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35.交渉と地歩
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昼餐を終え、場を移したのは公爵家の応接間だった。
机の上には分厚い帳簿と契約書の束、計算用の算石が並べられている。窓から射し込む午後の光が紙面に落ち、部屋の空気は午前の賑やかさとは対照的に張りつめていた。
低い卓の向こう、ルオラン・メレールは上衣の胸元を指で整え、軽く笑って椅子に腰を落とす。
エルンストは正面に座り、背後の暖炉がじんわりと熱を放つ。壁際にはローガンが控えていた。腕を組まずとも、その鋭い眼差しが場を支配しているのが心強かった。
「さて」
ルオランがティーカップの縁に息を吹きかけ、目を細めた。
「公爵閣下ではなく、夫人が交渉を? ……久々に腕が鳴るじゃないか」
軽口に見えて、裏には挑発がある。──ローガンなら一蹴できただろうに。
エルンストは口角だけで笑った。
「俺の夫を軽んじるなら、覚悟してもらおう」
ルオランが肩を竦め、掌を上に向けた。
「冗談さ。こちらの腹は決まっている。歩調が合うなら、金も人手もすぐ動かすつもりだ」
「なら話は早い」
エルンストは、卓上の紙束を三つに分けた。
「条件は三束に整理した。供給、支払い、安全と守秘。順にいこう」
ルオランの眼差しが商人のそれに変わる。
「まず供給。精錬鉄は寸法二種。角材と薄板。優先は角材。代替資材は麻帆布二等と革中厚。先行便は角材二十束・麻帆布十反。三日。本便は十日前後で角材百束・薄板五十・麻帆布三十・革二十。遅延は一日につき値引き一分。早着は一分上乗せで支払う」
「運賃込みか別か」
「込み。街道の護衛はこちらで用意する準備がある。城内は武器持ち込み不可、入門札運用は回状通り。倉庫三番を開ける」
「品質の口上は?」
「鍛冶組合立会いで受入検査。火花試験で等級二以上。不合格は即時差し戻し。差し替え費用は貴社負担」
ルオランは紅茶をひと口含み、薄く笑った。
「手厳しいな」
「かのメレール交易行が、公爵家に粗悪品を掴ます気か?」
「まさか」
彼は目を逸らさずに言い放った。
「夫人の言う通り、我々はここ十年で手抜きをしたことはない」
「そうだ。ちゃんとした品を持ってくれば良いだけの話だ」
「了解。次、支払い」
「前金小口で刻む。先行便の半金をいま、委任状で切る。受渡のたびに残金。通貨は銀貨。大口になったら王都手形へ移行。量が増えるほど割引幅を広げる——百束超で二分引き、二百で三分」
「ま、妥当かな。ではこちらからも。独占は?」
「今冬に限り半独占。金属材の優先権はメレールに与える。ただし緊急時の少量調達は妨げない」
「今冬ということは雪の間か。来春には交渉をやり直す?」
「その予定だ。雪解け後は公爵家として本格的な改革を行うつもりだ」
「面白い」
ルオランが指で卓を叩く。
「では、安全と守秘だ」
「契約の内容と数量は守秘。対価は相場が沈むまで非公開。仲裁は王都商会仲裁院。不可抗力は天候・街道封鎖・魔獣災。虚偽があれば即時解約、違約金は残額の一割」
紙を捲るごとに、ルオランの目の色が小さく変わる。軽口の層が一枚ずつ剥がれて、実務の目になる。温度の変化を肌で感じた。
「いいね。……さて、値の話だが」
来たな、とエルンストは二枚の紙を卓上に並べた。
一枚は市価に近い高値、早着ボーナスが厚い。もう一枚はやや低値、遅延ペナルティが重い。
「選べ。速さに自信があるなら左。量で稼ぐなら右。──そちらの足と天気を、どれだけ信用しているかだ」
ルオランの眉が僅かに動く。指先が数字をなぞり、すぐに離れる。
