のほほん異世界暮らし

みなと劉

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292 ルシファンとシャンプー

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夕方になり、外の空気が冷えてきた。シャズナとルシファンが元気に遊んでいる間に、僕はひとつ気になることを思い出した。最近、ルシファンがちょっとした汚れをつけて帰ってくることが増えてきたのだ。それに、今夜は特別にルシファンのお風呂タイムを設けることに決めた。僕はその準備を始めることにした。

まずは、小さなお風呂を用意する。ルシファンにはぴったりのサイズの小さなバスタブを出してきて、ぬるま湯をそっと注ぐ。バスタブにお湯を張りながら、温かい水の感触を確かめてみると、ちょうどいい温度だ。ルシファンはお風呂の準備に気づいたのか、うれしそうに駆け寄ってきて、まるで遊ぶ準備が整ったことを喜んでいるかのように、足元をうろうろと動き回る。

僕がバスタブを整えている間、ルシファンは小さな鳴き声をあげて、今か今かと待ちきれない様子で、尻尾をピンと立てて跳ねる。彼の顔を見れば、目がキラキラと輝き、何か楽しいことが待っていると感じているのがよくわかる。お風呂が大好きなルシファンは、予想以上にわくわくしているのだ。

この前、市場で行商人から買ってきたばかりの飼い鼠用のシャンプー(リンス入り)も準備万端だ。そのシャンプーは、優しい香りがするだけでなく、ルシファンの皮膚にも優しい成分が含まれているので、安心して使える。行商人が勧めてくれたそのシャンプーは、リンスが入っているので、シャンプー後にしっかりと毛がふんわりと仕上がると言われていた。ルシファンにぴったりのものだと感じ、即決で購入した。

お風呂の準備が整った頃、ルシファンは小さな足をバタバタさせて、興奮気味に僕の周りをくるくると回っている。僕がシャンプーを取り出すと、ますますテンションが上がったようで、耳をぴんと立て、目を大きく開いてシャンプーのボトルに注目する。彼のその無邪気な表情を見ると、心が和む。

「さあ、ルシファン、お風呂に入ろうね。」そう言って、僕は優しくルシファンをお風呂の中に入れる。ルシファンは少し緊張しながらも、すぐに水の中で落ち着き、前足をひらひらと動かしてお湯を楽しんでいるようだ。お湯に浸かっているうちに、だんだんとリラックスしてきたのか、目を細めてうっとりした表情を浮かべている。お風呂の水面を少しだけ手でかき混ぜると、ルシファンはそれを楽しそうに見つめている。

シャンプーを手に取って、ルシファンの背中に少しずつ泡を立てる。シャンプーは優しく泡立ち、ルシファンの毛に馴染んでいく。彼は時折、シャンプーの泡をぺろりと舐めてみたり、体をクネクネと動かして泡をはじけさせたりする。それがまた可愛らしくて、思わず笑みがこぼれる。泡立てたシャンプーが彼の毛をしっかり包み込むと、ルシファンはまたうっとりした表情で、目を閉じて楽しんでいる様子だ。

リンスも丁寧に馴染ませて、しっかりとすすいだ後、ルシファンはお湯から上がる準備をしている。その間、彼の毛は少し濡れているけれど、毛がふわりとまとまるような感じがして、シャンプーの効果が期待できると思う。僕がルシファンをバスタオルで包み込んで、体を優しく拭いてあげると、彼はリラックスした様子でおとなしくしている。温かいタオルで体を包んでいるうちに、彼の体からほんのりと香りが漂い、清潔感が増していく。

お風呂を終えたルシファンは、まだ濡れた毛をふるふると振って、少しだけお湯を飛ばしながら嬉しそうに跳ね回る。まるで「すっきりしたよ!」とでも言っているかのようだ。嬉しそうな顔を見せるルシファンに、僕も満足げに微笑んで、これで今日も元気に過ごせることを嬉しく思う。

「お風呂が終わったら、あったかいごはんだよ、ルシファン。」そう言って、僕はキッチンに向かう。その後ろで、シャズナがやってきて、ルシファンと一緒に元気に遊んだり、乾かすのを手伝ったりしている。こうして、二人の小さな日常がまた一つ温かく、幸せな時間に満ちていく。

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