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第二章:IN THE HERO
高木 瀾(らん) (1)
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『何が起きたのか不明ですが……「魔法」同士の激突で、関口選士が優勢になったようです』
何故か、2人が、ほぼ同時に同じ呪文を唱える。
対戦相手は錫杖を振り降す。
関口は、印を結んだまま、突っ立ってる。
そして、何も起きない。
対戦相手は、一瞬の驚愕の後に怒りの表情。
関口は相手を挑発。
司会だけじゃなく、私にも何が起きたか判らない。
「あの……魔法勝負をネットやCATVで中継するってコンセプトそのものに無理が有りません?」
「か……かもね……」
霊的・魔法的な存在や「気」は、基本的にカメラに写らない。
当然だ。物理的な実体も無ければ、光も出さないのだから。
その手のモノを認識出来る人間からすれば……凄い事が起きてるのかも知れないが……ドローンに搭載されてるカメラ越しに見てる私達からすれば……はっきり言って、どう反応していいか判らない。
「あの~、関口さんの中指おっ立てた手、モザイクかけます……?」
その時、撮影スタッフの1人が、そう聞いた。
「いいよ。今時、ディズニー映画で、1分に1回『FUCK』を連発したって、PG-13にすらならない御時世なんだから」
久留間さんは、そう答える。
だが、その時。
「あ……マズい」
対戦相手が錫杖を振るが……その先端の速度が異常だ……。棒を振ると言うより、鞭か鎖分銅でも振った速度に近い。
更にマズい事に、関口は、その攻撃を避ける為に……。
馬鹿野郎、最初の内は躱せるが、その内、ジリ貧になるぞ……。
何故か、2人が、ほぼ同時に同じ呪文を唱える。
対戦相手は錫杖を振り降す。
関口は、印を結んだまま、突っ立ってる。
そして、何も起きない。
対戦相手は、一瞬の驚愕の後に怒りの表情。
関口は相手を挑発。
司会だけじゃなく、私にも何が起きたか判らない。
「あの……魔法勝負をネットやCATVで中継するってコンセプトそのものに無理が有りません?」
「か……かもね……」
霊的・魔法的な存在や「気」は、基本的にカメラに写らない。
当然だ。物理的な実体も無ければ、光も出さないのだから。
その手のモノを認識出来る人間からすれば……凄い事が起きてるのかも知れないが……ドローンに搭載されてるカメラ越しに見てる私達からすれば……はっきり言って、どう反応していいか判らない。
「あの~、関口さんの中指おっ立てた手、モザイクかけます……?」
その時、撮影スタッフの1人が、そう聞いた。
「いいよ。今時、ディズニー映画で、1分に1回『FUCK』を連発したって、PG-13にすらならない御時世なんだから」
久留間さんは、そう答える。
だが、その時。
「あ……マズい」
対戦相手が錫杖を振るが……その先端の速度が異常だ……。棒を振ると言うより、鞭か鎖分銅でも振った速度に近い。
更にマズい事に、関口は、その攻撃を避ける為に……。
馬鹿野郎、最初の内は躱せるが、その内、ジリ貧になるぞ……。
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