セカンドライフ!

みなみ ゆうき

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本編

5.初体験しました!その1

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男の車でホテルに移動した俺たちは、部屋に到着するなり時間を惜しむように二人で一緒にシャワーを浴びた。


身体を流し終わる頃、隣の男にチラリと視線を送ると、それが誘いの合図ととられたらしく、性急に唇を重ねられた。

俺のほうから積極的に男の首の後ろに腕を回すと、男も俺の腰を抱いて自分の方へと引き寄せ、素肌を密着させてくる。

俺の舌に男の舌が絡みついてくる感触と、素肌が触れ合う感覚がたまらなく気持ち良くて、意識して抑えていないと自然と恥ずかしい声が漏れてしまいそうだった。

少しだけ唇を離され、角度を変えてまた深く貪られる。

歯列をなぞられ、口腔内を隈無く蹂躙され、舌を絡めて吸い上げられるということを繰り返されているうちに、俺は情けないことにすっかり腰砕けになっていた。

キスだけでこんなふうになるのは初めてだ。


「ここでこのままする?それともベッド?」


キスの合間に男が囁くように聞いてくる。

俺は激しいキスに息も絶え絶えになりながら、なんとか言葉を紡ぎ出した。


「……ベッド」


弱々しい声の俺の返事を聞いて、男がクスリと笑う。

少しだけ悔しい気持ちになった俺は、今笑われた事への意趣返しのつもりで首に回したままの腕をわざとほどかないままでいたのだが、男はそれを意に介すこともなく、すぐに俺の身体を抱き上げて移動を開始した。


ざっとタオルで水気を拭かれながら少々手荒にベッドに下ろされると、全裸で仰向けになった俺の脚の間に身体を入れる形で男が覆い被さってきた。

素肌に触れた感触が先程とは違うことに気付いた俺が男の身体に視線をやると、男の身体にはいつの間にかバスローブを羽織られている。

自分だけが全裸なのがものすごく恥ずかしい。

俺もバスローブを羽織ってこようと思い、身体を起こそうとしてみたが、男がすぐに深いキスをしながら、片手で俺の乳首を撫でるように弄り始めたことで、あっさり断念せざるを得なくなってしまった。


