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106話
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(神か……確かにこの状況なら信じたくなる気持ちは分かる……しかし……)
真司は神のことを観察する。
顔は整っておりスタイルもいい。その目は真剣そのもので嘘をつくような人には見えない……と普通は思うはずだ。
しかし真司はその目に怪しい何かを感じた。
(それにしてもこいつ……)
改めて見ると、この神と名乗る人物は男か女かもわからない姿をしていた。
(あいつまさかと思うが……ニャルラトホテプでは?)
「私は君たちに知識を与えよう。武器を与えよう。そして魔王を倒してくれるのであれば元の世界へ帰すことを約束しよう」
「魔王を倒すだって!?」
神崎が驚きの声を上げる。
(そりゃ驚くよな……いきなり現れた奴が魔王を倒してやるなんて言ったら誰しも疑いたくなる……ましてやそれが俺たちみたいな子供なら尚更だ……)
「ああ、もちろん。そのための知識も与えよう」
そう言ってまた水晶玉を出した。
「これは私が作ったものでステータスプレートと呼んでいる。これに触れると自分の能力を見ることができるのだ」
「なっ!?マジか!俺の能力は……」
「待て!まだ疑っている人もいる。先に試した方がいいだろう」
そしてクラスメイト達が次々に水晶に触れた。
結果は……ほとんどが大したことが無かった。
「なんだこれ!弱いじゃん!チートどころか雑魚じゃねえか!!」
「私のも全然ダメ……」
「僕も……」
などと言っている。
ちなみに真司の結果はというと、体力と攻撃力だけが異様に高かった。それ以外は全て平均より少し上程度だ。
その後全員のステータスを確認し終えたところで、次の行動へと移った。
「まず、ここを出て街へと向かう」
その提案に反対する人はおらず、全員一致で決まった。
真司としては正直あまり賛成は出来なかったのだが、ここで反対するのは空気を読めてないので何も言わなかった。
~~~~~~
真司たちは洞窟を出るために歩いていた。
しかし、外は既に暗くなってきており魔物に襲われてもおかしくない状況になっていた。
(やっぱり外に出るべきではなかったんじゃないか?いくらなんでも早すぎるだろう……まぁ今更どうしようもないが……)
真司は不安と不満を感じながら足を進める。
するとその時、突然目の前に巨大な生物が現れた。
真司は思わず腰を落とし身構えるが、よく見てみるとそいつらは自分たちのクラスにいた人たちだった。
どうやら様子がおかしいようで全員がこちらを見つめたまま固まっていた。
真司は不思議に思い、神崎に話しかけようとするが、神崎も同じように真司を見続けていることに気がついた。
まるでそこにいるのが真司であることに気づいていないかのように……。
真司はそこで思い出す。
(そういえば、さっき神にもらった水晶を触ってからだな。恐らくあれが原因なんだろうけど……)
真司はクラスメイトたちをもう一度見てみる。
神崎、西園、安藤、佐藤の姿がある。しかし、他のクラスの人達がいなかった。
(他のクラスの奴らがいない?確か俺たちのクラスの奴らが転移させられたはずなのに……)
真司が考えていると神が話し出す。
「この世界の住人たちは皆レベルというものを持っている。その強さの基準となっているのがその数値だ。この世界に来たものは例外なくその数値が高く設定されているのだ。例えばこの者などはこの世界でトップクラスの力を持つことになるであろうな」
その説明に真司は疑問を抱く。
(確かにこいつらは俺たちの中では一番強い。だけど俺たちはそんなに強くなった感じはないんだが……そもそも俺たちのレベルはいくつなんだ?こっちに来てから1つも上がってない気がするんだが……)
真司のそんな思考に気づいたのか神が話を続ける。
「君たちに与えた力は、元々の君たちが持っている力とこの世界の力を合わせたものだ。つまり、本来の力より強くなっているということになる。それに……」
