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22.情報
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朝、市場に来ていた。
なぜ、市場に来ているのかと言うと、情報を集めるためだ。
少し、金に余裕もあるので、急いでクエストをやらないといけないわけでも無い。
そこで、この世界の商業やら魔法やらについて調べてみようと思ったのである。
昨日はウィルは宿屋でお留守番だったので、今日は連れてきている。
「らっしゃい!兄ちゃん何か買ってくかい?」
「じゃあ、オーク肉の干し肉を銅貨4枚分」
「まいど!」
「あの、1つ聞いてもいいですか?」
「いいよ!オーク肉買ってくれたからね!それでなんだい?」
俺がオーク肉を買ったのはこのためだ。
商人は客には優しいが、客じゃないやつには冷たい。
あっちも商売だからね。
「俺も店を開きたいなと思っているんですが、どうやったら店を開けるんですかね?」
「なんだい、にいちゃん。冒険者じゃなかったのかい?」
「ええ、冒険者ですよ。でも、冒険者になったのは、店を開くための資金集めのためです。」
もちろん嘘だが。
「なんだ、そうだったのか。そうだな、まず店を開くには、その街を牛耳っている商会の所に行かなければならないんだ。」
「どうしてですか?」
「それはな、その商会が営業権を発行しているからさ。国や街の代理としてな。国は商会経由で税を集めているんだ。その方が国からすれば手間がかからないからな。この街ではグルート商会がそうだな。そして、グルート商会に出店税を払わないと営業権は発行してもらえない。」
「へー、その出店税はいくらなんですか?」
「金貨1枚だ。」
金貨1枚あればこの世界だと2、3年は普通に暮らせるだろう。
「それは……高いですね。」
「ああ、かなりの額だな。それにあわせて店を建てるのにも金はかかるし、商品を仕入れるのにもかかる。そして毎月売上の3割をグルート商会に払わないといけないんだ。商会はその内の2割を国に納めて、1割は自分達の懐にいれるのさ。」
売上の3割りというのはかなりキツいと思う。
物を売るとき、必ず仕入れ値が発生する。
自分自身で作った作物を売る場合も、作物を作るのにかかった費用もあるので、売上がすべて利益となるわけではないのだ。
例えば売上が100だとし、仕入れが60だとすれば40が利益となるわけだ。
そして、売上の3割りということは30を商会に納めないといけないのだから、実質の利益は10となる。
これが利益の3割りであれば、12納めればよく、利益は28である。
こうなってくると、商人としては利益を得るために物の値段を高くしなければならないし、客も高い値段で物を買わなければならない。
「そうなんですか……実際にやれていってるんですか?」
「結構厳しいな。利益の3割じゃなくて売上の3割だからな。残る利益はそれほど多くはない。値段を上げると客は寄り付かなくなるから、利益を上げるには、どれだけ仕入値を抑えられるかが肝にもなってくる。」
「厳しい世界ですね。もう少し今後のことちゃんと考えてみます。」
「そうかい。1度この世界に入ると中々抜け出すことはできない。よく考えるんだな。」
「はい、ありがとうございました。」
これで、この世界の商業の仕組みがわかった。
次は魔法や魔物などだな。
図書館があるみたいだし、そこに行くか。
図書館はかなり立派な建物だった。
図書館にウィルを連れていくのもどうかと思うので、ウィルには外でお留守番してもらう。
中に入ると、ズラーと本がたくさん並んである。
「すいません、ここって蔵書数はどれくらいなんですか?」
「はい、約3万冊になります。」
そこそこの蔵書数だな。
この世界で紙は貴重であり、本も自筆だから数はあまり多くないのだ。
俺はこのたくさんある中から目当てのものを探す。
魔法や魔物関係の本だ。
本を読むのは苦痛ではない。
元の世界でもたくさん読んでいたし、むしろ好きな方だ。
5時間ぐらい経ち気がつくと暗くなり始めていた。
夢中になっていたので気がつかなかった。
でも、この5時間で様々なことを知ることが出来た。
この短時間で全部読むことは出来ないので、重要そうなところだけを読んでいた。
まず、魔法。
これは大体はエルミアに教えて貰ったとおりだった。
マナについては初めて知ることもあった。
例えばマナを生み出しているのは精霊であることだ。
