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本編
35.補充
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「え……? 俺これ着るの? マジで?」
シャワーを浴びて出てきた俺は準備されていた服を見て、思わずそう確認せずにはいられなかった。
……だってさ、この服。どこからどう見てもアレじゃん?
「はい。仕立屋に依頼しておりましたものが漸く仕上がって参りましたので、今回はお召しになるよい機会かと。
それにこちらは勇者にのみ着用が許されている特別なデザインでございますので、王太子殿下にもコウキ様が勇者であるという認識を強く持っていただけると思いますよ?」
「……そうだといいけどな」
力なく答えた俺に、アイザックの斜め後ろから心配そうな視線が向けられる。
俺は軽いため息と共にその衣装を手に取ると、視線の主を安心させるために大丈夫だというつもりで軽く頷いた。
俺の身を按じるあまり、考えている事が全部表情に出てしまっている正直者の執事見習いの名はコリン。
執事服に身を包んだこの金髪碧眼のザ・美少年は、かつて月下楼で俺と色々あった末、男娼を辞めた(っていうか俺が辞めさせた)あのコリンだ。
ブライアンのせいで男娼を辞めざるを得なくなり、月下楼を出ていく事が決まった日。
『僕はコウキさんに身請けされたも同然の身です。お願いします。僕をコウキさんのお邸で雇って下さい!何でもしますから!!』
口先だけでなく本気だということがひしひしと伝わってくるような必死の形相で懇願され、自分の右腕とまではいかなくとも将来的に色々任せられるような人材に育てるのも悪くないかなと思った俺は、コリンを新しい邸に連れて行くことに決めたのだった。
あのコリンがこんな風に俺を心配する日がくるとはなぁ……。
人間どうなるかわからないもんだ。
どうなるかわからないのは人間関係だけじゃないけどさ。
──まさかこの歳になってまたコレを着る羽目になろうとは……。
俺はアイザックが用意してくれた勇者にしか着用を許されていないという特別仕様の服を見て苦笑いするしかなかった。
詰襟の黒い上着に黒いズボン。
以前この世界に来た勇者が着ていた服を細部まで再現したというそれは、この世界にはないという桜の花の模様の細工が施された金ボタンが前袷部分と袖に付けられている。
うん。これ、どこからどう見ても学ランじゃん。
前にこの世界に来た勇者様はこういうの着る歳の子だったに違いない。
学ランなんて中学生以来だけど、俺が着て大丈夫か?
AVとかに出てくる見るからにお前高校生じゃないだろう感満載の不自然さが滲み出たりしない?
上下黒で金ボタンが勇者の標準服だっていうのなら、俺としてはもっと軍服チックに加工してもらったほうがありがたかった。こんな風にまんま学ランじゃなく。
いくら何でも恥ずかし過ぎるだろ。
まあ、この世界に日本人は俺しかいない訳だから、素知らぬ顔で着てればいいんだろうけどさ。
ちなみにこの桜というのは勇者を表す特別な紋様なので、他の人間が何かの意匠として使用することは固く禁じられている。
こうして複雑な思いを抱きつつ自分の中で何とか折り合いをつけた俺は、学ランを着るために羽織っていたバスローブを潔く床へと落とした。
するとすぐにコリンがズボンを手渡してくれた後、すかさず俺の背後に回り上着を拡げて待機してくれた。
数ヶ月とはいえ娼館の内勤スタッフとして働いた経験もあるだけにその辺は慣れたものらしい。
俺的にはこうして他人に何もかもしてもらうのは正直気恥ずかしいし慣れないのだが、これも使用人教育の一貫で主人としての務めだとアイザックに言われれば大人しく従うしかない。
「やはりコウキ様には高貴な黒が一番お似合いですな」
学ラン姿になった俺を見てアイザックが満足そうな表情で褒めてくれるが、やっぱり俺は落ち着かない。
照れ隠しに完全地毛の黒髪を無造作に掻き上げると、何故かコリンが頬を染めながら俺を見ていて、益々落ち着かない気持ちにさせられた。