「ちょっと待ってくれ!」
神崎は神の言葉を止める。
「俺はあんたに質問をしたんだが?」
神崎が神に対して鋭い目つきを向ける。
「おっと、これはすまぬな。つい話が長引いてしまった。私はこの世界を管理しているもの、神と呼ばれている存在だ」
神崎は怪しむように神のことを見る。
「その神さんが俺たちに一体何の用だ?」
「先程も言ったように私は君たちに力を与え、魔王を倒してもらいたいと思っている」
「そんなことをして神さんは何を得るんだ?」
「私は神としての役目を全うしたいだけなのだ」
「それなら、魔王を倒した後俺たちはどうなる?」
「もちろん元の世界に戻そう」
神崎はまだ何かを言いたそうだったが、結局そのまま黙ってしまった。
すると今度は女子が口を開く。
「あのぉー、どうして私たちなんですか?」
「それは、魔王が異世界人を呼び寄せているからだよ」
「え?どういうこと?」
神は説明する。
「本来ならば、魔王の魔力が濃い場所には魔素と呼ばれるものがありその量に応じて様々なモンスターが生まれるのだが……ここ最近それが逆転しているようなのだ」
神の話によると魔王が自身の持つ魔力によってその領域を徐々に侵食していっているらしい。その結果その領域には大量の魔物が生まれ、さらにその魔素を吸い取って成長する魔物まで現れる始末だという。
そして、その魔物がまたさらに周囲の魔素を吸収するため、魔王が倒されるまでこの流れは止まることはないだろうということだ。
「だから私たちは貴方たちにお願いしたくてここまで呼んだのです」
「そういうことだったんですね……分かりました!やります!!」
神の説明を聞いた女子がやる気に満ちた表情で答える。
(本当に分かってるのか?)
真司はその言葉を聞いて心の中で呟く。
その後、男子の何人かが「ハーレムだ」などと騒ぎ始めたがすぐに静まった。
「じゃあ、早速行こうぜ!」
神崎が声を上げる。しかし神はそれに首を横に振る。
「今は無理だ」
「はぁ!?なんだよそれ!?早く行かねえとやべえんじゃねえのかよ!?」
「ああ、このままではな」
「おい、まさかお前!俺達には無理だとか言いてぇんじゃないだろうな!?」
「そうではない。ただ……今の装備のまま行っても確実に死ぬぞ」
神が真剣な顔でそう言うとクラスメイト達は黙り込んでしまった。
「しかし、君たちには私が与えた力がある」
そう言って、神は生徒たちの前に手を出す。
すると、それぞれの手に剣と鎧、杖が現れた。
「おお!マジか!俺の武器は……なんだこれ!?カッコいいじゃん!」
「私、これすごい好きかも……」
生徒のほぼ全員が喜んでいるようだ。
(俺にもあんな風に喜んだ記憶があるな……あれはいつだったかな……)
真司は懐かしい気持ちになった。
だが、それを見ていたクラスメイトたちは不満そうな顔をしていた。
「確かに嬉しいんだけどよ、その前に魔王をどうにかしてくれねえか?流石に死にたくはねぇ……」
「そのことについては問題ない。この世界に存在する魔王は今この大陸の中央にある魔王城にいる」
神は地図のようなものを出して、その場所を指し示した。
「なるほど、そこに向かって魔王を倒してこいって訳だろ?それで俺たちがレベルを上げてから挑めば勝てるかもしれねえってわけだ」
神崎は納得がいった。
真司は神崎を呼んだ。
「ん?桐谷……どうした?」
「ん?ちょっとな……あっち行こう」
少し離れた場所に彼を連れていく。
そして、壁に押し付けてキスする。
「んぅ……ちょ……んむ」
真司は神崎が大人しくなるまでしばらくそうし続けた。
しばらくして真司は神崎を解放する。
「んぅ……あ……ん……はぁ……ぁー」
神崎は頬を赤く染めたまま息を切らしていた。
真司は自分の唇に手を当て考える。
(あれ?なんか思ってた反応と違うな……まあいいか……)
首筋に舌を這わせる。
「んぅ……んは……」
ビクンッと身体が跳ねるが抵抗しない。
真司はさらに続ける。
「ふぁ……んは……あ……はぁ……ん」
神崎の反応に真司は確信する。
(こいつ……男が好きなのか?)