「なるほど。選ばされているようで、結局どちらも君の勝ち筋か。……左を取る。足と天気は、こちらの女神の得意分野でね」
壁際のローガンの気配が微かに和らぐ。彼は口を挟まない。ただ、その沈黙が確かな後押しになった。
「では、印をもらおう」
エルンストは委任状と契約正本を重ね、狼の紋の印璽を手に取る。冷たい石が掌の熱を吸う。
その前に、ルオランが人差し指を立てた。
「本当に閣下ではなく夫人が先に座って良かった。勝てるはずがない」
賞賛の色が混じっていたが、負け惜しみと皮肉が隠せていない。
エルンストは笑みを浮かべ、印璽を紙縁に押し下げる。
「夫を軽んじるなら覚悟しろと言ったはずだ。──ここからが本番だ」
印の朱が鮮やかに広がる。さらに条項追加の欄にさらりと書き加えた。
「早着二度連続で、次便の数量を一割増しで先買い。遅延二度連続で、次便は据え置き、値引き幅一分加算」
ルオランが喉の奥で笑い、羽根ペンを取る。
「競争は嫌いじゃないよ。──承諾」
サインと小印が並ぶ。紙が二つに割れ、それぞれの手に渡った。
書類を改めながら、ルオランは視線をこちらへ寄越す。
「ところで……閣下がずっと黙っているな」
「閣下はこの程度では口を出さない」
「そうか。だがあの眼差しに晒されて、まともに取引できる商人は少ないだろうさ」
「閣下はすべて俺に任せてくださった。それだけだ」
ルオランの視線がエルンストからローガンへ移る。ローガンはそれを正面から受け止めていた。
「夫人が交渉に立ち、閣下は威厳を保つ。いい采配だったよ」
「我々の力を疑ったことを、後悔することになるだろう」
「ははは、公爵家に逆らう者など皆無だね」
「当然だ。それに……」
エルンストの声が低くなる。
「俺が許さない」
ルオランは満足げに頷いた。
「了解。では定期配送ルートを確定させよう。馬車も新調して手配する」
彼は立ち上がり、契約書を鞄に収める。
「エル坊」
「なに」
「楽しそうで何よりだ。……お幸せに」
肩を軽く叩かれた瞬間、ローガンが僅かに身を強張らせた。
「閣下、素晴らしい奥方ですね。羨ましい限りです」
「ああ」
ローガンは短く応じ、否定はしなかった。そしてほんの少しだけ口角を上げる。
その顔を見て、エルンストは嬉しくて堪らなくなった。
ルオランが一礼して去り、応接間に静寂が訪れる。
ルオランの気配が遠ざかるのを確かめると、エルンストはふっと息を吐いた。胸の奥に張り詰めていた糸が、ようやく緩む。
「……終わった」
誰にともなく呟いた声は、自分でも驚くほど掠れていた。掌にはまだ印璽を握った感触が残り、額には微かな汗が滲んでいる。
「見事だったな」
低い声が傍らから降りてきた。見上げれば、ローガンがゆっくりと歩み寄ってくる。
「君の采配は的確だった。……俺が出るまでもなかった」
いつもの無表情のままだが、その声音には僅かな柔らかさが混じっていた。
「お世辞ですか?」
「事実だ」
エルンストは苦笑した。自分の指先が震えていることを、彼に気づかれてはいないかと内心で慌てる。
「正直……かなり緊張していました。もしひとつでも間違えれば、足元を掬われかねない相手ですから」
「だが君は間違えなかった」
ローガンの眼差しは真っ直ぐだった。
その視線に射抜かれると、誤魔化しも強がりもきかない。
「……ありがとうございます」
小さく頭を下げて、仕事を終えた実感が込み上げてくる。
「緊張していたのに、楽しかったんです。久しぶりに、自分の力を出し切れた気がして」
「君が自身の仕事に満足できたなら、それでいい」
短く言い切る声が、驚くほど頼もしかった。
エルンストは胸の奥に芽生えた小さな誇らしさを噛みしめ、深く息を吸った。
「これからも、任せてもらえるでしょうか」
「もちろんだ。……君になら任せられる」