「ん……っ、……ん…」


堪えきれない声が勝手に口から溢れていく。

俺の反応に気を良くしたらしい男は、すぐに両手での愛撫を開始した。

何かが沸き上がってくるようなムズムズするような感覚に、俺は自然と身体をくねらせる。

両方の先端の尖りを同時に摘ままれると、ピリッとした感覚が走った。


「……ん…っ…!」

「──随分敏感な身体だな。どこが不感症だって?」


男は耳に唇を近付けて揶揄うような口調でそう言いながら、今度は両手でそれぞれ小さな尖りを摘まんだり、捏ねたりしている。

俺がその愛撫にビクビクと身体を反応させていると、男の唇が首筋を辿って徐々に鎖骨付近におりてきた。


これからあの唇が今両手で弄られているところに触れてくるのだと思うだけで、自分の内側からツクリと何かが沸き上がってくるような気がして自然に腰揺れてしまう。

当然のことながら男はそんな俺のはしたない反応を見逃してはくれなかった。


「もしかして期待してんのか…?──ここをこうされたい……、とか?」


そう言いながら見せつけるように、男が俺の乳首をペロリと舐めあげた。


「…ん…っ!」


俺はその柔らかい感触に身体をビクッと震わせながら、一際大きな声をあげてしまう。

先ほどの沸き上がってくるような感覚は男が与えてくれるであろう快感に対する期待だとわかり、俺は自分の浅ましさに内心呆れるしかなかった。


「ここが好きなのか?」


男が乳首を指でクリクリと摘まみながらそう聞いてくる。


「……知らねぇよ……。……されたこと、ねぇし……」


男に指摘されて恥ずかしくなった俺は、わざと素っ気なく答えやった。

すると男は口許に意味深な笑みを浮かべると、乳首への愛撫はそのままでとんでもないことを言ってきたのだ。


「じゃあ自分が知ってる好きなとこ言ってみろよ」


完全に面白がっているような口調に俺は男を軽く睨みつける。

あくまでも俺の反応を楽しんでるだけだというのはわかるが、羞恥プレイは好みじゃない。


「……自分で探せよ。一番良くしてくれるんだろ…?」


挑発するようにそう言うと、男がいかにも楽しげだという表情をした。


「じゃあ遠慮なく」


そう言うなり、男が俺の胸に顔を近付けてくる。

唇で挟むようにして俺の小さな乳輪ごと口に含むと、全体を吸いながら先端をチロチロと舌で舐め始めた。


「…や…ぁ…、ん…っ…」


一旦口を離して、舌だけで乳首を捏ねくり回された後きつく吸われると、ジンジンとした感覚が身体全体に伝わってきて、堪らない。

もう片方も円を描くように撫で回し、固く尖った乳首を指で摘まんだり弾いたり、押し潰したりを繰り返す。


「ん……ふ…っ……ぁ……ん…っ…」


乳首がこんなに気持ちいいと感じたことなど今までなかった俺だが、生憎この程度の刺激ではまだイケそうにない。

開発されたばかりの場所への刺激よりも、身体に馴染んだ直接的な刺激が欲しくなった俺は、無意識にもぞもぞと腰を動かした。

すると俺がどうして欲しいのか察したらしい男は、ニヤニヤしながら俺の顔を覗き込んでくる。


「して欲しいことがあるなら遠慮なく言えよ。上手におねだりできたら、どこでも好きなとこたっぷり可愛がってやる」


意地悪な事を言う男を軽く睨んでみたのだが……。

効果はなかった。

どうしても俺に何をして欲しいのか言わせたいらしい。


さすがに自分の要望を赤裸々に口に出すのを躊躇っていると、男は乳首を弄っていた手を徐々に移動させ、脇腹を辿って脚の付け根と内腿の辺りをゆっくり往復するように撫でてきた。

