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140話
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……でも付き合ったからと言って何かが変わるわけではなく、いつも通り学校に通い勉強や部活に励んでいた。……そういえば最近よく同じ夢を見るんだけど内容は思い出せない。何かとても大切で重要なことだったような気もするが、そんなことを考えているとふとスマホの着信音が鳴り響いた。慌てて画面を見ると美奈からだったので通話に出ると開口一番に
「あんたが悠太君と付き合っているという噂があるんだけど本当なの!?」
と言われてしまう
(え?……もしかして悠太って意外とモテるの?)
そう思って焦りつつも冷静になるとすぐに否定する。……そんなわけないでしょ。そもそもまだ私たちキスしかしていないのに。
しかし、美奈には信じられないようでさらに追及してくる。
(……確かにこの前は悠太のことが好きかもって思ったし、今も彼と一緒にいてドキドキすることが増えたとは思うけど……)
それからなんとか誤解を解くことに成功して電話を終えるとちょうど授業開始のチャイムがなるので大人しく座ることにした。……だがその日の放課後。私はなぜか悠太の所属する野球部のマネージャーになって欲しいと頼まれた。……どうして私がそんなことをしなければならないのか理解に苦しむが断る理由も無いので引き受けることに。
そして練習が始まるとみんな一生懸命で見ていて微笑ましい。そして、そんな中で頑張って働いている悠太を見ていると、なんだかこっちまで幸せな気分になる。……どうやら私は自分で思っている以上に彼のことが好きみたいだ。……だが、それと同時に嫉妬心のようなものが芽生えてくる。
(こんなこと考えたらダメだ!だって彼は私のことだけを好きでいてくれてるんだから)
そしてそう自分に言い聞かせてはいるものの、一度膨らんでしまった気持ちを抑えることはできずにいた。……すると
「優香、ちょっとこっち来て」
と美奈に呼ばれる。なんだろうと思いつつついていくとそこは誰もいない教室でそこにはなぜか美奈だけではなく男子もいた。その二人は以前、告白を断わった相手なのだが、その時はあまり深く気にしてはいなかった。だが今目の前にいる二人はどう見ても怒っているように見える。そのことに不安を覚えていると
「ねえ、なんであいつなのよ!あんなやつよりも絶対私の方が……」
「そうですよ、優香さん。あんなやつのどこが良いんですか?」
などと聞いてくる。……もしかしてこれは告白される流れなのかなと思っていると、やはりその通りらしく美奈に
「優香、返事は?」
と言われる。なので
「私はあなたの気持ちに応えられません。本当にごめんなさい」
と言い頭を下げると美奈は舌打ちをして去っていった。
そして残された方の男の子も諦めてくれたようで同じく去っていきようやく終わったかと思うと急に目眩がした。……あれ?なんだか眠くなってきた……
そう思いながら私は眠りについた。
しばらくして起きると見たことの無い場所であった。
起き上がると違和感があった。
「ん?僕は……え!?……僕?」
下を見ると胸の膨らみがなくスカート履いていたはずなのにズボンになっており男性特有の膨らみを発見。
(僕、男になった!?それにここどこ!?)
場所は森の中であった。
遠くから
「優斗ーおーい」
(優斗?誰?イケメンがこっちに来る)
「優斗……起きたか……ん?どうした?」
「えと、君は誰だっけ?」
「は?何言ってる。武井優斗!お前の恋人である『桐谷真司』だ」
頭に記憶が流れ込む
過去の記憶が
「ぐ」
「大丈夫か?」
「だ、大丈夫だよ。真司」
「思い出したみたいだな……なら思い出したついでに……」
木に僕の身体を押し付けてキスをしてくる。
「ちょ、何をするんだよ!……ひゃ(一応ちょい前まで女の子してたんだよこっちは)」
真司は服越しに乳首を弄る。
「あー、久しぶりの優斗分」
「んあ!……んく……あぅ(優斗分補給にしてはエッチじゃん)」
ズボンがテントを張っていて主張する。そこを真司は触り服越しに擦る。
「ひぐ!……んぁ……んん(気持ちいい……)」
「可愛い」
「あう!(耳元で言わないでよぉ!)」
真司がチャックに手をかける。
ジィー と音を鳴らして開く。
そこからパンツに突っ込んでペニスを優しく掴む。
シュッシュッ と上下に動かす。
「んやぁ!あー、ひあ」
そして同時に首筋に吸い付く。そして片方の手は自身のズボンを脱いで穴に入れる。
そして一気に貫く。
「あぐ……はん……あん……気持ちいいよぅ」
パン パン と音が鳴り響く中、キスをする。
