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19.異世界産の香辛料はスゴイ
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炊き立てのご飯と、出来立てほやほやのカレーってなんでこんなに美味しそうに見えるんだろうか。家の中には既にカレーの芳しい香りが充満している。なんともお腹の空く匂いだ。
私は大きなお皿をマティアスさんに、小さなお皿を自分の傍に置き、ヴァイスハイトを抱き上げる。きょとんとした目でこちらを見つめてくるヴァイスハイトに笑顔を返し、ヴァイスハイトを膝に置いて席に着いた。
「……随分貴女の分が少ないようですが……」
「あ、これはヴァイスハイトの分です。私は今日の朝少し食べ過ぎてしまって、お腹が空いてないので。カレーは味見程度で大丈夫です」
私の前に置かれたお皿を見てマティアスさんが不思議そうに聞いてきたので、何食わぬ顔で返す。
本当はちょっぴりお腹が空いているし、なんならカレーの匂いせいで余計に空腹感が増したんだけど、私は最初から異世界カレーは食べないと決めていた。
だってこのカレー、食糧難に喘ぐユミールから調達した食材で出来ているのだ。普段食料に困ることなく生活している私が、数少ない食料を奪っちゃダメでしょう。これはユミールの人達が食べるべきものだ。
一応味見はするつもりだけど、それ以上食べるつもりはない。
私が食べないことに一瞬マティアスさんは難色を示したが、お腹が空いていないと言えばそれ以上強く押してくることもなく。諦めたようにカレーと向き直った。……前からちょっと思ってたんだけど、マティアスさんって意外と押しに弱い気がする。
「それじゃあ温かい内に食べましょう。いただきます」
「神と精霊に感謝を」
各々が各々に食前の挨拶を交わし、食事を開始する。
私はカレーのルーだけをスプーンに乗せ、口に運んだ。
「あ、美味しい! ……ん? 美味しい……、あれ?」
舌でしっかりと味わい飲み込んだ後で、私は首を傾げる。
「お、美味しいんだけど……、美味しすぎじゃない……?」
使った材料に珍しい物はないし、多少風味が違えどこれまで作ってきたカレーと似たものが出来るはずだったのだが、何故かこのカレー、めちゃくちゃ美味しい。
鼻に抜ける風味や、トロリとした食感は間違いなくカレー。私としてはもう少し辛くても問題ないけど、カレーに馴染みのないユミールの人達ならこれくらいの辛さで十分だと思う。
一日~二日置いたカレーは美味しいと、前回マティアスさんにカレーをご馳走した時に思ったが、あの時に食べた物より絶対美味しい。ただ、何故こんなに美味しいと感じるのかは分からない。
しかも、食べた瞬間から体に良い意味での異変が起きた。
私は座り仕事故、肩が凝りやすく、今日は朝から肩が重く感じていたんだけど、その肩の痛みがスッと消失したのだ。薬でじわじわ効いてくるのではなく、痛みがそのまま丸ごと消え去ったかのような、唐突な変化だった。
呆然としていると、同じくカレーを一口飲み込んだマティアスさんが納得したように頷いた。
「これは恐らくスパイスの影響でしょう。元は疲労回復や状態異常に効く薬を作る際に使用される薬草ですから、その効果が料理となっても現れているようです」
いやいやいや、確かに薬師が使っているという話は聞いていたけど……それにしたっておかしくないですか。
スパイスが疲労回復に効くというのはまだ分かる。状態異常……というのがどういう状態を示すのかは分からないけど、例えば二日酔いとかも状態異常と言えば状態異常だし、これもまぁ分からなくもない。
問題なのは、効能の効き目が早すぎることだ。
私は食材から得られる効能は長期間続けてなんぼだと思っていたけど、違ったんだろうか。いやでも、薬よりも強く、効き目のある香辛料って何ソレ。
……もしかして、ユミール産の香辛料って、こちらの世界では考えられない効能を持った特殊な植物だったりする?
