【R18】君に触れる、全てのものから

すぐる

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第1部

*授業中だけど…

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口付けの合間、宮原の不慣れな息継ぎのタイミングで舌の動きが鈍ると沢海は宮原の顎を上げ、吐息と共に自らの舌を入れる。
唾液の滴る舌の表面を口蓋に当て、滑らすようにぬるりと宮原の口内を犯す。

セックスを擬似させてしまうような舌の抽送に宮原の視界は蕩け、甘い嬌声が抜けていく。
感じている声に羞恥を覚える時間もなく、次々と重ねられる愛撫に宮原は身体を震わせながら健気に受け止めていた。

宮原は沢海に性感帯を直に触れられ、嬌声を上げる度に呼気も支配され、息苦しさに唾液が泡立ち、口元を汚す。

沢海の首筋に絡めていた腕が力無く緩み、辛うじて胸元のシャツに縋る。

『ーーー一応、ここ、学校なんだけどね…』

苦笑いを堪えたまま沢海は宮原の肩を掴むと体勢を入れ替え、本棚に身体を押し付けていく。

宮原は離れてしまった身体の熱さを持て余し、先走りの精液によって汚れてしまった下着のむず痒さに両膝を擦り合わせてしまう。
緩く擡げるペニスがピクピクと反応を示し、沢海の身体を欲して疼く。

「…んっ……あぁ…
な、なんで?…まだ…」
「もう直ぐ、授業が始まっちゃう。
…オレも我慢、出来なくなるから…
教室、戻ろう?」

校舎内という禁忌の場所でセックスに耽ようとする悪行を窘めるが、身体の熱は直ぐに治まる筈もない。
勃起するペニスがスラックスを押し上げ、下着から滲み出した精液で生地が汚れていく宮原の様子を沢海は楽し気に見詰めた。

気が狂う程、求めてほしい。
ーーー心も身体も。
束縛する程、強欲に求めてほしい。
ーーー心も身体も。

授業開始を告げる本鈴が鳴り、資料室の古ぼけたスピーカーが籠った音を響かせる。

宮原は真正面から覗き込んでくる沢海の顔を正視すると静かに掠れた溜息を吐く。
段々と滲む視界に宮原は何度も瞬きを繰り返し、沢海に腕に必死に爪を立て、無言の訴えを晒していく。

身体の内側から沸々と粟立つ射精感に圧迫され、その先にある快感の解放を渇望する。
そして、チリチリと鈍く燻る身体の疼きに侵され、自分自身だけでは何も出来ない絶望の淵に苛まれてしまう。

抵抗をしても逃れられない快楽の坩堝に嵌り、吐精の為に膨らむペニスが沢海の手淫を求めて、もどかし気に腰を揺らす。
それは無自覚のまま行われ、下着の中の男性器の変化、萎える事なく激しく勃起するペニスに狼狽えてしまう。

「……どう…しよう……
…勃っちゃった…
ーーーこれじゃあ…教室、戻れないよ…
どうしよう」

自分の意思とは反比例する陰茎が細身のスラックスの中で窮屈そうに育つ。

動揺と混乱に焦る宮原は粗相をした幼子のように目にいっぱいの涙を浮かべ、沢海のシャツに必死に縋り付く。

沢海は宮原が何を求めているのか知りながらも、態と身体に触れる事はせず、甘く蕩けていく痴態を静かに眺める。
優しく、激しく愛撫されたいと体内から溢れる熱に犯されていく様を宮原はあからさまに曝け出しながら、嬌羞を含んだ眼差しを沢海に向ける。
そして、沢海は甘美な誘惑に絆されてしまう。

「…悠…
動かないで…
このまま、じっとして…」

隠せない窃笑を含んだ言葉に宮原は身体を震わせながら立ち尽くす。

沢海は宮原のバックルを外そうとスラックスのボタンを軽く引っ張り、ベルトを緩める。
狭い室内に響く、外したピンの金属音がカチャカチャと鳴り、必然と抵抗をされてしまうが沢海は軽く遇らい、宮原の身体を柔らかく抱き寄せる。

ジ、ジッとゆっくりとした動作で膨らんだ股間のチャックが下され、不安気に揺れる宮原の睫毛が頬に影を落とす。

沢海は俯く宮原の髪に口付けをするとボクサーパンツの上から股間をそっと撫でる。
そして、下着の縫い目に沿って足の間の肌に触れ、無遠慮に陰嚢から陰茎、陰茎から亀頭と勃起したペニスの形を確かめる。
その僅かな愛撫でさえも宮原は敏感に反応する股間に疼痛を感じ、股間に触れる手から逃れようと蹲ってしまう。

「…い、たぃ…
痛い、よぉ…
…触んない、で…」
「勃ち過ぎだよ。
ほら、もう一度立って。
身体の力、抜けって」

スラックスが足元に撓み、ワイシャツの裾から日焼けの薄い内腿が剥き出しになり、血管さえ透けて見える程の肌の白さに沢海は目を奪われてしまう。

下肢の力を入れている所為で前屈みになる宮原の前に沢海は傅くと下着を摺り下げる。
腰ゴムに膨らんだ亀頭が引っ掛かり、直接的な痛みに宮原は沢海の手を押さえ、息を詰めてまう。

「…った・・・痛、い…
…んんっ…ぁ…
ーーーは、ぁ……や、ぁ…」
「大丈夫だから…
…力、抜いて…
パンツ、ベトベトだよ。
脱ぐだけだから…
…気持ち悪いだろ?」

