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侵入
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小一時間するとシュウは排水溝全てを地図化する事ができた。
あとは上にあがって城を探索する。
わかってはいてもとても危険な事だ。
『虎穴に入らずんば虎子を得ず』
そうつぶやきながらシュウは下水道の階段をあがり城内部に入り込んだ。
『透明マント』はシュウの姿を隠してくれているので動きやすかった。
Bシェルターの兵達はシュウの姿に全く気付かずに通り過ぎていく。
いくつか上階へ向かうエレベーターを見つけたが食料搬入用のエレベータの周辺は人がほぼいない。
シュウはそのエレベーターを利用して最上階まで向かう。
最上階へたどり着くとコンピュータールームがあった。
『ビンゴ!』
シュウは目的地にたどり着けた事に満足して帰ろうとエレベーターへ向かった。
その時・・・
『!』
シュウは背後から何者かの気配を感じて振り向いた。
コンピュータールームの横にある階段の方から一人の男が歩いてくる。
『アレク・・・』
今エレベーターを操作すると自分の存在に気付かれてしまう。
そう考えたシュウは透明マントを被ってそのままやり過ごそうと考えた。
アレクはコンピュータールーム側からエレベーターの方へ近づいてくる。
その間シュウは息を潜めながらアレクを観察した。
サンライト城に現れた時のように鎧ではなく袴を身に着けている限りなく無防備な状態。
コンピュータールームの上階はおそらくアレクの居住区なのだろう。
シュウとアレクの他には誰もいない。
しかもシュウは透明マントを被っているのでアレクからシュウは見えていない。
千載一遇の好機である。
『敵の頭を潰せば戦争は終わる・・・』
シュウはそう考え腰にある刀を握る。
シュウの中に殺気が生まれる。
その瞬間アレクがニヤリとほほ笑み立ち止まった。
アレク;「オイ、ネズミ。姿を消していてもオーラと殺気が丸見えだぞ!」
そう叫ぶとアレクは手に持っていたグラスをシュウに向かって投げつけた。
『チッ!バレた・・・』
シュウは素早く身をかわしてグラスをよけた後エレベーターの扉を開けた。
エレベーターの中に素早く入り、扉を閉めて一階のボタンを押す。
エレベーターの扉が閉まったのと同時にシューティングスター城に警報が鳴り響いた。
アレクが絶妙なタイミングで警報を鳴らしたようだ。
これではシュウはエレベーターの中に閉じ込められたようなものだ。
『考えろ・・・考えるだ・・・』
このままいくとシュウは一階で敵の捕虜となる。
せめて見取り図をカズマ達の下に届けたい。
そう考えたシュウは懐からカプセルを取り出しその中に見取り図を収める。
そしてズボンを下げて腰を沈めるとカプセルを自分の肛門に押し込んだ。
再びズボンをはくと今度は透明マントを燃やす。
敵に余計な情報を与えたくない。
そしてシュウはあぐらをかいて刀を自分の前の床に置いた。
エレベーターが一階に着いて扉が開くと外にはリザードマンと孔明が待ち構えていた。
その頃カズマはマリに夜這いをかけようとしていた。
マリとマナは同じベッドに寝ていたので夜這いをかければマナにもバレるかもしれなかったが、この外道はクロロホルムを用意していた。
鬼畜な手段に走ってしまうほどカズマの性欲は高まっていた。
どうにも止められない愚かな男のサガとでも言うべきか・・・
二人が寝静まった頃を見計らってカズマはベッドを抜け出そうと床へ降りる。
そして出口へ向かおうと扉に触れた瞬間バチバチっと手に電流のようなものが流れた。
カズマ:「痛ぇっ!」
思わず声を上げるカズマ。
あわてて手で口をふさぐ。
そっと手のひらを見てみると電流で焼けたような跡ができている。
よく見ると部屋の全体が薄い膜なようなもので覆われている。
マナの張った結界だった。
マナは就寝前に護身用の結界をカズマの部屋と自分達の部屋に張っていた。
マリの気分が落ち着けるように集中していたために就寝中は結界を張る事をカズマに伝え忘れていた。
カズマは何度か結界を破ろうとして椅子を叩きつけたがバチバチっという音とともに砕け散ってしまった。
カズマは夜這いをあきらめ布団を頭からかぶった。
ムラムラとした気持ちのままカズマは一睡もできず、布団の中で二度三度寝がえりをうった。
一方マリとマナはぐっすりと眠った後、朝六時頃に目が覚めた。
二人はシャワーを浴び、スッキリ目が覚めた所で寝室の結界を解き、朝食を取りに向かった。
マナは今度はマリも一緒に階上にあがる事をカズマに告げ、結界を解いた。