肝心な所には一切触れずに、わざとらしくその近くの敏感な部分を触ってくる行為に、俺は触れられないもどかしさと、触れて欲しいという期待で無意識に腰を揺らしてしまう。

そうこうしているうちに、不能になったはずだった俺の性器はいつの間にか完全に勃ちあがってしまっていた。

男はその様子を確認すると、再び俺に何をして欲しいのか口に出して伝えるように促してきた。


「……どうして欲しい?」


内腿を撫でながら、耳許に唇を寄せてそう囁く。

俺はこれ以上焦らされ続けることに我慢できず、仕方なく自分の要望を口にすることにした。


「こっちも触って……」


勃ちあがったモノに自分で触れながら、男の目を見てそう言ってみる。


「触るだけでいいのか?」


男が尚も意地悪くそう囁くが、俺はこれ以上の事を口にすることが出来ずに言葉を詰まらせた。

男は俺の言葉を促すように、俺のモノのすぐ近くまでその手を這わせてきている。

俺は触れてもらえないもどかしさから、男の首に腕を回して身体を密着させることでこの先の行為をねだってしまった。


「いやらしい身体だな。直接触れたわけでもないのにもうこんなに滴を溢れさせて……」


男が俺の先走りを指で掬い、俺の目の前に差し出してくる。

自分の恥ずかしい滴で濡れた指を見せられて、俺は羞恥のあまり固まってしまった。

すると男はまるで俺に見せつけるかのように、濡れたその指に舌を這わせ始めたのだ。

フェラチオを連想させるその舌の動きに、俺の目は釘付けになっていく。


あの舌で早く俺のアレを舐めて欲しい……。


自分の求めているところにあの舌の感触を与えて貰えないのが、もどかしくて堪らない。

疑似的なフェラチオを見ているだけでは我慢できなくなった俺は、思わず男の手を掴んでその動きを中断させてしまった。

突然俺に腕を掴まれた男は、何も言わずに俺を見据えている。

俺は完全に勃ちあがった状態の自分のモノに男の手を導くと、わざと煽るように更に大きく脚を開いてみせた。


「早くここもいっぱい触って、舐めて欲しい……」


俺は羞恥で全身が熱くなったのを感じながら、あられもなく男に懇願した。

すると俺のおねだりに満足したらしい男は、何も言わずに唇に軽くキスを落としてから、その身体を俺の下半身の方へ移動させていく。

今度は焦らすことなく直ぐに直接的な愛撫が俺の望む場所に与えられたことに、自然と安堵のため息が出た。

おもむろに男が俺のモノを握り、先端を親指で円を描くように撫でてから、その手を上下に動かしてくる。


「ん…っ…」


たったそれだけの動きでも、ようやく触れてもらえた喜びと安堵のためか、俺は抑えることなく声を漏らしてしまった。

顕著な俺の反応に男がクスリと笑ったような気配がしたが、快感に支配され始めている俺にはもうそんな事を気にする余裕はない。

更に男は少し強めに屹立を上下に扱くと、先端に舌を這わせチロチロと舐め始めた。

今度は笑われないよう敢えて意識して声を抑えていたつもりだったのだが、舌で亀頭をグルリと舐められた後、おもむろに口に咥えられて舌でしごかれ時には思わず、身体を仰け反らせながら声をあげてしまった。


「や…っ…ぁ…!」


あまりの快感に、まだたいして男の口での奉仕を堪能していないにも関わらず、早くも絶頂の波が押し寄せてくる。

散々焦らされた後のせいか、いつもの何倍も気持ちいい。


──ヤバい。早すぎ……。

自分でも信じられないくらい早すぎて、なんとか快感をやり過ごそうとしてみるが、それを許さないとばかりに男が俺のモノを口に含み、付け根の辺りに添えられた手と一緒に上下に頭を動かしてくる。


「……ヤバいって!……も、イク。……ちょっとストップ!」


こんなにあっさりイカされてしまうのが癪で、俺は必死に一旦やめてくれるよう訴えた。


ところが男は俺のモノから口を離すと。


「とりあえず一回イッておけ」


そう言ってからすぐに亀頭の部分を口に含み、先端の孔に舌を捩じ込ませるようにして容赦なく弱いところを刺激しながら、手で上下に扱きだした。


「…ん…っ、も……イク…っ……」


屹立全体を強めに扱かれながら、少し深く咥えられてそのままきつく吸われると、俺はあっという間に絶頂を迎えてしまった。

身体を震わせて、二度三度と精を男の口に吐き出す。

今までにないほどの速さで上り詰め、呆気なく目の前の男にイカされてしまった俺は、色んなショックとイッたばかりのダルさで到底動く気にはなれなかった。


数時間前には全く機能しなかった俺のモノは、今度はやたらと我慢が効かない厄介なシロモノに変貌してしまったようだ。


「ハハ…ッ…」


無駄に使いすぎてとうとう壊れてしまったのではないかと疑いたくなってしまうほどの極端な変わりように、俺の口からは自然と渇いた笑いが飛び出す。

男はそんな俺をじっと見つめていた。


「何?」


俺も男と視線を合わせてそう問い掛ける。

すると男は明らかに挑発するような言葉を俺に投げ掛けてきた。


「随分と余裕みたいで安心したよ。本番はまだこれからだからな」


男がゆっくりと俺に顔を近付けくる。

男の意図を察した俺は、すかさず自分から深い口付けを仕掛けてみた。

ところが段々と深く激しいものに変わっていくにつれ、徐々に男に主導権を奪われ、またしても散々翻弄される羽目になってしまった。

ここまではあくまでも前戯にすぎない。

今からこの男に本格的に抱かれるのだと思うと、俺は未知の快感への期待で胸が高鳴るような気さえするのだった。
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