「……ん……は……きり……や……も……ダメ……はぁ」
神崎は力が抜けたようにその場に座り込む。
「んはぁ……ぁー……!……!……ぁー」
真司はとりあえず……彼のスボンを下ろして下着の中に手を入れて彼の勃つちんこを擦る。
「んああ!……ぁー……!……んく」
神崎のちんこは限界が近いのか痙攣し始める。
(もうすぐイキそうだな)
「あはっ、ぁは、ひぃう、あっ、はは、あへ、ひっ、ひん」
「お、おい大丈夫か?」
心配になって聞くと、神崎が急にこちらを向いてくる。
「……はぁ、はぁ、だ、だい……ろぶ……真司ぃ……もっと」
神崎の顔は完全に蕩けきっていた。
真司はそのまま神崎のちんこを触り続けた……。
「あぅ……真司ぃ……ちんこ……欲しいよぅ」
耳許で
「誰のちんこが?」
「ひぅ……あ……真司の……おちんちん……ほしぃですぅ」
「分かった。入れてやるよ」
そう言うと、ズボンを脱ぎ始める。
そして、自分のモノを神崎のケツに入れる。
「ああああ!!はいって来たぁ!」
「すげぇな……初めてなのに感じるなんて……」
「ああ!気持ちいいい!」
腰を振るスピードを上げる。
「はや!速い!壊れちゃう!俺のお尻がおかしくなっちゃうぅ!あ、ああ、あん、ああああ!!」
神崎は盛大に射精してしまった。
その勢いで中に出す。
「はぁ……中だしぇしゅごぉい……」
「さて、続きはベッドの上でしようぜ」
「はい……」
神崎は嬉しそうにして立ち上がる。
その後2人は仲良くなった。
装備を全員して
洞窟捜索と外へ通じる道を探す為に動く。
「神崎大丈夫か?」
「あ、真司……大丈夫だぞ。俺よりも女子のサポートをしてくれ」
そう言って女子の元へ行く。
「女子の方には魔物は行かないと思うが気をつけろよ」
女子に忠告する。しかし、女子達は笑って返した。
「桐谷くんこそね」
「俺なら大丈夫だ」
真司は剣を構える。
真司と神に与えられた武器はかなり強力だ。
神の力が込められているこの剣を使えば、大抵のモンスターは倒せる。
(俺は神崎も守らんとな……あいつは無茶するから……それに優斗もな)
神が言っていたが、この世界で死ねば現実世界でも死ぬということだ。
そのためにはクラスメイト全員で生きて帰る必要がある。
(まずはここから出ることだよな……ん?)
真司はある違和感を感じた。
(何か……おかしいな……魔物がいるはずだが見当たらない……どういうことだ?俺の探知魔法にもかからないということは……もしかしたらこの世界には存在しないのかもしれないな……)
真司はそう思っていたが
「魔物だ!!」
という生徒の声がした。
すぐにそちらを見ると
「おいおい、マジか……」
真司は驚愕した。
何故ならその生徒の前にいるものは
「ドラゴンだと!?」
「逃げろ!」
皆一目散に逃げる。
(やばい!これはやばすぎるだろ!何だあのデカい身体に黒い鱗、鋭い牙、尻尾……どう考えても普通じゃないだろ!勝てる訳がない!)
真司は心の中で叫ぶ。
(しかもこっちを見てやがる……俺も戦うしかないのか……!?だが、神崎は絶対に守る!それが男だろ!!というかあいつも男だけど)
神にもらった力を使う。
「我が名において命ずる!闇よ我に集え!そして全てを喰らえ!シャドウイーター!」
真司は神のことを観察する。
顔は整っておりスタイルもいい。その目は真剣そのもので嘘をつくような人には見えない……と普通は思うはずだ。
しかし真司はその目に怪しい何かを感じた。
(それにしてもこいつ……)
改めて見ると、この神と名乗る人物は男か女かもわからない姿をしていた。
(あいつまさかと思うが……ニャルラトホテプでは?)
「私は君たちに知識を与えよう。武器を与えよう。そして魔王を倒してくれるのであれば元の世界へ帰すことを約束しよう」
「魔王を倒すだって!?」
神崎が驚きの声を上げる。
(そりゃ驚くよな……いきなり現れた奴が魔王を倒してやるなんて言ったら誰しも疑いたくなる……ましてやそれが俺たちみたいな子供なら尚更だ……)
「ああ、もちろん。そのための知識も与えよう」
そう言ってまた水晶玉を出した。
「これは私が作ったものでステータスプレートと呼んでいる。これに触れると自分の能力を見ることができるのだ」
「なっ!?マジか!俺の能力は……」
「待て!まだ疑っている人もいる。先に試した方がいいだろう」
そしてクラスメイト達が次々に水晶に触れた。
結果は……ほとんどが大したことが無かった。
「なんだこれ!弱いじゃん!チートどころか雑魚じゃねえか!!」
「私のも全然ダメ……」
「僕も……」
などと言っている。
ちなみに真司の結果はというと、体力と攻撃力だけが異様に高かった。それ以外は全て平均より少し上程度だ。
その後全員のステータスを確認し終えたところで、次の行動へと移った。
「まず、ここを出て街へと向かう」
その提案に反対する人はおらず、全員一致で決まった。
真司としては正直あまり賛成は出来なかったのだが、ここで反対するのは空気を読めてないので何も言わなかった。
~~~~~~
真司たちは洞窟を出るために歩いていた。
しかし、外は既に暗くなってきており魔物に襲われてもおかしくない状況になっていた。
(やっぱり外に出るべきではなかったんじゃないか?いくらなんでも早すぎるだろう……まぁ今更どうしようもないが……)
真司は不安と不満を感じながら足を進める。
するとその時、突然目の前に巨大な生物が現れた。
真司は思わず腰を落とし身構えるが、よく見てみるとそいつらは自分たちのクラスにいた人たちだった。
どうやら様子がおかしいようで全員がこちらを見つめたまま固まっていた。
真司は不思議に思い、神崎に話しかけようとするが、神崎も同じように真司を見続けていることに気がついた。
まるでそこにいるのが真司であることに気づいていないかのように……。
真司はそこで思い出す。
(そういえば、さっき神にもらった水晶を触ってからだな。恐らくあれが原因なんだろうけど……)
真司はクラスメイトたちをもう一度見てみる。
神崎、西園、安藤、佐藤の姿がある。しかし、他のクラスの人達がいなかった。
(他のクラスの奴らがいない?確か俺たちのクラスの奴らが転移させられたはずなのに……)
真司が考えていると神が話し出す。
「この世界の住人たちは皆レベルというものを持っている。その強さの基準となっているのがその数値だ。この世界に来たものは例外なくその数値が高く設定されているのだ。例えばこの者などはこの世界でトップクラスの力を持つことになるであろうな」
その説明に真司は疑問を抱く。
(確かにこいつらは俺たちの中では一番強い。だけど俺たちはそんなに強くなった感じはないんだが……そもそも俺たちのレベルはいくつなんだ?こっちに来てから1つも上がってない気がするんだが……)
真司のそんな思考に気づいたのか神が話を続ける。
「君たちに与えた力は、元々の君たちが持っている力とこの世界の力を合わせたものだ。つまり、本来の力より強くなっているということになる。それに……」
「ちょっと待ってくれ!」
神崎は神の言葉を止める。
「俺はあんたに質問をしたんだが?」
神崎が神に対して鋭い目つきを向ける。
「おっと、これはすまぬな。つい話が長引いてしまった。私はこの世界を管理しているもの、神と呼ばれている存在だ」
神崎は怪しむように神のことを見る。
「その神さんが俺たちに一体何の用だ?」
「先程も言ったように私は君たちに力を与え、魔王を倒してもらいたいと思っている」
「そんなことをして神さんは何を得るんだ?」
「私は神としての役目を全うしたいだけなのだ」
「それなら、魔王を倒した後俺たちはどうなる?」
「もちろん元の世界に戻そう」
神崎はまだ何かを言いたそうだったが、結局そのまま黙ってしまった。
すると今度は女子が口を開く。
「あのぉー、どうして私たちなんですか?」
「それは、魔王が異世界人を呼び寄せているからだよ」
「え?どういうこと?」
神は説明する。
「本来ならば、魔王の魔力が濃い場所には魔素と呼ばれるものがありその量に応じて様々なモンスターが生まれるのだが……ここ最近それが逆転しているようなのだ」
神の話によると魔王が自身の持つ魔力によってその領域を徐々に侵食していっているらしい。その結果その領域には大量の魔物が生まれ、さらにその魔素を吸い取って成長する魔物まで現れる始末だという。
そして、その魔物がまたさらに周囲の魔素を吸収するため、魔王が倒されるまでこの流れは止まることはないだろうということだ。
「だから私たちは貴方たちにお願いしたくてここまで呼んだのです」
「そういうことだったんですね……分かりました!やります!!」
神の説明を聞いた女子がやる気に満ちた表情で答える。
(本当に分かってるのか?)
真司はその言葉を聞いて心の中で呟く。
その後、男子の何人かが「ハーレムだ」などと騒ぎ始めたがすぐに静まった。
「じゃあ、早速行こうぜ!」
神崎が声を上げる。しかし神はそれに首を横に振る。
「今は無理だ」
「はぁ!?なんだよそれ!?早く行かねえとやべえんじゃねえのかよ!?」
「ああ、このままではな」
「おい、まさかお前!俺達には無理だとか言いてぇんじゃないだろうな!?」
「そうではない。ただ……今の装備のまま行っても確実に死ぬぞ」
神が真剣な顔でそう言うとクラスメイト達は黙り込んでしまった。
「しかし、君たちには私が与えた力がある」
そう言って、神は生徒たちの前に手を出す。
すると、それぞれの手に剣と鎧、杖が現れた。
「おお!マジか!俺の武器は……なんだこれ!?カッコいいじゃん!」
「私、これすごい好きかも……」
生徒のほぼ全員が喜んでいるようだ。
(俺にもあんな風に喜んだ記憶があるな……あれはいつだったかな……)
真司は懐かしい気持ちになった。
だが、それを見ていたクラスメイトたちは不満そうな顔をしていた。
「確かに嬉しいんだけどよ、その前に魔王をどうにかしてくれねえか?流石に死にたくはねぇ……」
「そのことについては問題ない。この世界に存在する魔王は今この大陸の中央にある魔王城にいる」
神は地図のようなものを出して、その場所を指し示した。
「なるほど、そこに向かって魔王を倒してこいって訳だろ?それで俺たちがレベルを上げてから挑めば勝てるかもしれねえってわけだ」
神崎は納得がいった。
真司は神崎を呼んだ。
「ん?桐谷……どうした?」
「ん?ちょっとな……あっち行こう」
少し離れた場所に彼を連れていく。
そして、壁に押し付けてキスする。
「んぅ……ちょ……んむ」
真司は神崎が大人しくなるまでしばらくそうし続けた。
しばらくして真司は神崎を解放する。
「んぅ……あ……ん……はぁ……ぁー」
神崎は頬を赤く染めたまま息を切らしていた。
真司は自分の唇に手を当て考える。
(あれ?なんか思ってた反応と違うな……まあいいか……)
首筋に舌を這わせる。
「んぅ……んは……」
ビクンッと身体が跳ねるが抵抗しない。
真司はさらに続ける。
「ふぁ……んは……あ……はぁ……ん」
神崎の反応に真司は確信する。
(こいつ……男が好きなのか?)