クチュクチュ ピチャピチャ 舌と唾液を絡ませる。
グチョ ネチョ と音が鳴る。
そして絶頂を迎える。
「イっちゃう!出ちゃう!」
ビクン!ドピュ ビュルルル 射精する。
真司も中に出す。
ズボっと抜き取る。
精液が流れ出るのを感じる。
「もう!バカ!でも好きぃ……」
真司がまたキスしてくる。今度は普通に優しい感じの。そしてそのまま押し倒され第二回戦へ突入する。……数時間後
「ふう、これで満足かな。優斗は?」
「僕も……はふ」
2人で疲れたように寝そべる。
「気持ちよかった」
「僕も」
「少し休憩したらギルドに行こう」
「うん」
そうして休憩するのだった。
30分後2人は街へ向かった。
そこには大きな建物が建っていた。
中には沢山の人がいた。
(まるでデパートみたい)
受付に行くとそこには金髪碧眼の女性がおり美人だ。
その女性は真司に話しかけてきた。
「ようこそ冒険者ギルドに!本日はどういった御用でしょうか?」
「俺とこいつのランクアップ手続きをしに来た」
そう言うと女性の顔が引きつる。
「えと……失礼ですがあなた様はどちらで……?」
その質問に対し真司は答える。
「俺は勇者でこいつは魔王だ。この世界では俺らは死んだことになってるがな」
そう聞くと周りはざわつき始める。
「ゆ、ゆうしゃ!?まおう!?えと……」
その女性は混乱していたので真司はステータス画面を見せることにした。そのステータス画面には職業が『大賢者』と書かれているのを確認したその女性はさらに困惑していた。
「すまない。君が可愛くてついね。それで俺のステ……いや、僕たちの身分はわかった?」
「はい……あの……申し訳ありません。大変失礼しました。すぐに上の者を呼んできますので少々お待ちくださいませ」と言いその女性は慌てて奥の方へと行ってしまった。
5分ほど待つと1人の男が現れた。その男はいかにもな風貌をしており腰には剣を帯びている。
(なんだろう。すごく怖い雰囲気があるな……)
真司はそう思いつつも男の方に近寄る。
「お前が俺たちのマスターってことで良いのか?」
そう問いかけると男が喋る前に隣にいた女性が口を開く。
「ええ、私が当ギルドの長であるアドル・オルデンブルクと申すものです。以後お見知りおきを。ところで貴方たちは何者で?見た所普通の人間にしか見えませんが」
すると真司が自己紹介を始める。
「俺は桐谷真司だ。一応、今は亡き国の王をしていた。こっちは魔王で『武井優斗』だが過去の記録は残っているだろう?」
その名前を聞くとやはりという顔をし、その後納得したような表情になる。
「なるほど……そういう事ですか……ならば話が早い。私に付いて来てください。」
と言って歩き出した。
「いくぞ優斗」
「うん」
「こちらが応接室になります。おかけになって下さい」
中に入るととても広く綺麗だ。真司は座ると
「まず初めに言っておくが俺達は元の世界で死んでいる。これは紛れもない事実だ。だが、何故か異世界でこうして生きている。」
それを聞いたオルデンブルクは驚き、そして
「それはどういうことか説明してくれませんか?あなた達の記録は過去のデータとして300年前の出来事として記録されています」
と聞いてきた。真司はその言葉を聞いて確信したかのように
「そうか……やはりな……つまりはこういうことだ。」
真司は自分の考えを話し始めた。……それから数時間後 真司の考えを聞き終わったオルデンブルクと女性は驚愕の表情をする。そして
「そんなことがあり得るなんて……しかしそうなれば……」
などとブツブツ言っている。そして何か結論に至ったようだ。
「そうか……お前は……優斗、だったか。いや真司と言った方が良いのか……優斗、君は今自分がどのような状態なのかわかっているかい?」
と真剣な目で言ってくる。
「いえ、正直わかりません。」
「そうか……優斗、君の魂と肉体は融合しかけている」
と衝撃的な発言をしてくる。
「融合しかけている……というのはどういう意味でしょうか?」
「本来人間は死んだら輪廻転生をして次の生を受けるのだが、たまにその運命から外れてしまうものがいるんだ。そして、その外れたものを我々は"アンデッド"と呼んでいる。ちなみにその逆がいわゆる天使だな」
そうしてオルデンブルクは続ける。
「通常、輪廻から外れたものは記憶を失った状態で新たな生命として生まれるのだ。それが今回、君は前世の記憶を持ったまま生まれてきている。だから君が言うように融合したということになる」
「えーと……じゃあ僕はこれからどうすればいいんですかね?」
と疑問をぶつけると真司が
「そうだな……その答えは簡単だろ。このまま生きればいいんだよ。なぁ、ギルドマスターさんよ?」と言うと