淡々と告げるローガンの言葉が、何よりの褒美に思えた。
緊張の余韻と達成感が綯い交ぜになり、エルンストの体温は上がっていくばかりだった。
机の上には分厚い帳簿と契約書の束、計算用の算石が並べられている。窓から射し込む午後の光が紙面に落ち、部屋の空気は午前の賑やかさとは対照的に張りつめていた。
低い卓の向こう、ルオラン・メレールは上衣の胸元を指で整え、軽く笑って椅子に腰を落とす。
エルンストは正面に座り、背後の暖炉がじんわりと熱を放つ。壁際にはローガンが控えていた。腕を組まずとも、その鋭い眼差しが場を支配しているのが心強かった。
「さて」
ルオランがティーカップの縁に息を吹きかけ、目を細めた。
「公爵閣下ではなく、夫人が交渉を? ……久々に腕が鳴るじゃないか」
軽口に見えて、裏には挑発がある。──ローガンなら一蹴できただろうに。
エルンストは口角だけで笑った。
「俺の夫を軽んじるなら、覚悟してもらおう」
ルオランが肩を竦め、掌を上に向けた。
「冗談さ。こちらの腹は決まっている。歩調が合うなら、金も人手もすぐ動かすつもりだ」
「なら話は早い」
エルンストは、卓上の紙束を三つに分けた。
「条件は三束に整理した。供給、支払い、安全と守秘。順にいこう」
ルオランの眼差しが商人のそれに変わる。
「まず供給。精錬鉄は寸法二種。角材と薄板。優先は角材。代替資材は麻帆布二等と革中厚。先行便は角材二十束・麻帆布十反。三日。本便は十日前後で角材百束・薄板五十・麻帆布三十・革二十。遅延は一日につき値引き一分。早着は一分上乗せで支払う」
「運賃込みか別か」
「込み。街道の護衛はこちらで用意する準備がある。城内は武器持ち込み不可、入門札運用は回状通り。倉庫三番を開ける」
「品質の口上は?」
「鍛冶組合立会いで受入検査。火花試験で等級二以上。不合格は即時差し戻し。差し替え費用は貴社負担」
ルオランは紅茶をひと口含み、薄く笑った。
「手厳しいな」
「かのメレール交易行が、公爵家に粗悪品を掴ます気か?」
「まさか」
彼は目を逸らさずに言い放った。
「夫人の言う通り、我々はここ十年で手抜きをしたことはない」
「そうだ。ちゃんとした品を持ってくれば良いだけの話だ」
「了解。次、支払い」
「前金小口で刻む。先行便の半金をいま、委任状で切る。受渡のたびに残金。通貨は銀貨。大口になったら王都手形へ移行。量が増えるほど割引幅を広げる——百束超で二分引き、二百で三分」
「ま、妥当かな。ではこちらからも。独占は?」
「今冬に限り半独占。金属材の優先権はメレールに与える。ただし緊急時の少量調達は妨げない」
「今冬ということは雪の間か。来春には交渉をやり直す?」
「その予定だ。雪解け後は公爵家として本格的な改革を行うつもりだ」
「面白い」
ルオランが指で卓を叩く。
「では、安全と守秘だ」
「契約の内容と数量は守秘。対価は相場が沈むまで非公開。仲裁は王都商会仲裁院。不可抗力は天候・街道封鎖・魔獣災。虚偽があれば即時解約、違約金は残額の一割」
紙を捲るごとに、ルオランの目の色が小さく変わる。軽口の層が一枚ずつ剥がれて、実務の目になる。温度の変化を肌で感じた。
「いいね。……さて、値の話だが」
来たな、とエルンストは二枚の紙を卓上に並べた。
一枚は市価に近い高値、早着ボーナスが厚い。もう一枚はやや低値、遅延ペナルティが重い。
「選べ。速さに自信があるなら左。量で稼ぐなら右。──そちらの足と天気を、どれだけ信用しているかだ」
ルオランの眉が僅かに動く。指先が数字をなぞり、すぐに離れる。
「なるほど。選ばされているようで、結局どちらも君の勝ち筋か。……左を取る。足と天気は、こちらの女神の得意分野でね」