「……あのマティアスさん。そちらの薬師の方が扱う薬って、この料理みたいに、すぐに効果が出るものなんですか?」
「えぇ、そうですね。薬は日常生活にも用いられますが、それ以上に戦闘時に負った負傷の治療に使われることが多いです。戦闘時は一分一秒が勝負ですから、薬も即効性のある物を作ろうと、薬を作成する手法や、材料である薬草の改良が進められてきました。お陰で我が国にある薬の大半は即効性のある物となっています」
「……もしかして、飲んだりかけたりしたら傷がすぐになくなるような薬ってあります? ポーションって名前の」
「よくご存じですね。ポーションは消費頻度が高く、最も流通されている薬の一つです」
なるほど。このカレーを食べて元気になった理由は、ユミール産植物のスパイスが原因だと考えて間違いなさそうだ。
傷がすぐに消えるという現代世界ではあまりにもハイテクノロジーな薬がある辺り、肩こりにすぐ効く薬があってもまぁ不思議ではない。改良を重ねた薬草のお陰なのだろう。
それにしても、ポーションかぁ……。ポーション、本当にあるんだなぁ……。
改良が重ねられてきた理由が、即効性がないと戦闘時に危険だからという理由なのは、それだけ危険が多い世界ということだ。魔物の脅威に晒されてきたミズガルズだからこそ、少しでも危険を減らそうと、薬の改良が進んでいったのだろう。外傷に効くポーションの消費頻度が高いということは、そういうことだ。
平和な日本で育った身としては、あまりにも遠い世界の話に思えてしまう。一体どんな世界なのだろうかと戦々恐々とするが、一度この目で見てみたいと思う好奇心が消えることはなかった。……ファンタジー系絵本作家の好奇心は、少々の危険では折れない仕組みになっているらしい。絶対に日本より治安が悪いと分かっているのに、そんなところに行きたいと思うなんて、自分でも馬鹿だなぁと思う。
「薬師が作る薬は効き目が良いのですが、薬草の苦みや青臭さがあるので、吐き気がするほど不味いんです。今は味の改良より、質の向上を目的とした研究が続けられているので、当分味の改良がされることはないと思っていたんですが……。このカレーは同じ薬草を使っているのに、苦みや青臭さが全く感じられませんし、効能も損なわれていない。これは凄いことですよ」
話している内に感動が高まったのか、マティアスさんの表情に明るいものが帯びていく。相当マズい薬に悩まされてきたに違いない。
このカレーに使われている薬草は、ポーションに使われているものとは違うので、体に出来た傷に効く効果はないし、料理なので戦闘時に使える物でもない。
その代わり、肩凝りや腰痛など緊急性は高くないが出来れば痛みを治したい、という時にはこのカレーが効果的かもしれない。味も美味しい訳だし。
薬師の人達が作る薬が美味しくない原因は、加工の過程にあるのか、それとも薬草の配分の問題かは分からないけど、カレーに使ったスパイスの配合を伝えれば、マティアスさんさえ苦虫を噛み潰すような顔をするめちゃくちゃマズい薬が、多少改良されることもあるかもなぁ。
「クキャー!」と歓声を上げるヴァイスハイトの口にせっせとカレーを運びつつ、私はぼんやりとそんなことを思った。
私は大きなお皿をマティアスさんに、小さなお皿を自分の傍に置き、ヴァイスハイトを抱き上げる。きょとんとした目でこちらを見つめてくるヴァイスハイトに笑顔を返し、ヴァイスハイトを膝に置いて席に着いた。
「……随分貴女の分が少ないようですが……」
「あ、これはヴァイスハイトの分です。私は今日の朝少し食べ過ぎてしまって、お腹が空いてないので。カレーは味見程度で大丈夫です」
私の前に置かれたお皿を見てマティアスさんが不思議そうに聞いてきたので、何食わぬ顔で返す。
本当はちょっぴりお腹が空いているし、なんならカレーの匂いせいで余計に空腹感が増したんだけど、私は最初から異世界カレーは食べないと決めていた。
だってこのカレー、食糧難に喘ぐユミールから調達した食材で出来ているのだ。普段食料に困ることなく生活している私が、数少ない食料を奪っちゃダメでしょう。これはユミールの人達が食べるべきものだ。
一応味見はするつもりだけど、それ以上食べるつもりはない。
私が食べないことに一瞬マティアスさんは難色を示したが、お腹が空いていないと言えばそれ以上強く押してくることもなく。諦めたようにカレーと向き直った。……前からちょっと思ってたんだけど、マティアスさんって意外と押しに弱い気がする。
「それじゃあ温かい内に食べましょう。いただきます」
「神と精霊に感謝を」
各々が各々に食前の挨拶を交わし、食事を開始する。
私はカレーのルーだけをスプーンに乗せ、口に運んだ。
「あ、美味しい! ……ん? 美味しい……、あれ?」
舌でしっかりと味わい飲み込んだ後で、私は首を傾げる。
「お、美味しいんだけど……、美味しすぎじゃない……?」
