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ゲームで訓練
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チーム会議の後、マリ、マナ、シュウ、ドグマ、メイは450丁のFrozengunを兵全員に支給した。
明後日の午前中にはモンスターが来る事を伝えると闘技場は訓練をする者で一杯になった。
gunの訓練主体になるので的を増やしていたが、それでも長い列ができていた。
ドグマは城門の周辺に塔をいくつか建てさせ、そこからgunを撃てるようにしていた。
シュウは城門の手前に罠を作る。
マリとマナとメイは闘技場でFrozengunの訓練がスムーズに行えるようにサポートした。
明後日に押し寄せるモンスターの軍勢に対抗する為に皆が自分のできる事を実行していた。
そんな中カズマは眠っていた。
時々苦しそうに顔がゆがむ。
夢を見ているようだった。
カズマは突然ガバっと飛び起きた。
激しく汗が吹き出し、息が荒くなる。
カズマ:「夢か・・・」
時計を見ると二時間程眠っていたようだった。
カズマは起き上がりシャワーを浴びた。
『腹減ったな・・・』
カズマは朝から何も食べてなかった。
ちょうど昼食の時間なので食堂にご飯を取りに行く。
部屋に戻る時にマリとマナとメイに会った。
メイ:「あ、パーパ!起きたか!」
マナ:「お疲れ様ですカズマ様。」
カズマはさっきの会議で八つ当たりしたことを気にしていた。
カズマ:「ありがとうな、お陰でグッスリ眠れたよ。」
メイ:「パーパ、ご飯食べたら遊ぼ!約束したよね?」
カズマ:「ああ、訓練所でゲームやろう。」
マリ:「そのゲームにも何か意味があるのか?」
カズマ:「ああ、王女も一緒に来てくれ。」
メイ:「マーマも一緒?やった!」
昼食はメイの部屋で食べた。
マリはカズマの不在の間はメイと過ごすようにしていた。
そのうちメイの無邪気さはマリの癒しになっていた。
たった1日で二人は仲良くなったようだ。
女性同士でしか分かち合えない共感もあるのだろう。
メイが前ほどカズマに甘えなくなったのはありがたいことだった。
昼食を終えてカズマ、マリ、メイの三人は訓練所に向かった。
訓練所に着くとカズマはVRのゴーグルとゲーム用のgunを渡した。
カズマ:「まずゴーグルをつけてスイッチを入れてくれ。」
マリとメイはカズマの言うとおりにゴーグルをつけた。
カズマ:「ゴーグルの中に草原の景色があり真ん中に文字がある。これがゲームの開始画面だ。」
メイ:「これどういうゲームアル?」
カズマ:「ゲームの中に出てくるモンスターをgunで倒していくゲームだ。モンスターはこないだのオークとゴブリンだ。」
マリ:「どうやったらはじまる?」
カズマ:「gunの引き金を引くとはじまるよ。まず一人でやってみてくれ。」
マリとメイはgunの引き金を引き、ゲームを開始した。
メイ:「すごいすごい、めっちゃリアルアル♪」
マリ:「本当だゲームの画面とは思えんな。」
カズマ:「敵が近づいてくるからひたすらgunを撃て。右上の目盛りがヒットポイントだ。攻撃されると減ってしまう。ヒットポイントがなくなったらゲームオーバーな。」
ゲームがはじまり二人はgunを構えて引き金を引く。
メイ:「た~のし~♪」
メイが楽しんでいるのとは対照的にマリは真剣だ。
第一ラウンドが終了してカズマはスコアの説明をする。
カズマ:「画面に第一ラウンドのスコアが出ているだろ?第一ラウンドの出現モンスターは300体だ。そのうち何体倒せたかがそこで見えるはずだ。二人とも読み上げてくれ。」
メイ:「私は285アル。」
マリ:「私は273だ。」
カズマ:「まあ第一ラウンドで270以上出せればgunの扱いは上級者クラスだ。二人ともクリアしてるからそのまま引き金を引けば第二ラウンドに進める。一度スイッチを切ってゴーグルを外してくれ。」
カズマに言われたように二人はゴーグルを外す。
カズマ:「一度ラウンドをクリアすればスイッチ切ってもまた同じ所からプレイできる。こいつは実践とは違うだろうがゲーム感覚でgunに馴染むことができる。あとシュウとドグマのゴーグルを作って俺たち全員のゴーグルと同機させればチーム訓練にも使える。それまで二人はこいつで遊んでいてくれ。」
メイ:「私もっかいやるアル。」
メイはゴーグルを装着し、再びゲームを始める。
カズマ:「こいつがあれば闘技場にいかなくてもgunの訓練ができる。今増産中で一般の兵の訓練にも使う予定だ。王女も使ってみて何か不具合があれば教えてくれ。」
マリ:「gunの訓練の希望者が多い。これがあれば闘技場のgunの訓練も混雑しなくなるな。」
カズマ:「そうだな。モンスターと直接やり合うよりもgunで戦う方が利口だ。次の戦いもgun主体の戦闘になる。後一時間程で500機出来上がるからそれまでメイとゲームしててくれ。」
マリ:「貴様はどこへ行く?」
カズマ:「ちょっと調べたい事があるからコンピュータールームに籠る。ゲーム機が完成したらワイヤレスマイクで呼ぶから取りに来てくれ。」
マリ:「わかった。」
マリがゴーグルを装着してゲームをはじめるとカズマは訓練所を出てコンピュータールームへ向かった。
明後日の午前中にはモンスターが来る事を伝えると闘技場は訓練をする者で一杯になった。
gunの訓練主体になるので的を増やしていたが、それでも長い列ができていた。
ドグマは城門の周辺に塔をいくつか建てさせ、そこからgunを撃てるようにしていた。
シュウは城門の手前に罠を作る。
マリとマナとメイは闘技場でFrozengunの訓練がスムーズに行えるようにサポートした。
明後日に押し寄せるモンスターの軍勢に対抗する為に皆が自分のできる事を実行していた。
そんな中カズマは眠っていた。
時々苦しそうに顔がゆがむ。
夢を見ているようだった。
カズマは突然ガバっと飛び起きた。
激しく汗が吹き出し、息が荒くなる。
カズマ:「夢か・・・」
時計を見ると二時間程眠っていたようだった。
カズマは起き上がりシャワーを浴びた。
『腹減ったな・・・』
カズマは朝から何も食べてなかった。
ちょうど昼食の時間なので食堂にご飯を取りに行く。
部屋に戻る時にマリとマナとメイに会った。
メイ:「あ、パーパ!起きたか!」
マナ:「お疲れ様ですカズマ様。」
カズマはさっきの会議で八つ当たりしたことを気にしていた。
カズマ:「ありがとうな、お陰でグッスリ眠れたよ。」
メイ:「パーパ、ご飯食べたら遊ぼ!約束したよね?」
カズマ:「ああ、訓練所でゲームやろう。」
マリ:「そのゲームにも何か意味があるのか?」
カズマ:「ああ、王女も一緒に来てくれ。」
メイ:「マーマも一緒?やった!」
昼食はメイの部屋で食べた。
マリはカズマの不在の間はメイと過ごすようにしていた。
そのうちメイの無邪気さはマリの癒しになっていた。
たった1日で二人は仲良くなったようだ。
女性同士でしか分かち合えない共感もあるのだろう。
メイが前ほどカズマに甘えなくなったのはありがたいことだった。
昼食を終えてカズマ、マリ、メイの三人は訓練所に向かった。
訓練所に着くとカズマはVRのゴーグルとゲーム用のgunを渡した。
カズマ:「まずゴーグルをつけてスイッチを入れてくれ。」
マリとメイはカズマの言うとおりにゴーグルをつけた。
カズマ:「ゴーグルの中に草原の景色があり真ん中に文字がある。これがゲームの開始画面だ。」
メイ:「これどういうゲームアル?」
カズマ:「ゲームの中に出てくるモンスターをgunで倒していくゲームだ。モンスターはこないだのオークとゴブリンだ。」
マリ:「どうやったらはじまる?」
カズマ:「gunの引き金を引くとはじまるよ。まず一人でやってみてくれ。」
マリとメイはgunの引き金を引き、ゲームを開始した。
メイ:「すごいすごい、めっちゃリアルアル♪」
マリ:「本当だゲームの画面とは思えんな。」
カズマ:「敵が近づいてくるからひたすらgunを撃て。右上の目盛りがヒットポイントだ。攻撃されると減ってしまう。ヒットポイントがなくなったらゲームオーバーな。」
ゲームがはじまり二人はgunを構えて引き金を引く。
メイ:「た~のし~♪」
メイが楽しんでいるのとは対照的にマリは真剣だ。
第一ラウンドが終了してカズマはスコアの説明をする。
カズマ:「画面に第一ラウンドのスコアが出ているだろ?第一ラウンドの出現モンスターは300体だ。そのうち何体倒せたかがそこで見えるはずだ。二人とも読み上げてくれ。」
メイ:「私は285アル。」
マリ:「私は273だ。」
カズマ:「まあ第一ラウンドで270以上出せればgunの扱いは上級者クラスだ。二人ともクリアしてるからそのまま引き金を引けば第二ラウンドに進める。一度スイッチを切ってゴーグルを外してくれ。」
カズマに言われたように二人はゴーグルを外す。
カズマ:「一度ラウンドをクリアすればスイッチ切ってもまた同じ所からプレイできる。こいつは実践とは違うだろうがゲーム感覚でgunに馴染むことができる。あとシュウとドグマのゴーグルを作って俺たち全員のゴーグルと同機させればチーム訓練にも使える。それまで二人はこいつで遊んでいてくれ。」
メイ:「私もっかいやるアル。」
メイはゴーグルを装着し、再びゲームを始める。
カズマ:「こいつがあれば闘技場にいかなくてもgunの訓練ができる。今増産中で一般の兵の訓練にも使う予定だ。王女も使ってみて何か不具合があれば教えてくれ。」
マリ:「gunの訓練の希望者が多い。これがあれば闘技場のgunの訓練も混雑しなくなるな。」
カズマ:「そうだな。モンスターと直接やり合うよりもgunで戦う方が利口だ。次の戦いもgun主体の戦闘になる。後一時間程で500機出来上がるからそれまでメイとゲームしててくれ。」
マリ:「貴様はどこへ行く?」
カズマ:「ちょっと調べたい事があるからコンピュータールームに籠る。ゲーム機が完成したらワイヤレスマイクで呼ぶから取りに来てくれ。」
マリ:「わかった。」
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