勇者だってバレた時にはプリン状態になっていた俺の髪だが、勇者ブランドを最大限に利用するにはやっぱり黒髪のほうがいいだろうと判断した結果、勝手に勇者認定されて王宮に連れて行かれることになったその日に成長促進的な魔法を使って一気に髪を伸ばし、色がついてた部分は全てネイトさんにカットしてもらった。
おかげで今の俺は黒目黒髪に黒い衣装という、この世界の人が思い描く勇者様そのものの姿になっている。
「さて。準備完了。じゃ、面倒臭いけどちょっと行ってくるわ」
「「はい。いってらっしゃいませ」」
俺は笑顔で見送ってくれる二人に苦笑いすると、王宮のとある場所に行くために転移魔法を使ったのだった。
◇◆◇◆
「ご連絡いただきありがとうございます。お待ち致しておりました」
俺が転移した先は宰相様の執務室。
苦虫を噛み潰したかのような表情で俺を迎えた宰相様に、俺はわざとらしくニッコリ微笑みながら距離を縮めてやった。
「ごきげんよう。宰相閣下。早速で申し訳ないけど、時間もないのでさっき手紙で頼んでおいた件、よろしくお願いいたします」
「……わかりました。では移動しながら説明させていただきます」
仕事中だったらしい宰相様はニコリともしないまま立ち上がると、俺の方へと歩み寄ってきた。
俺がさっきの手紙で宰相様に頼んだ事は二つ。
まずは王太子殿下がどういうつもりで俺を呼び出したのかということを本人に会う前にある程度調べておく事。そしてもうひとつは王太子殿下との謁見の場に宰相様からも立ち会って欲しいというものだ。
さーて、どんな話が飛び出すかな。
すぐに件の王太子殿下のもとへと向かうつもりでいると。
「その前に」
宰相様はそっと俺の肩に手を置き、少し身を屈めてから触れるだけのキスを落としてきたのだ。
そしてそれはすぐに深いものへと変わっていく。
言っとくけど、俺たちは別に特別な関係じゃない。
実はこの宰相様も俺の魔力アップに協力してくれているひとりなのだ。
宰相様の事を個人的にどうこう思ってなんていないものの、魔力の相性が良いらしく少ない接触で効率的に魔力の補給をしてもらえる貴重な相手だけに、他の魔力提供者より有り難みがある気がする。
短時間でガッツリ回復させるには精液をもらうのが一番なのだろうが、ちょっと使った分を取り戻す程度のことだったら、宰相様と濃厚なキスをするだけで事足りるからホントに助かっているのだ。
他の人間とじゃこうはならないもんなー。
となると、セックスで得られる魔力回復がどの程度なのか大いに気になるところではあるが、いくら仕事とはいえ既に息子のほうとアレコレ致している仲だけに、所謂『親子どんぶり』という状態は正直言って避けたいところだ。
──避けたいって思ってるんだけど……!
舌を絡める濃厚なキスをしていると、宰相様の魔力がゆっくりと俺の中に流れ込んできて、転移魔法で消費した分が再び体内に戻ってくるのがわかる。
それはまるで俺の中の快感の扉を無理矢理抉じ開けようとしているかのような感覚で。
口腔内を隈無く擽られ、舌を絡めて吸われると段々おかしな気分にさせられるのだから困ったものだ。
ヤベェ……。魔力の相性ってこういうのにも直結してんのかな……?
それともコイツがやたらと慣れてんのか。
年季の差をまざまざと思い知らされるような官能的なキスに、俺はどこかに引き込まれそうになる感覚に必死に抗うようにして、合わせた唇から流れてくる宰相様の魔力を享受した。
「ん……ッ……」
ある程度の魔力をもらったところでやや強引に顔を背けて唇を離すと、宰相様はいかにも事務的な行為だったと云わんばかりにいともあっさり俺から離れていった。
「ここに来るまでに消費した分の魔力はこれで足りたでしょうか? もし足りないようなら後程またたっぷりお返しさせていただきますから遠慮なく仰って下さい」
王太子殿下の勝手な呼び出しという大きなアドバンテージを抱えてる今。宰相様がちょっとでも俺に借りを作りたくないらしい事がその言葉から窺える。
でもな。
「ただ話をする程度で終わるのならこれで充分です。でも万が一予想以上に魔力を使う事態になった場合はまたお願いするかもしれません」
俺は俺で。『これ以上王太子殿下とやらが面倒な事を言い出さないようしっかり見張っておけよ。そうじゃないとどうなるか保証できないぞ』ということをやんわりと警告してやった。
途端に宰相様の片眉がピクリと上がる。
もしかして気に障ったかな?