「はい。あなた方はこの世界の人類にとって希望そのものです。ぜひ我々に力を貸して欲しいのです」
真司も優斗もお互い顔を見合わせてうなずく。そして優斗が代表して言う。
「分かりました。微力ですが協力させていただきます」
という事で2人はこの世界を救うことになるのであった……
~おまけ~
真司のステータス 真司
Lv.1 職業:勇者 HP10/50000 MP20/10000攻撃1000防御500魔攻5000 魔法耐性100速さ3000運2000 ユニークスキル 大賢者の加護 固有技能 言語理解(自動翻訳)全能力上昇(極)魔力超増幅(MAX)神眼(未来予知)
称号 真司の嫁(確定)魔王の夫 職業追加で勇者にしました 次回から本格的にストーリーに入ります。
「それでギルドマスター、俺たちは何をしたらいいんですか?」
「はい。あなた方にはダンジョン攻略を目指して欲しいのです」
「ダンジョン?」
2人とも聞いたことのない単語に疑問を浮かべていると
「この世界にあるものです。あなた方のいた世界にはありませんでしたか?」
と聞かれ2人は揃って首を縦に振る。すると
「では、簡単にご説明しますね」
「はい」
オルデンブルクの話はこんな感じだ。
まず、この世界では様々なところに迷宮がある。そこの最下層には大抵の場合レアなアイテムが眠っておりそれを求めて冒険者が潜っていくのである。
だが、最下層はそこまで到達できるものではないらしい。なぜならそこには魔王とその配下達が守っているからだ。魔王は世界が危機に陥る時、復活すると言われているため定期的に討伐隊が送られているがその全てが返り討ちに遭い、今では諦められている。
そのため現在では誰もその最下層まで辿り着いていない。
そこで真司達に白羽の矢が立ったのが理由だ。この世界での最強レベルのステータスを誇る2人ならいけるかもしれないと踏んでのこと。そして、オルデンブルクの話を聞いたあと
「分かった。では早速行くとしよう」
「あんたが悠太君と付き合っているという噂があるんだけど本当なの!?」
と言われてしまう
(え?……もしかして悠太って意外とモテるの?)
そう思って焦りつつも冷静になるとすぐに否定する。……そんなわけないでしょ。そもそもまだ私たちキスしかしていないのに。
しかし、美奈には信じられないようでさらに追及してくる。
(……確かにこの前は悠太のことが好きかもって思ったし、今も彼と一緒にいてドキドキすることが増えたとは思うけど……)
それからなんとか誤解を解くことに成功して電話を終えるとちょうど授業開始のチャイムがなるので大人しく座ることにした。……だがその日の放課後。私はなぜか悠太の所属する野球部のマネージャーになって欲しいと頼まれた。……どうして私がそんなことをしなければならないのか理解に苦しむが断る理由も無いので引き受けることに。
そして練習が始まるとみんな一生懸命で見ていて微笑ましい。そして、そんな中で頑張って働いている悠太を見ていると、なんだかこっちまで幸せな気分になる。……どうやら私は自分で思っている以上に彼のことが好きみたいだ。……だが、それと同時に嫉妬心のようなものが芽生えてくる。
(こんなこと考えたらダメだ!だって彼は私のことだけを好きでいてくれてるんだから)
そしてそう自分に言い聞かせてはいるものの、一度膨らんでしまった気持ちを抑えることはできずにいた。……すると
「優香、ちょっとこっち来て」
と美奈に呼ばれる。なんだろうと思いつつついていくとそこは誰もいない教室でそこにはなぜか美奈だけではなく男子もいた。その二人は以前、告白を断わった相手なのだが、その時はあまり深く気にしてはいなかった。だが今目の前にいる二人はどう見ても怒っているように見える。そのことに不安を覚えていると
「ねえ、なんであいつなのよ!あんなやつよりも絶対私の方が……」
「そうですよ、優香さん。あんなやつのどこが良いんですか?」
などと聞いてくる。……もしかしてこれは告白される流れなのかなと思っていると、やはりその通りらしく美奈に
「優香、返事は?」
と言われる。なので
「私はあなたの気持ちに応えられません。本当にごめんなさい」
と言い頭を下げると美奈は舌打ちをして去っていった。
そして残された方の男の子も諦めてくれたようで同じく去っていきようやく終わったかと思うと急に目眩がした。……あれ?なんだか眠くなってきた……
そう思いながら私は眠りについた。
しばらくして起きると見たことの無い場所であった。
起き上がると違和感があった。
「ん?僕は……え!?……僕?」
下を見ると胸の膨らみがなくスカート履いていたはずなのにズボンになっており男性特有の膨らみを発見。
(僕、男になった!?それにここどこ!?)