下腹に指を這わせながら陰茎を根本から掴み、手の中で柔らかく包むと空いた片手でゆっくりとボクサーパンツを摺り下ろす。
すると窮屈な下着の中にいたペニスがプルッと弾けるように飛び出し、固く反り返る程に起立する。

先走りの精子が亀頭を白く汚し、ペニスがピクピクと反応する度に尿道口から精液を垂れ流していく。
射精をする事が出来ずに精子を溜め込んだままの陰嚢が収斂し、熱を孕む。

「コレも、汚しちゃうから…」

シャツの裾がペニスを掠めると精液が糸を引いて食っ付き、沢海はボタンを外してインナーシャツを鎖骨まで捲る。
薄い腹筋と薄桃色の乳首が見え、沢海の視線をその箇所に感じると宮原は下唇を噛んで顔を逸らした。

紅潮する頬が沢海の嗜虐心を煽り、宮原の上腕に触れようとする指先が伸び、何を求めているのか察した宮原は咄嗟に胸を隠してしまう。

「悠…
可愛い乳首、見せろって…」
「…み、見るために脱がしたのかよっ!」

「当たり前じゃん」と得意気に笑い、宮原の両腕を開くと胸の中に顔を埋め、右の乳首をペロリと舐める。

「…ッヒ、ぅ……や、やぁっ!
ダメ……ダ、メ…
…声、出ちゃう…」

もう一度、唾液のたっぷり含んだ舌で舐めようと乳輪の丸みを指でなぞり、まだふわふわの状態の乳頭を揉む。
骨張った指先で強く捏ねられていない乳首は無垢な淡い色のまま飾られ、口唇の柔らかい肉で吸って、擦って、噛むと茱萸色に鬱血する。
官能を刺激された乳首は固く痼り、ツンと立ち上がっていく。
そのいやらしい変化を目の前で楽しもうと沢海は宮原の乳首に吸い付く。

「ーーー!!!……
…あっ、ん…
ん…ぅっ・・・ふ、ぁ……
…あ、ぁ…ん……
な…なお・・やぁ…」

弛緩する身体は立位を保てずに両膝を震わせてしまい、沢海は宮原の細い腰に両手を回し、全身を支える。
広げた手がウエストの半分の幅を回り、引き寄せると薄い腹筋が浮き出し、臍がくねる。

沢海は宮原の足の間に跪くと今度は凹んだ臍に舌を伸ばし、啜るようにクチュクチュと穿る。
全身を性感帯に変えられてしまうような狼狽と僅かな興奮に宮原は腕を突っ撥ねて沢海から逃げようとする。
だが、その行為も簡単に捩じ伏せられてしまう。

涎まみれの臍が波打つ度に下腹にまで勃起した亀頭が愛撫の邪魔をし、先走りの精液がフェラチオをしてもらいたいと泣いているようで、益々沢海を楽しませた。

細かい肌理の滑らかさを味わう為に浮かび出る薄い腹筋に沿って口唇を這わせ、軽く吸い上げると一瞬で粟立つ。

「やっ!
…あんっ!
擽ったい、よぉっ!
…そこ…ダメっ!」
「擽ったいだけ?
感じているんでしょ?
ーーーほら、チンポから精液、出てる…
相変わらず、感じやすい身体だね。
ひょっとして、乳首をより臍が感じる?」
「…違う、よっ!
・・・そこ、じゃなくて……」
「どこだよ?」
「ーーーだか、ら…
…ん、ぁっ…
や、ぁ……あっ……ん……」

喘ぐ合間に言いにくそうに口を噤むと宮原は視線を下に落とし、爪を噛んでしまう。
濁る意識が含羞の色を掃き、見兼ねた沢海が宮原の口元を這わせ、口内に指を入れ、掻き混ぜ、緊張を緩める。

愛撫を求める願望は情欲を孕み、沸々と滾る熱が渦のように体内を巡ると潤んだ眸が直情的な意志を強調していく。

「言えって…
どこだよ?」
「…イジワル…しない、で…
お願い、だから…」
「ーーー言えよ」

挑発的な眼差しで求めている言葉を欲され、猥雑な想見を見透かされている錯覚さえ感じてしまう。
態と羞恥心を煽られ、宮原は半裸に剥かれた身体を両手で隠し、ジクジクと疼くペニスを押さえ込む。
溢れてくる精液は止まる事はなく、陰茎に触れてくれない、与えてくれない前戯に苛立ち、沢海を睨み付けてしまう。

僅かな抵抗でさえも簡単に消えてしまい、宮原は目にいっぱいの涙を浮かべながら細く深い溜息を吐くと沢海の手を引き寄せ、自らの股間に触れさせる。

「…んっ…
ーーーは、ぁ……」

力の入らない沢海の骨張った指を手筒のように丸めると勃起した陰茎を握らせ、上から手を添えて軽く扱く。
包皮が捲れ、つるりとした亀頭が雁首まで顔を出し、果てもなく飢えていた愛撫に宮原は甘い喘ぎ声を奏でる。
快感を孕む肉の熱さに咽喉が鳴り、呼吸が掠れ、息苦しさを訴える。

痺れさえ感じる手淫に宮原は嬌声を上げ、沢海の髪を撫でると耳元に唇を寄せ、熱く囁く。

「…ここ、触って…
もっと…して…」

切なく震える身体が沢海を求める。
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