『ああ・・・俺はアホだな・・・』
カズマは自分の性欲を呪った。
あとは上にあがって城を探索する。
わかってはいてもとても危険な事だ。
『虎穴に入らずんば虎子を得ず』
そうつぶやきながらシュウは下水道の階段をあがり城内部に入り込んだ。
『透明マント』はシュウの姿を隠してくれているので動きやすかった。
Bシェルターの兵達はシュウの姿に全く気付かずに通り過ぎていく。
いくつか上階へ向かうエレベーターを見つけたが食料搬入用のエレベータの周辺は人がほぼいない。
シュウはそのエレベーターを利用して最上階まで向かう。
最上階へたどり着くとコンピュータールームがあった。
『ビンゴ!』
シュウは目的地にたどり着けた事に満足して帰ろうとエレベーターへ向かった。
その時・・・
『!』
シュウは背後から何者かの気配を感じて振り向いた。
コンピュータールームの横にある階段の方から一人の男が歩いてくる。
『アレク・・・』
今エレベーターを操作すると自分の存在に気付かれてしまう。
そう考えたシュウは透明マントを被ってそのままやり過ごそうと考えた。
アレクはコンピュータールーム側からエレベーターの方へ近づいてくる。
その間シュウは息を潜めながらアレクを観察した。
サンライト城に現れた時のように鎧ではなく袴を身に着けている限りなく無防備な状態。
コンピュータールームの上階はおそらくアレクの居住区なのだろう。
シュウとアレクの他には誰もいない。
しかもシュウは透明マントを被っているのでアレクからシュウは見えていない。
千載一遇の好機である。
『敵の頭を潰せば戦争は終わる・・・』
シュウはそう考え腰にある刀を握る。
シュウの中に殺気が生まれる。
その瞬間アレクがニヤリとほほ笑み立ち止まった。
アレク;「オイ、ネズミ。姿を消していてもオーラと殺気が丸見えだぞ!」
そう叫ぶとアレクは手に持っていたグラスをシュウに向かって投げつけた。
『チッ!バレた・・・』
シュウは素早く身をかわしてグラスをよけた後エレベーターの扉を開けた。
エレベーターの中に素早く入り、扉を閉めて一階のボタンを押す。
エレベーターの扉が閉まったのと同時にシューティングスター城に警報が鳴り響いた。
アレクが絶妙なタイミングで警報を鳴らしたようだ。
これではシュウはエレベーターの中に閉じ込められたようなものだ。
『考えろ・・・考えるだ・・・』
このままいくとシュウは一階で敵の捕虜となる。
せめて見取り図をカズマ達の下に届けたい。
そう考えたシュウは懐からカプセルを取り出しその中に見取り図を収める。
そしてズボンを下げて腰を沈めるとカプセルを自分の肛門に押し込んだ。
再びズボンをはくと今度は透明マントを燃やす。
敵に余計な情報を与えたくない。
そしてシュウはあぐらをかいて刀を自分の前の床に置いた。
エレベーターが一階に着いて扉が開くと外にはリザードマンと孔明が待ち構えていた。
その頃カズマはマリに夜這いをかけようとしていた。
マリとマナは同じベッドに寝ていたので夜這いをかければマナにもバレるかもしれなかったが、この外道はクロロホルムを用意していた。
鬼畜な手段に走ってしまうほどカズマの性欲は高まっていた。
どうにも止められない愚かな男のサガとでも言うべきか・・・
二人が寝静まった頃を見計らってカズマはベッドを抜け出そうと床へ降りる。
そして出口へ向かおうと扉に触れた瞬間バチバチっと手に電流のようなものが流れた。
カズマ:「痛ぇっ!」
思わず声を上げるカズマ。
あわてて手で口をふさぐ。
そっと手のひらを見てみると電流で焼けたような跡ができている。
よく見ると部屋の全体が薄い膜なようなもので覆われている。
マナの張った結界だった。
マナは就寝前に護身用の結界をカズマの部屋と自分達の部屋に張っていた。
マリの気分が落ち着けるように集中していたために就寝中は結界を張る事をカズマに伝え忘れていた。
カズマは何度か結界を破ろうとして椅子を叩きつけたがバチバチっという音とともに砕け散ってしまった。
カズマは夜這いをあきらめ布団を頭からかぶった。
ムラムラとした気持ちのままカズマは一睡もできず、布団の中で二度三度寝がえりをうった。
一方マリとマナはぐっすりと眠った後、朝六時頃に目が覚めた。
二人はシャワーを浴び、スッキリ目が覚めた所で寝室の結界を解き、朝食を取りに向かった。
マナは今度はマリも一緒に階上にあがる事をカズマに告げ、結界を解いた。
『ああ・・・俺はアホだな・・・』
カズマは自分の性欲を呪った。
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