1 / 1
死を招く避難要請
しおりを挟む
「台風による被害が予想されますので、この地域の皆様は避難所へ……」
病気の親の面倒を見る為に、前の職場を辞めてUターン就職をした俺は、何十年かぶりに、かつて通っていた小学校の体育館に入る事になった。
……嫌な予感がした。
小学校の建物が、数十年前の記憶そのままだったのだ。
そう言えば、建て替えたと云う話は聞いた事が無い。
みしっ……。
体育館の床の感触が何かおかしかった。
台風は去った。
しかし……。
「ここ何十年も補修の予算が付かなかったら、そりゃ、こうなるわな……」
私は、台風で倒壊した小学校の体育館を見ながら、そう言った。
「まぁ、予算を通さなかったのはウチの会派なんですけどね」
横に居る町議会議長がそう言った。
「で、町長、これから、どうします? ここまで住民が減ったら、次の選挙は、これまで通りはいきませんよ。色々と選挙戦略を変え……えっ? あれは何だ?」
続いて、私の背後に居た副町長が……いや、待て……その……誰だ? この町に、あの「病気」を持ち込んだのはっ?
瓦礫の中から、次々とゾンビが立ち上がっていた。
「た……たしか……この区域には……最近、都会から帰って来たヤツが……居まして……。多分、そいつが……」
「何で始末してなかったんだ? 例の『病気』を持ち込みかねないヤツは、こっそり始末するのが……」
その時、町議会議長が、すまなそうに手を上げた……。
「あの……私の後援会の会長の息子だったんで……」
いわゆる「三密」状態になった避難所の中で、一気に増えたゾンビ達のせいで、我が町が壊滅するまで、たったの1日半しかかからなかった。
編集部より:
当編集部の原稿管理システムに「同じ号に、たまたま同じ仮タイトルの小説が有った場合は同じ小説の別の改稿版と見做してしまう」と云うバグが有り、別の作家が書いた、たまたま同じタイトルの2つの小説の原稿が入り混って1つの小説と化してしまいましたが、印刷に間に合わなかった為に、そのまま掲載しました。
御了承下さい。
病気の親の面倒を見る為に、前の職場を辞めてUターン就職をした俺は、何十年かぶりに、かつて通っていた小学校の体育館に入る事になった。
……嫌な予感がした。
小学校の建物が、数十年前の記憶そのままだったのだ。
そう言えば、建て替えたと云う話は聞いた事が無い。
みしっ……。
体育館の床の感触が何かおかしかった。
台風は去った。
しかし……。
「ここ何十年も補修の予算が付かなかったら、そりゃ、こうなるわな……」
私は、台風で倒壊した小学校の体育館を見ながら、そう言った。
「まぁ、予算を通さなかったのはウチの会派なんですけどね」
横に居る町議会議長がそう言った。
「で、町長、これから、どうします? ここまで住民が減ったら、次の選挙は、これまで通りはいきませんよ。色々と選挙戦略を変え……えっ? あれは何だ?」
続いて、私の背後に居た副町長が……いや、待て……その……誰だ? この町に、あの「病気」を持ち込んだのはっ?
瓦礫の中から、次々とゾンビが立ち上がっていた。
「た……たしか……この区域には……最近、都会から帰って来たヤツが……居まして……。多分、そいつが……」
「何で始末してなかったんだ? 例の『病気』を持ち込みかねないヤツは、こっそり始末するのが……」
その時、町議会議長が、すまなそうに手を上げた……。
「あの……私の後援会の会長の息子だったんで……」
いわゆる「三密」状態になった避難所の中で、一気に増えたゾンビ達のせいで、我が町が壊滅するまで、たったの1日半しかかからなかった。
編集部より:
当編集部の原稿管理システムに「同じ号に、たまたま同じ仮タイトルの小説が有った場合は同じ小説の別の改稿版と見做してしまう」と云うバグが有り、別の作家が書いた、たまたま同じタイトルの2つの小説の原稿が入り混って1つの小説と化してしまいましたが、印刷に間に合わなかった為に、そのまま掲載しました。
御了承下さい。
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
意味が分かると怖い話(解説付き)
彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです
読みながら話に潜む違和感を探してみてください
最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください
実話も混ざっております
意味がわかると怖い話
邪神 白猫
ホラー
【意味がわかると怖い話】解説付き
基本的には読めば誰でも分かるお話になっていますが、たまに激ムズが混ざっています。
※完結としますが、追加次第随時更新※
YouTubeにて、朗読始めました(*'ω'*)
お休み前や何かの作業のお供に、耳から読書はいかがですか?📕
https://youtube.com/@yuachanRio
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
サレ妻の娘なので、母の敵にざまぁします
二階堂まりい
大衆娯楽
大衆娯楽部門最高記録1位!
※この物語はフィクションです
流行のサレ妻ものを眺めていて、私ならどうする? と思ったので、短編でしたためてみました。
当方未婚なので、妻目線ではなく娘目線で失礼します。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる