異世界転移した現役No.1ホストは人生設計を変えたくない。

みなみ ゆうき

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本編

58.感傷

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「コウキさん。喉が渇いていらっしゃるでしょう。どうぞこちらをお飲みください」

「……ありがとうございます」


宰相様とのセックスが終わるなりベッドに突っ伏していた俺は、大きく息を吐き出してからゆっくりと身体を起こすと、差し出されたグラスを受け取るために手を伸ばした。

信じられないことにたった一回のセックスで魔力がほぼ全回復しているようで、魔力不足による身体のダルさは嘘のように消え去っている。

体力面も回復魔法でバッチリだし、汗やら精液やらで汚れた身体は浄化の魔法でキレイになった。
散々宰相様に煽られ高ぶらせ続けられたせいで、身体の奥に疼くような熱が残っている以外は平常時と変わりないように感じられる。


しかし不思議だよな……。
総魔力量は絶対俺の方が多い筈なのに、聖女(俺の代は男だけど)とのセックスで一発回復って、一体どういう仕組みになってるんだか……。

聖女の血を引いてるっていう宰相様だけじゃなく、いつもの魔力アップで譲渡してもらうメンバーにしても、俺とのセックスの後、魔力不足でしんどそうにしてる気配はないし。

もしかしてこれがご都合設定ってやつなのか……?

既にきっちりと服を着こんでいる宰相様は、さっきまで俺をベッドで散々攻め立てていた人物と同じ人物とは思えないほど涼しい顔をしていて、その顔色からも魔力不足に陥っているような気配は窺えない。


「他に何かご希望があればそちらをご用意致しますが」


手を伸ばしたまま考え事をしていたせいでグラスを受け取り損ねていた俺は、宰相様の言葉に慌てて首を横に振る。


「いえ。いただきます」


しかし、グラスを手にした瞬間。
違うものを用意してもらわなかったことを激しく後悔する羽目になった。


え……? これ何……?


この果実水。俺の知ってるものとだいぶイメージが違う。

俺が知ってる果実水は、ほぼ無色透明で普通の水に果汁でちょっぴり風味付けしただけのものなのだが、今グラスに注がれている果実水は、まるでマーカーペンの中に入っている蛍光塗料を大量に水に溶かしたかのようなケバケバしいピンク色をしていたのだ。

まさに謎の液体という表現がぴったり。


一体何入れたらこんな色になるんだよ!?
果汁でピンクの色になる果物ってイチゴくらいしか思い付かないけど、イチゴじゃこんな色にはならねぇよな……。


この世界は他の世界を模倣して作られただけのことはあって、俺にとって馴染みのある果物が存在する。

しかし、俺達の世界のメジャーな果物ならともかく、この世界特有の果物の種類にまで明るくない俺は、このピンクの色味を出している原材料が何かさっぱり見当がつかない。


それは則ち俺にとっては全く未知の食べ物だということで……。

ただでさえ海外に行くと水や食べ物が合わずに体調を崩すこともあった俺は、いくら宰相様の勧めであろうとおいそれとこの液体を口にすることは躊躇われた。


「この果実水、初めてみる色合いなんですが……」

「ああ、これは我が家に代々伝わる製法で作られた水分補給が効率良くできる果実水でして。普通の水にピンクサルバという柑橘類の果汁とキラービーが作り出す蜂蜜、そして塩を少々混ぜたものになります」

「へぇ……」


聞いたことのない果物と明らかに怪しげな枕詞がついた蜂蜜に、俺はこの液体にチャレンジするべきかどうか悩まずにはいられなかった。

だってさー、キラービーって蜂の形したデッカい魔物だし。
そいつが作り出した蜂蜜なんて、ちょっと危険な感じするよなぁ……。──俺の胃腸的に。

それとも本体じゃなくて良かったと思うべきなのか?


この世界にいる魔物は、魔素と呼ばれる魔力の素になっているものが穢れた状態になったものの集合体であり、倒したら細かい粒子になって霧散していくだけで、ゲームとかであるような素材やドロップ品なんてものはもらえない。

だから魔物自体が材料になって何かに加工されてるってことはないんだけどさ……。


でも、この世界の神様が魔物を作り出す際に参考にしたと思われる元の動植物の習性や特徴はそのままだったりするから、こうしてキラービーの蜂蜜なんてものが存在するのだ。

しかも魔物関係の副産物は思わぬ効果を持っていることが多いから高値で取引されてるらしいし、これが普通に食品に使われていることも知っている。だけど。

──まさかそれを自分が口にする日が訪れようとは……!


俺はグラスの中身に素早く浄化の魔法をかけると、恐る恐るグラスの中身を口に含んだ。


あれ?これ結構イケんじゃね?


この色合いから、かき氷のシロップの原液とまではいかなくても、たっぷりハチミツを効かせたレモネードっぽい甘ったるい味を想像していたのだが、良い意味で予想を裏切られた。

どっちかっていうとスポーツドリンクっぽいさっぱり風味で飲みやすい。


喘ぎ過ぎて喉がカラカラだった俺は、それを一気に飲み干した。

ところが。

飲み終わってまもなく、身体に奇妙な感覚が訪れる。

決して不快なものではないものの、急激に訪れた感覚に、俺は自分の身に起こっていることが信じられず、思わず空になったグラスをまじまじと見つめてしまった。


「どうされました?」

「いや。何でも。……もう一杯いただけますか?」

「はい。お待ち下さい」


俺は宰相様が出ていった扉が完全に閉まったのを確認してからベッドから起き上がると、脱いだ衣服を手早く身につけた。
ついでに床の上にほったらかしにしていたせいで多少シワになっていたところを、アイロンがわりの魔法で一気に解決しておく。

魔法が使えるって素晴らしい!

聖女の血筋から魔力譲渡を直接してもらった効果は絶大らしく、この程度の魔法なら魔力を消費している感覚すらもないのだから驚きだ。

それになんと言っても、いつもの魔力譲渡とは比べ物にならないほど身体が軽いし、力が満ちてる感じがする。


うーん。でもこれ。俺の勘が当たってるなら魔力譲渡の効果だけじゃないような……。


さっきあの果実水を飲んだ後に訪れた、『何かが身体の隅々まで浸透していくような奇妙な感覚』というものがどうも気にかかる。

あの感覚を無理矢理例えるなら、超高価な栄養ドリンクを飲んだ後、みたいな感じ?


そう考えたところで俺はある可能性に気付き、思わずニンマリしてしまった。


ここを出たらまずはすぐにエレナさんに連絡とって俺のステータスの確認してもらわないと。
今、タイミング良く王都にいるといいんだけど。

それからベネディクト商会に連絡してあの材料揃えてもらって。
えーと。『ピンクサルバ』『キラービーの蜂蜜』『塩』って言ってたっけ。


記憶力には自信があるが、うっかり忘れてしまわないように上着のポケットに入れていたメモ用の紙に日本語で書き付けておく。

後は宰相様が戻ってきたら、配合の割合を聞けばバッチリだな。


「お待たせ致しました。──ああ、もう衣類を身につけてしまわれたのですね……」


算段をつけ終わったのとほぼ同時に、宰相様が蛍光ピンクの果実水を持って戻ってきた。


「ええ。そろそろお暇しようかと思いまして」

「そうですか。名残惜しい気もしますが、仕方ありませんね……」


何だか本当に残念そうな様子の宰相様が意外すぎて、俺は軽く目を瞠った。


「そんなに驚かないで下さい。自分でも驚いているのですから。まさかこのように感傷的な気持ちを素直に表に出してしまう日がくるなんて……。 妻を喪った日でさえも、私は私らしく国のため、職務のためにと心を封じてきたというのに。
たった一時いっときだけあなたと情を交わしたことで、私は随分と自分の感情に忠実な人間になってしまったようですね」