そして、マナを100%活用することは出来ないと言っていたが、昔には何人かいたようだ。
その人達を英雄と呼んだらしい。
しかし、どうやって100%活用出来るようになったのか、までは書かれていなかった。
次に魔物だが、元々この世界には魔物がいなかったそうだ。
なら魔物はどこから来たのか……それは神の子供が作ったそうだ。
この世界を作ったとされる神。
その子供であるヘレスとマキナが、この世界の統治者を決める争いを始めたが、この二人が本格的に争いを始めると宇宙が滅んでしまう。
そこで、神がこの世界の生物を使って白黒をつけなさいと言ったそうだ。
ヘレスは元々いた人間に加えエルフやドワーフなどの種族を生み、マキナは魔物やそれの指揮官として魔王を生み出し争ったそうだ。
そして、ヘレスは一部の人間や種族に加護を与え、マキナも魔王とその部下に加護を与えた。
そいつらが、主軸となって長い年月争い、結果ヘレスが勝った。
マキナは他の神々の前では敗けを認めていたが、心のなかでは諦めていなかった。
だが、表立って何かをすることは出来ないので、まだ生き残っている魔物を様々な理由をつけ、何とかそのままにすることが出来た。
マキナは生き残っている魔物達が強くなり、人間達に勝つことを期待していた。
ヘレスは敗けた魔物達のことを脅威とは思っておらず放っておいた。
そうして、今の魔物が存在していると記されていた。
これが事実かどうかは分からないが、そのように本には載っていた。
この事から分かるように、この世界では神を崇めている。
他にも様々な神々がいて、気に入った人間などには恩恵を与えているそうだ。
だけど、最近では恩恵を授かった奴はいないようだ。
また、魔物が出にくい地域があることもわかった。
俺が、住んでいた村もそれに当たるのだろうが、魔素が関係しているようだ。
その魔素が、どうして発生するのかは定かではないようだが、強い魔物がいる地域は魔素が濃く、魔物が集まりやすいらしい。
逆に魔素が薄いところは、弱い魔物しか存在せず、魔物が集まりにくいそうだ。
他にも、この世界の技術があまり発展していない理由もわかった。
元の世界では技術を磨き研究し発展してきた。
しかし、この世界では魔法があるため、研究者達も魔法の研究に没頭したそうだ。
魔法があるがために技術が進歩しなかったのだ。
さてと、知りたい情報は知ることが出来たし、暗くなってきたので宿屋に帰ることにした。
ウィルは、五時間も待たされていたので少し不機嫌そうな顔をしていた。
なぜ、市場に来ているのかと言うと、情報を集めるためだ。
少し、金に余裕もあるので、急いでクエストをやらないといけないわけでも無い。
そこで、この世界の商業やら魔法やらについて調べてみようと思ったのである。
昨日はウィルは宿屋でお留守番だったので、今日は連れてきている。
「らっしゃい!兄ちゃん何か買ってくかい?」
「じゃあ、オーク肉の干し肉を銅貨4枚分」
「まいど!」
「あの、1つ聞いてもいいですか?」
「いいよ!オーク肉買ってくれたからね!それでなんだい?」
俺がオーク肉を買ったのはこのためだ。
商人は客には優しいが、客じゃないやつには冷たい。
あっちも商売だからね。
「俺も店を開きたいなと思っているんですが、どうやったら店を開けるんですかね?」
「なんだい、にいちゃん。冒険者じゃなかったのかい?」
「ええ、冒険者ですよ。でも、冒険者になったのは、店を開くための資金集めのためです。」
もちろん嘘だが。
「なんだ、そうだったのか。そうだな、まず店を開くには、その街を牛耳っている商会の所に行かなければならないんだ。」
「どうしてですか?」
「それはな、その商会が営業権を発行しているからさ。国や街の代理としてな。国は商会経由で税を集めているんだ。その方が国からすれば手間がかからないからな。この街ではグルート商会がそうだな。そして、グルート商会に出店税を払わないと営業権は発行してもらえない。」
「へー、その出店税はいくらなんですか?」
「金貨1枚だ。」
金貨1枚あればこの世界だと2、3年は普通に暮らせるだろう。
「それは……高いですね。」
「ああ、かなりの額だな。それにあわせて店を建てるのにも金はかかるし、商品を仕入れるのにもかかる。そして毎月売上の3割をグルート商会に払わないといけないんだ。商会はその内の2割を国に納めて、1割は自分達の懐にいれるのさ。」
売上の3割りというのはかなりキツいと思う。
物を売るとき、必ず仕入れ値が発生する。
自分自身で作った作物を売る場合も、作物を作るのにかかった費用もあるので、売上がすべて利益となるわけではないのだ。
