のほほん異世界暮らし

みなと劉

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ハーブティーと香り高いハーブ

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冬の寒さが一層厳しくなったある日、シャズナとルシファンと一緒に過ごす穏やかな時間が流れていた。暖炉の火がパチパチと音を立てて燃え、部屋を温かく包み込む。僕は窓の外に広がる雪景色を眺めながら、手に持ったハーブティーのカップをそっと口に運ぶ。その香り高い湯気が、部屋に漂う空気とともに、心を落ち着けてくれる。

「ふわぁ…いい香り。」
思わず声が漏れる。香りの中には、乾燥したラベンダーやカモミール、そして新たに試したいくつかのハーブが絶妙にブレンドされている。ハーブの葉っぱが温かい湯に溶け込み、次第にその風味が広がっていく。ほんのり甘い香りが鼻を抜け、穏やかな気分にさせてくれる。

シャズナがそっと膝に乗ってきて、静かに座る。その耳を少し立てて、僕が持っているカップをじっと見つめている。もしかしたら、香りが気になるのかもしれない。僕はシャズナを撫でながら、静かに微笑む。

「シャズナも飲みたい?」
その問いかけに、シャズナは目を細めて「ふにゃ…」と短く鳴く。その顔を見ると、僕の心がふわりと温かくなる。ルシファンも足元でうろうろして、少し嫉妬しているような素振りを見せるが、すぐに「ち!」と鳴いてこちらを見上げる。

「ルシファンも?」
僕はルシファンの頭を撫でながら、カップを少し遠くに置いてやる。二匹が僕の周りで甘えている中、リラックスした時間が流れていく。

「ハーブティーの香りが気に入った?」
シャズナがじっと目を閉じて、ふわりと毛を逆立てながら、その香りを楽しんでいるようだ。カモミールやラベンダーの心を落ち着ける効能に、二匹もすっかり癒されているようで、僕の周りにいる三人(匹)の静かな時間が、さらに幸せを感じさせてくれる。

少し冷えた空気の中で過ごす、あたたかなひととき。僕はカップをもう一口飲み、ゆっくりとくつろぎながら、二匹の頭を撫で続けた。ふと、ふたり(匹)がそっと寄り添うように、少しずつ近づいてくる。寒い季節には、こうした瞬間が何よりも幸せだと思う。

「ありがとう、シャズナ、ルシファン。」
それだけを囁くと、シャズナがまた、ほんの少しだけ顔を近づけてきて、目を細める。ルシファンも、またその近くでゴロゴロと喉を鳴らしながら、幸せそうに僕の膝に身を寄せてくる。

僕とシャズナとルシファン、それぞれが静かな空間の中で癒しを感じる時間。ハーブティーの香りとともに、今日もまた、あたたかく、穏やかな一日が始まっていく。

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