宰相様の表情が憂いを帯びたものに変わる。

それは最後に会った時のオレールと全く同じ表情で。
俺は心の内に衝動的に込み上げてきた感情のまま、自ら宰相様の首の後ろに腕を回すと、そっと触れるだけのキスをした。


「コウキさん……」

「この部屋を出たら俺達はまた元の場所で自分に与えられた役割を全うする羽目になるんです。だから今、ほんの少しの時間だけ自分の思うままに行動したところでバチは当たらないでしょう?」


いたずらっぽく肩をすくめながらそう言った俺に、宰相様が苦笑いする。


「──あなたという人は案外どころか本当に情に厚い方なのですね……。そんな真似ばかりしてるから次から次へとあなたに近付きたい男が沸いて出てくるのですよ」

「生憎そんな風に感じたことはありませんし、たとえ俺の言動のせいで男が寄ってくるのだとしても、宰相様の場合は血に刻まれた抗えない運命のせいですから」

「ではこの気持ちが運命のせいだと言うのなら、いっその事とことんまで突き詰めてみましょうか?」

「……そんなの宰相様の柄じゃないでしょ?」


熱を孕んだ瞳を向けられ、何だか悪いことをしている気分になった俺は、静かに目を伏せ、ゆっくりと身体を離した。


「それに俺が魔王を倒す勇者でも、革新的な知識を持った異世界人でも、ベッドでのテクニックに秀でた男娼でも、嘘で塗り固めた甘い台詞ばかり口にするホストでもない、ただの無価値な人間だとしても、それでも俺の事が欲しいって言ってくれる人でなければお断りです。
──まあ、俺の知る限りそんな人間はひとりしかいませんけどね」

「……そういった方がいらっしゃるのですか?」


俺は敢えて名言を避け、代わりにニッコリと笑みを浮かべると、宰相様の手からグラスを受け取り、ピンク色の中身を一気に飲み干した。


何も持たない俺を愛するのは、自分のたてた人生設計にむかってがむしゃらに突き進んでいく自分だけだ。

俺は俺を裏切らない。ただそれだけの事。

それを他人に言ったところで理解してもらえるとは思わないから、あえて深く話す気はないけどな。


「さて、俺は帰ります。ここを出たらお互いの役割を果たしましょう。まずは北の砦へ無事に到着できるよう、準備は万全にお願いします」

「もちろんです。あなたとの約束を反故にするつもりはありません。だから。
──絶対に生きて帰って来て下さい」


まるで祈るかのように真摯に告げられた言葉に、俺は一瞬言葉に詰まった。

なんかこういうやり取り、おかしなフラグが立ちそうで嫌なんだけど……。


「当然です。俺は俺の身の安全が最優先なんで」


何の気負いもなくキッパリと言い切ると、宰相様の眉間にたちまち深い縦皺が刻まれた。


「セドリック様のことは……」


いつもどおりの宰相様の表情に、俺も自分の気持ちをビジネスモードに移行する。


「どうしてもと仰るのなら、さっき見た先代勇者の持ち物とこの果実水のレシピで手を打ってもいいですけど」

「……秘密の暴露では対価にならないと?」

「俺が新しい能力を手に入れたり強くなったりすることで一番メリットがあるのは誰かということをよく考えてくださいね」


神様に選ばれちゃった以上、勇者として魔王をどうにかすることは確定事項で、俺のメリットだってことは重々承知しているが、そんな事情を知らないこの世界の人間にその辺りを説明するつもりは更々ないし、あくまでも魔王討伐は俺の腹ひとつでどうにでも転ぶものだって思わせておくに越したことはない。


「条件を呑んでくださるのなら、ちゃんと守ってみせますよ。
でも俺が約束出来るのはそこまでです。後のことはノータッチで」


いくら普段より少しだけ感傷的な気分になったからって、魔王討伐以外のことに巻き込まれないよう、改めてきっちり釘を刺しておくことは忘れない。


宰相様は強気な態度の俺に対し軽くため息を吐くと。

「……仕方ありません。今回はそれで手を打ちましょう」

優しい笑顔でそう答えながら、通信の魔道具でどこかに連絡を取り始めたのだった。
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