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4人で潜入
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カズマ達はサンライト城を出発して5時間後、シューティングスター城の裏手の排水溝に到着していた。
強力な推進装置を追加した気球を使用した為、かなり行軍時間は短くなったが、揺れがはげしかった為、軽い気球酔いをしていた。
メイ:「気持ち悪い・・・」
カズマ:「ああ・・・ちょっと休むぞ・・・」
マリ:「そうだな・・・」
カズマ、マリ、メイの三人は草むらの上に横になった。
トライは一人平然とした顔で排水溝の方を見つめている。
トライの喉のあたりでクゥゥゥ・・・クゥゥゥ・・・と微かな音がしている。
カズマはその事が気になりトライに聞いてみた。
カズマ:「トライ、お前その音なんだ?」
トライ:「リザードマンの言語・・・カズマ・・・みんな帰ろう。」
カズマ:「なぜだ?」
トライ:「お城にはリザードマンのクローンが一杯いる。」
カズマ:「なぜお前にそれがわかる?」
トライ:「僕の体内にはリザードマンの血液が流れている。そのお陰でリザードマンと会話ができるし襲われる事もない。だけどクローンのリザードマンはちょっと様子が違う。言葉がわからないんだ。」
カズマ:「コンピュータールームに潜入さえすればあとはバリアでなんとかなる。」
トライ:「サンライト城にもかなりのリザードマンが向かっているみたいだ。」
カズマはその時気づいた。
マナの異常な怯え方。
留守中のサンライト城にモンスターの大軍が押し寄せる事を予想していた・・・
マナはそれに気づいていたのにカズマには言わなかった。
『つくづく頭が上がらねぇぜ・・・』
カズマ:「俺たちはこのまま潜入する。」
マリ:「なぜだ!まだ間に合う!戻ろう!」
カズマ:「マナは俺に宣言した。『私頑張ります。』って。俺はその言葉を信じる。」
マリ:「でも・・・」
カズマ:「大丈夫だ!マナ先生は俺より頼りになる。」
そういうとカズマは立ち上がり排水溝へ向かった。
カズマ:「ホラ、行くぞバカ娘。」
メイ:「あいよ~」
メイはフラフラと立ち上がりカズマの後についていく。
トライ:「マリ、行こう。」
トライはマリの横に並び排水溝へ向かうカズマとメイを指差した。
マリはあきらめて排水溝へ向かった。
カズマは排水溝の手前に来ると暗視メガネを装着した。
メイ:「真っ暗で何も見えないアル」
カズマ:「忘れてた。このメガネをつけろ。」
カズマは三人に暗視メガネを渡す。
暗視メガネにより暗闇の中でも排水溝の様子がわかった。
排水溝の入り口当たりは水位が腰のあたりまであるが、奥の方まで進んで行くと太もものあたりまで水位が下がっていた。
途中でいくつか分岐していたがシュウが作成した見取り図のおかげで食糧運搬用エレベーターの真下まで迷わずに到着した。
壁には上に登るはしごがついている。
それを登りきるとマンホールの蓋があった。
はしごの横には照明がついていて暗視メガネはもう必要なかった。
強力な推進装置を追加した気球を使用した為、かなり行軍時間は短くなったが、揺れがはげしかった為、軽い気球酔いをしていた。
メイ:「気持ち悪い・・・」
カズマ:「ああ・・・ちょっと休むぞ・・・」
マリ:「そうだな・・・」
カズマ、マリ、メイの三人は草むらの上に横になった。
トライは一人平然とした顔で排水溝の方を見つめている。
トライの喉のあたりでクゥゥゥ・・・クゥゥゥ・・・と微かな音がしている。
カズマはその事が気になりトライに聞いてみた。
カズマ:「トライ、お前その音なんだ?」
トライ:「リザードマンの言語・・・カズマ・・・みんな帰ろう。」
カズマ:「なぜだ?」
トライ:「お城にはリザードマンのクローンが一杯いる。」
カズマ:「なぜお前にそれがわかる?」
トライ:「僕の体内にはリザードマンの血液が流れている。そのお陰でリザードマンと会話ができるし襲われる事もない。だけどクローンのリザードマンはちょっと様子が違う。言葉がわからないんだ。」
カズマ:「コンピュータールームに潜入さえすればあとはバリアでなんとかなる。」
トライ:「サンライト城にもかなりのリザードマンが向かっているみたいだ。」
カズマはその時気づいた。
マナの異常な怯え方。
留守中のサンライト城にモンスターの大軍が押し寄せる事を予想していた・・・
マナはそれに気づいていたのにカズマには言わなかった。
『つくづく頭が上がらねぇぜ・・・』
カズマ:「俺たちはこのまま潜入する。」
マリ:「なぜだ!まだ間に合う!戻ろう!」
カズマ:「マナは俺に宣言した。『私頑張ります。』って。俺はその言葉を信じる。」
マリ:「でも・・・」
カズマ:「大丈夫だ!マナ先生は俺より頼りになる。」
そういうとカズマは立ち上がり排水溝へ向かった。
カズマ:「ホラ、行くぞバカ娘。」
メイ:「あいよ~」
メイはフラフラと立ち上がりカズマの後についていく。
トライ:「マリ、行こう。」
トライはマリの横に並び排水溝へ向かうカズマとメイを指差した。
マリはあきらめて排水溝へ向かった。
カズマは排水溝の手前に来ると暗視メガネを装着した。
メイ:「真っ暗で何も見えないアル」
カズマ:「忘れてた。このメガネをつけろ。」
カズマは三人に暗視メガネを渡す。
暗視メガネにより暗闇の中でも排水溝の様子がわかった。
排水溝の入り口当たりは水位が腰のあたりまであるが、奥の方まで進んで行くと太もものあたりまで水位が下がっていた。
途中でいくつか分岐していたがシュウが作成した見取り図のおかげで食糧運搬用エレベーターの真下まで迷わずに到着した。
壁には上に登るはしごがついている。
それを登りきるとマンホールの蓋があった。
はしごの横には照明がついていて暗視メガネはもう必要なかった。
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