田島貴子

サァユ

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スベーテスベスベ

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「はぁーい注目ー!私がNo. 1で、オンリーワン!タァ子だよ!」
なんだコイツ。街のど真ん中でビラを配る女が1人。
ビラを見ると、
《誰でもスベスベ。スベーテスベスベパーフェクトワン!これ1本で全てのスキンケアができます!》
うっさんくっさ。
タァ子と名乗る奴がこちらに来て、
「そこのあなた、今、試供品試せますけどどうですか?」
「いいえ、結構です。」
怖すぎたから断ったが、
「今なんと通常価格5000円のところ初回半額の2500円です!」
半額になったとしても高けぇー。もう1度
「結構です。」
「結婚式?ならこのエステ級のスベーテスベスベパーフェクトワンをお使いになったください。なんと今なら5000円のところ半額の…」
私はキレそうになったから、
「いらないです。」
と話している途中で突っぱねたが、
「あら、手にぬらない?」
「だ•か•ら。いらねぇーつてんだろ!」
ぶちギレたら。
「お客様の熱ーい言葉にお答えして、このスベーテスベスベパーフェクトワンを、もう1つおつけして、7500円にいたしましょう。」
もー買ってやろう。
「買いますよ。」
「ありがとうございまーす。」


その夜


テレビを見ていたらそのスベーテスベスベパーフェクトワンを売っていたタァ子という名前の人が出ていて、字幕を見たら
「田島 貴子《たじまたかこ》(55歳)マラソンランナーから化粧品会社は転身。以後全ての化粧品を最高品質で売りさばく超やりて…」
などと紹介しいたから、引いた。
これも効くのかな…
ちょっと信ぴょう性出てきたし、今日は寝よ。
ちょっとワクワクしていた。


         朝

「やべぇ~すべっすべっやん!ちょっと待って、ここスケート場!?」
塗っていないところもスベスベしている!
田島貴子たじまたかこすごっ、マラソンランナーしないで化粧品会社1本でいいじゃん!鏡で顔を見ると
「へっ!」
私はスベーテスベスベで全身スベスベだ!
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