使った材料に珍しい物はないし、多少風味が違えどこれまで作ってきたカレーと似たものが出来るはずだったのだが、何故かこのカレー、めちゃくちゃ美味しい。
鼻に抜ける風味や、トロリとした食感は間違いなくカレー。私としてはもう少し辛くても問題ないけど、カレーに馴染みのないユミールの人達ならこれくらいの辛さで十分だと思う。
一日~二日置いたカレーは美味しいと、前回マティアスさんにカレーをご馳走した時に思ったが、あの時に食べた物より絶対美味しい。ただ、何故こんなに美味しいと感じるのかは分からない。
しかも、食べた瞬間から体に良い意味での異変が起きた。
私は座り仕事故、肩が凝りやすく、今日は朝から肩が重く感じていたんだけど、その肩の痛みがスッと消失したのだ。薬でじわじわ効いてくるのではなく、痛みがそのまま丸ごと消え去ったかのような、唐突な変化だった。
呆然としていると、同じくカレーを一口飲み込んだマティアスさんが納得したように頷いた。
「これは恐らくスパイスの影響でしょう。元は疲労回復や状態異常に効く薬を作る際に使用される薬草ですから、その効果が料理となっても現れているようです」
いやいやいや、確かに薬師が使っているという話は聞いていたけど……それにしたっておかしくないですか。
スパイスが疲労回復に効くというのはまだ分かる。状態異常……というのがどういう状態を示すのかは分からないけど、例えば二日酔いとかも状態異常と言えば状態異常だし、これもまぁ分からなくもない。
問題なのは、効能の効き目が早すぎることだ。
私は食材から得られる効能は長期間続けてなんぼだと思っていたけど、違ったんだろうか。いやでも、薬よりも強く、効き目のある香辛料って何ソレ。
……もしかして、ユミール産の香辛料って、こちらの世界では考えられない効能を持った特殊な植物だったりする?
「……あのマティアスさん。そちらの薬師の方が扱う薬って、この料理みたいに、すぐに効果が出るものなんですか?」
「えぇ、そうですね。薬は日常生活にも用いられますが、それ以上に戦闘時に負った負傷の治療に使われることが多いです。戦闘時は一分一秒が勝負ですから、薬も即効性のある物を作ろうと、薬を作成する手法や、材料である薬草の改良が進められてきました。お陰で我が国にある薬の大半は即効性のある物となっています」
「……もしかして、飲んだりかけたりしたら傷がすぐになくなるような薬ってあります? ポーションって名前の」
「よくご存じですね。ポーションは消費頻度が高く、最も流通されている薬の一つです」
なるほど。このカレーを食べて元気になった理由は、ユミール産植物のスパイスが原因だと考えて間違いなさそうだ。
傷がすぐに消えるという現代世界ではあまりにもハイテクノロジーな薬がある辺り、肩こりにすぐ効く薬があってもまぁ不思議ではない。改良を重ねた薬草のお陰なのだろう。
それにしても、ポーションかぁ……。ポーション、本当にあるんだなぁ……。
改良が重ねられてきた理由が、即効性がないと戦闘時に危険だからという理由なのは、それだけ危険が多い世界ということだ。魔物の脅威に晒されてきたミズガルズだからこそ、少しでも危険を減らそうと、薬の改良が進んでいったのだろう。外傷に効くポーションの消費頻度が高いということは、そういうことだ。
平和な日本で育った身としては、あまりにも遠い世界の話に思えてしまう。一体どんな世界なのだろうかと戦々恐々とするが、一度この目で見てみたいと思う好奇心が消えることはなかった。……ファンタジー系絵本作家の好奇心は、少々の危険では折れない仕組みになっているらしい。絶対に日本より治安が悪いと分かっているのに、そんなところに行きたいと思うなんて、自分でも馬鹿だなぁと思う。
「薬師が作る薬は効き目が良いのですが、薬草の苦みや青臭さがあるので、吐き気がするほど不味いんです。今は味の改良より、質の向上を目的とした研究が続けられているので、当分味の改良がされることはないと思っていたんですが……。このカレーは同じ薬草を使っているのに、苦みや青臭さが全く感じられませんし、効能も損なわれていない。これは凄いことですよ」
話している内に感動が高まったのか、マティアスさんの表情に明るいものが帯びていく。相当マズい薬に悩まされてきたに違いない。
このカレーに使われている薬草は、ポーションに使われているものとは違うので、体に出来た傷に効く効果はないし、料理なので戦闘時に使える物でもない。
その代わり、肩凝りや腰痛など緊急性は高くないが出来れば痛みを治したい、という時にはこのカレーが効果的かもしれない。味も美味しい訳だし。
薬師の人達が作る薬が美味しくない原因は、加工の過程にあるのか、それとも薬草の配分の問題かは分からないけど、カレーに使ったスパイスの配合を伝えれば、マティアスさんさえ苦虫を噛み潰すような顔をするめちゃくちゃマズい薬が、多少改良されることもあるかもなぁ。
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