言った。
「申し訳ありません。今は話すことはできません……しかしいつかきっと分かる時が来るでしょう。その時を待ちましょう……それでは私はこれで失礼致します」
そう言って消えていった……一体何者なのだろうか……そしてあの謎の存在……
分からないことが多過ぎる。とにかく今度、また接触できる機会を待つしかないわね。
それしか方法はなさそうだし。それから数日後に、彼女から連絡があったのだった。
~side:???~
……全く何なのかしら! あの無能どもめ!私の邪魔ばかりしおって! まあいいわ。
次こそは必ず……
~end~
あれから数日が経ち遂に試験当日となった。俺は今会場となる闘技場にいるのだが……人が多くて暑苦しい!しかもかなりの数が集まっているので人口密度が半端ない!そんな中、開会式が始まった。まずはギルドの挨拶があり次に今回の参加者のランク発表が行われた。それによると俺はBランクからのスタートらしい。
これは、結構いいんじゃないかと思う。そしてついに最後の発表が来た。
「それでは、最後に今回の試験における優勝者を発表しよう!優勝者は、SS級冒険者の桐谷零だ!彼はたった1人でゴブリンロードを含む100体のモンスターの群れを討伐するという偉業を成し遂げたのだ!」
はぁ~……やっぱりそうなったかぁ~。予想通りというか予定通りと言うべきか。
正直目立ちたくはないけど、これに関しては仕方がない。
そう思いながら表彰式を終えた。
その後、控室で着替えをしているとドアの向こうからノックされたので
「はい、どうぞ」
と答えるとそこにはアイリスさんがいた。
「どうしたんですか?」
俺が尋ねると
「いえ、先程ぶりですね。桐谷さん。実はあなたに用があって来たのですがよろしいでしょうか?」
「はい。大丈夫ですよ」
というわけなので部屋に入ってもらった。
「それで話というのは?」
「はい。まずは改めてお礼を言いたいと思って」
「そんなことですか?気にしないでください。俺も依頼で来ていただけですし。それに結果的に無事だったので良かったじゃないですか」
「それもそうですね。ところで、桐谷さんの実力についてなんですが……その強さには何か秘密があるように思うのですが……」
いきなりとんでもないこと言ってきやがる。流石はAランクの冒険者。洞察力が優れている。でもこの人相手に嘘をついてもすぐにバレるような気がするんだよなぁ~。しょうがないか……隠してもメリットないしな。
「それは、誰にも言わないと約束していただけますか?あと、他の人に聞かれないようにする必要がありますので防音の結界を張ってもらってもいいですか?」
俺がそう言うと、
「わかりました。絶対に他言はしないと誓いましょう!」
と言ってくれたので、俺は
優斗のことを話した。
「……なるほど。そういうことだったんですね。道理で……ただ、納得しましたよ。あなたの強さに」
「わかってくれたならよかったです。ちなみにこのことは内密にお願いします」
すると、
「はい。勿論です。しかし、この事を知っている人がかなり少ないというのが驚きですが。一体どれ程の力を秘めているのか……」
「はははっ。そうかもしれませんね。とりあえず今回はありがとうございました」
「いえいえ。お力になれたなら幸いです。それでは私は、もう行きますね」
そう言い残して彼女は去って行った。なんか疲れたな……。今日はこの辺にして明日に備えよう。そう思いこの日は早めに就寝したのだった。
~side:アイリス~
……あの少年はやはり只者では無かったということね。
それにしても凄いわね。まだ、発展途上であれほどの力を持つなんて……この国を背負う人材になるかもしれないわね。
ただ、彼が背負うものがあまりにも大きすぎるのは問題よね。
彼の力は、下手すれば世界をも揺るがしてしまうものね。だからもし彼が自分の意志で動く時が来るとすれば……きっと大きな決断を迫られることになるわね……そうならないことを祈るしかないわね。
~side:レイス~
……ようやく準備が完了した。
後はあの方の命を実行するのみ。
まずはあの男を消そうか。そして、奴らの元へ行くとしようか。
全てを壊しに行くために。
翌日になり遂に試験が始まったのだった。
最初は筆記試験でその次に実技が行われる。
そして、どちらもクリアした後に面接試験を行う流れとなっている。まず最初に行われるのは当然のことだが筆記試験だ。ここで良い点を取らなければ合格する可能性はかなり低くなるだろう。ということで早速始めるとしよう。
しばらく時間が経ちいよいよ終わったので結果発表を待つことにする。すると程なくしてやってきた。結果は、文句無しの満点だった。やったぜ。次は、いよいよ実技試験だ。
試験官から指示を受けて外に出た。どうやら相手は同じ試験を受ける受験生らしい。どんな奴なんだろうか?
そう思っていると相手が話しかけてきた。
「あんたが噂の問題児か?」
俺は少しムッとして言った。
「誰がそんなこと言ってるんだ?」
そう言うと、男は答えた。
「さあな?でもそう呼ばれてるってことは事実なんだろ?まぁ、せいぜい頑張ってくれよ?」
何とも腹立たしい言い方である。絶対ボコしてやる!
と思いながら試験は始まったのであった。
~side:アイリス~
……ついに始まってしまったわね。
今、彼は戦おうとしているけど……勝算はあるのかしら?
あの子の能力については大体予想が付いているけれど果たして彼に勝ち目があるかどうか……
あの子の能力は非常に厄介なものである上に強力なものですからね。
おそらく、まともにやっても勝つのは難しいでしょう。それこそ、彼が持つ本当の切り札を使うしかありませんが……それを使わないとなると相当厳しい戦いになることは間違いないですね。
はぁ~。本当に大丈夫なのかしらね……
不安を抱えながら彼の試験を見守る私なのでした。
「では、これより模擬戦をはじめる。両者共に全力で臨むように!」
試験官の言葉にお互い了承した。そして、お互いに構えた状態で相手の出方を伺っていたのだが痺れを切らしたのは向こうの方だった。
俺が動き出さないことに苛立ったようで、こちらに向かってきたのだ。俺はそれを迎え撃とうとしたがすぐにやめた。理由は至極単純なものだ。ただ単純に速かったからだ。流石にこの速さはヤバいと判断して一旦距離を取った。
「チィ……避けられたか」
「お前、中々速いな。今の俺では普通に戦ったとしても勝てる確率は低いと思う。だけど、負けることだけは絶対にない!」
俺がそう宣言すると
「ふん。随分と大口叩くじゃねぇか。まあいい。どうせすぐ終わるからな」
と言った直後再び俺に向けて突っ込んできた。今度は避けずに攻撃を当てにいくことにした。そして剣が当たる直前に魔法を発動した。
《身体強化》+ 俺の攻撃に奴は反応できず直撃し、後方へ吹き飛ばされた。そのまま壁に激突したが、すぐに体勢を整えてまたもや向かってきた。しかし、今度はその速度を上回るスピードで迎撃し更に追撃を加えようと距離を詰めようとしたその時
『ピコーン!』
という音が聞こえた。その音を聞いて、俺は思わず立ち止まってしまった。そして次の瞬間、先程まで目の前にいたはずの男の姿は無くなっており、代わりにそこには男が倒れていた。
「おい!大丈夫か!?」
そう言って駆け寄った。すると男は目を覚まして、ゆっくりと立ち上がった。
「いてぇ~くそっ!!負けたのか……」
と悔しそうに呟いた。
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