ところが俺の予想に反し、宰相様はかなり素直な反応を返してくださった。
「……コウキさんが時間の無駄だと判断するのは仕方ないとして、この国の為に魔王と対峙する事がバカバカしくなってしまわない事を祈るばかりです」
まだ何も聞いていない状態でのあまりの言い様に。
俺は早くもボディトークの必要性を感じずにはいられなかった。
シャワーを浴びて出てきた俺は準備されていた服を見て、思わずそう確認せずにはいられなかった。
……だってさ、この服。どこからどう見てもアレじゃん?
「はい。仕立屋に依頼しておりましたものが漸く仕上がって参りましたので、今回はお召しになるよい機会かと。
それにこちらは勇者にのみ着用が許されている特別なデザインでございますので、王太子殿下にもコウキ様が勇者であるという認識を強く持っていただけると思いますよ?」
「……そうだといいけどな」
力なく答えた俺に、アイザックの斜め後ろから心配そうな視線が向けられる。
俺は軽いため息と共にその衣装を手に取ると、視線の主を安心させるために大丈夫だというつもりで軽く頷いた。
俺の身を按じるあまり、考えている事が全部表情に出てしまっている正直者の執事見習いの名はコリン。
執事服に身を包んだこの金髪碧眼のザ・美少年は、かつて月下楼で俺と色々あった末、男娼を辞めた(っていうか俺が辞めさせた)あのコリンだ。
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『僕はコウキさんに身請けされたも同然の身です。お願いします。僕をコウキさんのお邸で雇って下さい!何でもしますから!!』
口先だけでなく本気だということがひしひしと伝わってくるような必死の形相で懇願され、自分の右腕とまではいかなくとも将来的に色々任せられるような人材に育てるのも悪くないかなと思った俺は、コリンを新しい邸に連れて行くことに決めたのだった。
あのコリンがこんな風に俺を心配する日がくるとはなぁ……。
人間どうなるかわからないもんだ。
どうなるかわからないのは人間関係だけじゃないけどさ。
──まさかこの歳になってまたコレを着る羽目になろうとは……。
俺はアイザックが用意してくれた勇者にしか着用を許されていないという特別仕様の服を見て苦笑いするしかなかった。
詰襟の黒い上着に黒いズボン。
以前この世界に来た勇者が着ていた服を細部まで再現したというそれは、この世界にはないという桜の花の模様の細工が施された金ボタンが前袷部分と袖に付けられている。
うん。これ、どこからどう見ても学ランじゃん。
前にこの世界に来た勇者様はこういうの着る歳の子だったに違いない。
学ランなんて中学生以来だけど、俺が着て大丈夫か?
AVとかに出てくる見るからにお前高校生じゃないだろう感満載の不自然さが滲み出たりしない?
上下黒で金ボタンが勇者の標準服だっていうのなら、俺としてはもっと軍服チックに加工してもらったほうがありがたかった。こんな風にまんま学ランじゃなく。
いくら何でも恥ずかし過ぎるだろ。
まあ、この世界に日本人は俺しかいない訳だから、素知らぬ顔で着てればいいんだろうけどさ。
ちなみにこの桜というのは勇者を表す特別な紋様なので、他の人間が何かの意匠として使用することは固く禁じられている。
こうして複雑な思いを抱きつつ自分の中で何とか折り合いをつけた俺は、学ランを着るために羽織っていたバスローブを潔く床へと落とした。
するとすぐにコリンがズボンを手渡してくれた後、すかさず俺の背後に回り上着を拡げて待機してくれた。
数ヶ月とはいえ娼館の内勤スタッフとして働いた経験もあるだけにその辺は慣れたものらしい。
俺的にはこうして他人に何もかもしてもらうのは正直気恥ずかしいし慣れないのだが、これも使用人教育の一貫で主人としての務めだとアイザックに言われれば大人しく従うしかない。
「やはりコウキ様には高貴な黒が一番お似合いですな」
学ラン姿になった俺を見てアイザックが満足そうな表情で褒めてくれるが、やっぱり俺は落ち着かない。
照れ隠しに完全地毛の黒髪を無造作に掻き上げると、何故かコリンが頬を染めながら俺を見ていて、益々落ち着かない気持ちにさせられた。
勇者だってバレた時にはプリン状態になっていた俺の髪だが、勇者ブランドを最大限に利用するにはやっぱり黒髪のほうがいいだろうと判断した結果、勝手に勇者認定されて王宮に連れて行かれることになったその日に成長促進的な魔法を使って一気に髪を伸ばし、色がついてた部分は全てネイトさんにカットしてもらった。