場所は森の中であった。
遠くから
「優斗ーおーい」
(優斗?誰?イケメンがこっちに来る)
「優斗……起きたか……ん?どうした?」
「えと、君は誰だっけ?」
「は?何言ってる。武井優斗!お前の恋人である『桐谷真司』だ」
頭に記憶が流れ込む
過去の記憶が
「ぐ」
「大丈夫か?」
「だ、大丈夫だよ。真司」
「思い出したみたいだな……なら思い出したついでに……」
木に僕の身体を押し付けてキスをしてくる。
「ちょ、何をするんだよ!……ひゃ(一応ちょい前まで女の子してたんだよこっちは)」
真司は服越しに乳首を弄る。
「あー、久しぶりの優斗分」
「んあ!……んく……あぅ(優斗分補給にしてはエッチじゃん)」
ズボンがテントを張っていて主張する。そこを真司は触り服越しに擦る。
「ひぐ!……んぁ……んん(気持ちいい……)」
「可愛い」
「あう!(耳元で言わないでよぉ!)」
真司がチャックに手をかける。
ジィー と音を鳴らして開く。
そこからパンツに突っ込んでペニスを優しく掴む。
シュッシュッ と上下に動かす。
「んやぁ!あー、ひあ」
そして同時に首筋に吸い付く。そして片方の手は自身のズボンを脱いで穴に入れる。
そして一気に貫く。
「あぐ……はん……あん……気持ちいいよぅ」
パン パン と音が鳴り響く中、キスをする。
クチュクチュ ピチャピチャ 舌と唾液を絡ませる。
グチョ ネチョ と音が鳴る。
そして絶頂を迎える。
「イっちゃう!出ちゃう!」
ビクン!ドピュ ビュルルル 射精する。
真司も中に出す。
ズボっと抜き取る。
精液が流れ出るのを感じる。
「もう!バカ!でも好きぃ……」
真司がまたキスしてくる。今度は普通に優しい感じの。そしてそのまま押し倒され第二回戦へ突入する。……数時間後
「ふう、これで満足かな。優斗は?」
「僕も……はふ」
2人で疲れたように寝そべる。
「気持ちよかった」
「僕も」
「少し休憩したらギルドに行こう」
「うん」
そうして休憩するのだった。
30分後2人は街へ向かった。
そこには大きな建物が建っていた。
中には沢山の人がいた。
(まるでデパートみたい)
受付に行くとそこには金髪碧眼の女性がおり美人だ。
その女性は真司に話しかけてきた。
「ようこそ冒険者ギルドに!本日はどういった御用でしょうか?」
「俺とこいつのランクアップ手続きをしに来た」
そう言うと女性の顔が引きつる。
「えと……失礼ですがあなた様はどちらで……?」
その質問に対し真司は答える。
「俺は勇者でこいつは魔王だ。この世界では俺らは死んだことになってるがな」
そう聞くと周りはざわつき始める。
「ゆ、ゆうしゃ!?まおう!?えと……」
その女性は混乱していたので真司はステータス画面を見せることにした。そのステータス画面には職業が『大賢者』と書かれているのを確認したその女性はさらに困惑していた。
「すまない。君が可愛くてついね。それで俺のステ……いや、僕たちの身分はわかった?」
「はい……あの……申し訳ありません。大変失礼しました。すぐに上の者を呼んできますので少々お待ちくださいませ」と言いその女性は慌てて奥の方へと行ってしまった。
5分ほど待つと1人の男が現れた。その男はいかにもな風貌をしており腰には剣を帯びている。
(なんだろう。すごく怖い雰囲気があるな……)
真司はそう思いつつも男の方に近寄る。
「お前が俺たちのマスターってことで良いのか?」
そう問いかけると男が喋る前に隣にいた女性が口を開く。
「ええ、私が当ギルドの長であるアドル・オルデンブルクと申すものです。以後お見知りおきを。ところで貴方たちは何者で?見た所普通の人間にしか見えませんが」
すると真司が自己紹介を始める。
「俺は桐谷真司だ。一応、今は亡き国の王をしていた。こっちは魔王で『武井優斗』だが過去の記録は残っているだろう?」
その名前を聞くとやはりという顔をし、その後納得したような表情になる。
「なるほど……そういう事ですか……ならば話が早い。私に付いて来てください。」
と言って歩き出した。
「いくぞ優斗」
「うん」
「こちらが応接室になります。おかけになって下さい」
中に入るととても広く綺麗だ。真司は座ると
「まず初めに言っておくが俺達は元の世界で死んでいる。これは紛れもない事実だ。だが、何故か異世界でこうして生きている。」
