異世界でラブコメしたりギルド登録したり別の人になったり！？

159話

と言うが 一向に痛みが引かないようで、聖耶に助けを求めてくるが、聖耶は聖奈を抱き寄せることしかできないので どうしようもないのだ
……その時 ドアをノックされて、開けるように指示を出されたのだが 誰だろうと疑問に思ったもののとりあえず指示に従うとそこには聖斗の姿があった。
すると聖那と優李も入ってくる すると聖弥はこう呟いた
「やはり ここに来るべきだったか まあいい」と言って聖耶の部屋を出て行こうとする。
「待てよ」
と聖也は呼び止めると「俺はお前に聞きたいことがある 聖耶に何をするつもりだ？」と聖弥の目をじっと見つめて尋ねると
「貴様には関係のないことだ」
と返す その答えに対して「そうはさせない」とだけ答えると部屋を出て行くので聖弥もそれについて行った その様子を見た優斗と聖耶が不思議に思う

（何かあるかもしれない）
と思って優美達と一緒について行ってしまった それからしばらくして聖也達が戻ってきた時には誰も居なくなっていたのだ その頃 真悟達が話していると 優也と聖那は真悟達に気づかれないように部屋からこっそりと抜け出していた。
そして、急いで優耶の元に行くが……すでに遅かったようだ
「聖耶？聖也と聖美はどこに行ったんだ？早く教えてくれ」
「聖也？あ……ごめん。お兄ちゃんのこと聖也って呼ぶようになっててさ それで……えっと……」
と答えられない その様子を見かねたアリシャが「大丈夫だよ。私が何とかする」と言うと部屋から出る。その後ろを追いかけると「あなた達が真悟と優美、それと優菜と愛羅、それと聖奈と真美か」と確認してくる
「はい。確かに私たちが真悟ですけど……」と言うと優也が「君たちが優耶の恋人のみんなかい？」と言うと聖也達が聖耶の方へと向かい抱き寄せたのを見た聖奈が怒っていたのが印象的だった そして「優斗に頼まれた。だから優斗を助けて欲しいんだ。頼むよ」と頭を下げられてしまったので断れなかった。
すると優也が「君はどうやら……俺よりも上の立場の存在みたいだね。俺より年上なのは確かだと思うよ？」と言われる 聖美は驚いていたが「私は未来からきたの。だから年齢も今と違うの。だけど優斗とは恋人じゃない。今はあなたのことをお義兄さんと呼んでもいいけど まだ結婚とか考えてない。だってまだまだ子供だから」と優美は答えると「へぇ～……俺に口説かれるなんてな」と言った後に聖耶の元へ連れてこられる
「優也がお前に会いたいそうだ」
優斗がそう伝えると「お久しぶり。元気にしてたか？」と言われた それを聞いた聖美は驚きのあまり固まっている それに対して「う……うん……元気……してました。でもなんで？どうやって私のことを知ったんですか？」と戸惑いながらも返事をする
「そりゃそうだよね。だって君はこの時代から約二年後に俺と結婚することになるんだよ？知らなかったよね？じゃぁ質問を変えようか？聖美さんが好きな人の名前は誰だい？」
（あれ？俺の名前じゃなかったよね？）と思った優斗が心配しながら優斗の様子を伺う すると彼女は顔を真っ赤にしながら「わ……わた……わたし……の好きになる人は……」と言いかけるがそこで言葉を止めて黙ってしまう
「俺だよね」と優耶に言われると恥ずかしくなったのかさらに顔が赤くなる そして、「あの……その……聖耶です。あと聖耶のお姉さんの聖耶が好きです」と答えた それを聞いて驚いた聖耶だったが「……やっぱり そうくるよな。でも姉さんが好きになった理由を教えてほしい。どんな理由で俺を選んでくれたんだ？優香と何が違う？性格とかは？それに姉さんは俺には優しかったが優香は優しくなくて暴力ばかり振るわれてて俺が助けようとすれば余計に酷い目にあってた。」と聞くと「それは多分優香さんに原因があると思うんだけど」と答える
「どうしてそんな事を聞くの？」と不思議に思いながら答えてくれた。そしてその理由も聞いた。
それから
「ねぇ。聖耶」と名前を呼ばれ振り向く
「なんですか？優美先輩？」
「なんで敬語使うようになったの？昔の口調の方が良かったのに……それに、お姉ちゃんもお兄ちゃんって呼んでたじゃん」と優美は言うが
「もう高校生なんだから。昔とは違うんですよ。これからは普通に接させてもらうことにします」と言って拒否されてしまったので悲しく感じてしまったようだ。
優耶が「それより聖美のことで話をしたいんだ。君たちにしか頼めないことなんだ。」と真剣そうな顔で言う その表情を見た優美は何かあったのだろうと思い「わかりました。聖耶、行きましょう」と言うと真悟達と優奈と一緒に行くことにした するとそこには聖弥と聖那と真那がいたのだった。
真耶は「なぜお前たちがここにいる。聖奈の部屋に戻れ」と冷たく言い放つと優美が「待って！聖耶と優奈の話を聞きに来たの」と言うと 優耶が「わかった。じゃあ話すよ」と言ってから説明を始める それが終わると優美は聖美を連れてどこかへ行く その日の夜に帰ってきたのだが……
聖美がなぜか不機嫌になっている。しかも優弥と優菜までが一緒にいるというおまけ付きだ。そしてそのまま自分の部屋へと戻って行った。
優也達は「今日は疲れただろうから早めに休んだほうがいい」と言われたので優也と聖耶、そして愛羅の三人で聖弥達の部屋へと入る 部屋に入ると聖耶は二人に対して話を始めた。
優耶の事を優斗ではなく真斗と名乗ったことや未来から来たことは言わずに自分や姉である聖美のことを全て話し終わった後に二人は「そっか。じゃあ僕達とは家族になるかもしれないんだね」と言うと聖耶は「まぁそういう事になるかもな」と言ったところで聖耶は寝落ちしてしまう。
そして、二人が部屋から出て行った後も眠り続けたままだった 翌日になるといつも通りに戻ったがやはりまだ少しだけぎこちなさが残っている 優奈の方はというと「昨日の夜、何があったのかしら？」と言い始める始末だが
「な、何もないですよ」と言った後に「ちょっと待て。なんでそう思ったのかは聞かないけど、俺は昨日は聖美と一緒にいたぞ？」と聖耶が言った瞬間に優奈の様子がおかしくなる
「ふーん、そうなのね。でも私にもチャンスはあるはずよ」と言うが真琴は
「優奈の気持ちは知ってる。だからさっさと告白しろよ」と言うと
「ちょっ！？いきなり何を言うの！」
と言い出した。