おかげで今の俺は黒目黒髪に黒い衣装という、この世界の人が思い描く勇者様そのものの姿になっている。
「さて。準備完了。じゃ、面倒臭いけどちょっと行ってくるわ」
「「はい。いってらっしゃいませ」」
俺は笑顔で見送ってくれる二人に苦笑いすると、王宮のとある場所に行くために転移魔法を使ったのだった。
◇◆◇◆
「ご連絡いただきありがとうございます。お待ち致しておりました」
俺が転移した先は宰相様の執務室。
苦虫を噛み潰したかのような表情で俺を迎えた宰相様に、俺はわざとらしくニッコリ微笑みながら距離を縮めてやった。
「ごきげんよう。宰相閣下。早速で申し訳ないけど、時間もないのでさっき手紙で頼んでおいた件、よろしくお願いいたします」
「……わかりました。では移動しながら説明させていただきます」
仕事中だったらしい宰相様はニコリともしないまま立ち上がると、俺の方へと歩み寄ってきた。
俺がさっきの手紙で宰相様に頼んだ事は二つ。
まずは王太子殿下がどういうつもりで俺を呼び出したのかということを本人に会う前にある程度調べておく事。そしてもうひとつは王太子殿下との謁見の場に宰相様からも立ち会って欲しいというものだ。
さーて、どんな話が飛び出すかな。
すぐに件の王太子殿下のもとへと向かうつもりでいると。
「その前に」
宰相様はそっと俺の肩に手を置き、少し身を屈めてから触れるだけのキスを落としてきたのだ。
そしてそれはすぐに深いものへと変わっていく。
言っとくけど、俺たちは別に特別な関係じゃない。
実はこの宰相様も俺の魔力アップに協力してくれているひとりなのだ。
宰相様の事を個人的にどうこう思ってなんていないものの、魔力の相性が良いらしく少ない接触で効率的に魔力の補給をしてもらえる貴重な相手だけに、他の魔力提供者より有り難みがある気がする。
短時間でガッツリ回復させるには精液をもらうのが一番なのだろうが、ちょっと使った分を取り戻す程度のことだったら、宰相様と濃厚なキスをするだけで事足りるからホントに助かっているのだ。
他の人間とじゃこうはならないもんなー。
となると、セックスで得られる魔力回復がどの程度なのか大いに気になるところではあるが、いくら仕事とはいえ既に息子のほうとアレコレ致している仲だけに、所謂『親子どんぶり』という状態は正直言って避けたいところだ。
──避けたいって思ってるんだけど……!
舌を絡める濃厚なキスをしていると、宰相様の魔力がゆっくりと俺の中に流れ込んできて、転移魔法で消費した分が再び体内に戻ってくるのがわかる。
それはまるで俺の中の快感の扉を無理矢理抉じ開けようとしているかのような感覚で。
口腔内を隈無く擽られ、舌を絡めて吸われると段々おかしな気分にさせられるのだから困ったものだ。
ヤベェ……。魔力の相性ってこういうのにも直結してんのかな……?
それともコイツがやたらと慣れてんのか。
年季の差をまざまざと思い知らされるような官能的なキスに、俺はどこかに引き込まれそうになる感覚に必死に抗うようにして、合わせた唇から流れてくる宰相様の魔力を享受した。
「ん……ッ……」
ある程度の魔力をもらったところでやや強引に顔を背けて唇を離すと、宰相様はいかにも事務的な行為だったと云わんばかりにいともあっさり俺から離れていった。
「ここに来るまでに消費した分の魔力はこれで足りたでしょうか? もし足りないようなら後程またたっぷりお返しさせていただきますから遠慮なく仰って下さい」
王太子殿下の勝手な呼び出しという大きなアドバンテージを抱えてる今。宰相様がちょっとでも俺に借りを作りたくないらしい事がその言葉から窺える。
でもな。
「ただ話をする程度で終わるのならこれで充分です。でも万が一予想以上に魔力を使う事態になった場合はまたお願いするかもしれません」
俺は俺で。『これ以上王太子殿下とやらが面倒な事を言い出さないようしっかり見張っておけよ。そうじゃないとどうなるか保証できないぞ』ということをやんわりと警告してやった。
途端に宰相様の片眉がピクリと上がる。
もしかして気に障ったかな?
ところが俺の予想に反し、宰相様はかなり素直な反応を返してくださった。
「……コウキさんが時間の無駄だと判断するのは仕方ないとして、この国の為に魔王と対峙する事がバカバカしくなってしまわない事を祈るばかりです」
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