「……ん……は……きり……や……も……ダメ……はぁ」
神崎は力が抜けたようにその場に座り込む。
「んはぁ……ぁー……!……!……ぁー」
真司はとりあえず……彼のスボンを下ろして下着の中に手を入れて彼の勃つちんこを擦る。
「んああ!……ぁー……!……んく」
神崎のちんこは限界が近いのか痙攣し始める。
(もうすぐイキそうだな)
「あはっ、ぁは、ひぃう、あっ、はは、あへ、ひっ、ひん」
「お、おい大丈夫か?」
心配になって聞くと、神崎が急にこちらを向いてくる。
「……はぁ、はぁ、だ、だい……ろぶ……真司ぃ……もっと」
神崎の顔は完全に蕩けきっていた。
真司はそのまま神崎のちんこを触り続けた……。
「あぅ……真司ぃ……ちんこ……欲しいよぅ」
耳許で
「誰のちんこが?」
「ひぅ……あ……真司の……おちんちん……ほしぃですぅ」
「分かった。入れてやるよ」
そう言うと、ズボンを脱ぎ始める。
そして、自分のモノを神崎のケツに入れる。
「ああああ!!はいって来たぁ!」
「すげぇな……初めてなのに感じるなんて……」
「ああ!気持ちいいい!」
腰を振るスピードを上げる。
「はや!速い!壊れちゃう!俺のお尻がおかしくなっちゃうぅ!あ、ああ、あん、ああああ!!」
神崎は盛大に射精してしまった。
その勢いで中に出す。
「はぁ……中だしぇしゅごぉい……」
「さて、続きはベッドの上でしようぜ」
「はい……」
神崎は嬉しそうにして立ち上がる。
その後2人は仲良くなった。
装備を全員して
洞窟捜索と外へ通じる道を探す為に動く。
「神崎大丈夫か?」
「あ、真司……大丈夫だぞ。俺よりも女子のサポートをしてくれ」
そう言って女子の元へ行く。
「女子の方には魔物は行かないと思うが気をつけろよ」
女子に忠告する。しかし、女子達は笑って返した。
「桐谷くんこそね」
「俺なら大丈夫だ」
真司は剣を構える。
真司と神に与えられた武器はかなり強力だ。
神の力が込められているこの剣を使えば、大抵のモンスターは倒せる。
(俺は神崎も守らんとな……あいつは無茶するから……それに優斗もな)
神が言っていたが、この世界で死ねば現実世界でも死ぬということだ。
そのためにはクラスメイト全員で生きて帰る必要がある。
(まずはここから出ることだよな……ん?)
真司はある違和感を感じた。
(何か……おかしいな……魔物がいるはずだが見当たらない……どういうことだ?俺の探知魔法にもかからないということは……もしかしたらこの世界には存在しないのかもしれないな……)
真司はそう思っていたが
「魔物だ!!」
という生徒の声がした。
すぐにそちらを見ると
「おいおい、マジか……」
真司は驚愕した。
何故ならその生徒の前にいるものは
「ドラゴンだと!?」
「逃げろ!」
皆一目散に逃げる。
(やばい!これはやばすぎるだろ!何だあのデカい身体に黒い鱗、鋭い牙、尻尾……どう考えても普通じゃないだろ!勝てる訳がない!)
真司は心の中で叫ぶ。
(しかもこっちを見てやがる……俺も戦うしかないのか……!?だが、神崎は絶対に守る!それが男だろ!!というかあいつも男だけど)
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すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞
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