壁際のローガンの気配が微かに和らぐ。彼は口を挟まない。ただ、その沈黙が確かな後押しになった。
「では、印をもらおう」
エルンストは委任状と契約正本を重ね、狼の紋の印璽を手に取る。冷たい石が掌の熱を吸う。
その前に、ルオランが人差し指を立てた。
「本当に閣下ではなく夫人が先に座って良かった。勝てるはずがない」
賞賛の色が混じっていたが、負け惜しみと皮肉が隠せていない。
エルンストは笑みを浮かべ、印璽を紙縁に押し下げる。
「夫を軽んじるなら覚悟しろと言ったはずだ。──ここからが本番だ」
印の朱が鮮やかに広がる。さらに条項追加の欄にさらりと書き加えた。
「早着二度連続で、次便の数量を一割増しで先買い。遅延二度連続で、次便は据え置き、値引き幅一分加算」
ルオランが喉の奥で笑い、羽根ペンを取る。
「競争は嫌いじゃないよ。──承諾」
サインと小印が並ぶ。紙が二つに割れ、それぞれの手に渡った。
書類を改めながら、ルオランは視線をこちらへ寄越す。
「ところで……閣下がずっと黙っているな」
「閣下はこの程度では口を出さない」
「そうか。だがあの眼差しに晒されて、まともに取引できる商人は少ないだろうさ」
「閣下はすべて俺に任せてくださった。それだけだ」
ルオランの視線がエルンストからローガンへ移る。ローガンはそれを正面から受け止めていた。
「夫人が交渉に立ち、閣下は威厳を保つ。いい采配だったよ」
「我々の力を疑ったことを、後悔することになるだろう」
「ははは、公爵家に逆らう者など皆無だね」
「当然だ。それに……」
エルンストの声が低くなる。
「俺が許さない」
ルオランは満足げに頷いた。
「了解。では定期配送ルートを確定させよう。馬車も新調して手配する」
彼は立ち上がり、契約書を鞄に収める。
「エル坊」
「なに」
「楽しそうで何よりだ。……お幸せに」
肩を軽く叩かれた瞬間、ローガンが僅かに身を強張らせた。
「閣下、素晴らしい奥方ですね。羨ましい限りです」
「ああ」
ローガンは短く応じ、否定はしなかった。そしてほんの少しだけ口角を上げる。
その顔を見て、エルンストは嬉しくて堪らなくなった。
ルオランが一礼して去り、応接間に静寂が訪れる。
ルオランの気配が遠ざかるのを確かめると、エルンストはふっと息を吐いた。胸の奥に張り詰めていた糸が、ようやく緩む。
「……終わった」
誰にともなく呟いた声は、自分でも驚くほど掠れていた。掌にはまだ印璽を握った感触が残り、額には微かな汗が滲んでいる。
「見事だったな」
低い声が傍らから降りてきた。見上げれば、ローガンがゆっくりと歩み寄ってくる。
「君の采配は的確だった。……俺が出るまでもなかった」
いつもの無表情のままだが、その声音には僅かな柔らかさが混じっていた。
「お世辞ですか?」
「事実だ」
エルンストは苦笑した。自分の指先が震えていることを、彼に気づかれてはいないかと内心で慌てる。
「正直……かなり緊張していました。もしひとつでも間違えれば、足元を掬われかねない相手ですから」
「だが君は間違えなかった」
ローガンの眼差しは真っ直ぐだった。
その視線に射抜かれると、誤魔化しも強がりもきかない。
「……ありがとうございます」
小さく頭を下げて、仕事を終えた実感が込み上げてくる。
「緊張していたのに、楽しかったんです。久しぶりに、自分の力を出し切れた気がして」
「君が自身の仕事に満足できたなら、それでいい」
短く言い切る声が、驚くほど頼もしかった。
エルンストは胸の奥に芽生えた小さな誇らしさを噛みしめ、深く息を吸った。
「これからも、任せてもらえるでしょうか」
「もちろんだ。……君になら任せられる」
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