それを聞いたオルデンブルクは驚き、そして
「それはどういうことか説明してくれませんか?あなた達の記録は過去のデータとして300年前の出来事として記録されています」
と聞いてきた。真司はその言葉を聞いて確信したかのように
「そうか……やはりな……つまりはこういうことだ。」
真司は自分の考えを話し始めた。……それから数時間後 真司の考えを聞き終わったオルデンブルクと女性は驚愕の表情をする。そして
「そんなことがあり得るなんて……しかしそうなれば……」
などとブツブツ言っている。そして何か結論に至ったようだ。
「そうか……お前は……優斗、だったか。いや真司と言った方が良いのか……優斗、君は今自分がどのような状態なのかわかっているかい?」
と真剣な目で言ってくる。
「いえ、正直わかりません。」
「そうか……優斗、君の魂と肉体は融合しかけている」
と衝撃的な発言をしてくる。
「融合しかけている……というのはどういう意味でしょうか?」
「本来人間は死んだら輪廻転生をして次の生を受けるのだが、たまにその運命から外れてしまうものがいるんだ。そして、その外れたものを我々は"アンデッド"と呼んでいる。ちなみにその逆がいわゆる天使だな」
そうしてオルデンブルクは続ける。
「通常、輪廻から外れたものは記憶を失った状態で新たな生命として生まれるのだ。それが今回、君は前世の記憶を持ったまま生まれてきている。だから君が言うように融合したということになる」
「えーと……じゃあ僕はこれからどうすればいいんですかね?」
と疑問をぶつけると真司が
「そうだな……その答えは簡単だろ。このまま生きればいいんだよ。なぁ、ギルドマスターさんよ?」と言うと
「はい。あなた方はこの世界の人類にとって希望そのものです。ぜひ我々に力を貸して欲しいのです」
真司も優斗もお互い顔を見合わせてうなずく。そして優斗が代表して言う。
「分かりました。微力ですが協力させていただきます」
という事で2人はこの世界を救うことになるのであった……
~おまけ~
真司のステータス 真司
Lv.1 職業:勇者 HP10/50000 MP20/10000攻撃1000防御500魔攻5000 魔法耐性100速さ3000運2000 ユニークスキル 大賢者の加護 固有技能 言語理解(自動翻訳)全能力上昇(極)魔力超増幅(MAX)神眼(未来予知)
称号 真司の嫁(確定)魔王の夫 職業追加で勇者にしました 次回から本格的にストーリーに入ります。
「それでギルドマスター、俺たちは何をしたらいいんですか?」
「はい。あなた方にはダンジョン攻略を目指して欲しいのです」
「ダンジョン?」
2人とも聞いたことのない単語に疑問を浮かべていると
「この世界にあるものです。あなた方のいた世界にはありませんでしたか?」
と聞かれ2人は揃って首を縦に振る。すると
「では、簡単にご説明しますね」
「はい」
オルデンブルクの話はこんな感じだ。
まず、この世界では様々なところに迷宮がある。そこの最下層には大抵の場合レアなアイテムが眠っておりそれを求めて冒険者が潜っていくのである。
だが、最下層はそこまで到達できるものではないらしい。なぜならそこには魔王とその配下達が守っているからだ。魔王は世界が危機に陥る時、復活すると言われているため定期的に討伐隊が送られているがその全てが返り討ちに遭い、今では諦められている。
そのため現在では誰もその最下層まで辿り着いていない。
そこで真司達に白羽の矢が立ったのが理由だ。この世界での最強レベルのステータスを誇る2人ならいけるかもしれないと踏んでのこと。そして、オルデンブルクの話を聞いたあと
「分かった。では早速行くとしよう」
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皆様ありがとうございます😘
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めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞
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