例えば売上が100だとし、仕入れが60だとすれば40が利益となるわけだ。
そして、売上の3割りということは30を商会に納めないといけないのだから、実質の利益は10となる。
これが利益の3割りであれば、12納めればよく、利益は28である。
こうなってくると、商人としては利益を得るために物の値段を高くしなければならないし、客も高い値段で物を買わなければならない。
「そうなんですか……実際にやれていってるんですか?」
「結構厳しいな。利益の3割じゃなくて売上の3割だからな。残る利益はそれほど多くはない。値段を上げると客は寄り付かなくなるから、利益を上げるには、どれだけ仕入値を抑えられるかが肝にもなってくる。」
「厳しい世界ですね。もう少し今後のことちゃんと考えてみます。」
「そうかい。1度この世界に入ると中々抜け出すことはできない。よく考えるんだな。」
「はい、ありがとうございました。」
これで、この世界の商業の仕組みがわかった。
次は魔法や魔物などだな。
図書館があるみたいだし、そこに行くか。
図書館はかなり立派な建物だった。
図書館にウィルを連れていくのもどうかと思うので、ウィルには外でお留守番してもらう。
中に入ると、ズラーと本がたくさん並んである。
「すいません、ここって蔵書数はどれくらいなんですか?」
「はい、約3万冊になります。」
そこそこの蔵書数だな。
この世界で紙は貴重であり、本も自筆だから数はあまり多くないのだ。
俺はこのたくさんある中から目当てのものを探す。
魔法や魔物関係の本だ。
本を読むのは苦痛ではない。
元の世界でもたくさん読んでいたし、むしろ好きな方だ。
5時間ぐらい経ち気がつくと暗くなり始めていた。
夢中になっていたので気がつかなかった。
でも、この5時間で様々なことを知ることが出来た。
この短時間で全部読むことは出来ないので、重要そうなところだけを読んでいた。
まず、魔法。
これは大体はエルミアに教えて貰ったとおりだった。
マナについては初めて知ることもあった。
例えばマナを生み出しているのは精霊であることだ。
そして、マナを100%活用することは出来ないと言っていたが、昔には何人かいたようだ。
その人達を英雄と呼んだらしい。
しかし、どうやって100%活用出来るようになったのか、までは書かれていなかった。
次に魔物だが、元々この世界には魔物がいなかったそうだ。
なら魔物はどこから来たのか……それは神の子供が作ったそうだ。
この世界を作ったとされる神。
その子供であるヘレスとマキナが、この世界の統治者を決める争いを始めたが、この二人が本格的に争いを始めると宇宙が滅んでしまう。
そこで、神がこの世界の生物を使って白黒をつけなさいと言ったそうだ。
ヘレスは元々いた人間に加えエルフやドワーフなどの種族を生み、マキナは魔物やそれの指揮官として魔王を生み出し争ったそうだ。
そして、ヘレスは一部の人間や種族に加護を与え、マキナも魔王とその部下に加護を与えた。
そいつらが、主軸となって長い年月争い、結果ヘレスが勝った。
マキナは他の神々の前では敗けを認めていたが、心のなかでは諦めていなかった。
だが、表立って何かをすることは出来ないので、まだ生き残っている魔物を様々な理由をつけ、何とかそのままにすることが出来た。
マキナは生き残っている魔物達が強くなり、人間達に勝つことを期待していた。
ヘレスは敗けた魔物達のことを脅威とは思っておらず放っておいた。
そうして、今の魔物が存在していると記されていた。
これが事実かどうかは分からないが、そのように本には載っていた。
この事から分かるように、この世界では神を崇めている。
他にも様々な神々がいて、気に入った人間などには恩恵を与えているそうだ。
だけど、最近では恩恵を授かった奴はいないようだ。
また、魔物が出にくい地域があることもわかった。
俺が、住んでいた村もそれに当たるのだろうが、魔素が関係しているようだ。
その魔素が、どうして発生するのかは定かではないようだが、強い魔物がいる地域は魔素が濃く、魔物が集まりやすいらしい。
逆に魔素が薄いところは、弱い魔物しか存在せず、魔物が集まりにくいそうだ。
他にも、この世界の技術があまり発展していない理由もわかった。
元の世界では技術を磨き研究し発展してきた。
しかし、この世界では魔法があるため、研究者達も魔法の研究に没頭したそうだ。
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