過行く日々

タコス

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過行く日々

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 家を出て、今日も変わらない道を何を考えることもなく毎日同じように足を動かす。

 バス停までの道がすることもなく時間とともに移り変わっていく。バス停に着くまでの道が移り変わっていくように人生というものも特にすることなく過ぎていく。

バスに乗り誰からも見えないような少し下がっている席に座ると誰からも見られないように周りの人に合わせるようにスマホを取り出す。

 動き出すバスのエンジン音を聞きながらイヤホンをつけるが特に聞こえる音もない。バスがただ揺れ動く数十分が聞こえることもないスマホの音とともに過ぎてゆく今日この頃。

 鎌倉時代から変わることのない徒然なる毎日、やることもなく硯が別のものに変わっただけの毎日。人の心は不朽しないのかも知れない。

 学校が終わり、また同じように道を歩く。変わってほしいのかもしれない日常がまた惰性で過ぎてゆく。
 家に変える道に咲く花は誰が見ても綺麗だろうこの花のように誰からも綺麗と思えるような人に生まれたならばこの毎日が変わるのだろうかとそんな意味もないことを考えることでいい気分になるのならば人としてもう駄目かもしれない。

 家ですることと言えば学生らしく勉強をただカレーライスを作るぐらいの時間だけする。
 そして人間の欲求を満たすように間食を食べ牛を目指して横になる。
 そうして一日が陽が沈むとともに終わり陽が昇るとともにいちにちが始まる。
 どんどん沈んでいく心でもまた昇ると信じることもできずに終わっていくのだろう。


           人生とはつまらぬ。
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